東京駅から電車で約25分。横浜市は神奈川県の東部で東京湾に面した、人口約380万人の港町。東京の衛星都市として人口日本一の市であるほか、異国情緒とウォーターフロントで多くの観光客も集める。駅弁は、大正時代からの駅弁屋がコンコースやホーム上や駅周辺各地に駅弁売店を構え、「シウマイ弁当」は日本一売れる駅弁とされる。1915(大正4)年8月15日開業、神奈川県横浜市西区高島2丁目。
2023(令和5)年11月15日に神奈川・東京エリアで発売。2020年9月に発売した冷凍商品「チーズシウマイ」をリニューアルし、おいしさ長もちシリーズの冷蔵食品も売り出したもの。チェダー・パルメザン・クリームチーズ・ゴーダで4種類のチーズを練り込んだ特製シウマイを6つ、真空パックにして紙箱に詰めた。
2018(平成30)年10月12日に期間を定めず発売。冷蔵販売で11日の賞味期限を持つ「おいしさ長もちシリーズ」の体裁で、昔ながらのシウマイ(通常版)のサイズで、ニンジン、レンコン、タケノコ、タマネギ、グリンピース、キャベツ、トマト、生ショウガ、ホウレンソウ、ハクサイ、セロリで11種類の野菜を混入したシウマイを、6個ずつ2パック箱詰めする。温野菜のみじん切りがシウマイに混入されたような味がした。価格は2018年の発売時や購入時で530円、2022年10月から550円、2023年10月から570円。
※2023年10月補訂:値上げを追記横浜駅東口駅前の崎陽軒本店ショップでのみ販売されている特製シウマイ。フカヒレと大葉のシウマイ、甲州健味鶏と軟骨のピリ辛シウマイ、クワイシウマイが各3個ずつ、木と紙でできた正方形の箱に収まり、包装紙に包まれる。価格は2012年の購入時で1,100円、各5個入りだと1,800円。2015年時点での価格は各3個入りで1,150円、各5個入りで1,880円。
冷蔵の状態で販売され、蒸し器で温めることが推奨されている。今回は旅の道中で食べたが、冷蔵では食感がざらざらしており、確かに加熱したほうが味が出ると思った。この値段なら通常版の30個入りがいいと思う味覚の持ち主は対象でなし。
※2015年9月補訂:値上げを追記2012(平成24)年10月1日にシウマイ4種と弁当1種で一斉に発売された「おいしさ長もちシリーズ」のひとつで、製造日を含めた賞味期限を従前の5日から11日へと拡大した要冷蔵商品。エンボス加工で見た目や手触りで高級感を出した紙箱の中に、特製シウマイを6個詰めたパックがふたつと辛子が入る。容器の底面で電子レンジまたは蒸し器の使用を指示されるので暖めて食べると、香りや刺激は以前の冷蔵販売な特製シウマイより柔らかいような気がした。
価格は2012年の発売時で1,200円、2014年4月の消費税率改定で1,230円、同年8月の豚肉高騰による価格改定で1,300円、2016年9月から1,370円、2022年10月から1,410円、2023年10月から1,430円。 ※2023年10月補訂:値上げを追記
2014(平成26)年7月21日に購入した、横浜駅弁の外箱。上記の2023年のものと、構造がやや異なるが、絵柄や中身は同じ。
2012(平成24)年10月27日に購入した、横浜駅の特製シウマイのパッケージ。上記の現行品と何も変わっていないように見えて、底の「召し上がり方」中「蒸し器の場合」に描かれるシウマイの個数が異なったり、折れ目あたりのパッケージの構造が少し違ったりする。もちろん、それに気が付いて購入したわけではない。
横浜駅弁の特製シウマイの、見慣れない姿。単品販売でなく、崎陽軒のギフトセットに含まれるもの。中身は上の通常版と同じだが、こちらは6個入りの袋がひとつだけ入り、ボール紙のパッケージが簡易的でコンパクト。
2014(平成26)年12月15日に発売された、崎陽軒の冷蔵シウマイ「おいしさ長もちシリーズ」の新作。粗挽きと細挽きの黒豚肉をブレンドした特製シウマイが6個、専用の紙箱に真空パックで収まる。ここのシウマイは本来、干帆立貝柱の混入で冷めてもウマイものだが、これは豚肉の「脂」が薫るうまいもので、これを食べてしまうといつものものは「油」に感じるほど。ポン酢はあってもなくても。価格は2014年の発売時で650円、2016年9月から670円、2022年10月から690円、2023年10月から710円。
※2023年10月補訂:値上げを追記2015(平成27)年1月3日に購入した、横浜駅弁の外箱。上記の2023年のものと、構造がやや異なるが、絵柄や中身は同じ。
横浜駅弁の黒豚シウマイの、見慣れない姿。単品販売でなく、崎陽軒のギフトセットに含まれるもの。中身は上の通常版と同じだが、ボール紙のパッケージが簡易的でコンパクト。
1981(昭和56)年7月15日に発売。当時すでに横浜駅と横浜の名物であった崎陽軒のシウマイについて、贈答品として使えるように大粒にして包装を変えて売り出した。最近では2001(平成13)年、2005(平成17)年、2017(平成29)年3月にリニューアル。名前のとおり、横浜名物シウマイの特製版。木目に金文字の紙箱を、白い包装紙で包む。中身は帆立を増量しハーブ豚を使用した、通常版のシウマイよりやや大きめで、単価は3倍の特製シウマイが6個入る。
