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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東海 豊橋(とよはし)駅 JR-Tokai Toyohashi Station
2015(平成27)年9月訪問 GoogleMap「豊橋駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線ひかり号で約1時間半。豊橋市は愛知県の南東部で三河湾と遠州灘に面する、人口約37万人の城下町。野菜や果樹などの農産や、ちくわやゼリーなどの食品産業がさかん。駅弁は豊橋駅の開業とともにある駅弁屋の壷屋弁当部が健在で、ここの稲荷寿しは名物である。1888(明治21)年9月1日開業、愛知県豊橋市花田町西宿。

吉田伝説(1,030円)Yoshida Densetsu
2019年5月26日に豊橋駅の新幹線改札内待合室の駅弁売り場で購入 May 26, 2019

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

豊橋駅構内の商業施設化、いわゆるエキナカへのリニューアルにより、2015(平成27)年10月に発売か。その後の飯田線全通80周年を記念して2017(平成29)年8月に再発売。以後は80周年を削除して販売を継続。見た目や中身はその間で変わらない模様で、掛紙には1927(昭和2)年頃とする豊橋駅の写真を使用する。松花堂タイプの4区画の中身は、じゃこめしとたくあん、稲荷寿司2個と太巻きと大根漬、かまぼこと玉子焼とエビや鶏の揚げ物にしそ団子串、煮物とメヒカリ唐揚げなど。なんとなく弱々しい詰合せの幕の内駅弁。価格は2019年の購入時で980円、2020年時点で1,030円。

吉田とは、現在の豊橋の旧称。1888(明治21)年9月に開業した官設鉄道の豊橋駅の隣に、1897(明治30)年7月に豊川鉄道の豊橋駅ができ、この駅が1899(明治32)年11月に吉田駅へ改称し、1943(昭和18)年8月の豊川鉄道の国有化により豊橋駅へ一本化された。豊川鉄道は、現在のJR飯田線の一部。

※2021年2月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

壺屋浪漫(880円)Tsuboya Roman
2019年4月30日に豊橋駅の新幹線改札内待合室の駅弁売り場で購入 Apr. 30, 2019

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

豊橋駅にいくつもある幕の内駅弁のひとつで、2009(平成21)年の発売か。昔ながらの幕の内弁当を復刻したようなもので、掛紙には調製元の昔の建物写真や古い駅弁掛紙の絵柄が使われる。中身は白飯と多種のおかずで、サワラ西京焼、エビフライ、とろろ磯辺揚、しそ団子、ササミ竜田揚、豆腐揚げ、玉子焼、桜餅など。内容は幕の内駅弁としてはレトロでなく、もうすこし近代的。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

【掛紙】壺屋浪漫(880円)Tsuboya Roman
2019年5月26日に豊橋駅の在来線改札内コンコースの駅弁売店で購入 May 26, 2019

掛紙 中身

2019(令和元)年5月26日に購入した、豊橋駅弁の掛紙。絵柄に見覚えがないので購入したら、中身は前月に買って食べた上記の駅弁「壺屋浪漫」とまったく同じ。掛紙の絵柄が2種類ある模様。こちらは1960(昭和35)年、つまり東海道新幹線が開通し豊橋駅に停車する4年前の、駅弁立売の光景。上の掛紙の写真について、大小を入れ替えていた。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

中華風幕の内(980円)Chukafu Makunouchi
2008年3月20日に豊橋駅の在来線改札内コンコースの駅弁売店で購入 Mar. 20, 2008

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

昭和の頃からありそうな雰囲気のある駅弁。正八角形の経木枠の容器に木目柄のボール紙でふたをして、龍と中国・北京の天安門を思わせる絵柄を載せる古風な掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身は白御飯にエビチリ、牛肉炒め、オムレツ、鳥肉団子、ビーフン、ザーサイなど。

内容は確かに中華風だが、特徴があるわけでもなく、そんなにうまいとも思えない。歴史は長そうだが有名ではない。豊橋でこういう駅弁を出して、どんな客が付いてるのか気になる。価格は2008年の購入時で950円、2014年4月の消費税率改定で980円。

※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

幕の内おべんとう(870円)Makunouchi Obento
2020年4月25日に豊橋駅の駅弁売店で購入 Apr. 25, 2020

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

豊橋駅の幕の内弁当。日の丸御飯に焼き魚とかまぼこと玉子焼、白身魚フライ、鶏唐揚、ウインナー、きんぴら、ちくわ、漬物などという中身は、昭和時代から時を止めた幕の内駅弁ないし御料理弁当に見える。ちくわを入れることで、豊橋を主張か。価格は2007年時点で750円、2015年時点で780円、2020年時点で870円。

