2016(平成28)年かそれ以前に発売された商品か。惣菜向けの細長いプラ容器に透明なふたをして、調製元を記したラベルを貼りラップで巻く。中身はマスの棒寿司が1本。富山県産コシヒカリの酢飯に、昆布で〆めたマスの身を貼り付ける。富山駅の駅弁などで一般的な丸い鱒寿司が2,000円の時代なので、その8割の価格相応の内容量はありそう。食べやすく、マスの身はほどよく厚く、丸い押寿司よりトロけてみずみずしく思え、富山で駅弁に使いやすい感じ。JTB時刻表が2021年12月までに、新高岡駅の駅弁として掲載し始めた。価格は2022年時点で1,400円、2023年時点で1,600円。
新高岡駅の土産物店で買えたマス寿司。富山名物の丸く大きなマスの押し寿司の、量を少し減らし長方形の簡素な容器に替えたタイプは、富山駅の駅弁では「ますのすし弁当」のち「ますのすし小箱」の名で売られており、これもそのタイプ。レシートでの商品名は「ますの寿し弁当型」、食品表示では商品名「ます寿し」で名称「寿し」とあり、「ますの寿し」の表現もある。
輪ゴムと紙のふたで一応は押寿司の形態を持つ長方形の容器に、5切れにカットされ透明なシートに包まれた酢飯とマスの身が詰まる。同じ駅で売られる同じ調製元の「トロます寿し」と違い、飯も脂の抜けた身も固く、すっきりしていた。JTB時刻表が2023年までに「ますの寿し弁当型」の名で、新高岡駅の駅弁として掲載し始めた。
新高岡駅の土産物店で買えたカニ寿司。上記の「富山名産ます寿し」と同じ構造の容器や紙箱や中身を持ち、そのマスの身をカニのほぐし身に置き換え、紙箱を赤くして絵柄をカニに替えたもの。北陸地方や山陰地方の駅弁でもよく見られる、カニほぐし身の押寿司ないし棒寿司。レシートでの商品名は「かにの寿し弁当型」、食品表示では商品名「かに寿し」で名称「寿し」とある。JTB時刻表が2021年12月までに「かにの押し寿し」の名で、新高岡駅の駅弁として掲載し始めた。価格は2022年時点で880円、2023年時点で1,000円。
新高岡駅の土産物店で買えた軽食。酢飯にマスの身を貼り、押して笹の葉に包む、富山名物の鱒寿司が、とても小さな握り寿司サイズとなった。今では日本全国のコンビニで買える、おにぎりサイズのマス寿司と比べても、その半分以下のサイズしかない。味は上記の鱒寿司と同じ感じでも、さすがにこの量では物足りない。同じ体裁と価格で「ぶり寿し」「かに寿し」「たい寿し」の全4種を、新高岡駅の土産物店でレジ横商品として販売。JTB時刻表が2021年12月までに「笹巻き寿し」の名で、新高岡駅の駅弁として掲載し始めた。価格は2022年時点で170円、2023年時点で190円。
駅弁屋でない業者さんが作る、富山名物ますのすし。パッケージのデザインを除き、駅弁の「ますのすし」と価格も中身も同じ。こちらは中身がビニール袋に入り、均質なマスの身はやや塩辛い気がした。2003年に首都圏のデパートの駅弁大会で購入。その当時、この他に二重2,100円、特選1,500円と、駅弁と同じラインナップがあった。JTB時刻表が2021年12月までに「ますのすし1段」の名で、新高岡駅の駅弁として掲載し始めた。価格は2003年の購入時で1,100円、2022年時点で1,650円、2023年時点で2,000円。
※2023年12月補訂:現況を追記