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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR北海道 音威子府(おといねっぷ)駅 JR-Hokkaido Otoineppu Station
2009(平成21)年6月訪問 GoogleMap「音威子府駅」

駅名標 駅舎 駅構内

札幌駅から特急列車で3〜4時間。音威子府村は北海道上川支庁の最北部に位置する、人口約700人の村。かつて宗谷本線が天北線を分ける鉄道の要衝として、国鉄職員の町が形成された。駅弁は1990年頃に失われたが、当時の駅弁屋が駅そば屋として営業を続け、地域と観光の名物となっていた。店主の死去により2021年2月に失われた。1912(大正元)年11月5日開業、北海道中川郡音威子府村字音威子府。

【終売】音威子府そば(350円)Otoinep Soba (end of sales)
2009年6月12日に音威子府駅舎内そば店で購入 Jun. 12, 2009

中身
外観 外観 中身 中身 中身

これは駅弁ではないが、1933(昭和8)年から構内営業を行うという、JR宗谷本線音威子府駅の名物。夕暮れ色の液に樫色の太麺を漬けて新緑のネギを軽く盛った、味も見栄えも個性的で、太く強い駅そば。過去には300人以上の国鉄職員が勤務していた鉄道の要衝は、今は人口千人未満の小さな村。この駅そばもメインはクルマ客の相手かもしれない。水曜定休。

訪問時のメニューは「かけそば」350円「天ぷらそば」450円「月見そば」400円「天玉そば」500円「おにぎり」100円「おみやげそば」380円「かんめん」1,050円で、後2者は販売商品。駅そば日本一とも言われるこのそばは、何も入れず「かけそば」で味わうべきだと思う。

店主の死去により、2021年2月8日に閉店。店主の体調不良と、政府の新型コロナウイルス感染症対策による来客の減少で、前年の2月末頃から休業が続いていた。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
宗谷本線 音威子府(おといねっぷ)駅 1912(大正元)年11月5日開業 北海道中川郡音威子府村字音威子府
調製元
常盤軒 北海道中川郡音威子府村字音威子府 01656(5)3018

音威子府名代きそば(380円)Otoinep Nadai Kisoba
2009年6月12日に音威子府駅舎内そば店で購入 Jun. 12, 2009

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

音威子府駅舎内の立ち食いそば店で売られていた生麺。包装紙で麺を直接包んで、輪ゴムで留めるだけ。駅で実際に使われている畠山製麺のそばなので、瓶入りの温そば用濃縮つゆ(300円)も買い、自宅で調理してみると、現地で食べたものと同じ味を再現できた。2021年2月に駅そば屋は閉店してしまったが、これは村内のどこかで買える気がしている。

※2021年3月補訂:現況を追記
販売駅
宗谷本線 音威子府(おといねっぷ)駅 1912(大正元)年11月5日開業 北海道中川郡音威子府村字音威子府
調製元
畠山製麺 北海道中川郡音威子府村字音威子府420 01656(5)3035

【掛紙】お弁当(500円)Obento
1981年12月28日調製 Dec. 28, 1981

掛紙

1981(昭和56)年12月28日9時の調製と思われる、昔の音威子府駅弁の掛紙。中身はおそらく幕の内だろう。絵柄は北海道とササとマツ?と、魚はサケかニジマスか。昭和時代の音威子府駅は、宗谷本線が天北線を分ける駅で、有名な駅そばに加えて幕の内や寿司の駅弁が、駅のホーム上で売られた。

販売駅
宗谷本線 音威子府(おといねっぷ)駅 1912(大正元)年11月5日開業 北海道中川郡音威子府村字音威子府
調製元
常盤軒 北海道中川郡音威子府村 3018

【掛紙】御飯(価格不明)Gohan
調製年月日不詳

掛紙

入手状況から1980年代頃のものと思われる、昔の音威子府駅弁の掛紙。御飯とおかずで折箱を分けるような上等幕の内や、このような駅弁が、音威子府駅にあったのかどうかは分からない。仕出し弁当向けの掛紙にしては、鉄道に関する表記が強すぎる。

販売駅
宗谷本線 音威子府(おといねっぷ)駅 1912(大正元)年11月5日開業 北海道中川郡音威子府村字音威子府
調製元
常盤軒 北海道中川郡音威子府村 3018