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 旅の友「駅弁」。実際に食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR北海道 恵比島(えびしま)駅 JR-Hokkaido Ebishima Station
2016年11月6日訪問 Googleマップ「恵比島駅」

駅名標 駅舎 駅構内

留萌本線で深川駅からも留萠駅からも約30分。かつてここは石炭や木材を積み出した駅であり、駅前に旅館や商店があり、大正時代には駅弁が売られた。1999年のNHK連続テレビ小説「すずらん」の撮影に用意した駅舎や旅館が残る。1910(明治43)年11月23日開業、北海道雨竜郡沼田町字恵比島。

【掛紙】御壽司(20銭)Osushi
1922年頃調製

掛紙

1922(大正11)年の調製と思われる、昔の恵比島駅弁の掛紙。同年に上野公園で開催された平和記念東京博覧会で英国の皇太子殿下が来日されたことを記念して、全国各地の駅弁屋が同じデザインの記念掛紙を使用したもの。周囲に日本と英国の国旗を配し、右に駅弁の名前、左下に調製元、下部に日英の歓迎文、上部の2枠は広告枠。

このように、かつて恵比島は公式な駅弁販売駅であった。留萠線が私鉄の留萠鉄道を分けるターミナルであり、道央と天塩を結ぶ地方幹線の途中駅であり、駅弁需要があったのだろう。炭坑の閉山により1969(昭和44)年には留萠鉄道が休止、後に廃止、1986年には駅を無人化、1987年に羽幌線が廃止、現在は駅の利用者が一日数名程度だという。

販売駅
留萠本線 恵比島(えびしま)駅 1910(明治43)年11月23日開業 北海道雨竜郡沼田町恵比島
調製元
大黒屋待合所 所在地の記載なし 連絡先の記載なし
催事駅弁

【終売】沼田お弁当(1,050円)Numata Obento (end of sales)
2004年2月7日に川崎さいか屋駅弁大会で購入

掛紙
掛紙 外観 外観 中身

これは駅弁でなく、デパートの催事場で売られた弁当で、北海道雨竜郡沼田町と沼田町観光協会の町おこし弁当かもしれない。緑色のA4判OA用紙の掛紙には、1999(平成11)年度前半のNHK連続テレビ小説「すずらん」の文字や、番組で登場した駅舎や町並みを印刷する。中身はしめじめしとケチャップライスに、ホタテ、シイタケ、ウナギ、玉子焼、かまぼこと、おかずが少々。これで1,050円とはずいぶんと高いが、百貨店の催事へわざわざ弁当を買いに来る客が相手であれば、価格はそれほど重要視されないだろうから、これでよい。

駅弁業も営む廃れた駅前旅館が駅弁に駅長手製の人形を付けたら「幸せを呼ぶ弁当」と評判になり繁栄したというストーリーで、1999(平成11)年4月5日から10月2日まで放送されたNHKの連続テレビ小説「すずらん」。平均視聴率26.2%と好調で、翌年には映画化された。

撮影では「明日萌(あしもい)駅」役として留萌本線の恵比島駅に駅舎を建て、「中村旅館」役に恵比島駅前の旧駅前旅館を使用したため、ここは多くの観光客で賑わい、留萌本線に「SLすずらん号」なるSL列車まで走った。ブームもさすがに2003(平成15)年頃には息切れしたが、地元の自治体や観光協会はあと何十年と自慢し続けるはず。なお、テレビ放送に出た駅弁とこの弁当はまったく似ていない。

販売駅
留萠本線 恵比島(えびしま)駅 1910(明治43)年11月23日開業 北海道雨竜郡沼田町恵比島
調製元
沼田町・沼田町観光協会 北海道雨竜郡沼田町南1条3丁目6番53号 0164(35)2111