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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

駅弁資料館談話室へ2018年10月1日から31日までに投稿された記事です。

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鹿児島、熊本、長崎、佐賀県の駅弁食べてきました 投稿者:中年18きっぷ
投稿日:2018年10月30日(火)23時53分28秒

 遅くなってしまいましたが、9月のご報告であります。

 ここ数年、「まさか来ないであろう」と思っていた宮島口とか、久慈とか、常陸大子駅の駅弁が百貨店の駅弁大会で実演し、あまつさえ常連化していたりする。ファンとしてはうれしく思う一方、「以前はるばる出かけていって食べてきた、あの努力をどうしてくれよう」という気持ちもあり内心は複雑である。「駅弁大会に来ない有名駅弁は何か?」と考えたところ、肥薩線嘉例川駅弁を思いついた。時折メディアに取り上げられながら、駅弁大会では輸送でさえ見かけない、幻の駅弁ではないか。これは食べてみたい。

2018年9月22日
 羽田から一番機で鹿児島に飛び、滅多に来ない霧島温泉方面行きのローカルバスに10分ほど乗ると嘉例川というバス停に着くがそこは単なる道端であり駅は見当たらない。駅は、何と6,7分ほど坂道を下ったところにあった。運転手に尋ねないとどっちに向かって歩いて良いかさえ分からないのである。

1.嘉例川駅「百年の旅物語 かれい川」(森の弁当「山田屋」、¥1,080)
2.嘉例川駅「花の待つ駅 かれい川」(森の弁当「山田屋」、¥1,080)
3.吉松駅「御弁当」(たまり、¥650)
4.人吉駅「鮎ずし」(やまぐち、¥1,100)
5.人吉駅「栗めし」(やまぐち、¥1,100)

 午前10時に嘉例川駅に到着したところ、駅弁販売はまだ準備中で5分ほど経過後に販売が始まった。無人駅ながら、土日休に限り山田屋さんがワゴン車でやってきて、机の上に商品を並べて販売するということである。弁当の販売は上記の2種で、そのおかずの一つである「がね」(サツマイモ主体のかき揚げ風)が山盛りになっており単品売りしてくれる。ひとつ50円で都度ポリ袋に入れて販売。ここの駅弁は余程の入手難かと思いやや緊張気味に駅に赴いたのであるが、別に行列ができるわけでもなく集まった乗客などがぱらぱらと購入するのみ。見たところ20−30個程度のストックはあるようで、この時間にさえ現地に行けば楽に買えるものと思う。特急「はやとの風2号」の車内でも予約客用の他にフリー販売もあった。そもそもこの特急は混んではいなかった。
 「百年の旅物語」は聞きしに勝る名弁当であった。出来立てであるためか、たけのこご飯がぐちゃりもぽそりもせずちょうどいい硬さ加減でまことに美味。おかずも一つ一つ手の込んだもので、上記「がね」はサツマイモの甘味が自然で、田楽の味噌の風味も格別、しいたけとたけのこのコロッケもちょっと他では食べられないおいしさだ。手作り風を完全に通り越した本格的手作り弁当で、容器の竹皮籠も良く内容にマッチしている。なるほどこの構成では駅弁大会での実演は無理であろう。空港のすぐ近くで調製しているのであるから、輸送駅弁として送ろうと思えば送れるのであろうが、未だ実現していないのは調製元のポリシーなのかと思う。
 「花の待つ駅」も同様に手作りの駅弁で、黒米入り赤飯風ご飯で構成。さつま揚げ風のふわっとした練り物がやたらとおいしい。これ自体優れた弁当と思うが、比較すれば「百年の旅物語」の方に魅力が多い。なにしろ「百年の旅物語」が良すぎる。
吉松駅弁はごく普通の正調幕の内駅弁。しかし、2‐30年ほど前にはこういった丁寧に作られた普通の幕の内は多くの駅で普通に売られていたように思うが、今となっては貴重かもしれない。中身が豊富につきフタが盛り上がっている駅弁は久しぶりだ。ご飯の味も良く、価格が非常に良心的である。ホーム上にある、駅弁調製元の売店にて購入したが、その後店主により「べんとー」の掛け声とともにホーム上を歩く正調立ち売りが行われた。味も外見も売り方もすべてまとめて鉄道遺産に指定したい。
 乗車した列車「しんぺい」が人吉駅に到着後、ホーム上ではメディアに度々登場する菖蒲氏が箱を台に固定して「歩かない立ち売り」を実施していた。ここでは「鮎ずし」と「栗めし」の2種を販売しており、「鮎ずし」を購入。その後駅前の調製元を訪ねたところやはり駅弁はこの2種のみの販売で、あとは掛け紙の無い多くの種類の惣菜弁当が販売されていた。現在では駅弁の販売はこの2製品のみに集中している模様。ここで「栗めし」を購入した。これらは以前京王百貨店の駅弁大会で輸送されたものを購入したことがあるが、それに比較して「鮎ずし」はかなり酢が軽い感じ、「栗めし」はご飯がふわっとした感じ。やはり現地購入品は違うと思った。

2018年9月23日
1.人吉駅「山麓おむすび」(やまぐち、¥490)
2.人吉駅「サンドイッチ」(やまぐち、¥390)
3.佐世保駅「レモンステーキ弁当」(匠庵、¥1,300)
2018年9月24日
1.佐世保駅「佐世保レモンステーキ弁当」(佐世保料理研究所 海街食堂、¥884)
2.佐世保駅「お出し汁をたっぷり含んだお稲荷さんと出汁巻き卵」(匠庵、¥799)

