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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR北海道 上興部(かみおこっぺ)駅(廃止)JR-Hokkaido Kamiokoppe Station (abandoned)
2023(令和5)年5月訪問 GoogleMap「上興部駅」

駅名標 駅舎 駅構内

営業当時で、名寄駅や紋別駅から名寄本線の列車で約1時間。かつてここには峠越えの蒸気機関車が詰めており、大正時代から1961(昭和36)年まで駅弁が売られた。駅弁屋は後に興部駅へ移転し、1980年代まで「帆立しめじ弁当」が売られたという。上興部駅跡は鉄道記念館となった。1920(大正9)年10月25日開業、1989(平成元)年4月30日限りで廃止、北海道紋別郡西興部村字上興部。


JR北海道 興部(おこっぺ)駅(廃止)JR-Hokkaido Okoppe Station (abandoned)
2023(令和5)年5月訪問 GoogleMap「興部駅」

駅名標 駅舎 駅構内

営業当時で、名寄本線の列車で名寄駅から約1時間半。興部町は北海道の北東部でオホーツク海に面した、人口約4千人の町。林業よりも漁業よりも酪農がさかん。かつて名寄本線が興浜南線を分ける鉄道の駅があったが、1980年代にいずれも廃止され、跡地は今では道の駅。上記のとおり上興部駅から移転してきた駅弁屋が、1961年から1980年代まで営業した。1921(大正10)年3月25日開業、1989(平成元)年4月30日限りで廃止、北海道紋別郡興部町字興部。

【掛紙】帆立しめじ弁当(価格不明)Hotate Shimeji Bento
1980年2月12日調製 Feb. 12, 1980

掛紙

1980(昭和55)年2月12日の調製と思われる、昔の興部駅弁の掛紙。ただし、調製印は京王百貨店のもの。駅弁大会の実演販売で使用された掛紙だと思われる。

販売駅
名寄本線 興部(おこっぺ)駅 1921(大正10)年3月25日開業 1989(平成元)年4月30日限りで廃止 北海道紋別郡興部町字興部
調製元
米田弁当部 北海道紋別郡興部町元町 (2)2222
催事駅弁

【終売】帆立しめじ弁当(840円)Hotate Shimeji Bento (end of sales)
2004年2月7日にさいか屋川崎店の駅弁大会で購入 Feb. 7, 2004

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

かつて名寄本線興部駅で販売されていたという駅弁を、1997(平成9)年1月の京王百貨店の駅弁大会で復刻販売したもの。その後もしばらくは、冬場の関東の大規模駅弁大会を中心に散発的に販売された、現地売りがなく駅弁大会でしか買えない催事用駅弁。

掛紙は現役当時のデザインを踏襲、中身も当時に近付けて、帆立貝柱をほぐして混ぜた炊込御飯の上に帆立とシメジを載せる。あからさまなインパクトには欠けるものの味、というより風味は抜群で、道東か道北のどこかの駅弁屋が真似ればいいのにと思う。

販売駅
名寄本線 興部(おこっぺ)駅 1921(大正10)年3月25日開業 1989(平成元)年4月30日限りで廃止 北海道紋別郡興部町字興部
調製元
米田弁当部 北海道紋別郡興部町元町 (2)2222
催事駅弁

【終売】帆立しめじ弁当(750円)Hotate Shimeji Bento (end of sales)
2008年1月12日にさいか屋藤沢店の駅弁大会で購入 Jan. 12, 2008

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

上記の催事駅弁の、2008(平成20)年時点での姿。消えた駅弁を復刻したものなので、もう二度と変わらない弁当であるはずが、値段に加えて中身が2004年のものと異なる。シメジ混じり御飯に帆立を載せるところまでは共通だが、今回は蒲鉾・玉子焼・タクアンの付合せが新登場。ネット上や電話帳で検索しても出てこない業者名の調製印が押されていた。

販売駅
名寄本線 興部(おこっぺ)駅 1921(大正10)年3月25日開業 1989(平成元)年4月30日限りで廃止 北海道紋別郡興部町字興部
調製元
米田弁当部 北海道紋別郡興部町元町 (2)2222
ヤマアサヒ商事 有限会社 所在地の記載なし 03(3420)8121