札幌駅から快速列車で約40分。北海道の空の玄関口。新空港の開港とともに、ターミナルビルの地下に鉄道の駅ができ、空港で売られる弁当を売り始めた。常設の売店はないが、駅のホーム上で新千歳空港の空弁がここの駅弁として売られることがあるらしい。1992(平成4)年7月1日開業、北海道千歳市美々。
2010(平成22)年より前から売られている空弁。新千歳空港の駅弁とも紹介される。白飯に焼鮭を載せ、玉子焼、昆布巻2個、春巻き、揚げ蒲鉾、プチトマト、たくあんを添える、小さな幕の内弁当。小柄でおいしく、2003(平成15)年の空弁ブームの頃の空弁らしい感じ。価格は2016年時点で750円、2018年時点で880円、2023年時点で930円。
※2023年6月補訂:値上げを追記2010(平成22)年より前から売られている空弁。新千歳空港の駅弁とも紹介される。イカに飯を詰めて煮たものを2個、真空パックに詰めて、中身のイラストを描いた紙箱に収める。内容は森駅で有名な駅弁「いかめし」と同じで、味も似たようなもので、やや小柄な印象。袋を切った状態でかぶりつけるので、森駅弁よりもむしろ食べやすい。北海道以外のスーパーやデパートの駅弁催事でも、よく取り扱われる模様。
2017(平成29)年頃の発売か。駅弁というよりはむしろ、新千歳空港の空弁だろう。白飯の上に、とさかのり、鮭トロ、イクラ、サーモンの切り身を置き、「ルイベ」なる鮭といくらの醤油漬を、透明なトレーに薄く敷いて置く。サケだらけの内容とその脂の味と塩味は、サケ好きやサーモン好きや、酒好きに向いた内容だと思う。東京でもよく売られるらしい。価格は2020年の購入時で1,380円、2023年時点で1,480円。
※2023年6月補訂:値上げを追記2016年時点でJR時刻表に掲載されるなど、新千歳空港駅の駅弁と紹介されることもあるが、これは新千歳空港の空弁だろう。掛紙にも「新千歳空港限定」とあり、これは駅でなく空港を指していそう。竹皮編み容器を模した形状のプラ容器に、大きなおにぎりを2個と、たくあんのカップを1個詰める。中身は筋子と鮭だった。個人的に苦手な梅干しでなくて一安心。よく見ると掛紙に書いてあった。価格は2016年時点で650円、2018年時点で780円、2023年時点で880円。
※2023年6月補訂:値上げを追記2010年までに新千歳空港や駅弁大会で発売か。商品名と宣伝文を記して中身の写真を使わない専用の紙箱に詰めた正八角形のプラ容器に、酢飯を詰め、錦糸卵とカニほぐし身で覆い、蒸しウニと海藻も詰めて、イクラと鮭漬を透明なトレーで添える。「石狩鮨」とは異なる姿で、同じ味を提供。価格は2010年時点で1,050円、2014年時点で1,080円、2015年時点で1,180円、2018年時点で1,250円、2023年時点で1,450円。
商品名は「ミニ石狩鮨サケイクラ」とも。1972(昭和47)年に今でいう千歳空港の空弁として発売されたロングセラー「石狩鮨」の一種で、2003年の空弁ブームより前から空港や駅弁大会で販売された商品。中身はスリーブの写真と同じく、小さく平たい正方形のプラ容器に、俵型あるいは棒状に型押しした酢飯を詰め、半分を鮭の薄身で、半分をイクラで覆うもの。公式の推薦文「小腹が空いた時など、おすすめです。お土産にもどうぞ。」のとおり、一食に満たない分量で価格を抑えたお手軽品。価格は2007年時点で710円、2014年時点で730円、2015年時点で750円、2018年時点で850円、2023年時点で990円。
商品名は「ミニ石狩鮨カニイクラ」とも。1972(昭和47)年に今でいう千歳空港の空弁として発売されたロングセラー「石狩鮨」の一種で、2003年の空弁ブームより前から空港や駅弁大会で販売された商品。中身はスリーブの写真と同じく、小さく平たい正方形のプラ容器に、俵型あるいは棒状に型押しした酢飯を詰め、半分をカニほぐし身で、半分をイクラで覆うもの。公式の推薦文「小腹が空いた時など、おすすめです。お土産にもどうぞ。」のとおり、一食に満たない分量で価格を抑えたお手軽品。価格は2007年時点で710円、2014年時点で730円、2015年時点で750円、2018年時点で950円、2023年時点で1,150円。
1972(昭和47)年に当時の千歳空港で発売。新千歳空港の空弁であり、新千歳空港駅の駅弁として扱われることもあり、北海道のお弁当として羽田空港や東京駅や、スーパーやデパートの駅弁空弁大会でも買える、ロングセラーかつ定番の商品。中身の写真を使うスリーブには「石狩鮨」の名前と「さけ」「かに」の文字もあるが、上記の商品と異なり「石狩鮨サケカニ」と呼ばれることはない。
木製の押寿司容器を模したようなボール紙の折箱に詰めた正方形のトレーの、2区画それぞれに俵型あるいは棒状に型押しした酢飯を薄く敷き、一方に鮭の薄身を貼り、他方をカニほぐし身で覆う。おかずも漬物もない、昭和生まれでこんなにシンプルな駅弁や空弁は、押寿司のものを除きほとんどないと思う。このわかりやすさと、見た目と違わない味の良さが、人気の理由か。価格は2001年時点で680円、2010年時点で880円、2014年時点で905円、2015年時点で950円、2018年時点で1,000円、2023年時点で1,100円。
2001(平成13)年11月8日に購入した、新千歳空港駅弁のスリーブ。内容は上記の2013年のものと同じだが、当時は容器が黒いプラ製で、これに酢飯を直接敷いて具を載せる、まるで押し寿司のようなお弁当だった。これは具が「カニイクラ」。調製元の名前は「佐藤食品」。