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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本・JR東海 東京(とうきょう)駅 JR Tokyo Station
2017(平成29)年1月訪問 GoogleMap「東京駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京と日本の中央駅。東海道・山陽・東北・上越・山形・秋田・北陸の各新幹線、東海道・中央・総武・東北の各線、山手線や京浜東北線などの電車が、一日あたり3000本以上行き交い、100万人以上の利用者で終日賑わう。駅弁はJR東日本やJR東海の子会社のもので約100種類とも、エキナカの商品を含め400種類以上とも、デパ地下の弁当を含め1000種類以上とも言われ、さらに全国各地の駅弁も集まり、こちらも日本最大。1914(大正3)年12月20日開業、東京都千代田区丸の内1丁目。

【終売】鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当〜とくとく四国・九州編〜(1,000円)2009年2月1日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Tetsuko no Tabi Produce Nihon Judan Bento Tokutoku Shikoku Kyushu Hen (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

漫画「鉄子の旅」の著者である菊池直恵がプロデュースした駅弁の第5弾で、2009(平成21)年1月15日に西日本編から切り替え。今回は四国と九州が一緒にされて、一気にファイナルへ向かってしまった。ふたと枠に経木を使う正方形の容器に、九州の宮崎県・肥薩(ひさつ)線真幸(まさき)駅のイラストを漫画家自身が描いた掛紙をかける。

中身は「四国・九州編」ということで、かしわめしが1/4、明太子とカツオふりかけを載せた白御飯に大学芋を添えて1/4、残りはおかずで玉子焼、かまぼこ、豚肉照焼、ナスのオランダ煮、オリーブ、薩摩揚、筑前煮、パパイヤかぼすなど。コンテンツをあれこれと詰めすぎて、個々の食材や分量がチープな感じになった印象。これならば四国と九州をちゃんと分けて作ったほうが良かったと思う。

肥薩線の真幸駅は宮崎県内最古の駅。1909(明治42)年11月に開通した、現在の肥薩線人吉〜吉松間には、明治時代の鉄道技術の粋を結集、山を一周し(ループ線)折り返し(スイッチバック)長大トンネル(矢岳第一トンネル・2096m)を掘り、険しい峠越えを克服した。これにより関門連絡船を介して青森から鹿児島まで鉄道が縦貫、矢岳第一トンネルの銘板には時の逓信大臣と鉄道院総裁が書を提供した。

1927(昭和2)年に八代と鹿児島を東シナ海沿いに結ぶ新線が開通すると、鹿児島本線の名はそちらのルートに移り、この区間は肥後(熊本)と薩摩(鹿児島)を結ぶ「肥薩線」の名で地域輸送路線に転換、以後は根本的な改良を施されることなく、明治時代の鉄道を今に伝える。2004年の九州新幹線部分開業により鉄道の観光開発が始まり、2009年からはSL列車〜眺望列車〜観光特急を乗り継いで熊本から鹿児島まで鉄道の旅を楽しめるようになっている。

販売駅
東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551

【掛紙】鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当〜あじわい西日本編〜(1,000円)2008年12月22日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Tetsuko no Tabi Produce Nihon Judan Bento Ajiwai Nishinihon Hen

掛紙

中身や価格は下記駅弁と同じで、掛紙が些細に異なる。発売時の掛紙では、右上に描かれる木次線キハ120形気動車の頭と帯の色が微妙に間違っており、発売期間中に掛紙が塗り直し版へ差し替えられている。「鉄ヲタ」(マンガ作品中の表現)の眼力、恐るべし。しかし私も実は見た瞬間に気が付いてしまった。

販売駅
東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551

【終売】鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当〜あじわい西日本編〜(1,000円)2008年10月16日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Tetsuko no Tabi Produce Nihon Judan Bento Ajiwai Nishinihon Hen (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

漫画「鉄子の旅」の著者である菊池直恵がプロデュースした駅弁の第4弾で、2008(平成20)年10月12日に東海編から切り替え。今回は西日本、詳しく書けばJR西日本エリアを題材とした。ふたと枠に経木を使う正方形の容器に、島根県・木次(きすき)線出雲坂根駅のイラストを漫画家自身が描いた掛紙をかける。

中身は掛紙ともども「西日本編」ということで、梅甘露煮を添えたちりめん載せ白御飯とけつね(いなり)載せ茶飯、イイダコ、高野豆腐、鶏つくね、サワラの昆布締、九条ねぎ、明石焼、奈良漬など。その地域選択は西日本というより関西という印象で、北陸や中国地方が少ないような。

