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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 倉吉(くらよし)駅 JR-West Kurayoshi Station
2024(令和6)年5月訪問 GoogleMap「倉吉駅」

駅名標 駅舎 駅構内

鳥取駅から特急列車で約30分。倉吉市は鳥取県の中部で盆地に位置する、人口約4万人の商業都市。白壁土蔵群の町並みや温泉に鉄道の廃線跡などで、観光の振興も目指す。駅弁は第二次大戦前からの駅弁屋が1980年頃に撤退、現在は駅の土産物店で鳥取駅と米子駅の駅弁の一部が売られる。1903(明治36)年12月20日開業、鳥取県倉吉市上井。

【掛紙】鮎寿し(25銭)Osushi
調製年月日不詳

掛紙

第二次大戦前の調製と思われる、昔の上井(あげい)駅、現在の倉吉駅の駅弁の掛紙。上井駅では岸田恒蔵が1910(明治43)年4月に構内営業を開始、1937(昭和12)年4月に有限会社岸田北松軒を設立したというので、その後の掛紙だろうか。第二次大戦後もカニやアユの駅弁を販売したが、1980(昭和55)年頃に撤退、以後は鳥取駅や米子駅の駅弁が売られる。

販売駅
山陰本線 倉吉(くらよし)駅 1903(明治36)年12月20日開業 鳥取県倉吉市上井
調製元
岸田北松軒 上井駅 連絡先の記載なし

【掛紙】御壽し(20銭)Osushi
調製年月日不詳

掛紙

第二次大戦前の調製と思われる、昔の上井(あげい)駅、現在の倉吉駅の駅弁の掛紙。この駅が1903(明治36)年12月に開業した時は倉吉駅を名乗り、倉吉軽便線(後の国鉄倉吉線)が開業し倉吉の市街により近い駅に「倉吉」の名を付ける1か月前である1912(明治45)年5月に上井駅へ改称、1972(昭和47)年1月にその倉吉駅を打吹駅に改称のうえ、1か月後の2月に上井駅を倉吉駅に再び改称した。打吹駅は倉吉線ごと1985(昭和60年)3月限りでに廃止。

販売駅
山陰本線 倉吉(くらよし)駅 1903(明治36)年12月20日開業 鳥取県倉吉市上井
調製元
北松軒 上井駅 14番