2009(平成21)年11月20日から23日までフジテレビ社屋で開催されたイベント「オトナPARK2009」での駅弁大会「お台場駅弁ストリート」で販売された、イベント期間限定のお弁当。調製元は東京駅弁のNRE大増で、同社の東京駅弁「東京弁当」と同じ木製風ボール紙製容器を使用、これにイベントのロゴマークなどを印刷した掛紙を巻く。
「東京近郊の旬の高級食材をふんだんに盛り込みました」という中身は、イクラとカニが載る白御飯に、軍鶏とウドの治部煮、黒毛和牛すき焼き、サーモン味噌焼、有頭海老、イカとサクラエビのかき揚げ、ホタテやダイコンやサトイモなどの煮物、玉子焼、若桃シロップ漬など。
コンセプトも東京弁当に似るが、味や内容は残念ながら東京弁当の劣化版で、しかし価格は200円高い。期間限定かつ輸送弁当でのコスト高もあったのだろうが、いろいろマージンを取られてしまったのではないかと勘ぐってしまった。あるいは、東京弁当そのものが良くできているとも思う。2008年にも販売され、2010年にはイベント自体がなくなった。
テレビ局でいただいた、東京都内の宅配とんかつ屋のお弁当。正方形のボール紙箱に収まる黒いプラ製トレーの中に、日の丸御飯、トンカツ、キャベツ千切り、レモン、ソース、たくあんが入っていた。内容も分量も風味も、なかなかのがっつり系。
約1年ぶりに食べたロケ弁。見栄えはまったくの惣菜弁当。中身は白御飯にエビチリ、鶏唐揚、炒り卵、なすひき肉炒め、ザーサイという中華弁当。今回はハイレベルの鉄道好きが全国から集まる収録だったため、局のパソコンで専用掛紙を作ってあげたら面白かったかもしれない。調製元はロケ弁No.1をうたうお弁当屋さん。
下記の「局弁」の本物版。木目調の長方形紙容器を2段重ねにして、割りばしと楊枝とナプキンが入る袋を置き、オレンジ色の薄い掛紙を巻く。中身は下段が海苔御飯で、上段は紅マス西京味噌漬け焼き、竹輪マヨネーズ和え、桜海老入り玉子焼、がんもどき、緑豆など。消費期限が5時間しかないお料理弁当。テレビに出演できることも楽しいが、局弁を食べられることはもっと楽しい。
下記の「局弁」の本物版。テレビ番組のスタジオ収録のために控室で待っていたら、テレビ局の方が持ってきてくれた。容器は異なるが弁当名を記したシールと中身を区別する金色のシールは共通、中身や風味も同じ。
収録中に駅弁を食べることが事前に分かっていたのに、うまくて全部平らげてしまった。おかげで収録中は駅弁に箸が進まなかったものの、司会者によく食べてますねーなどと指摘されたので、これで良かったのかもしれない。今のところ空弁と異なり「局弁」という言葉は広まっていない。
2005(平成17)年2月のさいか屋川崎店の駅弁大会で、テレビ局の出演者やスタッフ向けの「局弁」として販売されたお弁当。正方形の木目調な容器に色紙をかけて内容と調製元のシールを貼る。中身は白御飯に玉子そぼろと鳥そぼろを載せ、ゆで卵とエビフライと帆立やオムレツや椎茸、ポテトサラダや蒲鉾など、盛り沢山。
過去に一度だけ食べた本物の局弁もこれで、東京のテレビ関係者の間では有名なものらしい。ただ、駅弁や空弁と異なり、スポーツ新聞で記事になっても局弁という言葉の広がりは見られていない。当館での収蔵場所に悩んだが、調製元や主消費地が都内なのでここに収録。
2005(平成17)年2月のさいか屋川崎店の駅弁大会で、テレビ局の出演者やスタッフ向けの「局弁」として販売されていたお弁当。正方形の木目調な容器に色紙をかけて内容と調製元のシールを貼る。中身は白御飯の上を海苔で覆い、肉ごぼう巻や玉子焼きとエビフライと揚げ魚やしらたきや椎茸、ポテトサラダやブロッコリーなど、盛り沢山。
純粋な仕出し弁当なので特徴はないものの、食材ひとつひとつの風味がデパ地下の惣菜レベルで、普通の幕の内駅弁より美味かった。他の駅弁大会で見たことがなく、二度と食べる機会はないかもしれないが、もう一度実用的に食べてみたい味。