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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

あいの風とやま鉄道 高岡(たかおか)駅 Ainokaze Toyama Railway Takaoka Station
2023(令和5)年11月訪問 GoogleMap「高岡駅」

駅名標 駅舎 駅構内

富山駅から電車で20分。高岡市は富山県の西部で富山湾に面する、人口約16万人の城下町。前田利長が築いた高岡城はわずか7年で破却されたが、加賀藩の越中国で商工業の拠点として栄え、1889(明治22)年に全国初の市制を敷いた30都市のひとつであるほか、銅器や漆器やアルミの生産で知られる。駅弁は1923(大正12)年から1998(平成10)年まで宮嶋商店が販売し、後に富山駅弁の売店ができたが、2019年6月の閉店で駅弁がなくなった。1898(明治31)年1月2日開業、富山県高岡市下関町。

【掛紙】赤飯弁当(400円)Sekihan Bento
1978年2月25日調製 Feb. 25, 1978

掛紙

1978(昭和53)年2月25日13時の調製と思われる、昔の高岡駅弁の掛紙。赤飯弁当は、高岡駅を代表する駅弁であった。毎年5月1日に高岡市街で開催される高岡御車山祭(たかおかみくるまやままつり)の山車が描かれる。

販売駅
城端線 高岡(たかおか)駅 1898(明治31)年1月2日開業 富山県高岡市下関町
調製元
有限会社 宮嶋商店 富山県高岡市下関町3−11 0766(23)0733

【掛紙】お寿し(200円)Osushi
調製年月日不詳 1970's

掛紙

昭和40年代、1970年前後の、不明月7日12時の調製と思われる、昔の高岡駅弁の掛紙。内容はおそらく助六寿司だろう。調製元の表記の下に「金鉄構営K.K車内販売」とあり、株式会社に「特急・急行列車のデツキにはくずもの入れを備え付けてありますから空箱空ビン等はその中へお入れ下さい。」とあるので、北陸本線の車内販売の弁当かもしれない。

金鉄構営K.K、金鉄構内営業株式会社は、窓が開かなく停車時間が短く立ち売りで駅弁の売れない特急時代を見据えて、駅弁屋が共同で設立した車内販売会社のうち、日本国有鉄道(国鉄)金沢鉄道管理局管内のもの。後に株式会社北陸トラベルサービスとなり、特急列車の車内販売のほか、金沢駅などで北陸地方各地の駅弁を売る売店を営んだ。

販売駅
城端線 高岡(たかおか)駅 1898(明治31)年1月2日開業 富山県高岡市下関町
調製元
有限会社 宮嶋商店 富山県高岡市下関町3−11 0766(23)0733

JR西日本 新高岡(しんたかおか)駅 JR-West Shin-Takaoka Station
2023(令和5)年11月訪問 GoogleMap「新高岡駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から北陸新幹線で約3時間。2015年の北陸新幹線の開業に伴い、高岡駅から約2km南の水田に駅ができ、JR城端線の駅もでき、巨大な商業施設と駐車場もあり、高岡駅へ10分毎にバスが出る。駅の開業日から富山駅弁の売店があるほか、土産物店の鱒寿司等をJTB時刻表が2022年春から駅弁として掲載し始めた。2015(平成27)年3月14日開業、富山県高岡市下黒田。