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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東海 豊橋(とよはし)駅 JR-Tokai Toyohashi Station
2015(平成27)年9月訪問 GoogleMap「豊橋駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線ひかり号で約1時間半。豊橋市は愛知県の南東部で三河湾と遠州灘に面する、人口約37万人の城下町。野菜や果樹などの農産や、ちくわやゼリーなどの食品産業がさかん。駅弁は豊橋駅の開業とともにある駅弁屋の壷屋弁当部が健在で、ここの稲荷寿しは名物である。1888(明治21)年9月1日開業、愛知県豊橋市花田町西宿。

うなぎまぶし(1,480円)Unagi Mabushi
2023年1月18日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 18, 2023

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2023(令和5)年1月に豊橋駅で発売、この年の京王百貨店と阪神百貨店と鶴屋百貨店の駅弁大会で実演販売。真ん丸のプラ容器にボール紙のふたをして、ウナギと駅弁名と宣伝文句を記した赤い長方形の掛紙をかけるが、本来の掛紙は黄色ないし金色である模様。この上げ底で固い容器に、バター風味の御飯を詰め、うなぎのたれをかけ、錦糸卵を振り、国産あるいは愛知県産のうなぎを刻んで載せ、わさび菜と柴漬けを添える。

味付けに未利用の鰻の頭を使った株式会社あつみのうなぎ魚醤「鰻ナンプラー(うなんぷらー)「鰻能(ばんのう)」」を使用、これが一般財団法人食品産業センター「令和3年度優良ふるさと食品中央コンクール」でおそらく最上位の農林水産大臣賞を受賞、その文字が掛紙に記され、2023年の新商品なのに2021年の商品に見える。だから他の鰻重やひつまぶしの駅弁とはひと味違うかといえば、そんなことはないけれど、相変わらず豊橋駅のうなぎ駅弁はうまく、うなぎの量に対して比較的安い。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

武将弁当徳川家康うなぎと小鯛のちらしずし(1,500円)Busho Bento Tokugawa Ieyasu Unagi to Kodai no Chirashizushi
2022年1月16日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 16, 2022

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2022(令和4)年1月の京王百貨店の駅弁大会で、仙台駅の伊達政宗、新潟駅の上杉謙信、加賀温泉駅の前田利家、甲府駅の武田信玄、豊橋駅の徳川家康、名古屋駅の織田信長、城崎温泉駅の明智光秀、姫路駅の黒田官兵衛、広島駅の毛利元就、出水駅の島津義弘の10種類が各1,500円で一斉に発売、同月の阪神百貨店の駅弁大会でも販売。約20年前の疑義駅弁である日本古窯弁当シリーズと同じく、福井県の催事業者がプロデュースし、各地の駅弁業者が調製し、大規模な駅弁大会で販売する、各地の駅弁を名乗るが現地の駅では買えない商品だと思われる。調製元や鉄道会社などは、この駅弁とその発売に何も触れていない。

今回は黒いプラ容器が円錐状とボウル状で2種類あり、この徳川家康は円錐状のもの。これに徳川家の家紋を入れ、日本古窯弁当と同じ半透明のふたをして、今回のシリーズで共通のしおりを置き、それらしき絵柄のスリーブで留める。中身は酢飯をウナギ蒲焼、錦糸卵、小鯛の笹漬、サクラエビ、大葉味噌、わさび菜、くり、浜納豆、れんこん、はじかみで覆うもの。味は定評のある豊橋駅弁のウナギはおいしく、豊橋駅弁で見た記憶がない他の具材はそうでもなし。家康が好んだ小鯛やわさび、浜納豆をあしらったちらしずしに、国産の鰻の蒲焼きを添えたのだという。丸一日の日持ちがする弁当としては、まあよいと思う。

徳川家康は、現在の愛知県や静岡県を治めた戦国時代の武将で、慶長8年(1603年)に江戸に幕府を開き、以後約260年日本を支配することになる徳川家の将軍。と書かずにも日本では小学校の社会科の授業で習い、誰もが知る歴史上の人物。豊橋とのつながりは、現在の豊橋、江戸時代までの吉田が三河国であることと、家康がまだ群雄割拠のパーツに過ぎない永禄年間(1560年代)に、当時の松平元康ないし松平家康が吉田城を攻略したことくらいか。駅弁では浜松駅や静岡駅、あるいは名古屋駅や東京駅で使われ、豊橋の駅弁(ではないかもしれないが)では初めてかもしれない。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

