









旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
【掛紙】とんかつ弁当(500円)Tonkatsu Bento
1979年9月18日調製 Sep. 18, 1979
1979(昭和54)年9月18日の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。なんでもない紙切れであったはずが、大宮駅はおろか埼玉県のすべてのJR駅から地元の駅弁屋が消えたため、今では希少性が増している。しかし当時も今も多くの利用者で賑わう大宮駅ほどの大きな駅で、なぜ駅弁が消えたのか、とても理解に苦しむ。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- ムサシ食品 株式会社 埼玉県大宮市大門町一丁目74 (41)2651
【掛紙】牛すきやき弁当(400円)Gyu Sukiyaki Bento
1976年7月4日調製 Jul. 4, 1976
1976(昭和51)年7月4日8時の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。鳥居で大宮を表したのかどうか。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- ムサシ食品 株式会社 埼玉県大宮市大門町一丁目74 (41)2651
【掛紙】盆栽すし(400円)Bonsaizushi
1976年7月4日調製 Jul. 4, 1976
1976(昭和51)年7月4日の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。氷川神社、国鉄大宮工場、さぎ山と盆栽を描く。大宮が盆栽の町であることにちなみ、酢飯をれんこん、かまぼこ、ハム、チーズなどで覆った、人気の駅弁だったそうな。昭和40年代までは穴をあければ盆栽の鉢にできるという丸い陶器を使ったという。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- ムサシ食品 株式会社 埼玉県大宮市大門町一丁目74 (41)2651
【掛紙】ちらし寿し(400円)Chirashizushi
調製年月日不詳 1970's
1970年代に使われたのではないかと思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。どんな駅弁だったのかは、これを見ても分からない。大宮や埼玉のことも、何も描かれていない。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 合資会社 三立軒 埼玉県大宮市東大成町1丁目334番地 0486(66)5734
【掛紙】武蔵野辨當(150円)Musashino Bento
調製年月日不詳 1960's
1960年代の、8月18日18時の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。武蔵野弁当とは、つまり特製幕の内弁当のことで、1960年代の前半に大宮駅で売られたらしい。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- ムサシ食品 有限会社 弁当部 埼玉県大宮市大門町一丁目74 (41)2651
【掛紙】御辨當(100円)Obento
調製年月日不詳 1960's
1960年代の、10月1日17時の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。その絵柄に、意味はない感じ。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- ムサシ産業 有限会社 埼玉県大宮市大門町1丁目74 142番
【掛紙】賀正御弁當(100円)Gasho Obento
調製年月日不詳 1960's
1960年代の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。当時に各地の駅弁屋で実施されていた正月の掛紙で、ここでは通常版の「御弁當」の掛紙に赤い「賀正」の文字を追加した。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 合資会社 三立軒 埼玉県大宮市仲町1丁目64番地 1469番
【掛紙】御弁當(100円)Obento
調製年月日不詳 1960's
1960年代の10月1日の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。駅弁の名前は「御弁当」で、背景に「幕の内」と書いた、当時の普通弁当。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 合資会社 三立軒 埼玉県大宮市仲町1丁目64番地 1469番
【掛紙】特製鶏めし(80円)Tokusei Torimeshi
調製年月日不詳 1950's
1950年代、昭和20年代の、12月11日12時の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。大館駅の鶏めしの掛紙に似たような感じ。左下に「人造米使用」とあり、米の流通が改善する1955(昭和30)年より前、あるいは駅弁に等外米が普及する1952(昭和27)年より前のものだろうか。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- ムサシ産業 有限会社 大宮駅 142番
【掛紙】上等御辨當(30銭)Joto Obento
1938年4月16日調製 Apr. 16, 1938
1938(昭和13)年4月16日正午の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。大宮氷川神社のある氷川公園と、大正時代風の電車のシルエットが描かれる。1932(昭和7)年9月の電化で、現在の京浜東北線の電車が大宮駅へ乗り入れた。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 三立軒 大宮駅 142番
【掛紙】御壽司(20銭)Osushi
1935年11月10日調製 Nov. 10, 1935
1935(昭和10)年11月10日の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。大宮氷川神社の神池を描いたのかどうか。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 三立軒 大宮駅 142番
【掛紙】上等御辨當(30銭)Joto Obento
1932年3月12日調製 Mar. 12, 1932
1932(昭和7)年3月12日6時の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。調製元の濱長は、1907(明治40)年から大宮駅で駅弁を販売、鉄道弘済会に雑貨等の販売を取り上げられたことを機に、1934(昭和9)年2月に氷川屋と門奈と合併して三立軒になったという。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 濱長 大宮駅 連絡先の記載なし
【掛紙】上等御辨當(30銭)Joto Obento
1932年3月11日調製 Mar. 11, 1932
1932(昭和7)年3月11日正午の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。掛紙に描かれたのは、現在の大宮公園の隣にある氷上神社だろうか。鉄道の要衝である大宮駅には、ムサシ食品と三立軒の二社の駅弁業者があったものの、1987(昭和62)年の国鉄分割民営化後、バブル経済の時期に、相次いで撤退した。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 氷川屋 大宮駅 連絡先の記載なし
【掛紙】サンドウヰツチ(30銭)Sandwiches
1931年12月26日調製 Dec. 26, 1931
1931(昭和6)年12月26日20時の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。35銭の価格を30銭に訂正したと思われる。汽車と草藪か何かを描いたのだろうか。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 氷川屋 大宮駅 連絡先の記載なし
【掛紙】ちらしごもく(20銭)Chirashi Gomoku
調製年月日不詳 1930's
1930年代、昭和時代初期のものと思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。収集者が1928(昭和3)年9月30日の調製と判断し、下部に「3.9.30」の数字を書き入れた。しかし調製印で調製年月日を判断できる下記の掛紙「ちらしごもく」とは、掛紙の左右の注意書きが手書き文字か活字かの違いがあることから、こちらのほうが新しいものではないかと思う。それ以外の絵柄や記載事項は、まったく同じ。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 氷川屋 大宮駅 連絡先の記載なし
【掛紙】ちらしごもく(20銭)Chirashi Gomoku
1928年9月30日調製 Sep. 30, 1928
1928(昭和3)年9月30日16時の調製と思われる、昔の大宮駅弁の掛紙。掛紙に描いた湿地か池沼は、現在の見沼公園あたりの風景かどうか。収集者は大正時代か昭和時代か不確実だと掛紙の下部に記したが、大正3年であれば調製印が、少なくとも調製印を押す欄がないはずなので、昭和3年のものと判断した。
- 販売駅
- 東北本線 大宮(おおみや)駅 1885(明治18)年3月16日開業 埼玉県さいたま市大宮区錦町
- 調製元
- 氷川屋 大宮駅 連絡先の記載なし