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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 宇都宮(うつのみや)駅 JR-East Utsunomiya Station
2021(令和3)年10月訪問 GoogleMap「宇都宮駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から東北新幹線で約50分。宇都宮市は栃木県の中央に位置する、人口約52万人の城下町で県庁所在地。工業都市として栄えるほか、二荒山神社の門前町や、餃子の町としても知られる。駅弁は明治時代から一貫して健在。駅弁の発祥地はここだという説がある。1885(明治18)年7月16日開業、栃木県宇都宮市川向町。

とちぎ和牛すき煮弁当(1,620円)Tochigi Wagyu Sukini Bento
2022年3月20日に宇都宮駅の土産物店で購入 Mar. 20, 2022

掛紙 中身
掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2016(平成28)年までに「JR宇都宮駅限定」の弁当として1,600円で発売か。「あったか弁当」という絵柄まである市販の加熱機能付き容器に、調製元と駅弁の名前を書いた掛紙を巻く。中身は白飯を牛肉煮で覆い、ネギで彩り、日光サーモン味噌焼、きんぴら、ゆば豆腐ナゲットを少々添える牛丼。

とちぎ和牛の牛肉煮は、加熱機能により温められ、赤身と脂身の香りをたっぷり楽しめ、同じく栃木県産という御飯が進んだ。宇都宮駅の本物の駅弁より高価な分だけ、肉の量も味わえる。調製元は現在の宇都宮の中心市街地で江戸時代の中頃に旅籠屋として創業した宿泊施設。

販売駅
東北本線 宇都宮(うつのみや)駅 1885(明治18)年7月16日開業 栃木県宇都宮市川向町
調製元
株式会社 丸治 栃木県宇都宮市泉町1−22 028(621)2211 https://maruji.jp/

とちぎ霧降高原牛めし(1,200円)Tochigi Kirifurikogen Gyumeshi
2023年8月26日に宇都宮駅の改札外コンコースの駅弁売店で購入 Aug. 26, 2023

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

秋冬の駅弁大会シーズンに向けた、2006(平成18)年秋の新商品か。調製元では公式サイトで「2008年9月より販売」と紹介したが、下記のとおりその前の販売実績があるため、この姿になったのがその時期かもしれない。長方形の容器に、牛の鋭い顔を描いた赤い掛紙を巻く。中身は白飯を牛肉とごぼうの煮物で覆い、煮玉子と新生姜を詰め、タケノコと唐辛子の和え物に、小松菜と人参と椎茸の漬物を添えたもの。肉の形に丸みがあり、柔らかいようなごわついたような、牛丼チェーン店とも他の牛肉駅弁とも違うような、独特の雰囲気。同じ名前でも2015年や2007年に食べたものとは異なる牛肉駅弁のような気がした。

※2023年9月補訂:写真を更新し解説文を手直し
※2015年9月補訂:リニューアル品の収蔵に伴い記述を整理
販売駅
東北本線 宇都宮(うつのみや)駅 1885(明治18)年7月16日開業 栃木県宇都宮市川向町
調製元
有限会社 松廼家 栃木県芳賀郡益子町塙3180−1 0285(81)7250 http://www.ekiben-matsunoya.co.jp/

【掛紙】とちぎ霧降高原牛めし(1,200円)Tochigi Kirifurikogen Gyumeshi
2015年7月18日に宇都宮駅の改札内コンコースの駅弁売店で購入 Jul. 18, 2015

掛紙 中身

2015(平成27)年7月18日に購入した、宇都宮駅弁の掛紙。大宮駅〜宇都宮駅の開業130周年と駅弁130周年により、2015年7月16日にリニューアル。当時の掛紙は赤くなく緑色だった。内容はおおむね同じだが、黒く固く締まった肉の印象はまるで異なる。2007年のものでは栃木名物を並べた付合せが、小松菜やタケノコ煮といった、どこにでもあるものに替わってしまった。

販売駅
東北本線 宇都宮(うつのみや)駅 1885(明治18)年7月16日開業 栃木県宇都宮市川向町
調製元
有限会社 松廼家 栃木県宇都宮市駅前通3−3−1 028(634)2426

【掛紙】とちぎ霧降高原牛めし(1,000円)Tochigi Kirifurikogen Gyumeshi
2007年4月8日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入 Apr. 8, 2007

掛紙 中身

2007(平成19)年4月8日に購入した、宇都宮駅弁の掛紙。同じ名前を持つ上記の2015年や2023年のものとまったく違う。この発売当時の姿は、とちぎ霧降高原牛のモモ肉、肩肉、バラ肉を使った牛丼に、かんぴょう、ゆば、なすを添えていた。掛紙にはJR20周年のシールと、駅弁催事業者による「駅弁の達人」マークがある。

販売駅
東北本線 宇都宮(うつのみや)駅 1885(明治18)年7月16日開業 栃木県宇都宮市川向町
調製元
有限会社 松廼家 栃木県宇都宮市駅前通3−3−1 028(634)2426

あつあつとちぎ霧降高原牛めし(1,300円)Atsuatsu Tochigi Kirifurikogen Gyumeshi
2017年2月11日に東武日光駅の売店で購入 Feb. 11, 2017

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

上記の駅弁「とちぎ霧降高原牛めし」の、加熱機能付き容器バージョン。御飯を牛肉のしぐれ煮か焼肉かと煮玉子1個、タケノコ煮、青菜類、生姜で覆う中身は、通常版と同じ。常温での味が普通に食べられる駅弁なので、温めたからといって味が変わったり良くなったりすることはない感じ。冬季の販売。

販売駅
東北本線 宇都宮(うつのみや)駅 1885(明治18)年7月16日開業 栃木県宇都宮市川向町
調製元
有限会社 松廼家 栃木県宇都宮市駅前通3−3−1 028(634)2426 http://www.ekiben-matsunoya.co.jp/

【終売】とちぎ霧降高原牛めし(1,000円)Tochigi Kirifurikogen Gyumeshi (end of sales)
2008年4月6日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入 Apr. 6, 2008

掛紙 中身
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上記の駅弁「あつあつとちぎ霧降高原牛めし」の、2008(平成20)年時点での姿。中身は「とちぎ霧降高原牛めし」の、発売当時の姿と同じ。他の駅では通常版と加熱機能付き容器版で200円前後の差が付く価格までも、ここでは同じにしていた。コストの差を肉の量で調整したのだろうか。容器で中身を暖めることができるが、風味も同じである。

販売駅
東北本線 宇都宮(うつのみや)駅 1885(明治18)年7月16日開業 栃木県宇都宮市川向町
調製元
有限会社 松廼家 栃木県宇都宮市駅前通3−3−1 028(634)2426

【終売】牛&牛(700円)Gyu & Gyu (end of sales)
2006年9月2日に宇都宮駅の駅弁売店で購入 Sep. 2, 2006

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

いわき駅などの駅の駅弁でも見たことがある、黒くて硬い正方形のプラ容器に、昭和の頃からありそうな絵柄の掛紙をかける。中身は白御飯の上に粒子の細かい牛そぼろと薄手の牛焼き肉が載り、ピーマン、ポテトフライ、人参、紅生姜を添えるもの。やや貧相な感じはあるものの、牛も飯も風味はいい感じで、食材の組み合わせも王道を行くので、B級グルメとして最上品。2008年に調製元が駅弁から撤退したため、この駅弁も終売となった。

※2009年3月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 宇都宮(うつのみや)駅 1885(明治18)年7月16日開業 栃木県宇都宮市川向町
調製元
有限会社 富貴堂弁当部 栃木県宇都宮市駅前通3−9−3 028(633)3013