横浜駅弁のシウマイは、昭和初期当時の中国人街の焼売を、コンパクトで常温向けにしたもの。となると、これは大きさについては、その工夫を元に戻したものとなる。なかなか高価な商品であると思うが、崎陽軒のどこの売店でも売られるくらいの定番の地位を得た。価格は2017年の購入時で740円、2022年10月から760円、2023年10月から770円。
※2023年10月補訂:値上げを追記2019(令和元)年5月25日に購入した、横浜駅弁の包装紙。同月の改元を記念して、改元から半月遅れの5月16日から6月中旬まで、磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」を入れないものを除くシウマイと特製シウマイについて、包装紙に「令和」を持ったひょうちゃんを追加し、醤油入れを明治、大正、昭和、平成、令和のいずれかを掲げた絵柄に変更した。その他は通常版と同じ。
2014(平成26)年7月21日に購入した、横浜駅弁の包装紙。2017(平成29)年3月のリニューアルまでは、包装紙の絵柄が通常版のシウマイ(昔ながらのシウマイ)の色違いであった。中身は「新製法」の3年後と、変わった気がしない。価格は2014年の購入時で700円、2016年9月から740円。
2015(平成27)年1月23日に購入した、横浜駅弁の特製シウマイの包装紙。包装紙そのものは普段と変わらない。磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」の生誕60周年を記念し、この年の1月8日から8月中旬まで、その醤油入れを体感値で1/3くらいの確率で赤い「還暦記念ひょうちゃん」14種に、数万分の一かそれ以下の確率で金地の「金色の還暦記念ひょうちゃん」14種に差し替えた。写真は赤い還暦記念ひょうちゃんの一種。
2010(平成22)年12月20日に購入した、横浜駅弁「特製シウマイ」の包装紙。包装紙そのものは普段と変わらない。劇団四季「CATS」横浜公演1周年を記念して、2010年11月11日から2011年2月末頃まで、磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」の絵柄をCATSに置き換えて販売した。
2018(平成30)年12月24日に購入した、横浜駅弁の包装紙。横浜人形の家での「初音ミクフィギュア展」の開催に合わせて、同館とKADOKAWAの雑誌「横浜ウォーカー」と調製元とのタイアップで、会期中の2018年12月8日から2019年1月31日まで、崎陽軒の本店と中華街の店舗で6,000個を販売した。容器や中身は特製シウマイ6個入で、その包装紙と磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」にキャラクター「初音ミク」を描いた。値段は通常版の60円増し。販売店舗に朝から行列ができる人気だった。
初音ミクとは、2007(平成19)年に札幌市のクリプトン・フューチャー・メディアが発売したパソコン向け音声合成ソフトウェア。声優の声サンプルを音声合成技術によりメロディに乗せることができる。同年中にインターネット上の動画投稿サイト「ニコニコ動画」に投稿された楽曲が話題となり、ソフトの外箱に描いたキャラクターが転用され、年末までにネット上で、翌年までに実社会上でも大変な話題となった。初音ミクをキャラクターとして画面上や空間で動かすプログラムも後に活用され、実在の歌手のようにコンサートが開かれるようにもなっている。横浜人形の家では会期中、初音ミクやその後継ソフトに描かれたキャラクターの、小さな物から人体大まで約200体の人形を展示した。
2003(平成15)年1月1日に購入した、横浜駅弁の包装紙。昭和初期からの通常版シウマイの掛紙のデザインを取り入れた現行版より、こちらのほうがデザインとしては現代的であると思う。容器と中身は上記の2017年のものと同じ。
価格は2003年の購入時で600円、後に630円、2006年9月の豚肉や帆立の高騰による価格改定で680円、2010年9月の値下げで650円、2014年4月の消費税率改定で670円、同年8月の豚肉高騰による価格改定で700円。
※2016年6月補訂:新版の収蔵に伴う写真の削除と文章の整理特製シウマイの12個入り。1981(昭和56)年7月の発売当時は、12個入りで1,000円だったとのことで、つまりこれが元祖のパッケージとなる。見た目も強度も木箱のような紙箱に、大きな特製シウマイが12個入る。醤油入りひょうちゃんや、辛子、楊枝、しおりも添付。価格は2017年の購入時で1,420円、2022年10月から1,460円、2023年10月から1,480円。
※2023年10月補訂:値上げを追記2022(令和4)年1月1日に初めて発売、7日まで販売。横浜駅弁「特製シウマイ」の12個入りについて、新年を祝い6個を紅色の皮で包んだものに置き換えて「紅白」とし、包装紙に干支のトラを描き、磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」を全10種の赤い特別の絵柄に置き換えて販売した。味や量や値段は、この期間は売らない通常版と同じ。いつしかシウマイ弁当の正月掛紙をやめてから、約10年ぶりだと思う正月版の復活。