※2021年2月補訂:写真を更新し解説文を手直し
※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131 http://tsuboya-toyohashi.com/

【掛紙】幕の内おべんとう(750円)Makunouchi Obento
2007年8月12日に豊橋駅の新幹線乗換通路の駅弁売店で購入 Aug. 12, 2007

掛紙 中身

2007(平成19)年8月12日に購入した、豊橋駅弁の掛紙。上記の2020年のものと比べて、食品表示が掛紙にあるかラベルにあるかの違いくらいしかない。容器も中身も風味も同じ。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131

【掛紙】幕の内弁当(710円)Makunouchi Bento
2003年7月21日に豊橋駅の新幹線乗換通路の駅弁売店で購入 Jul. 21, 2003

掛紙 中身

2003(平成15)年7月21日に購入した、豊橋駅弁の掛紙。上記の駅弁「幕の内おべんとう」と、名前も掛紙の絵柄も異なるが、容器と中身はまったく同じもの。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131

【終売】毎月0の付く日は駅弁の日(880円)Maitsuki 0 no Tsukuhi wa Ekiben no Hi (end of sales)
2003年7月26日に豊橋駅の新幹線乗換通路の駅弁売店で購入 Jul. 26, 2003

掛紙 中身
掛紙 外観 中身 中身

1990年代に当時の日本鉄道構内営業中央会静岡支部の会員である駅弁業者6社が共同でプロデュースした、毎月10,20,30日に販売される幕の内駅弁。ただし、2003年の購入時で、現存するのは豊橋駅のみだった。また、これは10日でも20日でも30日でもない、7月26日に買えたので、販売日も有名無実となったのだろう。掛紙に記載された6つの駅弁業者のうち、清水駅の(資)やすい軒は1990年代に駅弁から撤退した。

掛紙は各社で共通でも、中身はおそらく各社独自のもので、豊橋駅のものはおかずに鰻蒲焼と竹輪を入れて豊橋をアピールした。他は青ジソと胡麻を少量かけた白御飯に煮物や焼き魚やかき揚げなど。強度のない容器に透明のふたをして、掛紙をかけてビニールひもでしばる。価格は2003年の購入時で820円、2015年時点で880円。2018年頃までの販売と思われるが、調製元のホームページとJTB時刻表では2022年時点でも現役の扱い。

※2022年4月補訂:終売などを追記
※2021年2月補訂:現況を追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131

【終売】三河路花の味めぐり(880円)Mikawaji Hana no Ajimeguri (end of sales)
2005年8月6日に豊橋駅の新幹線コンコースの駅弁売店で購入 Aug. 6, 2005

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

名前は可憐だが、つまり豊橋駅の並等幕の内駅弁。花の写真を載せた専用の長方形ボール紙容器を、セロテープで封をして割りばしも無造作にセロテープで貼る。中身は日の丸御飯に焼鮭と蒲鉾と玉子焼、エビフライと魚フライ、煮物と付け合わせ。2012年までの販売か。

※2019年8月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市北島町字北島68−1 0532(31)1131

【掛紙】三河路(820円)Mikawaji
2001年1月1日に豊橋駅で購入 Jan. 1, 2001

掛紙

2001(平成13)年1月1日に購入した、昔の豊橋駅弁の紙のふた。豊橋の鬼まつり、といってもピンと来ないが、国の重要無形文化財であり毎年2月に約6万人の観客を集める一大イベント。となると、ふたの絵柄をもっと工夫し、興味を引くようにしたいもの。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市白河町11番地 0532(31)1131

【掛紙】よしだ弁当(300円)Yoshida Bento
1973年10月26日調製 Oct. 26, 1973

掛紙

1973(昭和48)年10月26日10時の調製と思われる、昔の豊橋駅弁の掛紙。崩しがきつい字は「よしだ弁当」で合っているだろうか。吉田は豊橋の江戸時代までの地名で、掛紙に描いた豊川沿いの城は吉田城であり、豊川に架かる橋は吉田大橋であり、ここの藩は吉田藩であり、ここの宿場は吉田宿であった。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
合資会社 壷屋弁当部 愛知県豊橋市白河町11番地 (31)1131

【掛紙】御辨當(20銭)Obento
調製年月日不詳 

掛紙

第二次大戦前のものと思われる、昔の豊橋駅弁の掛紙。豊橋の地名は豊川に架かる東海道の橋の名に由来するという説があり、その橋の当時の姿が描かれているようだ。

販売駅
東海道本線 豊橋(とよはし)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県豊橋市花田町西宿
調製元
壷屋辨當部 豊橋駅構内 3307番