東京駅から新幹線はやぶさ号で約100分。仙台市は宮城県の中央に位置する、人口約110万人の城下町で県庁所在地。豊かな植生で杜の都(もりのみやこ)と呼ばれる、東北地方の首都として君臨する大都会。駅弁は明治時代から売られ、戦後昭和から平成時代に3社が競う日本一の激戦区であったが、JR東日本の子会社が駅弁売店を独占した2010年代からは活気がない。1887(明治20)年12月15日開業、宮城県仙台市青葉区中央1丁目。
2018(平成30)年までに発売か。仙台駅弁の伯養軒の駅弁というよりはむしろ、ウェルネス伯養軒の親会社であるグリーンハウスフーズの「とんかつ新宿さぼてん」ブランドの箱入りカツサンドのように見える。その全国ブランド商品と同じような姿をしてロゴマークが異なる紙箱に、同様の袋詰めで、チーズソース味のメンチカツサンド3切れを詰めていた。少量なので一瞬で食べ終わる。
2022(令和4)年10月24日に購入した、仙台駅弁の紙箱。中身も価格も、上記の2019年のものと、まったく同じ。紙箱に印刷された食品表示がシールで隠され、食品表示ラベルに移行した。
2018(平成30)年までに発売か。仙台駅弁の伯養軒の駅弁というよりはむしろ、ウェルネス伯養軒の親会社であるグリーンハウスフーズの「とんかつ新宿さぼてん」ブランドの箱入りカツサンドのように見える。その全国ブランド商品と同じような姿をしてロゴマークが異なる紙箱に、同様の袋詰めで、仙台味噌と三元豚を使うという豚カツサンド3切れを詰めていた。少量なので一瞬で食べ終わる。
東北新幹線の車内販売で買えた、箱入りサンドイッチ。窓のあるボール紙箱に透明なトレーを詰め、ハム&ポテトサンド、ハム&チーズサンド、タマゴサンドを2切れずつ詰めていた。調製元は仙台の日本レストランエンタプライズ(NRE)だったので、ここに収蔵。レシートには「Fサンド仙調」とあった。
JR東日本管内の車内販売では、同社の子会社であるNREが大船駅弁の大船軒を子会社としてから、大船駅の駅弁だった「大船軒サンドウィッチ」が席巻したため、そうでない箱入りサンドイッチが車内販売で買えるのは珍しいと感じた。
JR東日本は2019年3月に新幹線・在来線特急列車の車内販売サービスを縮小、列車内での弁当や軽食類の販売を中止した。この商品もそれまでには、売られなくなったものと思われる。
※2022年11月補訂:終売を追記2015(平成27)年3月の発売か。公式な定義による仙台牛を牛肉煮にして、ピクルスとともに耳付きでトーストした食パンに挟み、3切れを半透明トレーに入れて紙箱に収める。どこでもできそうで、他にないタイプの箱入りサンドイッチあるいは駅弁だと思う。パンの質と見栄えには、もう少しこだわりが欲しかったところ。2020年までの販売か。
※2021年3月補訂:終売を追記2011(平成23)年の秋頃に仙台駅で発売か。米沢駅の名物駅弁「牛肉どまん中」をサンドイッチ化したもの。この駅弁と同じ意匠のボール紙箱に、その駅弁と同じ牛肉煮と牛そぼろを食パンに挟んだ3切れをプラ製ケースに収める。つまり山形米の1ブランドを示す「どまん中」がどこかに行ってしまった。こんな派生品が支持を得ているのは良いことだと思う。価格は2012年の購入時で500円、2017年時点で630円、2018年時点で650円。2019年までの販売か。
※2021年3月補訂:終売を追記NREのサンドイッチ。上野発札幌行の寝台特急列車「北斗星3号」の車内販売で購入したが、調製元がNREの仙台だったため、ここで紹介する。中身は玉子ハムサンド、ポテトチーズサンド、ツナサンドが各2切れ。風味は普通の駅弁サンド。
青函トンネルの開通に伴い1988(昭和63)年3月に運転を開始した、上野駅と札幌駅を結ぶ寝台特急列車「北斗星」。その食堂車の担当には、上野の日本食堂でも札幌のにっしょく北海道でもなく、東北本線の在来線特急で比較的近年まで食堂車営業の実績を持っていた仙台の日本食堂が選ばれた。担当は2007年現在でも変わらず、クルーは仙台から新幹線便乗で上野へやってくるそうな。2015年の列車の廃止により、今は買えない。
※2019年8月補訂:終売を追記仙台駅の駅弁屋さんのカツサンド。ボックスサンド形式で、SPFポーク(無菌豚)使用のロースカツのサンドイッチが四切れ入る。カツは柔らかく、ソースとからしマヨネーズは程良く、東京駅や羽田空港の高級カツサンドあたりと比較しても、体裁は劣るが中身の品質は劣らず、仙台駅弁の実力を感じる。おそらく現存しないと思う。
仙台駅の駅弁屋さんのサンドイッチ。ボックスサンド形式で、鶏照焼と玉子、ツナときゅうり、チーズときゅうり、トマトとレタス、かぼちゃサラダのサンドイッチがそれぞれ一切れずつ入っている。駅構内にコンビニがあるのが当たり前となった今、駅弁屋がサンドイッチを販売する意義は失われたと思うが、さすが仙台駅ではこのとおり元気で、野菜たっぷり価格控えめと、コンビニ商品に対してしっかりアドバンテージを持っている。封のシールに駅弁マークが光るのもよい。今はこの形では現存しないと思う。