木次線の出雲坂根駅は、急勾配を克服する三段スイッチバックを持つ鉄道名所であり、ホームに延命水と呼ばれる湧水がある観光名所であり、しかし駅も鉄道も日常の利用がほとんどない、超の付く閑散駅であり赤字ローカル線である。1980年代は平行道路の未整備により国鉄の廃止対象線から外れ、1990年代も盲腸線(行き止まりの路線)でなかったことでJR西日本の廃止検討路線から外れ、現在は冬場を除く土休日にトロッコ列車が走るようになっている。

販売駅
東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551

【終売】鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当〜ぎっしり東海編〜(1,000円)2008年6月17日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Tetsuko no Tabi Produce Nihon Judan Bento Gisshiri Tokai Hen (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

漫画「鉄子の旅」の著者である菊池直恵がプロデュースした駅弁の第3弾で、2008(平成20)年5月26日に東日本編から切り替え。今回は東海、詳しく書けばJR東海エリアを題材とした。ふたと枠に経木を使う正方形の容器に、静岡県・飯田線小和田駅のイラストを漫画家自身が描いた掛紙をかける。

中身は掛紙ともども「東海編」ということで、日の丸御飯とウナギ付き茶飯、金目鯛ほう葉味噌焼、シイタケなどの煮物、手羽先、赤かぶ漬、抹茶わらびもちなど。千円という価格を考えると今回はちょっと割高な印象だが、国が仲裁に入るくらい激しいJR東日本とJR東海の不仲の中、JR東日本の100%子会社がよくぞ東海ネタの駅弁を出せたもの。伊豆半島も東海だ、と金目鯛を入れたという添付のマンガのネタに、裏話が隠れているのかもしれない。

飯田線の小和田(こわだ)駅はかつて誰も知らないローカル駅であったが、1993年の皇太子ご成婚の際は皇太子妃の旧姓「小和田(おわだ)」と同じ表記であったことから名が広く知られるようになり、2001(平成13)年に個人サイト生まれの文庫本「秘境駅へ行こう!」で紹介されると有名な駅へ昇格、上記マンガでも題材になり、不動の地位を築いた。駅に木造駅舎は残るが駅員はおらず、人家もなく道路も通じていない、すごい駅。しかし所在地は市町村合併の結果、浜松市天竜区という都会のような地名になっている。

販売駅
東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551

【終売】鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当〜こだわり東日本編〜(1,000円)2008年2月10日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Tetsuko no Tabi Produce Nihon Judan Bento Kodawari Higashinihon Hen (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

漫画「鉄子の旅」の著者である菊池直恵がプロデュースした駅弁の第2弾で、2008年2月1日に北海道編から切り替え。今回は東日本、詳しく書けばJR東日本エリアを題材とした。ふたと枠に経木を使う正方形の容器に、千葉県・久留里線下郡駅のイラストを漫画家自身が描いた掛紙をかける。

中身は掛紙ともども「東日本編」ということで、日の丸御飯とあさり佃煮付き五目飯、芋煮にアンコウにいぶりがっこに菜の花、蒲鉾に玉子焼にずんだ餅など。前作よりなんとなくごちゃごちゃした印象で、駅弁や惣菜より家庭料理に近いような気がする。

販売駅
東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551

【終売】鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当〜まるごと北海道編〜(1,000円)2008年1月7日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Tetsuko no Tabi Produce Nihon Judan Bento Marugoto Hokkaido Hen (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

漫画雑誌の連載作品「鉄子の旅」の著者である漫画家の菊池直恵がプロデュースして、2007(平成19)年11月25日に発売。最近のNREの記念駅弁でよく使われる、ふたと枠に経木を使う正方形の容器に、北海道・室蘭本線小幌駅のイラストを漫画家自身が描いた掛紙をかける。中身は掛紙ともども「北海道編」ということで、日の丸御飯とイクラ御飯、鮭の大漁漬と焼きびたし、煮物に蒲鉾に玉子焼など。

A4用紙の両面を使い、イラストを使ったおしながきと、漫画で描いたこの駅弁の誕生ストーリーを載せる。これは中身や分量をどうこう言うより、掛紙を眺めてしおりを読んで楽しむ駅弁だと思うし、経木折風の容器に掛紙をかけた駅弁らしいスタイルのほうにこそ、マンガ家や駅弁工場の思いが込められているような気がした。平凡な風味や内容も、汽車旅の道中食にはむしろ向くもの。

販売駅
東海道本線 東京(とうきょう)駅 1914(大正3)年12月20日開業 東京都千代田区丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551