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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 千葉(ちば)駅 JR-East Chiba Station
2017(平成29)年1月訪問 GoogleMap「千葉駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から快速電車で約40分。千葉市は千葉県の西部で東京湾に面する、人口約98万人の城下町で県庁所在地。かつては行政や陸軍で、第二次大戦後は工業都市として発展した。駅弁は1928(昭和3)年から万葉軒が販売、かつてはコンコースや各ホーム上に駅弁売店を構え、安価な名物駅弁をいくつも擁した。1894(明治27)年7月20日開業、千葉県千葉市中央区新千葉1丁目。

千葉の秋(1,500円)Chiba no Aki
2024年11月10日に千葉駅の駅弁売店で購入 Nov. 10, 2024

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2024(令和6)年10月1日に千葉駅のみで発売、同月のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2024」へエントリー、11月まで販売する予定。下記の駅弁「千葉の秋」で絶えていた、千葉駅の季節の駅弁が、5年ぶりに帰ってきた。駅弁の名前と、千葉県土に紅葉と養老渓谷の粟又の滝に成田山新勝寺の大本堂と三重塔を描いたと思う掛紙の絵柄は変わらないが、容器が細長くなり見た目は変わった。

秋の食材を入れた彩り豊かなお弁当という中身は、ふりかけの混ぜ御飯、焼鮭と玉子焼に花れんこんときんぴらごぼう、昆布巻やがんもなどの煮物とうぐいす豆、焼栗コロッケと四川焼売と大学いもと菜の花漬、ピーナツハニーと醤油とソースの袋。「千葉の」ものはピーナツみそくらいで、一般的な都会の秋駅弁という姿。千葉駅の駅弁売店には山形や神戸などから季節の駅弁もやって来るので、そのバリエーションをひとつ増やした感じ。

販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
新橋食品 株式会社 千葉県千葉市花見川区宇那谷町1504番地4 連絡先の記載なし https://www.shinbashi-sushibento.com/
販売元
株式会社 リエイ 千葉県浦安市入船1−5−2プライムタワー新浦安14階 0120-081-071 https://riei-manyoken.jp/

【終売】千葉の秋(1,250円)Chiba no Aki (end of sales)
2019年10月26日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Oct. 26, 2019

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

千葉駅弁の季節商品で、9月から11月までの販売。普段であれば9月の「秋桜(こすもす)」や10・11月の「紅葉」なので、この2019(令和元)年から変わったのだろう。掛紙には千葉県土と秋を描く。中身はきのこの炊込飯に、紅鮭の西京焼、春菊としめじの和え物、ピーナッツつくね、鶏味噌焼。サトイモやシイタケなどの煮物、紅葉しんじょう、大根桜漬、大学芋。値段が上がり、容器が大きくなり、区画が2から3に増えて、だから今までよりとても良くなったかというと、それほどでもないような。

万葉軒は2020年の春頃に駅弁の品数を大きく削減、このような季節の弁当も出てこなくなった。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ セントラルキッチン・マンヨーケン 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】春うらら(1,100円)Haru Urara (end of sales)
2019年2月9日に千葉駅の駅弁売店で購入 Feb. 9, 2019

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

千葉駅弁の季節商品で、2月から3月までの販売。角を落とした形状の黒塗りで発泡材製な長方形の容器を使用、菜の花を思わせる色彩の掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身は2月1日から3月31日まで販売された2019年版で、ちりめん御飯に香の物、サワラ照焼、海苔さつま、炭火鶏つくね、タラの芽とイカの天ぷら、小松菜とえのきの柚子浸し、タケノコやサトイモなどの煮物。こんどは調製元の工場名も変わったが、季節と定番の駅弁は変わらない。

万葉軒は2020年の春頃に駅弁の品数を大きく削減、このような季節の弁当も出てこなくなった。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ セントラルキッチン・マンヨーケン 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】紅葉(1,100円)Koyo (end of sales)
2017年10月22日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Oct. 22, 2017

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

千葉駅弁の季節商品で、10月から11月までの販売。角を落とした形状の黒塗りで発泡材製な長方形の容器を使用、紅葉を文字と絵柄で描いた掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身は2017年版で、茶飯をニンジンとクリとシメジと豆で彩り、サワラ焼、鶏照焼、ナス田楽、玉子焼、いわし唐揚、シイタケと海老のしんじょう、きんぴらごぼう、ピンク餅などを詰める。下記の2009年のものとは、中身がだいぶ異なるものの、同じような雰囲気。駅弁屋の名前が変わっても、季節と定番の駅弁は変わらない。