翌朝は5日前に電話予約した巨大おにぎり弁当と箱入り駅弁サンドイッチを調製元で購入。前日昼時には店頭に見当たらなかった製品であるが、予約すれば作っていただけるということのようだ。調製元売店の開店は午前7時であるが、実は6時40分発の列車に間に合わせるため午前6時30分での受け取りを頼み込み、受けていただいた。駅弁屋さんは親切なのである。それにしても駅前も駅前、「汽車弁当」のロゴが目立つやまぐちさんの社屋は大変に存在感がある。
 「山麓おむすび」は惚れ惚れするほど巨大なおにぎりだが、最後までばらけることなく楽しめたのは余程握り方がうまいのか。大きさとストレート感、そして素朴な美味しさでインパクトが全国無比の駅弁と思う。「サンドイッチ」はできたてのおいしさが感じられた。特にたっぷりと挟まれた自家製と思われるマヨネーズ茹で卵がコンビニサンドは勿論、都内の高級店をもしのぐおいしさ。ハム野菜サンドのパイナップルも、良い仕事をしていてすっぱ甘い斬新な風味。箱包装の風情も楽しめる優れた製品と思った。世間受けする駅弁は「鮎」と「栗」なのかもしれないが、こういった地味な逸品も是非末永く残していただきたいものだ。
 その夜たどり着いた佐世保駅、改札外構内のうどん店「匠庵」で、幸運にも店頭陳列棚に最後に一つだけ残っていた「レモンステーキ弁当」を19時20分に購入。その晩に食した。「匠庵」の看板には「駅弁当」の表示があり、本品の掛け紙には九州駅弁のロゴも入り、どうやら正式なる駅弁と思われる。翌日は駅構内のスーパーマーケット「エレナ」長崎特産食品コーナーで別調製元の「佐世保レモンステーキ弁当」を昼前に購入。この名称は法定ラベルに記載されていたもので、掛け紙に印刷された名称は「Waikaiseki En 佐世保辯當」とあり、佐世保市中心地にある「和・伊懐石 縁」という創作料理店で調製しているらしい。なお「エレナ」のレジでなぜか10%割引になって上記の価格となったが、ラベルに記載の価格は¥983である。こちらは駅構内で販売される街弁ということかと思う。
 レモンステーキとは佐世保の地場洋食料理。牛薄切り肉を熱く熱した鉄皿に載せ、レモン風味のしょうゆベースソースをじゅわっとかけて食べるという料理で、この両弁当ともそれをフィーチャーした製品である。実際に元になった料理も食べてみたが、なにしろ熱々で食べるのが本来の姿であるので弁当化は結構難しそうと思ったが、両者ともおいしく食べた。「匠庵」版は九州産黒毛牛使用ということだが肉は薄切りではなく脂肪のやや多いこま切れ様であり、印象としてはレモン風味の牛丼弁当であったが、それはそれで脂肪好きにはうまい。「海街食堂」版はアンガス牛の薄切りの赤身を使用とのことで、オリジナルと思われるタレが添付。こちらの方が本物のレモンステーキの雰囲気は出ておりヘルシーでもある。個人的には本物により近くレモンソースの風味も好ましかった「海街食堂」版の方が楽しめた。
 「お出し汁をたっぷり含んだお稲荷さんと出汁巻き卵」という長ったらしい名前の製品は、やはりうどん店「匠庵」の店頭で午前11時30分過ぎに購入。「レモンステーキ弁当」といなり寿司ととり天は並んでいるが出汁巻き卵は見当たらないので、店員さんに尋ねたところ「今できたところ」ということで、このいなり寿司とだし巻き卵の組み合わせ弁当を購入。製品名を大きく墨書した簡単な掛け紙がかけられており、正方形の合成発泡材の折りの半分に小ぶりないなり寿司4ヶが、半分に大ぶりなだし巻き卵(切れ目入り)が1個ごろりと入る。この出来立て卵焼きがまだ温かく実にしみじみおいしかった。少し甘いが基本塩味系というのは、関東とも関西とも異なる九州のスタンダードであろうか。いなり寿司は薄口醤油的あっさり感があり、あご出し汁でびしゃびしゃに煮込んだお揚げを使用しているがべたべたと甘くはないのは、やはり関東とも関西とも異なる。あご出汁はそれほど癖が無く良好。しかし、酢飯の影響か全体が少しだけ酸っぱい。これもおいしいが、何といってもこの弁当で感動したのは出汁巻き卵なのであった。あごだし薫るできたての温かいふわっとした手焼き感満載の卵焼きであった。

2018年9月25日
1.長崎駅「長崎ミックスフライトルコライス」(肉酒場 さくら其の一、¥1,080)
2.長崎駅「南島原産豚としいたけのごちそう弁当」(長崎居酒屋 和、¥1,080)
3.鳥栖駅「焼麦辯當」(中央軒、¥740)
4.鳥栖駅「焼麦」(中央軒、¥540)
2018年9月26日
1.横浜駅(購入は上野駅)「シウマイ」(崎陽軒横浜工場、¥620)

 長崎駅弁から膳菜家から撤退、というのは9月23日付け当欄で京阪奈様が報じられているが、その通りであり駅ビル内「長崎銘品蔵」の駅弁売り場からは膳菜家製品は姿を消していた。後継として販売されていたトルコライス駅弁が、市内の居酒屋である「さくら其の一」製の「長崎ミックスフライトルコライス」であった。コンビニでよく見かけるようなポリスチレン製大ぶりな容器に、皿に盛られたトルコライスのカラー素描と、弁当サブタイトル「長崎人が恋に落ちた一皿」と、下部には良く分からない能書きが記された掛け紙が掛かる。中身はミックスベジタブル掛けサフランライス、素ナポリタンにおかずとしてヒレカツ、小メンチカツ、有頭エビフライなど。市販のとんかつソースとタルタルソースの小袋が添付される。トルコライスとしての三大要素をそろえた上に、プラスアルファでフライ等が付く豪華版で食べごたえがあり味も良い。ご飯は本物のサフランを使用したサフランライスで、独特な風味は好みが分かれるかもしれない。街で元祖と言われるトルコライスを食べてみたがご飯は普通のピラフであったので、サフラン使用は特殊な感じがするが、実はそれだけ本当のトルコに近づいているのかもしれない。
 「南島原産豚としいたけのごちそう弁当」は報告を見たことの無い製品なので食べてみた。ポリスチレン製の比較的小型な容器に、墨一色の地味な掛け紙が掛かる。中身はしいたけの炊き込みご飯に豚カツが載るカツライスで、市販のソースときんぴらごぼうが添えられる。それぞれの味は大変良いが、しいたけご飯と豚カツの組み合わせはややミスマッチかと感じた。なお、「長崎ミックスフライトルコライス」と「南島原産豚としいたけのごちそう弁当」はそれぞれ別々の市内居酒屋によりプロデュースされたことになっているが、法定ラベルの書式が共通で箸袋も同じ無記名品が使用されていることから考えて、影の共通プロデューサーの存在が推定される。
 また、「長崎鯨かつ弁当」「角煮めし」「角ずし」といった膳菜家以外の調製元の駅弁は、同じ売店で変わらず販売されていた。
 鳥栖駅では改札外の駅弁売店で、駅弁大会ではあまり見ないシンプル弁当「焼麦辯當」と焼売オンリーが入った「焼麦」を購入。「焼麦辯當」には焼売が6ヶにかしわめし、大根の漬物と調製元自家製の酢醤油と市販の辛子の袋が添えられる。焼売は予想通りのおいしさであったが、かしわめし部分が予想を超えた美味しさであった。冷めていても、鶏肉の風味を120%引き出したかのような風味。個人的全国ベスト5に入る好みの駅弁である。これはぜひ駅弁大会の実演に来てもらいたいものだ。
 「焼麦」は賞味期限が翌日夜までであったので、そのまま自宅に持って帰り、翌日崎陽軒の「シウマイ」を上野駅構内の崎陽軒売店で購入してきて、食べ比べてみた。東の崎陽軒と西の中央軒、焼売対決である。(写真左:中央軒、右:崎陽軒)
 一箱の焼売入数は両社とも15ヶ。中央軒の方が若干安い。両方とも焼売はほぼ同じ大きさで、崎陽軒の方がわずかに背が高い。皮が上部にかぶさっているのが中央軒、側面のみ覆うのが崎陽軒。そしてグリーンピースが上に必ず見えているのが中央軒で、出ていたり潜っていたりあまり気にしていないよというのが崎陽軒。そしてお味だが、両者びっくりするほど似た風味であった。崎陽軒の方はかなり貝柱の風味が強く前面に出ているが、中央軒も豚味が勝つが基本同じような貝柱風味が感じられる。どちらも長崎由来の味と製法らしいが、その結果として似たものができたのであろうか。

