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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

ひたちなか海浜鉄道 那珂湊(なかみなと)駅 Hitachinaka Seaside Railway Nakaminato Station
2020(令和2)年10月訪問 GoogleMap「那珂湊駅」

駅名標 駅舎 駅構内

勝田駅から列車で14分。ひたちなか海浜鉄道の本社と車庫がある、中心的な駅。那珂湊は平磯や磯浜(現在の大洗)とともに、江戸時代に漁業や物流の港町として栄え、今も漁港と観光市場が観光客を集める。ひたちなか市の町おこし弁当「みなとの多幸(たこ)めし」が、かつて土曜日に限り駅で売られ、駅弁としても紹介されたことがあった。1913(大正2)年12月25日開業、茨城県ひたちなか市釈迦町。

【終売】みなとのたこめし(880円)Minato no Tako Meshi (end of sales)
2020年10月10日に那珂湊駅の待合室で予約購入 Oct. 10, 2020

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

ひたちなか商工会議所と那珂湊料飲組合との共同開発により、2008(平成20)年10月21日に那珂湊で開催された「第24回みなと産業祭」で発売した、街おこし弁当。普段はイベント会場での臨時販売か、市内に4店か5店舗ある取扱店での予約販売。掛紙は各社で共用している。2009年4月29日にひたちなか海浜鉄道開業1周年のイベントで那珂湊駅での販売を実施したことで、駅弁としても紹介されるようになった。

昭和30年代から三浜(さんぴん)地区(那珂湊+平磯+磯浜=現在の第三種漁港としての那珂湊の範囲)が日本一の生産地とされる煮ダコが主題。タコ足とその煮汁で炊き込んだ茨城県産米の御飯の上に、マダコあるいは季節によりミズダコの煮物や、地元の鮭、豆腐、野菜などを配置する。醤油も地元産のものを使う。掛紙や容器や、鮭と飯とタコを除く中身は一定していない。

発売当時で、月1,000食のペースで売れていたという。後に土曜日に限り那珂湊駅での販売が実施されたが、2020年時点で終了している。那珂湊駅から歩いて行けた取扱店「デリカ七つ星」が2016年10月に閉店したからか。駅では売らなくなっても、弁当としては健在。今回は団体予約の仕出し弁当の配送先を駅待合室にしてもらうという、おそらく個人では使えない手段で入手した。

調製元
有限会社 岩崎食品 茨城県ひたちなか市三反田3378 029(274)3411

【終売】みなとの多幸めし(880円)Minato no Tako Meshi (end of sales)
2011年8月29日に湊線車内で予約購入 Aug. 29, 2011

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

上記の弁当「みなとのたこめし」の、2011(平成23)年時点での姿。名前が「みなとの多幸めし」となっているが、よみがなは変わらない。タコ飯の中身も変わらない。当時はプラ製の釜型容器も各社で共用していた。この時も団体予約購入で、那珂湊駅で停車中の列車に持ってきてもらった。価格は2011年の購入時で800円、2018年時点で880円。

※2020年12月補訂:新版の収蔵で解説文を手直し
※2019年8月補訂:値上げを追記
販売駅
ひたちなか海浜鉄道 那珂湊(なかみなと)駅 1913(大正2)年12月25日開業 茨城県ひたちなか市釈迦町
調製元
デリカ七つ星 茨城県ひたちなか市湊本町4−10 029(263)6863