販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ 万葉軒千葉工場 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】桜花(980円)Ouka (end of sales)
2015年3月20日に千葉駅の駅弁売店で予約購入 Mar. 20, 2015

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

千葉駅弁の季節商品で、3月から4月までの販売。この2015年は3月16日から4月12日まで販売する、お花見弁当のひとつという扱い。御飯の上で桜でんぶと桜花塩漬と、カニフレークと錦糸卵と柴漬けが咲いていた。おかずのさっぱりした豚肉の姫竹巻とアスパラ巻きも印象的。価格は2015年の購入時で980円、翌2016年は1,000円、2017年から2・3月の「春うらら」と3・4月の「お花見弁当」に改訂。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ 万葉軒千葉工場 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】初夏乃華(1,000円)Syokanohana (end of sales)
2012年6月26日に東京駅グランスタダイニング「ニッポンの駅弁」で購入 Jun. 26, 2012

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

千葉駅弁の季節商品の6月版で、今回は2012(平成24)年6月1日から30日まで販売。赤い発泡材を黒塗りした、角を落とした長方形の容器に、商品名などを涼しげにシンプルに書いた掛紙を巻く。中身は梅御飯、夏野菜の揚げ浸し、アスパラ豚肉巻フライ、鶏生姜焼、カツオひしお煮など。多種のおかずがきれいに折り重なる爽やかなお弁当で、以前の期間限定駅弁と違い、掛紙の刷り方がとてもきれいになった。

価格は2012年の購入時で900円、2014年は980円、2015年は1,000円、2017年は「初夏の涼風」、2019年までの販売。

※2021年3月補訂:終売などを追記
※2017年8月補訂:値上げなどを追記
販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ(万葉軒)千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】師走(1,000円)Shiwasu (end of sales)
2010年12月8日に千葉駅の駅弁売店で購入 Dec. 8, 2010

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身

千葉駅弁の季節商品の12月版で、今回は2010(平成22)年12月6日から31日まで販売。正八角形の容器に、駅弁の名前を墨書きしたデザインの正方形の掛紙をかける。中身は茶飯に錦糸卵とカニとイクラを少々振り、ブリ照焼、鶏ゆず味噌焼、カブあんかけ、ホウレンソウのピーナッツ和え、タコやタケノコなどの煮物、たくあんなど。ていねいに作られている、冬にちなんだ味覚を盛り込んだお弁当。価格は2012年の購入時で900円、2017年時点で1,000円。2019年からは12月から2月までの「千葉の冬」に変わった。

※2019年11月補訂:終売を追記
※2017年8月補訂:値上げなどを追記
販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ(万葉軒)千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】春うらら(900円)Haruurara (end of sales)
2012年2月23日に羽田空港第1旅客ターミナルビル売店で購入 Feb. 23, 2012

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

千葉駅弁の季節商品で、2月から3月まで販売。今回は2012(平成24)年1月10日から2月26日まで(後に3月4日まで延長)販売。花畑の掛紙をかける正八角形の容器に、「菜の花弁当」のような鶏そぼろと玉子そぼろの御飯、タケノコやサトイモやシイタケなどの煮物、サワラ柚庵焼、野菜の牛肉巻き、椎茸海老しんじょう、イカ味噌焼などを詰める。様々なおかずを正八角形の容器に詰めたお食事。価格は2012年の購入時で900円、2017年時点で1,000円。

※2017年8月補訂:値上げなどを追記
販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ(万葉軒)千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】紅葉(1,000円)Koyo (end of sales)
2009年10月30日に千葉駅の駅弁売店で購入 Oct. 30, 2009

掛紙 中身
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千葉駅弁の季節商品で、10月から11まで販売。角を落とした形状の黒塗りで発泡材製な長方形の容器を使用、紅葉を文字と絵柄で描いた掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身は2009年版では、炊込飯にカニ、イクラ、クリ、錦糸卵、桜でんぶ、椎茸、グリーンピースを載せ、おかずにサーモン西京焼、しんじょうフライ、ブロッコリー、サツマイモ、ニンジンやシメジなどの煮物、ぎんなん、ゼンマイ、赤かぶ漬などを詰めていた。