手筒花火(1,210円)Tezutsu Hanabi
2019年4月30日に豊橋駅の新幹線改札内待合室の駅弁売り場で購入 Apr. 30, 2019

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

1987(昭和62)年11月にJR東海の「新幹線グルメ」キャンペーンで誕生した駅弁。経木を巻いた二段重ねの円筒形の容器を使用、下段は円筒形の巻き寿司が打ち上げ花火の断面状に配置され、上段は海老天に焼き魚に煮物に、そして豊橋名物チクワも入っている。良好な味に加え特徴的な構成は、駅弁の名品と断言して過言ではない。手筒花火の由来を記したしおり付き。価格は発売時で900円、2002年時点で1,000円、2015年時点で1,130円、2023年時点で1,210円。

豊橋駅といえば「民衆駅(みんしゅうえき)」。第二次大戦で焼けたり壊れた駅舎を、国営や国有の鉄道が建て直す代わりに民間の資金と商業施設を入れて建てる仕組み。その全国第1号が1950年3月の豊橋駅で、木造二階建ての駅舎の1階と2階に商店が入居した。約20年で約40駅がこうやって駅ビルを建て、日本国有鉄道法の改正や国鉄の分割民営化で、今では当たり前の姿。豊橋駅は1970年に鉄筋コンクリート造三階建ての駅ビルに生まれ変わり、さらに1997年前後に今の自由通路と橋上駅舎と駅ビルとホテルの複合施設に更新された。

※2023年6月補訂:値上げなどを追記
※2023年6月補訂:値上げを追記
※2019年8月補訂:写真を更新
※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

【掛紙】手筒花火(1,000円)Tezutsu Hanabi
2002年11月10日に小田急百貨店藤沢店の駅弁大会で購入 Nov. 10, 2002

掛紙 中身

2002(平成14)年11月10日に購入した、豊橋駅弁のふた。1987年の発売当時から上の2019年のものまで、基本的には変わらない。当時はまだ「新幹線グルメ」のシールが貼られていたほか、容器の構造に関する図示も残っていた。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市白河町11番地 0532(31)1131

うなぎ飯(2,190円)Unagimeshi
2015年1月18日にさいか屋川崎店の駅弁売店で購入 Jan. 18, 2015

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

豊橋駅伝統の駅弁。小ぶりで深めな経木枠の長方形の容器を使う。中身は白御飯を敷いてタレを少々塗り、しっかりタレに漬けた鰻の蒲焼きを2切れ載せるもの。それ以外には何もない、シンプルな駅弁。香り高く溶ける食感の鰻をたっぷり使い、タレや御飯にも手抜かりがない仕上がり。

価格は2002年時点で900円、2008年時点で1,050円、2012年10月から1,200円、2014年4月の消費税率改定で1,240円、2018年時点で1,620円、2019年時点で1,950円、2023年時点で2,190円。ウナギの暴騰で安かった価格は過去のものとなったが、それでも他の駅のウナギ駅弁よりはやや安い。

※2023年6月補訂:値上げを追記
※2019年8月補訂:値上げを追記
※2018年1月補訂:写真を更新
※2015年10月補訂:値上げを追記
※2013年5月補訂:値上げを追記
※2008年6月補訂:写真を更新し解説文を一部改訂
※2007年3月補訂:価格改定を追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

【掛紙】うなぎ飯(1,050円)Unagimeshi
2008年3月20日に豊橋駅の在来線改札内コンコースの駅弁売店で購入 Mar. 20, 2008

掛紙 中身

2008(平成20)年3月20日に購入した、豊橋駅弁の掛紙。上記の2015年のものと、何も変わらない。ウナギの暴騰で、各地に辛うじて残るウナギ駅弁の価格も暴騰するが、当時は豊橋駅の駅弁の価格はそれほど上がっていなかった。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市白河町11番地 0532(31)1131