 以上、なかなか楽しかった九州駅弁旅のご報告でした。

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小湊鉄道や東京駅などの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2018年10月28日(日)22時47分7秒

こんばんは、まっこうくじらです。10月の収穫を6日分報告します。

●2018年10月13日(土)
千葉県 小湊鐵道 五井駅「あさりめし」(500円)※やり田
千葉県 小湊鐵道 五井駅「あさりめし」(500円)※やり田
東京都 東海道本線 東京駅「和風銀の鈴弁当」(1,100円)
※崎陽軒
東京都 東海道本線 東京駅「東京限定シウマイまん」(540円)※崎陽軒
東京都 東海道本線 東京駅「えびシウマイ&特製シウマイ」(1,500円)※崎陽軒
東京都 東海道本線 東京駅「真空パックシウマイ&杜仲高麗豚真空パックシウマイ」(1,500円)※崎陽軒

3年前から走っている小湊鉄道トロッコ列車を初体験。
五井駅の駅弁というか惣菜は健在。台売りの位置が左側から右側に移った感じ。
トロッコ列車が4分間だけ停車した里見駅でのホーム上の台売りに、
「里見駅限定里山トロッコ弁当」(700円)がありましたが、
あさりめしを2個食べて満腹だったことと、
次週にも同じ行程で来るので見送りました。

東京駅では地下1階のグランスタダイニングに進出した崎陽軒を見物。
8月に臨時の駅弁売り場があった場所。居抜きというより先行利用か。

和風銀の鈴弁当は「東京駅グランスタ限定」。
日の丸御飯に鶏唐揚やタケノコ角煮その他の煮物や、
玉子焼や焼き魚やシウマイ3個やミニ大福などの中身は、
崎陽軒の既存の弁当から引用されたもので味も同じ。
弁当なのに陶製醤油入れ「ひょうちゃん」が入り、
鈴の絵柄と東京駅の文字を描く特製版でした。

東京限定シウマイまんは、スタバのフラペチーノの透明カップに
焼き印が「東京」3個「TOKYO」4個で7個のシウマイまんを入れたもの。
味は当然に横浜のものと同じです。

えびシウマイ&特製シウマイは紙箱に「東京限定」と印字。
おいしさ長もちシリーズの両者をひとつに箱詰めした要冷蔵商品。
真空パックシウマイ&杜仲高麗豚真空パックシウマイも包装紙に「東京限定」と印字。
通常版と横浜中華街限定版の15個入り真空パックシウマイが1箱ずつ。
いずれも紙箱や包装紙のみが東京限定で、中身は既存のものでした。

●2018年10月19日(金)
東京都 東海道本線 東京駅「シウマイ御弁當」(860円)※崎陽軒
神奈川県 東海道本線 横浜駅「11種の野菜シウマイ」(530円)※崎陽軒
神奈川県 東海道本線 横浜駅「ハロウィン限定黒シウマイまん&かぼちゃまん」(550円)※崎陽軒
神奈川県 東海道本線 横浜駅「松花堂弁当 秋」(1,250円)※崎陽軒

シウマイ弁当は上野駅で購入。当館開館後5度目の購入ですが、
何のキャンペーンもない通常版が買えたのは15年ぶりか。
掛紙に紙ひもでなく、紙ぶたをフィルムで留める姿は変わりません。
経木のふたを付けてから、風味は横浜版と変わらなくなったと思います。

京急品川駅下りホームの崎陽軒売店で新作と期間限定作を購入。
10月12日発売の野菜シウマイは、「特製」でなく「昔ながら」のサイズで
6個入りのおいしさ長もちシリーズを野菜柄の紙箱に2パック封入。
食べれば温野菜のみじん切りがシウマイに混入されたような味がします。
10月1〜31日販売のハロウィン限定シウマイまんは、
公式サイト記載のとおり、透明なプラ製カップに黒色と橙色が5個ずつ。
黒はシウマイまんで、橙はそのシウマイをカボチャ餡に替えたもの。
お菓子でもおかずでもないこの味がどう評価されたか気になります。

さらに横浜駅の崎陽軒売店で未収穫の秋駅弁をひとつ。
季節が一巡した松花堂弁当の雰囲気は昨秋と同じでした。

●2018年10月20日(土)
千葉県 小湊鐵道 五井駅「あさりめし」(500円)※やり田
東京都 東海道本線 東京駅「東京駅グランスタ限定牛肉グリル&すきやき重」(1,679円)※ロック・フィールド
東京都 東海道本線 東京駅「浅草今半(六当地丼)」(2,525円)

再度の小湊鉄道トロッコ列車。ところが里見駅のあの駅弁がありません。
4年前偶然に遭遇した「なっぱの三色わっぱ弁当」は両日とも無し。
ここの駅弁は営業日も品揃えも謎だらけです。

帰路は東京駅「駅弁屋 祭」チェック。品物は残るも、未収穫品はゼロ。
「駅弁味の陣2018」対象品が今年は全然手に入りません。
なので地下1階のグランスタダイニングへ行き、駅弁代わりに
東京駅グランスタ限定とうたう弁当をふたつ買いました。

