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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 あきた白神(あきたしらかみ)駅 JR-East Akita-Shirakami Station
2019(平成31)年3月訪問 GoogleMap「あきた白神駅」

駅名標 駅舎 駅構内

秋田駅から観光客向け臨時快速列車「リゾートしらかみ」で約1時間半。秋田県山本郡八峰町の観光施設の目の前に、新しく設けられた駅。駅弁は売られていないが、予約によりリゾートしらかみ向け弁当「晩酌セット」を受け取れる駅であり、駅前の観光施設の食堂「ハタハタ館」で調製される。1997(平成9)年10月1日開業、秋田県山本郡八峰町八森字御所の台。

晩酌セット(1,100円)Banshaku Set
2019年3月22日に調製元で予約購入 Mar. 22, 2019

掛紙 中身
掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

1998(平成10)年の発売か。1997年4月に秋田駅と弘前駅の間で運行を開始した臨時快速列車「リゾートしらかみ」向け車内弁当。1997年10月開業のあきた白神駅の駅前にある、秋田県八峰町の公共施設「ハタハタ館」で調製する、予約限定のお弁当。発売時から2007年9月までは、乗車後に特定列車の車内に備え付けられた申込書で車掌に予約する、例えばリゾートしらかみ4号秋田駅行きの川部駅から鯵ヶ沢駅までの間で予約をすると、車内で受け取れた。販売休止の後に2012年10月から、乗車日の前日までに調製元へ電話予約すると、当日のリゾートしらかみ4号または5号のあきた白神駅の発車後に車内で受け取れるようになった。

中身の趣旨や容器は、発売当時から変わらない。大きな紙箱には、八峰町の地図や名物や列車が描かれる。中身はハタハタの一夜干し焼き、イカの一夜干し焼き、白身魚フライ、ハタハタ飯寿し、ふきと竹の子漬け、わらび漬け、厚焼玉子、春雨サラダ、わらび餅、日本酒の180mlワンカップ。夕日を車窓に眺めながら晩酌をするための弁当であり、その目的にとても合い、値段もお得に思える。予備知識がある客と、リゾートしらかみのパンフレットやホームページをしっかり読み込んだ客には、大人気のお弁当。価格は1998年の発売当時で1,000円、2012年の販売再開当時で1,050円、2019年の購入時で1,100円。

販売駅
五能線 あきた白神(あきたしらかみ)駅 1997(平成9)年10月1日開業 秋田県山本郡八峰町八森字御所の台
調製元
ハタハタ館 秋田県山本郡八峰町八森字御所の台51番地 0185(77)2770 https://hatahatakan.jp/

晩酌セット(1,100円)Banshaku Set
2019年3月22日に調製元で予約購入 Mar. 22, 2019

掛紙 中身
掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

上記の弁当「晩酌セット」について、お酒が苦手な人など予約時に酒抜きと申し出ると、日本酒を御飯に替えてくれる。それ以外の中身や値段は、まったく同じ。キノコの混ぜ御飯が入っていた。通常版は公式にも個人でも写真をよく見るが、この版は全然見られないので、今回の予約時にひとつずつお願いしてみた。

リゾートしらかみは、1997年4月1日の運行開始。昭和時代から車窓の景色が良いローカル線として、雑誌やテレビでよく紹介されてきた五能線について、1993年12月の白神山地のユネスコ世界自然遺産への登録や、1997年3月の秋田新幹線の開業を受けて、普通列車向けディーゼルカー4両を改造した、全車指定席の観光客向け臨時快速列車として、秋田駅と弘前駅を5時間前後もかけて五能線経由で走り始めた。

利用は好調で、2003年4月に2往復化、2005年12月に3往復化。東北新幹線が新青森駅に達した2010年12月には、1往復を新車のハイブリッドディーゼルカーに置き換え、2016年7月にはもう1往復も新車に置き換えた。車内で三味線が演奏されたり、過去には停車時間や同じ区間を行って戻る「蜃気楼ダイヤ」を活用した沿線観光があったり、今も冬季を除き指定券が取りにくい人気の列車。

販売駅
五能線 あきた白神(あきたしらかみ)駅 1997(平成9)年10月1日開業 秋田県山本郡八峰町八森字御所の台
調製元
ハタハタ館 秋田県山本郡八峰町八森字御所の台51番地 0185(77)2770 https://hatahatakan.jp/