五井駅から小湊鐵道で45分。里見駅は小湊鐵道線の主要駅のひとつで、トロッコ列車が停車し、過去には砂利の出荷で賑わった。不定の週末に喜動房倶楽部による物売りがあるといい、駅弁のような弁当が売られることもあるらしい。1925(大正14)年3月7日開業、千葉県市原市平野。
2021(令和3)年8月までに里見駅で発売か。不定の土休日に、里見駅のホーム上で、様々な飲食物等に混じって売られるお弁当。長円形の柔らかい容器に、小湊鐵道の列車の写真を使う掛紙2種類のいずれかを巻く。中身は千葉県市原市産高滝米の白飯を、旭市産の焼き豚で覆い、レタスと大根桜漬を添えるもの。甘辛な醤油だれで味わう、みずみずしい豚丼。ポリ容器のお茶とセットで販売。2023年時点で全て受注生産となり、購入には前日までにSNSかEメールでの、または当日に電話での予約が必要である模様。
※2023年10月補訂:現況を追記2022(令和4)年10月30日に購入した、里見駅弁の掛紙。小湊鐵道がJR東日本から購入した中古車「キハ40」の、上記は白地に濃淡の緑を使う「東北地域本社色」、これはクリーム色と朱色の「小湊色」にタラコ色の「首都圏色」のペア。掛紙以外は、上記の焼き豚弁当と、まったく同じ。ポリ容器のお茶とセットであることも同じ。
2014(平成26)年3月21日から5月11日まで、千葉県市原市南部の小湊鐵道上総牛久駅から養老渓谷駅までの間で開催された芸術祭「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」で展示された作品、あるいは販売された商品のひとつ。上総牛久駅「らっかわっぱべんとう」、里見駅「なっぱの三色わっぱべんとう」、養老渓谷駅「まっかわっぱべんとう」の3種類が、各1,000円で売られた。
「わっぱ」ということで円形の容器に、高菜混じりの酢飯を詰め、なっぱ(菜の花)と海老と錦糸卵と刻み海苔で覆い、桜大根を添える。添付のポリ茶瓶には、梅干しと生姜のスープが入っていた。芸術作品なのに堅苦しさのない、手作り感と暖かみのあるお弁当。食べていて、おかずに困る感じは受けない。この弁当は2014年内まで、土休日に里見駅で売られたらしい。