日本全国すべての百貨店のデパ地下に出店しているのではないかと思う
R1/F(アールエフワン)の牛肉弁当の見た目は焼肉丼と牛丼のセット。
2区画の白御飯の一方を3枚の牛焼肉とポテトサラダで覆い、
他方を牛肉煮と焼豆腐と漬物類で覆うもの。作りたてのおいしい惣菜。

やはり東京すべてのデパートにあると思う今半の牛肉弁当。
10月1日〜11月30日のJR東日本東京駅構内のキャンペーン
「第3回東京駅丼グランプリ」エントリー作のようで、
持ち帰り牛丼の一回り大きな容器に東北6県のブランド牛のシールを貼り、
中身は今半クオリティな薄手の牛肉煮を飯の底と上にたっぷり6枚と、
煮玉子や煮豆腐やネギなどの具と紅生姜。
2人前以上ありそうな全体の分量を含め、これは食べ応えがありすぎる高級牛丼。
夕飯向けにまた買って食べてみたいものですが、販売期間は来月限りか。

●2018年10月21日(日)
東京都 東海道本線 東京駅「おべんとう秋」(730円)※崎陽軒
北海道 函館本線 函館駅「鰊みがき弁当」(980円)※北海道キヨスク
鳥取県 山陰本線 鳥取駅「山陰鳥取かにめし」(1,280円)※アベ鳥取堂
鳥取県 山陰本線 鳥取駅「山陰鳥取かに寿し」(1,280円)
岡山県 山陽本線 岡山駅「ひるぜん高原の赤ワインを使った牛焼肉弁当」(1,000円)※三好野本店

崎陽軒のおべんとう秋は東京工場製。これは横浜と変わりません。
前日に続き東京駅「駅弁屋 祭」を捜索し、味の陣をひとつだけ収穫。
白飯と味噌焼の型押し飯を各1個に、玉子焼、かき揚げなどのおかずを細々と。
宮城県大崎地方のササニシキでなく「ささ結」を使うそうで、
隣県のつや姫とは対照的な、粘りも香りも薄い味もまた常温で心地よいもの。

その他はいろいろ再購入。
函館駅の名駅弁は11年ぶりか。つまり北海道キヨスク化後に初購入。
輸送の影響か、親子の具が固めな気がしました。
ここでも羽田空港でもよく見る鳥取駅弁を買うのは17年ぶり。
変わったのは値段だけ。カニ容器の表面のツヤが減ったかどうか。

買った記録が見当たらない山陰鳥取かに寿しは東京限定でしょうか。
四角い容器にかに寿し、かに細巻4個、かに握り1個、昆布を詰めたもの。
掛紙の絵柄は未収穫の「かに幕の内」と同じで、昭和の香りがします。

岡山駅弁はパッケージの既視感と名称の違和感を覚えながら購入。
今年4月にここで買った「ひるぜん高原牛肉ワイン煮弁当」とほぼ同じで、
名前を変え、御飯を覆う牛肉を減らしてナムルを加えたもの。
公式サイトに「★9月1日〜新発売★」とある、不思議なリニューアル。

●2018年10月23日(火)
岡山県 山陽本線 岡山駅「桃太郎の祭ずし」(1,000円)※三好野本店
青森県 東北新幹線 八戸駅「肉にぎり三種盛」(1,150円)※三咲羽や

都内の所要のついでに東京駅「駅弁屋 祭」。味の陣は空振り。
対象駅弁そのものは10種類近くあったと思います。買いたいものが買えません。
肉にぎり三種盛は既収穫な対象品で、対面そのものが7年ぶりか。
田子牛の牛焼肉、やまざきポークの豚しゃぶ、県産鶏肉の鶏タレ焼で
3種の握りが各2個は、見栄えと味に個性を強める方向でクセのある、印象的な作品。

岡山駅弁の祭ずしの通常版も購入は14年ぶり。
3人前など他のバージョンは時々買うので、久々な感じがしません。

●2018年10月28日(日)
神奈川県 東海道本線 横浜駅「黒炒飯弁当」(930円)※崎陽軒

近所の崎陽軒でハロウィン弁当を購入。昨年とほぼ同じでした。

>10/8 中年18きっぷさん:
宇都宮駅や長野駅などの収穫報告ありがとうございます。
岩下の新生姜とりめしは、大きな話題や人気という感じは受けませんが、
現地でも東武日光駅でも東京駅でも、実物に全然出会えません。

>10/11 加藤 貴史さん:
北海道の収穫報告ありがとうございます。
イランカラプテもほたとん弁当もマスコミに取り上げられたはずが、
収穫報告はほとんど見ない気がします。
こちらは北海道ふっこう割の獲得競争に負け、
暴騰した旅費を眺めて行く気が萎えてしまったところです。

>10/19 駅弁のあら竹 ぴーちゃん:
情報のご提供ありがとうございます。
ユニー・アピタ・ピアゴがドンキホーテに転換されていくと、
あの駅弁でないものまで多々集める賑やかな駅弁大会がどうなるのかなと思います。

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松阪 駅弁のあら竹 今期初のイベント案内 投稿者:駅弁のあら竹 ぴーちゃん
投稿日:2018年10月19日(金)17時40分25秒

松阪駅弁のあら竹から、今週末以降の駅弁販売イベントのお知らせです。
どうぞ各会場へぜひぜひ〜〜お立ち寄りくださいませね!!

☆10月20日(土)〜21日(日)
大井川鐵道SLフェスタにて、特別ゲスト駅弁として「元祖特撰牛肉弁当」を限定出品
販売場所:新金谷駅 「プラザロコ」

☆10月20日(土)〜21日(日)
中京地区のユニー・アピタ・ピアゴの駅弁大会に出品
(全店一斉開催でないので、開催店舗につきましてはご確認ください)

☆10月20日(土)〜21日(日)
京阪百貨店 くずは店「駅弁まつり」(土日だけ出品です)

☆10月27日(土)28日(日)
中京地区のユニー・アピタ・ピアゴの駅弁大会に出品
(全店舗一斉開催ではありませんので、各店舗ごとにお尋ねくださいませ)

☆10月27日(土)28日(日)
静岡地区のユニー・アピタ・ピアゴの駅弁大会に出品

☆11月3日(土)
『近鉄ハイキング』の松阪駅北口受付に「モー太郎」が登場
氏郷まつりを盛り上げます!!!

☆11月4日(日)
稲沢鉄道物語 (愛知県稲沢市・稲沢市民会館)に、あら竹駅弁が出店します!!
新竹浩子社長が参上!!!

