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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 佐倉(さくら)駅 JR-East Sakura Station
2022(令和4)年9月訪問 GoogleMap

駅名標 駅舎 駅構内

千葉駅から電車で約20分。総武本線が成田線を分ける駅。佐倉市は千葉県の北部中央に位置する、人口約17万人の城下町。江戸時代に堀田氏11万石の城下町や佐倉街道の宿場町として栄えて蘭学が興り、明治時代に鉄道が通じ陸軍連隊が置かれて発展、今は住宅地と1983年開館の国立歴史民俗博物館の街。駅弁は明治時代から平成時代まで、いせやと石田屋が立ち売りを競ったほか、ここで売られるアイスクリームは名物だったが、2002年までにすべて消えた。1894(明治27)年7月30日開業、千葉県佐倉市六崎。

【終売】おむすびコロリン(399円)Omusubi Kororin (end of sales)
2002年3月23日に佐倉駅の駅弁売店で購入 Mar. 23, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

ボール紙を立体に組み立てたスナック菓子のようなパッケージの中に、おむすびが3つで380円+消費税。おむすびは最近はコンビニでも復活しつつある、あらかじめ海苔が巻かれて湿ったタイプで、かわいらしい外観に懐かしい味。駅構内では買えず、駅前広場に面した階段下の小さな小さな売店で販売されていたが、2002年3月31日限りで駅弁業者の撤退により終売となった。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【終売】やきとり弁当(630円)Yakitori Bento (end of sales)
2002年3月23日に佐倉駅の駅弁売店で購入 Mar. 23, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

1961(昭和36)年に発売された、かつての佐倉駅弁の代表格。ボール紙のパッケージに白いトレーを入れ、その容器いっぱいに白御飯を敷き詰め、甘めのタレにからめた脂身のない地鶏胸肉の焼き鳥と鶏そぼろを載せた駅弁。21世紀になってJR東日本の発足当初の観光キャンペーン「LOOK EAST」のロゴマークを見るとは思わなかった。2002年3月31日限りで駅弁業者の撤退により、駅弁としては終売となったが、佐倉でのイベントで販売されたり、仕出し弁当として調製元へ注文することができた。2017年1月の同社の破産により、今は買えない模様。

佐倉では江戸時代から養生のために肉類を食べる「薬食い」が奨励され、特に鶏肉が重用されたことが、この駅弁の由来だとパッケージに記されている。佐倉自体は現在はすっかり東京の通勤圏で、ロングシートの通勤電車が多く乗り入れる。

※2017年2月補訂:終売を追記
※2015年8月補訂:現況を追記
販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【終売】やきとり弁当(702円)Yakitori Bento (end of sales)
2015年12月18日に調製元から団体予約で購入 Dec. 18, 2015

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2002(平成14)年3月限りで駅から消えた、かつての佐倉駅弁が、2015(平成27)年時点で地元の弁当として生き残っていた。写真のとおり、容器も中身も駅弁当時のまま。さすがにパッケージからは、鉄道に関連する表記が消えている。甘味のある鶏肉のタレや、辛味のある鶏そぼろの味付けは、今の外食や中食にない、懐かしさを覚える味。地元のイベントで販売されたり、こうやって団体予約により買うことができた。2017年1月の調製元の破産により、今は買えない模様。

※2017年2月補訂:終売を追記
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【掛紙】名物牛どん(価格不明)Meibutsu Gyudon
調製年月日不詳 1990's

掛紙 掛紙

1990年代のものと思われる、昔の佐倉駅弁のパッケージ。やきとり弁当のものと同じ大きさと構造を持ち、右側の解説文「牛どん弁当・由来のお話し」も同じように書いてある。佐倉駅に加えて、四街道駅でも売られていたことが分かる。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【掛紙】やきとり弁当(価格不明)Yakitori Bento
調製年月日不詳 1990's

掛紙

1990年代のものと思われる、昔の佐倉駅弁の掛紙。後のやきとり弁当と同じ絵柄を持ち、当時はボール紙箱でなく掛紙が使われていたことが分かる。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市六崎264 (84)0052

【掛紙】御料理(価格不明)Oryori
調製年月日不詳 1980's

掛紙

1980年代のものと思われる、昔の佐倉駅弁の掛紙。商品名からは仕出し弁当向けの掛紙にも思えるが、掛紙には「国鉄中央会々員 佐倉駅」の文字が見える。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市六崎264 (84)0052

【掛紙】御壽司(価格不明)Osushi
1972年2月14日調製 Feb. 14, 1972

掛紙

1972(昭和47)年2月14日の調製と思われる、昔の佐倉駅弁の掛紙。名所案内の内容から考えて、印旛沼と筑波山を描いたものと想像する。記載内容から1970年代のものであることに間違いないが、当時としてもずいぶん古めかしいスタイルの掛紙だったのではないか。佐倉駅では長らくいせやと石田屋が、駅弁やアイスクリームの立ち売りで競った。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
有限会社 石田屋 千葉県佐倉市六崎234 (84)0170