千葉県の紅葉スポットを列記した掛紙も、おかずも彩り豊かに内面が赤い容器にすき間なく折り重ねる姿も、良好な風味も、豊かな秋の駅弁である。千葉県の紅葉の時期は11月下旬から12月上旬までということで、駅弁の販売期間は1か月以上早くなっているが、テレビでは10月に北海道や東北の紅葉をよく映して秋を報じているし、12月になると雪の便りで冬を撒くから、これでよい。価格は2009年の購入時で900円、2017年時点で1,000円。

※2017年10月補訂:新版の収蔵で終売を追記
※2017年8月補訂:値上げなどを追記
販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 リエイ(万葉軒)千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】新米対決(1,100円)Shinmai Taiketsu (end of sales)
2009年10月23日に千葉駅の駅弁売店で購入 Oct. 23, 2009

掛紙 中身
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2009(平成21)年10月11日から11月1日まで販売された期間限定駅弁。赤地で黒塗りの容器を二段重ねで使用、商品名と水田写真を書いた掛紙で巻き、ゴムでしばる。中身は下段に「下総乃国」として多古町産の多古米の扇形御飯にサンマ蒲焼、いわしピーナッツ揚げ、ごぼう信田巻、豚肉ピーマン巻、高野豆腐やサトイモなどの煮物、ぎんなんを詰め、上段に「上総乃国」として鴨川市産の長狭米の花形御飯にキンメダイ西京焼、シイタケとエビのしんじょう、シメジ、サツマイモ、クリ、ラッキョウなどを詰める。

どちらの御飯がおいしいかは分からないが、創作弁当コンテストに出品したら賞を取れそうなアイデア作で、見栄えや風味や内容に価格相応の高級感も備えている。鴨川は上総でなく安房ではないかという点しか突っ込み所がない、雰囲気の良いお弁当。

販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 万葉軒 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】うなぎ弁当(700円)Unagi Bento (end of sales)
2005年7月10日に千葉駅の駅弁売店で購入 Jul. 10, 2005

掛紙 中身
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土用の丑の日前後の期間限定の駅弁か。真っ黒なボール紙製の汎用惣菜容器に、パソコン用プリンタで印刷したシンプルな掛紙をかけて、割りばしを挟み紙ひもで十字にしばる。中身は鰻重以外の何者でもない。

さすがは駅弁のB級グルメ度では日本最強の千葉駅弁、分量は少ないし写真でも見栄えは貧相な部類に入るが、ウナギも飯もタレも風味は悪くなく、これをウナギ駅弁にあるまじき700円という低価格で提供する。これより高価格で低品質のウナギ弁当やウナギ駅弁は、全国にいくつも見つかると思う。

販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 万葉軒 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】海鮮寄せ鍋風炊込御飯弁当(630円)Kaisen Yosenabe-Fu Takikomi Gohan Bento (end of sales)
2002年12月23日に木更津駅のホーム上の駅弁売店で購入 Dec. 23, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

おそらく2002(平成14)年12月限定と思われる駅弁。小ぶりの黒い長方形の容器に、インクジェットプリンタで印刷したと思われる小さな掛紙をかけて、黄色い紙ひもでしばる。中身は、タコ・エビ・イカ混じりの炊き込み御飯をグリーンピースで彩り、椎茸やタケノコや白滝の煮物、鰯とイカのつみれ、菜の花醤油漬が入る。安さを感じさせない心温まる内容はなかなか。

販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 万葉軒 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666

【終売】秋のきのこ御飯弁当(630円)Aki no Kinoko Gohan Bento (end of sales)
2001年11月17日に千葉駅の駅弁売店で購入 Nov. 17, 2001

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

秋季限定の駅弁。長方形の容器いっぱいにしめじの炊き込み御飯が敷かれ、煮物に椎茸が入る。きのこな内容はそれだけで、他は海老フライや鶏味噌焼といった普通の食材。秋の栗も甘過ぎる感がある。季節感を味わおうとするとがっかりするが、それを除けば安くておいしい良い駅弁ではある。

販売駅
総武本線 千葉(ちば)駅 1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
調製元
株式会社 万葉軒 千葉県千葉市中央区要町3−6 043(224)0666