☆11月4日(日)
あら竹「すき焼き弁当」お茶付き
「近鉄ラガーズ選手と行く貸し切り列車花園ラグビー場観戦ツアー」が実施されます!!

☆11月4日(日)
日本大学商学部 学部祭「砧(きぬた)祭」
日本大学鉄道研究会の「駅弁販売会」に出品
場所:日本大学商学部 3号館1階食堂「アゼリア」

☆11月3日(土)4日(日)
中京地区のユニー・アピタ・ピアゴの駅弁大会に出品
(全店舗一斉開催ではありませんので、各店舗ごとにお尋ねくださいませ)

☆11月10日(土)〜11日(日)
近鉄鉄道まつり IN 塩浜
近鉄リテーリングさんの弁当販売ブースにて販売!!

☆11月10日(土)11日(日)
中京地区のユニー・アピタ・ピアゴの駅弁大会に出品
(全店舗一斉開催ではありませんので、各店舗ごとにお尋ねくださいませ)

☆11月11日(日)
JR東海さわやかウォーキング松阪散策コース・スタートの松阪駅に
あら竹オリジナルキャラ「モー太郎」登場
「あら竹駅弁」をウォーキングのお供に ぜひご用命ください!!

☆11月25日(日)
「松阪牛まつり」クラブツーリズム松阪コースに「モー太郎弁当」をご用意!!

http://www.ekiben-aratake.com

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JR札幌駅・JR東室蘭駅の駅弁(2018年秋) 投稿者:加藤 貴史
投稿日:2018年10月11日(木)04時01分56秒

 駅弁味の陣開始間もない中、10月8日から1泊2日で北海道南部に行ってきました。
1 イランカラプテ第2弾 ハスカップご飯と鹿肉弁当(札幌駅立売商会調製) 1080円
 札幌駅のコンコ―ス内駅弁売店にて購入しました。鹿の焼肉とハスカップご飯、南瓜素揚と昆布という構成です。JR北海道の車内誌によると調製元の社長が牛肉と酢飯の組合せからヒントを得たとのことでした。ハスカップご飯は酢飯の味で、タレ風味の鹿焼肉と調和されていました。
2 ほたとん弁当(噴火湾食品室蘭店調製) 730円
 JR東室蘭駅の改札横の土産物店にて購入しました。母恋駅の母恋めしの他にこちらも販売されています。名前の通りほたてめしと豚丼の組合せで、鶉卵と塩焼きそばと豆煮が付け合わせとして入っています。常温でも豚丼はジュ―シ―な風味で、帆立は小振りながらも存在感がありました。

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宇都宮、中央本線の駅弁食べてきました 投稿者:中年18きっぷ
投稿日:2018年10月 8日(月)23時29分31秒

すっかり遅くなりましたが8月のご報告であります。

2018年8月29日
1.宇都宮駅「焼餃子ダブル弁当」(松廼家、\800)
2.宇都宮駅「キスできる餃子弁当」(松廼家、¥850)
3.宇都宮駅「岩下の新生姜とりめし」(松廼家、¥850)

 松廼家さんの未食駅弁目当てに訪問、いずれも電話予約のうえ在来線改札内専用売店で12:30に購入。
「焼餃子ダブル弁当」は昨年に既に食べているが、小生大好きな駅弁につきリピート購入。駅弁としては大型の折りの三分の一をゴマ掛け白飯が、三分の二を宇都宮としては若干大きめの焼餃子12ヶが占めるというネーミングそのままの迫力弁当で、それ以外のものといったら餃子のタレ2袋とご飯の片隅にある漬物が3小片あるのみ。なにしろ「餃子食べた感」が半端ない。しかしこの餃子、ニンニクこそ使用していないようであるが餃子臭の発散も半端なく、電車内で食すに後ろめたさも覚える。何しろ昨今は新幹線車内で蓬莱の豚まんを食べるにもマナー違反の声が上がるという時代である。世の中変わったのである。おじさんといえども気にせざるを得ない。
 ところで関係ない話かもしれないが、横浜駅弁崎陽軒のシウマイ弁当も、このように潔い「ご飯とシウマイのみ」のバージョンはできないものか。実は小生小学生の時に初めて自分が意識して購入した駅弁が「シウマイ弁当」だったのだが、店頭で名前を見てまず頭に浮かんだのが「半分が白ご飯、半分に崎陽軒のシウマイがきっしり」という弁当であった。赤色包装の崎陽軒のシウマイ自体は父親が何回かお土産に買ってきたから存在を知っていたが、サイズ的にもシウマイの折りがすっぽり入るとちょうど良いバランスになるように思ったのである。ワクワクして開けてみると、シウマイは当時たったの4個しかなくあとは普通のおかずが大部分を占めており、はっきり言ってがっかりした。どうか崎陽軒におかれましては、タケノコや鶏から揚げ増量バージョンも良いが、「ご飯とシウマイだけ」弁当を創生し小生長年の夢をかなえていただきたいものである。
 「キスできる餃子弁当」は同名の映画とタイアップした商品で、実は電話で予約した際に、既に販売期間終了ということで一旦断られた。しかし電話口で余りにも残念感がにじみ出てしまったのか、応対した松廼家の方の方から「とりあえず予約を受けて、材料があるかどうか確認する」言っていただき、結果として購入がかなったもの。残念ながら「恋みくじ」なるオマケはどこにも見当たらなかったが、そんなことはどうでも良い。松廼家さんの親切な取り計らいは実に有り難く、かつ嬉しかった。中身は焼き餃子2ヶとキスのフライ、というのは何やら判じ物のようであるが、「人参とくるみのマスタード和え」「アスパラガスのマヨネーズ和え」といった少量おかずがやたらおいしく、どピンク色のウズラの卵とイチゴくずもちが胸キュン感を醸し出している。外見的に言っても量的に言っても女子受けを狙う製品と思う。なかなかセンスが良い製品なので、レギュラー化してもいいのではないだろうか。
 「岩下の新生姜とりめし」は栃木の地場メーカー岩下食品の製造による、栃木の人は誰でも知っているらしい逸品「岩下の新生姜」を用いたとりめしの特別バージョン。こちらは現役で盛んに販売中であった。新生姜を用いたという鶏から揚げもつくねも、言われなければ新生姜使用とはわからなかったが、何だか旨い。通常版とりめしよりもこちらを支持致します。パッケージに描かれたニワトリも力強くいい味だ。