【掛紙】うなぎ飯(900円)Unagimeshi
2002年1月12日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 12, 2002

掛紙 掛紙

2002(平成14)年1月12日に購入した、豊橋駅弁の掛紙。6年後の上記のものと、値段を除いて何も変わらない。デパートの駅弁催事で買ったので、百貨店の名前で調製印が押される。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市白河町11番地 0532(31)1131

ヒレカツ弁当(1,060円)Fillet Cutlet Bento
2019年5月26日に豊橋駅の新幹線改札内コンコースの駅弁売り場で購入 May 26, 2019

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

1986(昭和61)年の発売。スーパーの惣菜弁当の容器に白御飯を詰め、ヒレカツの小塊を2個置き、フライドポテト、しそ団子串、かまぼこ、玉子焼、わさび漬、春雨サラダ、大根漬などを添える。掛紙を外せばスーパーの特売弁当という印象も、食べればカツは常温の作り置きなのにサクサクで、御飯もたっぷり盛られて、実用的に満足感を持つ。掛紙の絵柄も含めて、昭和の雰囲気。掛紙の文明開化は、中身も含めて豊橋とのつながりはない模様。価格は2010年時点で950円、2015年時点で980円、2021年時点で1,030円、2023年時点で1,060円。

※2023年6月補訂:値上げを追記
※2019年8月補訂:写真を更新
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

飯田線秘境駅オリジナル弁当(1,160円)Iidasen Hikyoeki Original Bento
2014年10月12日に豊橋駅の駅弁売店で購入 Oct. 12, 2014

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2010(平成22)年4月10日に、11月30日までの期間限定で発売。JR東海とジェイアール東海ツアーズが、「飯田線秘境駅」オリジナル商品として、ゴールデンウィークに団体専用列車「魅惑の飯田線秘境駅号」を運行したり、この駅弁や、写真を共有する「飯田線秘境駅オリジナル「サクマドロップス」」を販売したりした。駅弁は後に中身を変えて販売が継続される。

掛紙には為栗(してぐり)、千代(ちよ)、中井侍(なかいさむらい)、金野(きんの)、小和田(こわだ)、田本(たもと)の飯田線6駅のイラストと、電車や車窓の写真を使う。9区画の中身は、梅肉載せ白飯、山菜飯、いなりずしと細巻き、エビチリ、みそかつと枝豆、シイタケやタケノコなどの煮物、玉子焼とはんぺん、シイタケ肉詰めフライと銀杏、ワカサギ甘露煮と柿型のあんこ。名古屋〜豊橋〜飯田の沿線のものを詰めたように見える。価格は2013年時点で1,000円、2014年の購入時で1,030円、2019年時点で1,080円、2021年時点で1,130円、2023年時点で1,160円。

秘境駅とは、駅や駅前に何もない鉄道駅に対する通称。その名は牛山隆信氏が1999(平成11)年から運営する個人サイト「秘境駅へ行こう!」と、同氏がテレビに出たり本を書いたりすることで、21世紀に広まった。大都会の人(やテレビ局や出版社)がイメージする、街があって人がたくさん行き来する駅と、実は大都会以外の日本全国にあるそうでない駅とのギャップが、この造語を定着させたのではないかと思う。

飯田線には氏が秘境駅と定義する駅や、駅に街がなかったりなくなった駅が多数あり、2010(平成22)年にこのような商売と駅弁に結びついた。飯田線秘境駅号は同年の夏から誰でも乗れる臨時急行列車に昇格し、日常の利用がない駅ばかりに止まる不思議な運転を行う。掛紙にある「秘境駅ランキング」の順位付けは、「秘境駅へ行こう!」サイト上でのものである。

※2023年6月補訂:値上げを追記
※2021年3月補訂:値上げを追記
※2019年8月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

【終売】花まつり弁当(980円)Hanamatsuri Bento (end of sales)
2003年12月20日に豊橋駅の新幹線乗換通路の駅弁売店で購入 Dec. 30, 2003

