札幌駅から特急列車で約50分。追分駅がある安平町(あびらちょう)は、北海道の道央の中南部に位置し、2006年に早来町と追分町が合併してできた、人口約7千人の町。室蘭の港と官設鉄道を結ぶ路線が、夕張の炭鉱へ向かう鉄道を分ける駅ができ、ここに鉄道の町ができた。駅弁も明治時代から売られたが、1970年頃に失われた。1892(明治25)年8月1日開業、北海道勇払郡安平町追分中央。
おそらく1920年代、大正時代末期か昭和時代初期のものと思われる、昔の追分駅弁の掛紙。スズランでデザインされた絵柄に見える。かつては室蘭本線が夕張線を分け、現在は石勝線と室蘭本線が交わる追分駅では、1904(明治37)年から1970年頃まで駅弁が売られた。