2018年8月31日
1.小淵沢駅(購入東京駅)「信州みその西京焼き弁当」(丸政、\1,380)
2.小淵沢駅「プレミアム高原野菜とカツの弁当」(丸政、\1,400)
3.松本駅「山菜ちらし寿司」(カワカミ、¥880)

 朝5時40分開店直後の東京駅改札内売店「祭」は結構空いていて楽に買い物ができた。丸政の「祭」用新製品かと思って「信州みその西京焼き弁当」を購入したが、この後小淵沢駅に行ってみると現地でもちゃんと販売されていた。茶めしの上に海苔を敷き、メインのかれい西京焼きに卵焼き、野菜煮物、野沢菜炒めなどを載せた高級版海苔弁のような製品。山の中で作る弁当のメインがなぜ海の魚、という疑問も湧くが、主役は西京焼きに使用する信州みそということらしい。西京焼きは京都の甘い白味噌使用が通常と思うが、辛口の信州みそを使用したというところがミソなのだろう。魚の味は普通だが確かに味噌の風味は良い。野沢菜炒めも信州を主張。(考えてみれば製造場所は甲州なのではあるが)
 「高原野菜とカツの弁当」は小淵沢駅改札外の駅構内売店MASAICHIで購入。本年、夏休み中おそらく購入日までは通常版「高原野菜とカツの弁当」の販売はなく、400円高いこのプレミアム版のみの販売である。3年前は通常版とプレミアム版は並行販売しており私はその食べ比べを実施、「ミニトマト以外は食味に大差なし。すなわち価格差に見合う味の違い無し」という結論を得たのだが、まあ、そう思った人が他にも多かったのだろう。調製元としてはどうしてもプレミアム版を売りたくて、通常版販売を該当期間中は取りやめるという究極の高価路線マーケティング策を打ち出したのである。顧客の選択肢を奪い去る暴挙であると思う。
 松本駅では改札内コンコースの売店「駅弁あずさ」にて夜食用に23時と最も消費期限が遅かった「山菜ちらし寿司」を選択。寿司上の錦糸卵と、小さな公魚(ワカサギ)の甘露煮が1尾入る以外は、植物性材料しか見当たらない。松本駅で最も地味な駅弁のように思うが、大なめこのようなキノコや、見事に葉先を巻いたこごみなどちょっと珍しい山菜や、辛子風味の小稲荷寿司などそれなりの特徴もある。しかし米飯中心の内容で量も少な目、880円という値段は少々お高く感じる。古風な掛け紙紐かけ包装は良い。

2018年9月2日
1.長野駅「明治亭ソースかつ丼」(明治亭、\1,447)
2.長野駅「信州みゆきポーク ソースかつ丼」(王滝グループ アン・アドヴァンスコーポーレーション、\1,050)
3.松本駅「信州山ごはん 米豚のめし」(イイダヤ軒、\1,000)

 長野駅ではソースかつ丼駅弁の私的対決を試みた。デリクックちくまの「味噌かつ弁当」も加えたかったが、あいにくと販売が見当たらなかった。

 「明治亭ソースかつ丼」は駅ビルmidori内明治亭弁当専用売店で購入。駒ヶ根ソースかつ丼を目玉として長野県内に5店舗を展開する地場レストランのテイクアウト専門店である。客観的に見て駅弁であるかどうかは微妙なところだが、この売店には堂々「長野・名物 駅弁」という看板がしつらえてあるのだ。かつ丼関係を始め牛肉関係やカツサンドなど何種類もの弁当類を販売していたが、代表的な製品と思われる本品を選択した。いかにも持ち帰り弁当用という感じのポリスチレン製と思われる安っぽい容器に入るが、専用の掛け紙はかぶせてある。白飯に千切りキャベツを敷きその上にソースをまぶしたロースカツを配置、ピンク色した大根漬物とレモンスライスを添え、さらに専用ソースと辛子小袋を添付。この弁当の特徴は堂々とした分厚いとんかつであり上品な旨味の多い肉は食べごたえがある。専用ソースもなるほどとんかつに良く合うレシピーを感じさせる風味。冷めてはいるが、名物のソースかつ丼を食べたという気にさせられる弁当である。
 「信州みゆきポーク ソースかつ丼」は在来線改札内コンコースの売店「科の木」で購入した公式と言って良いと思われる駅弁。容器は駅弁によくある黒色発泡材を用いた折りで若干の高級感がある。これも白米の上に千切りキャベツを敷きその上にロースかつを配置するが、6片にカットされたうちの1片だけが切り口を見せているのがなにやらあざとい。大根の醤油漬け1片と細かい野沢菜、それにプラスチック容器入り大量のソースが添えられており、ソースは自分でかける仕組みである。とんかつは明治亭と互角の大きさだが、価格を反映してか厚みは約半分で脂身もやや多い。ソースも比較的普通の味。肉の旨味は多いが、一言に言ってチープ感のある旨味で実は好みの風味。こちらの方が駅弁的に親しみの湧く製品と感じた。
 なお「科の木」には明治亭の製品「明治亭ソースかつ丼弁当」も販売があったが、これは鹿肉を用いたソースかつ丼で、midoriの売店ではこちらの販売は無し。鹿肉かつ丼に限って販売しているのは先行する王滝グループ弁当との直接競合を避けるためなのかもしれない。
 豚肉繋がりで松本駅のでは「米豚のめし」を購入。現在政府が全力で栽培を推進している飼料米を食べて育った、国策に沿った豚の肉なのか、旨い。塩だれ焼のバラ肉は予想通りの普通な味だが、味噌漬けは赤身でモモ肉なのだろうか、ちょっと味わったことの無いような風味のコクある旨味が印象的。イイダヤ軒にしては珍しく直球勝負でシンプルな内容ながら、2種類の豚肉が結構楽しめる駅弁でした。

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駅弁味の陣2018などの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2018年10月 8日(月)23時10分53秒

こんばんは、まっこうくじらです。
先週末の三連休の駅弁はこれだけです。
エアコンをつけて、ほぼ収蔵作業をしていました。

●2018年10月7日(日)
秋田県 奥羽本線 秋田駅「秋田のんめもの弁当」(1,100円)※関根屋
鹿児島県 鹿児島本線 鹿児島中央駅「鹿児島黒豚極黒豚めし」(1,080円)※松栄軒
山梨県 中央本線 小淵沢駅「甲州Wワイン弁当!!」(1,100円)※丸政
宮城県 東北本線 仙台駅「厚切り真たん牛たん弁当」(1,500円)※こばやし
東京都 東海道本線 東京駅「かに・いくら・焼ホタテ弁当」(1,280円)※日本ばし大増
神奈川県 東海道本線 小田原駅「金目DE鯛めし」(1,200円)※東華軒
茨城県 常磐線 水戸駅「常陸牛と茨城の栗めし」(1,250円)※しまだフーズ
東京都 東海道本線 東京駅「チキン弁当×ボンカレー」(900円)※日本ばし大増