2019(令和元)年5月25日に購入した、横浜駅弁の包装紙。同月の改元を記念して、改元から半月遅れの5月16日から6月中旬まで、磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」を入れないものを除くシウマイと特製シウマイについて、包装紙に「令和」を持ったひょうちゃんを追加し、醤油入れを明治、大正、昭和、平成、令和のいずれかを掲げた絵柄に変更した。その他は通常版と同じ。
2014(平成26)年7月21日に購入した、横浜駅弁の包装紙。2017(平成29)年3月のリニューアルまでは、包装紙の絵柄が通常版のシウマイ(昔ながらのシウマイ)の色違いであった。中身は「新製法」の3年後と、変わった気がしない。価格は2014年の購入時で1,350円、2016年9月から1,420円。
2018(平成30)年4月4日に購入した、横浜駅弁「特製シウマイ」の包装紙。調製元の創業110周年とシウマイ90周年を記念して、ひょうちゃんを大小各7種の記念版に変えたほか、包装紙にそのロゴマークを入れた。
2015(平成27)年1月23日に購入した、横浜駅弁「特製シウマイ」の包装紙。包装紙そのものは普段と変わらない。磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」の生誕60周年を記念し、この年の1月8日から8月中旬まで、その醤油入れを体感値で1/3くらいの確率で赤い「還暦記念ひょうちゃん」14種に、数万分の一かそれ以下の確率で金地の「金色の還暦記念ひょうちゃん」14種に差し替えた。写真では通常版が入っており、これはハズレ。
2005(平成17)年7月1日に購入した、特製シウマイ。この約3週間後の7月20日に、上記の現在の姿へ全面リニューアルがかかった。中身は変わらないが、包装紙の絵柄と容器の縦横比が異なる。
価格は2005年の購入時で1,200円、2006年9月の豚肉や帆立の高騰による価格改定で1,300円、2010年9月の値下げで1,250円、2014年4月の消費税率改定で1,290円、同年8月の豚肉高騰による価格改定で1,350円。
※2016年6月補訂:新版の収蔵による文章の整理いつの間に登場していた、横浜駅の特製シウマイの最大個数パッケージ。強度のある木目調厚紙容器を土産用包装紙で包む。ふたには金文字が記され、中身はあの特製シウマイが22個も詰められている。これだけ入っていれば食べ応え充分。なお、販売箇所はかなり限られている模様。
価格は2004年当時で2,100円、2006年9月の豚肉や帆立の高騰による価格改定で2,200円、2010年9月の値下げで2,100円、2014年4月の消費税率改定で2,160円、同年8月の豚肉高騰による価格改定で2,250円、2016年9月から2,360円、2022年10月から2,440円、2023年10月から2,480円。
※2023年10月補訂:値上げを追記上記の23個入り特製シウマイを、2004(平成16)年に売店で買えたもの。包装紙としおりの絵柄を除き、上記の15年後とほぼ変わらない。
入手状況から1993(平成5)年3月6日の調製と思われる、昔の横浜駅弁の掛紙の一部。上記の2004年のものと同じ絵柄の鳥が見える。
2020(令和2)年9月1日に発売。駅弁売店などの店舗でなく、通信販売でのみ購入できる冷凍食品。崎陽軒史上最も大粒なシウマイだといい、普通のシウマイの2倍、特製シウマイよりも大きいという。豚肉と鶏肉でつくった餡に、チェダーチーズ、クリームチーズ、パルメザンチーズの3種のチーズを混ぜたり巻く。例えばチーズたっぷりのピザのように、とろけるチーズが味を支配する。常温販売や真空パックでは販売されていない。価格は2020年の発売時や購入時で720円、2022年10月から740円、2023年10月から760円。
※2023年10月補訂:値上げを追記2016(平成28)年までに通信販売限定商品として発売か。通常版のシウマイの餡をベースに、生姜とオイスターソースを効かせ、もち米でこれを包んだもの。過去に一度だけ出会えた餅米のシウマイとは違い、見た目や味は餅でなく餅米のもの。粘りと香りの強い米粒で、シウマイを食べ進めた。価格は2020年の購入時で500円、2022年10月から510円、2023年10月から520円。
※2023年10月補訂:値上げを追記崎陽軒の特製シウマイの、通信販売限定商品として販売する冷凍食品。「おいしさ長もち特製シウマイ」と同じような姿をした、特製シウマイの6個入りの真空パックをひとつ、冷凍して透明な袋に詰め、商品と食品表示のラベルを貼る。調理法に電子レンジの記載がなく、湯煎で約11分、蒸し器で約12分としている。価格は2020年の購入時で720円、2022年10月から740円、2023年10月から750円。
※2023年10月補訂:値上げを追記