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 旅の友「駅弁」。実際に食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 土浦(つちうら)駅2017年3月25日訪問Googleマップ「土浦駅」
JR-East Tsuchiura Station

駅名標 駅舎 駅構内

上野駅から普通列車で約1時間。土浦市は茨城県の南部で霞ヶ浦を望む、人口約14万人の城下町ないし宿場町。江戸時代は物流や醸造で、明治時代に鉄道が開通してからは海軍や商業で栄えた。駅弁は明治時代から売られ、ウナギの駅弁の発祥地ともされたが、2012年にひっそりと消滅。1895(明治28)年11月4日開業、茨城県土浦市有明町。

【終売】常陸牛どん(530円)2005年8月27日に土浦駅のホーム上の駅弁売店で購入
Hitachi Gyudon (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

牛丼チェーン店風の容器にカラーコピーの掛紙をかけてビニールひもでしばる。価格は掛紙に手書き、十数年は前のキャンペーン「なるほど!ザ常磐線」ロゴも踊る。中身は牛丼で、キウイの添付が特徴。暖かくないと食べられたものではないという悪評や、時代に流されない個性的な内容だとか、時間が止まったような駅弁売店とともに、半ば伝説的に語られるような現役駅弁。

筑波山観光の入口駅であった土浦も、東京方面への通勤とつくば学園都市への入口として駅前はビルだらけになり、つくばエクスプレスの開業と中心市街地の衰退でやや寂しい感じになっている。駅弁も下りホームの上野寄りの売店一箇所だけで購入可能。この駅弁は調製元の廃業により2012年2月頃までに失われた。

※2012年3月補訂:終売を追記
※2005年12月補訂:写真の掲載と解説文の改訂
※2004年4月補訂:調製元の変更を反映
販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
有限会社 富久善分店 茨城県土浦市大和町4−16 029(822)1264

【終売】つちうら和弁当(840円)2002年3月23日に土浦駅のホーム上の駅弁売店で購入
Tsuchiura Wabento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

土浦駅の幕の内駅弁。カラーコピーの掛紙に市販の折詰弁当箱を使用、中身は白御飯に焼き魚・エビフライ・鶏唐揚・小海老に椎茸などの煮物、そして土浦駅弁らしく小さな鰻蒲焼が入る。価格の割に内容は豊富であるものの、水気が多すぎて全体的にべちゃついており、特に揚げ物の衣はプロが作る味ではない。素材は悪くないので残念の一言。適度に水気を吸う経木の容器に入れればおいしそう。この駅弁は調製元の廃業により2012年2月頃までに失われた。

※2012年3月補訂:終売を追記
※2004年4月補訂:調製元の変更を反映
販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
有限会社 富久善分店 茨城県土浦市大和町4−16 029(822)1264

【終売】うなぎ丼(1,000円)2002年3月23日に土浦駅のホーム上の駅弁売店で購入
Unagidon (end of sales)

掛紙 外観 中身

土浦駅弁の代表的存在。土浦駅では1902(明治35)年からウナギの駅弁が売られたようで、全国最古のウナギ駅弁という考察がある。ファストフードの牛丼弁当のような丼の中身は、御飯とタレとウナギの蒲焼だけのシンプルな構成。掛紙に「昔から炭火焼」とあるとおり、ウナギの蒲焼は本当に炭火焼きのようで、おこげの香ばしさは秀逸だった。価格は2002年の購入時で840円、2006年頃から1,000円。この駅弁は調製元の廃業により2012年2月頃までに失われた。

※2012年3月補訂:終売を追記
※2007年3月補訂:価格改定を追記
※2004年4月補訂:調製元の変更を反映
販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
有限会社 富久善分店 茨城県土浦市大和町4−16 029(822)1264

【掛紙】うなぎ丼(1,200円)2009年7月17日に土浦駅で予約購入
Unagidon

掛紙

2009(平成21)年7月17日に購入した、土浦駅弁の掛紙。上の7年前と同じように見えて、掛紙での調製元の名称が異なるほか、食品表示がシールでなく印字されている。

販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
有限会社 富久善分店 茨城県土浦市大和町4−16 029(822)1264

【掛紙】謹製御辨當(80円)調製年月日不詳
Kinsei Obento

掛紙

1950年代、昭和30年前後の、6月4日10時の調製と思われる、昔の土浦駅弁の掛紙。稲穂を描く、日本中どこでも使えそうな絵柄。今も土浦は稲作も行われる土地であり、茨城県産のコシヒカリ、あきたこまち、ミルキークイーンが首都圏へ出荷される。

販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
説田辨當部 土浦駅 757番

【掛紙】うなぎ丼(150円)調製年月日不詳
Unagidon

掛紙

昭和30年代、1960年前後のものと思われる、昔の土浦駅弁の掛紙。土浦の電話に市内局番が付いた1965(昭和40)年頃より前のもの。収集者は1954(昭和29)年9月のものとみなした。その絵柄は、21世紀に売られたものとたいして変わらない。駅弁の掛紙には稀な丸い形も変わらない。

販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
説田辨當部 土浦駅 757番

【掛紙】御辨當(100円)1954年9月7日製年
Obento

掛紙

1954(昭和29)年9月7日の調製と思われる、昔の土浦駅弁の掛紙。収集者が調製印に加え、調製年月日を書き入れた。梅か桜と霞ヶ浦と筑波山を描いたように見える。同じ茨城県内で同じ常磐線沿線で、偕楽園という名所があるため、存在が霞みがちではあるが、土浦市内の亀城公園、江戸時代の土浦城の跡地もまた、梅や桜の名所である。

販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
山本辨當部 土浦駅 連絡先の記載なし

【掛紙】御辨當(80円)調製年月日不詳
Obento

掛紙

1950年代、昭和30年前後の、7月28日1時の調製と思われる、昔の土浦駅弁の掛紙。収集者は1954(昭和29)年のものとみなした。こんなに見事には見えないと思うが、霞ヶ浦と筑波山を描いたのだろう。月日時のみの調製印に加えて、外食券引換の印を押す。

販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
説田辨當部 土浦駅 連絡先の記載なし

【掛紙】御壽司(20銭)調製年月日不詳
Osushi

掛紙

1930年代、昭和10年前後のものと思われる、昔の土浦駅弁の掛紙。収集者は1918(大正7)年のものとしていた。調製印のサイズで印刷された「愛せよ風景 美化せよ国土」の標語は、史料を見つけられないが当時の、昭和恐慌後から日中戦争前くらいの間の鉄道省の当選標語だそうで、一部の駅弁掛紙に記載される。

販売駅
常磐線 土浦(つちうら)駅 1895(明治28)年11月4日開業 茨城県土浦市有明町
調製元
説田良三郎 土浦駅 連絡先の記載なし