東京駅「駅弁屋 祭」で駅弁味の陣2018の対象駅弁をまとめ買い。
例年どおり店頭に冊子を山積み。今年は日本語の1種類のみのようです。

秋田のんめもの弁当は昨年11月に現地で買いましたが、
今回は「秋田・男鹿エリア編」の新作でエントリーなので購入。
以前の掛紙を見たら「秋・冬の味覚編」とあり、当初から次作を描いていたのかと。
中身は激変し、茶飯を錦糸卵とタコそぼろと天然真鯛の2種の蒸し焼きで覆い、
練り物とやきそばを入れて小柄に。「塩だれ」「甘辛みそ」のタイは、
ただ焼いて臭いものと酒粕漬に感じました。前回とほぼ同じイラストマップを添付。

極黒豚めしは「新極黒豚めし」の名で味の陣にエントリー。現物に「新」はありません。
12年前の前作との違いは、見た目は錦糸卵と紅生姜の省略だけ。
肉が厚めで弾力があり鶏肉のような臭みがあるものになっていて、
角煮や薄切りで美味しい他の鹿児島黒豚駅弁とは異なるクセを持つような。

甲州Wワイン弁当は、チキン弁当に近いバスケット形のボール紙箱。
よって2区画の中身は、牛丼とハンバーグ丼。牛肉は筋がしっかり、
ハンバーグは草津駅弁と同じ味と密度と洋風を備え、好みは後者。
赤ワインや白ワインがソースに使われるのは気が付きませんでした。

厚切り真たん牛たん弁当は、鶴屋駅弁大会での同名の催事駅弁と同じく、
麦飯を6切れの厚めの牛たん焼で覆う加熱機能なし容器の駅弁。
味も同じ感じで、専門店のものより柔らかさや塩胡椒の味付けが薄め。
スリーブの写真まで同じ。容器が長方形でなく正方形で、見た目だけの印象が違います。

かに・いくら・焼ホタテ弁当の絵柄は、まぐろいくら弁当と似た感じ。
酢飯を駅弁の名前の食材と、錦糸卵と花れんこんと味付わさびと醤油ボトルで覆います。
上げ底上げぶたをしない、実演販売でない海鮮駅弁の標準品かと。
味の陣の終了後も、東京駅の駅弁屋で買って食べる弁当として続けられそうな印象です。

金目DE鯛めしは、小田原駅弁の鯛めしの最上等版か。
通常版より身の粒が大きい気がする鯛飯に、倍の大きさの金目鯛西京焼を置き、
「金目鯛有馬煮」とある濃い煮付けのフレークも載せ、
かまぼこ、玉子焼、じゃこ天、ちくわ、ゆず大根漬、小梅漬と付合せも多種。
この調製元130周年記念駅弁はレギュラー入りできるでしょうか。

常陸牛と茨城の栗めしは、牛飯と栗飯が同じ茶飯の上で同居。
牛肉がB級的に飯に合い、甘めのクリ3個はなかなかの大粒で、
煮物やシメジなどの付合せも邪魔にならず、価格なりの味を備えるかと。

さらにNREの駅弁屋で、10月5日発売のボンカレータイアップなチキン弁当を購入。
通常版も併売。こちらはJAVATEAの赤か白を100円引きで買えるとか。
つまり数年続いたPLAYTABLEBENTOの代替でしょうか。
「ボンカレーゴールド中辛は使用しておりません」と明記する
カレーペーストをターメリックライスに載せ、鶏唐揚の一部がカレー味。
実はボンカレーは好みでないのですが、これはおいしい味でした。

>10/8 MNさん:
金沢駅弁のご報告ありがとうございます。
百万石弁当のリニューアルは昨年付で公式発表されていたようです。
http://ootomorou.ekiben.or.jp/new_releases/2017/11/002047.html
昭和の古き幕の内駅弁から、9区画で金沢の食を表現する小箱へ進化した印象です。

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金沢駅弁 投稿者:MN
投稿日:2018年10月 8日(月)07時08分25秒

久しぶりに金沢駅で「百万石弁当」を買ったら内容が大幅にリニューアルしていました。
中身が9等分されて日の丸ご飯がその一角に縮小、代わりに鮭の押し寿司や五目ご飯が入っていました。
おかずではエビフライやソーセージが無くなりつくねが加わり焼き魚が鮭から鰤に変わり他に煮物が加わる等しています。

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駅弁味の陣2018 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2018年10月 1日(月)21時28分58秒

こんばんは、まっこうくじらです。今年もこれをやるそうです。
2018年9月26日JR東日本プレスリリース
駅弁頂上決戦「駅弁味の陣2018」開催
http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180926.pdf

飯山が消えるなど長野県が激減し、対象は前年比7減の56種類。
一方で「越境駅弁」として、函館駅のみかど、福井駅の番匠本店、
新神戸駅の淡路屋、広島駅弁当、鹿児島中央駅の松栄軒がひとつずつ対象。
北は千歳や苫小牧や静内や摩周など、西は姫路や岡山など、
東京駅「駅弁屋 祭」にはもっといろんな駅弁屋が来ていますが、
そこまでは範囲を広げなかったようです。

【北東北(青森県・岩手県・秋田県)】10種類(前年9種類)
1.青森県 東北本線 青森駅「伯養軒の牛めし弁当」(1,150円)※ウェルネス伯養軒青森支店
2.青森県 東北新幹線 新青森駅「青天の霹靂米日記」(1,100円)※幸福の寿し本舗 ※新作駅弁
3.青森県 東北新幹線 八戸駅「みちのく和膳」(1,080円)※吉田屋 ※新作駅弁
4.青森県 東北新幹線 新青森駅「焼肉だらけ」(1,300円)※つがる惣菜
5.青森県 東北新幹線 八戸駅「肉にぎり三種盛」(1,150円)※三咲羽や
6.岩手県 東北本線 一ノ関駅「イーハトーブの旅」(1,250円)※あべちう
7.岩手県 東北本線 一ノ関駅「香ばし海苔とうにごはん」(1,200円)※斎藤松月堂 ※新作駅弁
8.岩手県 東北本線 盛岡駅「前沢牛めし」(1,330円)※日本レストランエンタプライズ仙台調理センター
9.秋田県 奥羽本線 秋田駅「秋田のんめもの弁当秋田・男鹿エリア編」(1,100円)※関根屋 ※新作駅弁
10.秋田県 奥羽本線 秋田駅「白神そだちあわび五能線弁当」(1,300円)※関根屋

