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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 横浜(よこはま)駅 JR-East Yokohama Station
2022(令和4)年1月訪問 GoogleMap「横浜駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から電車で約25分。横浜市は神奈川県の東部で東京湾に面した、人口約380万人の港町。東京の衛星都市として人口日本一の市であるほか、異国情緒とウォーターフロントで多くの観光客も集める。駅弁は、大正時代からの駅弁屋がコンコースやホーム上や駅周辺各地に駅弁売店を構え、「シウマイ弁当」は日本一売れる駅弁とされる。1915(大正4)年8月15日開業、神奈川県横浜市西区高島2丁目。

【終売】シウマイ(400円)2007年7月21日に横浜駅東海道線下りホーム上シウマイ立売で購入
Shiumai (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

東海道本線横浜〜国府津間の開業120周年を記念して、7月14〜16、21、22の5日間だけ横浜駅で販売された、昭和30年代のパッケージを再現した記念商品。東海道線下りホームにその当時のシウマイ立売人「シウマイ娘」も再現しての販売を予定したが、14〜16日は台風の接近により立ち売りが中止され、売店で販売した模様。

小さな経木の容器を、当時の調製元のロゴマークを印刷した包装紙で包み、今もデザインは変わらない掛紙をかけて、紙ひもでしばる。中身はいつものシウマイの10個入り。名物の醤油入れ「ひょうちゃん」とその受けとマスタードは現行品が付いていたが、そこまで復刻させるのは酷だろう。安全上の理由でもうここでは不可能と思われてきた立ち売りを再現しただけでも、鉄道会社と駅弁屋の英断に感謝したい。

シウマイの躍進による崎陽軒の隆盛は、シウマイ娘にあると思う。1950(昭和25)年8月15日に横浜駅のホーム上でデビューした、真っ赤な衣装の若い女性によるシウマイの立ち売りは、戦後の明るいニュースとして大いに話題となり、1952(昭和27)年4月には獅子文六(ししぶんろく)の毎日新聞での連載小説「やっさもっさ」に登場して話題になり、1953(昭和28)年2月には松竹がこの作品を映画化した。その後のシウマイ弁当の投入、ドライブインやレストランへの進出、真空パック商品の開発、シウマイ工場の移転拡大が成功し、ここに駅弁業界と横浜を代表する企業が生まれた。

なお、シウマイ娘による立ち売りは駅のホーム上から消えたが、今も駅やデパートなどの崎陽軒の売店では引き続き、赤い衣装の女性が商品を販売している。

販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380
催事駅弁

【終売】シウマイ(500円)2009年9月16日に高島屋横浜店の地下食料品売り場で購入
Shiumai (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

高島屋横浜店のが開店50周年を記念して2009年9月に販売した記念弁当。同店の地下1階の食品売り場には崎陽軒が出店しており、そこでひっそりと販売されていた。2年前の上記商品と、楊枝と「ひょうちゃん」の形およびひものしばり方を除いてまったく同じで、価格はこの期間中での2度の値上げを反映している。

調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380