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

1988(昭和63)年に発売。愛知県奥三河地方の東栄町、豊根村、津具村の神事芸能「花まつり」を題材にした駅弁。鬼面と舞人を描く長方形のボール紙容器に黒いトレーを入れる。中身は山菜おこわにシメジの天ぷらやワカサギ南蛮煮など。中身のコンセプトが不明なうえにおかずの見た目も食感もくすみがちで、やや残念な印象の駅弁。中身の渋さを補うウンチクは欲しい。価格は2003年の購入時で900円、2015年時点で980円。2015年頃までの販売か。

鎌倉時代に伝わったとされる花祭は、毎年秋から冬にかけて夜を徹して舞うことで悪霊祓除や五穀豊穣を願うもので、1976(昭和51)年には国の重要無形民俗文化財に指定されているが、観光的にはほぼ無名な存在だと思う。

※2020年4月補訂:終売を追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131

【終売】常滑焼うなぎめし(1,350円)Tokonameyaki Unagimeshi (end of sales)
2003年1月21日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 21, 2003

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身

2001(平成13)年に発売。愛知県常滑焼の美しい容器を使用し、中身は御飯の上に地元三河の養殖鰻の蒲焼きだけを載せ、タレをかけるウナギ弁当。量は少なく、価格の多くは容器代に費やされているようだが、確かに容器に手抜かりはなく、茶碗として十分実用に耐えるばかりでなく観賞用にも向く。

福井の業者が「日本窯元めぐり」として加賀温泉・名古屋・豊橋・草津・岡山・和田山の各駅の駅弁業者に声を掛け、同じ大きさの容器と同じ値段で6種の駅弁をプロデュース、駅弁大会に売り込んだのだろう。現地で入手できるかは不明。食べたロットは豊橋駅「うなぎめし」より鰻が固くタレが少ない気がしたが、両者の中身はまったく同じのはず。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131

【掛紙】豊橋名産ちくわ(100円)Toyohashi Meisan Chikuwa
1964年10月18日調製 Oct. 18, 1964

掛紙

1964(昭和39)年10月18日12時の調製と思われる、昔の豊橋駅の商品。販売元が豊橋駅の駅弁屋なので、駅弁の掛紙として収集された。赤いタイを描いたようにみえるが、中身は鯛ちくわだったのだろうか。豊橋駅では今もキヨスクで、豊橋を名乗るちくわが買える。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
名称不明 愛知県豊橋市魚町 連絡先の記載なし
販売元
壺屋辨當部 豊橋駅構内 連絡先の記載なし

【掛紙】うずら弁當(200円)Uzura Bento
1964年8月2日調製 Aug. 2, 1964

掛紙

1964(昭和39)年8月2日の調製と思われる、昔の豊橋駅弁の掛紙。絵柄は下記のものと同じ。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
壺屋弁当部 豊橋駅構内 (2)4523

【掛紙】うずら弁当(200円)Uzura Bento
調製年月日不詳 1963

掛紙

入手状況から1963(昭和38)年のものと思われる、昔の豊橋駅弁の掛紙。豊橋駅弁のうずら弁当は1960年代から1970年代まで販売された、おかずにうずらの卵や手羽焼を入れた幕の内タイプの駅弁だった。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
壺屋弁当部 豊橋駅構内 (2)4523

【掛紙】御壽司(20銭)Osushi
1930年3月12日調製 Mar. 12, 1930

掛紙

1930(昭和5)年3月12日の調製と思われる、昔の豊橋駅弁の掛紙。親切週間とは1930年代の鉄道省で毎年7日間実施されたキャンペーンで、旅客は親切に、荷物は丁寧に、というサービス向上運動だった模様。この掛紙に描いた標語そのものは、旅客を戒めるいつもの感じ。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
つぼや 豊橋駅構内 1307番

【掛紙】御鮨(20銭)Osushi
1929年4月27日調製 Apr. 27, 1929

掛紙

1929(昭和4)年4月17日の調製と思われる、昔の豊橋駅弁の掛紙。橋梁の「豊橋」が写真で掲載される。また、その上部の略地図により当時の航路や市街の範囲が分かる。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
つぼや辨當部 豊橋駅 143番