【南東北(宮城県・山形県・福島県)】9種類(前年12種類)
11.宮城県 東北本線 仙台駅「世界農業遺産認定記念おにぎり弁当」(950円)※日本レストランエンタプライズ仙台調理センター ※新作駅弁
12.宮城県 東北本線 仙台駅「厚切り真たん牛たん弁当」(1,500円)※こばやし ※新作駅弁
13.宮城県 東北本線 仙台駅「金華さば棒ずし」(1,250円)※ウェルネス伯養軒仙台支店
14.山形県 奥羽本線 米沢駅「どまん中百選(牛肉どまん中/海鮮どまん中)」(1,450円)※新杵屋 注:仙台駅で販売
15.山形県 奥羽本線 山形駅「牛豚鶏の肉づくし」(1,200円)※もりべん
16.山形県 奥羽本線 米沢駅「米澤牛牛肉辨當」(1,350円)※松川弁当店
17.福島県 磐越西線 会津若松駅「伯養軒のソースヒレカツ弁当」(950円)※ウェルネス伯養軒郡山支店
18.福島県 東北本線 郡山駅「海苔のりべん」(980円)※福豆屋
19.福島県 常磐線 いわき駅「うに貝焼き食べくらべ駅弁」(1,480円)※アクアマリンパークウェアハウス ※新作駅弁

【甲信越(新潟県・長野県・山梨県)】10種類(前年15種類)
20.新潟県 信越本線 新潟駅「村上牛しぐれ」(1,200円)※新潟三新軒
21.新潟県 信越本線 新潟駅「焼漬鮭ほぐし弁当」(1,130円)※三新軒
22.新潟県 信越本線 新潟駅「まさかいくらなんでも寿司」(1,150円)※新発田三新軒
23.新潟県 信越本線 新潟駅「海老づくし」(1,180円)※神尾弁当部
24.新潟県 信越本線 長岡駅「魚沼産コシヒカリ弁当」(1,180円)※池田屋 ※新作駅弁
25.新潟県 上越線 越後湯沢駅「いくらたらこめし」(1,050円)※川岳軒
26.新潟県 信越本線 直江津駅「磯の漁火」(1,250円)※ホテルハイマート
27.長野県 篠ノ井線 松本駅「信州山ごはん米豚のめし」(1,000円)※イイダヤ軒
28.長野県 信越本線 長野駅「信州牛和牛めし弁当」(1,350円)※アン・アドヴァンス・コーポレーション
29.山梨県 中央本線 小淵沢駅「甲州Wワイン弁当(しあわせ甲斐)」(1,100円)※丸政

【北関東(茨城県・群馬県・栃木県)】9種類(前年10種類)
30.茨城県 常磐線 水戸駅「常陸牛と茨城の栗めし」(1,250円)※しまだフーズ ※新作駅弁
31.茨城県 常磐線 水戸駅「大洗名物釜揚げしらす弁当」(1,050円)※しまだフーズ
32.茨城県 常磐線 水戸駅「またべえ焼き鯖すし」(1,080円)※マエハマ
33.茨城県 常磐線 水戸駅「スペシャル日の丸弁当」(760円)※こうじや
34.群馬県 信越本線 横川駅「荻野屋特製幕の内弁当」(1,800円)※荻野屋 ※新作駅弁 注:高崎駅と軽井沢駅で販売
35.群馬県 高崎線 高崎駅「だるま弁当」(1,000円)※高崎弁当
36.群馬県 高崎線 高崎駅「鶏めし御弁当」(900円)※高崎弁当
37.栃木県 東北本線 宇都宮駅「とちぎゆめポークのフルーツソースかつ弁当」(1,200円)※松廼家 ※新作駅弁
38.栃木県 東北本線 宇都宮駅「岩下の新生姜とりめし」(850円)※松廼家 ※新作駅弁

【南関東・静岡(神奈川県・千葉県・埼玉県・静岡県)】9種類(前年は「南関東」10種類と「静岡」3種類)
39.神奈川県 東海道本線 横浜駅「横濱中華弁当」(1,100円)※崎陽軒
40.神奈川県 東海道本線 小田原駅「東華軒130周年記念金目DE鯛めし」(1,200円)※東華軒 ※新作駅弁
41.神奈川県 東海道本線 大船駅「伝承鯵の押寿し」(1,280円)※大船軒
42.千葉県 総武本線 千葉駅「トンかつ弁当」(500円)※リエイ万葉軒千葉工場
43.千葉県 総武本線 千葉駅「漁り弁当」(1,150円)※リエイ万葉軒千葉工場
44.千葉県 総武本線 千葉駅「菜の花弁当」(650円)※リエイ万葉軒千葉工場
45.埼玉県 東北本線 大宮駅「大宮辨當」(1,200円)※松廼家
46.埼玉県 東北本線 大宮駅「彩の国黒豚勧進帳弁当」(1,300円)※ひびき
47.静岡県 伊東線 伊東駅「いなり寿し」(620円)※祇園

【東京(東京都)】4種類(前年4種類)
48.東京都 東海道本線 東京駅「50品目バラエティ弁当」(1,350円)※日本ばし大増
49.東京都 東海道本線 東京駅「菜食弁当」(900円)※日本ばし大増
50.東京都 東海道本線 東京駅「銀幕」(1,400円)※日本ばし大増 ※新作駅弁
51.東京都 東海道本線 東京駅「かにいくら焼ホタテ弁当」(1,280円)※日本ばし大増 ※新作駅弁

【越境出陣】5種類(前年なし)
52.北海道 函館本線 函館駅「鰊みがき弁当」(980円)※北海道キヨスクみかど弁当工場
53.福井県 北陸本線 福井駅「越前かにめし」(1,300円)※番匠本店
54.兵庫県 山陽本線 西明石駅「ひっぱりだこ飯」(1,080円)※淡路屋
55.広島県 山陽本線 広島駅「とろ〜り煮あなごめし」(1,300円)※広島駅弁当
56.鹿児島県 鹿児島本線 鹿児島中央駅「新極黒豚めし」(1,080円)※松栄軒 ※新作駅弁