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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

柿の葉寿し さば(1,176円)Kakinohazushi Saba
2004年12月11日に王寺駅のキヨスクで購入 Dec. 11, 2004

掛紙 外観
掛紙 外観 外観 外観 外観 中身

駅弁の消えた王寺駅で見つけた柿の葉寿司。厚めの木枠の正方形の容器に鯖の柿の葉寿司を8個詰めて、木目調のボール紙でふたをして押し寿司のようにゴムで留め、朱色の掛紙を巻いてビニールひもでしばる。調製元は社名どおりの柿の葉寿司屋さんだが、公式サイトによると戦前には現在の近鉄吉野線六田(むだ)駅の駅弁屋であったようだ。なお、伊丹空港と関西空港でも販売があるそうで、そこの空弁としても紹介される。

関西本線が和歌山線を分ける王寺駅は、かつて公式な駅弁販売駅で、安くて素朴な幕の内弁当が2000年頃まで売られていたそだが、駅前再開発を機にしたのかどうか、駅弁屋は駅弁と構内うどん店をやめて駅前のとんこつラーメン屋に変わった模様。

価格は2004年の購入時で1,030円、2015年時点で1,176円。今も駅や空港で売られているのだろうか。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
関西本線 王寺(おうじ)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県北葛城郡王寺町久度2丁目
調製元
株式会社 柿の葉ずし 奈良県奈良市二条町2丁目4−14 0120(51)0780 http://www.hiraso.jp/

柿の葉寿し ミックス(1,305円)Kainohazushi Mix
2004年12月11日に王寺駅のキヨスクで購入 Dec. 11, 2004

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 外観 中身

駅弁の消えた王寺駅で見つけた柿の葉寿司。厚めの木枠の正方形の容器に鯖と鮭の柿の葉寿司を8個詰めて、木目調のボール紙でふたをして押し寿司のようにゴムで留め、朱色の掛紙を巻いてビニールひもでしばる。「柿の葉塾」なる小冊子を添付。この地域の駅売り柿の葉寿司を駅弁扱いしていてはキリがないが、王寺駅に駅弁がなく、駅で買えて、見栄えが駅弁らしいので、独断で駅弁と見たい。なお、伊丹空港と関西空港でも販売があるそうで、そこの空弁としても紹介される。

価格は2004年の購入時で1,100円、2015年時点で1,305円。今も駅や空港で売られているのだろうか。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
関西本線 王寺(おうじ)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県北葛城郡王寺町久度2丁目
調製元
株式会社 柿の葉ずし 奈良県奈良市二条町2丁目4−14 0120(51)0780 http://www.hiraso.jp/

【掛紙】御飯(価格不明)Gohan
調製年月日不詳

掛紙

昔の王寺駅弁の掛紙と考えられる。おそらく、御飯とおかずの折箱を重ねた上等幕の内の、御飯にかけた掛紙ではないだろうか。「空箱は備え付けの屑物入れに」とあるので、仕出し弁当でなく駅売り弁当のものだろう。

販売駅
関西本線 王寺(おうじ)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県北葛城郡王寺町久度2丁目
調製元
だるま軒 所在地の記載なし 連絡先の記載なし

【掛紙】御辨當(25銭)Obento
調製年月日不詳

掛紙

1910年代、明治時代末期か大正時代初期のものと思われる、昔の王寺駅弁の掛紙。笹藪と豹(ひょう)を描いた水墨の襖絵のように見える、味わい深い絵柄。調製元のさかたは、1928(昭和3)年4月にだるま軒が進出する前の構内営業者だろうか。

販売駅
関西本線 王寺(おうじ)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県北葛城郡王寺町久度2丁目
調製元
さかた 王寺駅構内 連絡先の記載なし

【掛紙】御壽司(12銭)Osushi
調製年月日不詳

掛紙

1910年代、明治時代末期か大正時代初期のものと思われる、昔の王寺駅弁の掛紙。上記の駅弁「御辨當」と同じ内容と構図の絵柄を持つ。

販売駅
関西本線 王寺(おうじ)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県北葛城郡王寺町久度2丁目
調製元
さかた 王寺駅構内 連絡先の記載なし