東京駅から電車で約25分。横浜市は神奈川県の東部で東京湾に面した、人口約380万人の港町。東京の衛星都市として人口日本一の市であるほか、異国情緒とウォーターフロントで多くの観光客も集める。駅弁は、大正時代からの駅弁屋がコンコースやホーム上や駅周辺各地に駅弁売店を構え、「シウマイ弁当」は日本一売れる駅弁とされる。1915(大正4)年8月15日開業、神奈川県横浜市西区高島2丁目。
1998(平成10)年から続く、小柄で安価な横浜駅の季節駅弁の、2012(平成24)年に初めて発売された「初夏」バージョンの13シーズン目で、2024(令和6)年4月16日から6月15日までの販売。掛紙の絵柄は2014年から、形は2017年から変わらない。今回の中身は前年とだいたい同じで、山菜御飯、カレイの黄身揚げ、鶏のごま照り焼き、こおりこんにゃくとわかめの和え物、よもぎ真丈煮、人参煮、蓮根煮、椎茸煮、さっぱりしば漬、シウマイ2個、抹茶わらび餅。価格は80円も上がった。今回は東京駅で買ったため、製造者が崎陽軒の東京工場となっている。
1998(平成10)年から続く、小柄で安価な横浜駅の季節駅弁の、2012(平成24)年に初めて発売された「初夏」バージョンの12シーズン目で、2023(令和5)年4月16日から6月15日までの販売。掛紙の絵柄は2014年から、形は2017年から変わらない。今回の中身は前年と同じで、山菜御飯、カレイの黄身揚げ、鶏のごま照り焼き、こおりこんにゃくとワカメと油揚げとカニ風味蒲鉾の和え物、よもぎ真丈煮、人参煮、蓮根煮、しば漬、シウマイ2個、宇治抹茶わらび餅。おそらく鳥インフル禍による世の鶏卵不足を反映し、玉子焼と錦糸卵が消えている。価格は50円の値上げ。
1998(平成10)年から続く、小柄で安価な横浜駅の季節駅弁の、2012(平成24)年に初めて発売された「初夏」バージョンの11シーズン目で、2022(令和4)年4月16日から6月15日までの販売。掛紙の絵柄は2014年から、形は2017年から変わらない。今回の中身は前年とまったく同じで、山菜御飯、カレイの黄身揚げ、鶏のごま照り焼き、こおりこんにゃくとワカメと油揚げとカニ風味蒲鉾の和え物、よもぎ真丈煮、人参煮、蓮根煮、玉子焼、しば漬、シウマイ2個、宇治抹茶わらび餅。
1998(平成10)年から続く、小柄で安価な横浜駅の季節駅弁の、2012(平成24)年に初めて発売された「初夏」バージョンの9シーズン目で、2020(令和2)年4月16日から6月15日までの販売。掛紙の絵柄は2014年から、形は2017年から変わらない。今回の中身は、山菜御飯、カレイの香り揚げ、鶏のピリ辛焼、こおりこんにゃくとワカメと油揚げとカニ風味蒲鉾の和え物、鹿の子あわせ豆腐煮、人参煮、蓮根煮、玉子焼、しば漬、シウマイ2個、よもぎ小粒大福。前年とほとんど同じで、おかずの配置が動いただけのように見える。
横浜駅の初夏限定駅弁の2019年版で、2019(平成31)年4月16日から6月15日までの販売。今回の内容は、山菜御飯、カレイ黄身揚、鶏のピリ辛焼、コンニャクとタケノコとワカメの和え物、鹿の子あわせ豆腐煮、人参煮、蓮根煮、玉子焼、しば漬、シウマイ2個、よもぎ小粒大福。中身は前年とそっくりだが、おかずの配置がだいぶ動いている。値段は30円のアップ。
横浜駅の初夏限定駅弁の2018年版で、2018(平成30)年4月16日から6月15日までの販売。今回の内容は、山菜御飯、カレイ黄身揚、鶏の利久焼、タケノコとワカメとワラビの和え物、こんにゃくピリ辛煮、人参煮、蓮根煮、玉子焼、梅きゅうり漬、シウマイ2個、よもぎ小粒大福。引き続き、前年とそっくり。
横浜駅の初夏限定駅弁の2017年版で、2017(平成29)年4月16日から6月15日までの販売。掛紙の「初夏」のフォントが変わり締まった。今回の内容は、山菜御飯、カレイ黄身揚、鶏の利久煮、ワカメとタケノコ姫皮とちりめんじゃこの和え物、いちょう切りタケノコ煮、こんにゃくピリ辛煮、人参煮、蓮根煮、玉子焼、梅きゅうり漬、シウマイ、よもぎ小粒大福。引き続き、前年とそっくり。値段は20円アップ。
横浜駅の初夏限定駅弁の2016年版で、2016(平成28)年4月16日から6月15日までの販売。今回の内容は、おこわのようにもちもちした山菜御飯、カレイ黄身揚げ、ワカメやちりめんじゃこなどの和え物、タケノコやニンジンなどの煮物、玉子焼、梅きゅうり、シウマイ2個、抹茶わらびもち。引き続き、分からないくらい少しずつ変えながら、春〜初夏〜夏〜秋〜冬と切れ目ない販売が続く。
横浜駅の初夏限定駅弁の2015年版で、2015(平成27)年4月16日から6月15日までの販売。今回の内容はカツオそぼろと錦糸卵の御飯、カレイ黄身揚げ、ワラビの和え物、肉団子やコンニャクやタケノコなどの煮物、玉子焼、梅きゅうり、シウマイ2個、抹茶わらびもち。今までと変わらない感じも、今年の内容は、あるいは今回買ったものは、なんだか湿っぽいような感じを受けた。
横浜駅の初夏限定駅弁の2014年版で、2014(平成26)年4月16日から6月15日までの販売。今回の内容はダイコン葉と小エビのごま和えの御飯、カレイ黄身揚げ、フキとカツオの含め煮、ゼンマイ入り五目いなりやコンニャクやレンコンなどの煮物、玉子焼、梅きゅうり、シウマイ2個、抹茶の水まんじゅう。いつもの爽やかな内容と風味。
横浜駅の初夏限定駅弁の2013年版で、2013(平成25)年4月16日から5月31日までの販売。今回の内容はカツオそぼろとグリーンピースの御飯、カレイ黄身揚げ、ワラビの和え物、ゼンマイ入りがんもどき、エビ団子やタケノコなどの煮物、玉子焼、梅きゅうり、シウマイ2個、水まんじゅう。前年の「初夏」とはカツオと根菜煮物が被るため、食べている間はあまり変化を感じなかったが、見比べるとだいぶ違いがある。
「おべんとう春」の発売期間を半分奪う形で、2012(平成24)年4月16日から5月31日まで初めて販売された、崎陽軒の季節の小さなお弁当の「初夏」バージョン。容器や価格は普段の春夏秋冬と同じで、その掛紙にはカキツバタが咲き、中身は鶏フレークと錦糸卵の御飯、キス磯部揚、セリや寒天などの和え物、鶏利休揚、山菜いなり煮、小粒抹茶大福、シウマイ2個など。初夏バージョンの駅弁というのは、これとNRE「吹き寄せ弁当」くらいではないだろうか。