東京駅から電車で約25分。横浜市は神奈川県の東部で東京湾に面した、人口約380万人の港町。東京の衛星都市として人口日本一の市であるほか、異国情緒とウォーターフロントで多くの観光客も集める。駅弁は、大正時代からの駅弁屋がコンコースやホーム上や駅周辺各地に駅弁売店を構え、「シウマイ弁当」は日本一売れる駅弁とされる。1915(大正4)年8月15日開業、神奈川県横浜市西区高島2丁目。
2017(平成29)年の秋から続く調製元の松花堂弁当シリーズの、2022(令和4)年の春版で、3月1日から6月15日まで販売。当初の「花」を、2019年から「春」と、2021年から「鯛ごはん」と変えたが、掛紙の絵柄や中身の趣旨は変わらない。
御飯を統合し5区画にした中身は、鯛ごはん、タケノコやニンジンなどの煮物と柚子入り真丈の桜えびと山せりあんかけ、豆とちりめんの山椒和えにシウマイ2個、海老の十草揚げとししとう素揚げとパプリカに抹茶あん水まんじゅう、鶏梅照焼と玉子焼ともずくの酢の物。和風の高級弁当として、販売がすっかり定着した。
2017(平成29)年の秋から続く調製元の松花堂弁当シリーズの、2020(令和2)年の秋版で、9月1日から11月30日まで販売。2019(令和元)年から「秋」ではなく「松茸ごはん」を名乗るようになったが、掛紙の絵柄や中身の趣旨は変わらない。
松茸ごはん、ナスやマイタケなどのあんかけとシウマイ2個、サンマ焼と玉子焼と柿入り大根なます、シイタケやカボチャなどの煮物、鶏西京味噌焼とサツマイモとギンナンという、秋らしいお弁当。横浜では、あるいは個人的に、このシリーズはいつも売り切れでほとんど出会えないため、久々に買えた気がする。
2019(令和元)年12月1日から翌年1月31日まで販売。前年冬のものと同じ掛紙と容器を使い、中身の見た目も変わらないが、シウマイと焼き物の区画が入れ替わった。6区画にカニ御飯、白御飯、カボチャやタケノコなどの煮物に春雨入り巾着煮、銀ダラの麹味噌焼と玉子焼とみかんなます、かにシウマイと昔ながらのシウマイに春菊と湯葉の胡麻和え、蟹爪真丈彩り揚げとみたらし大福。
2019(令和元)年6月1日から8月31日までの販売。横浜駅弁の松花堂弁当の、2シーズン目の「夏」。掛紙の絵柄や容器は前年とまったく同じ。中身もほぼ同じで、あなご御飯と牛飯、カボチャやタケノコやニンジンの煮物と春雨入り巾着煮、花わさびと白滝ととびこの和え物とシウマイ2個、赤魚の麹味噌焼と彩り野菜の白和えと玉子焼、枝豆ときくらげの真丈と梅きゅうりと水まんじゅう紫芋。
2019(平成31)年2月1日から4月15日まで販売。前年は3月から5月まで「松花堂弁当 花」を販売したが、今回は初めて春を名乗った。掛紙の絵柄と容器は「花」と変わらない。6区画に桜えびごはん、白胡麻の白飯、ニンジンやカボチャなどの煮物と玉子焼、菜の花とアサリの和え物にシウマイ2個、銀だらの麹味噌焼きに彩り野菜の白和え、タケノコ磯辺揚と二色真丈と抹茶大福。
2018(平成30)年12月1日から翌年1月31日まで販売。前年冬のものと同じ掛紙と容器を使い、中身の見た目も変わらない。6区画にカニ御飯、白御飯、カボチャやタケノコやレンコンの煮物とナスの揚げ浸しと玉子焼、春菊と人参と湯葉のお浸しとシウマイ2個、銀ダラの麹味噌焼と彩り野菜の白和え、カニ爪入り真丈と大福。
2018(平成30)年9月過ぎから11月30日まで販売。崎陽軒の松花堂弁当の季節がこれで一巡した。価格は今季から50円アップ。引き続き6区画に松茸御飯、白御飯、カボチャやタケノコやレンコンの煮物と小ナスの揚げ浸しと玉子焼、小松菜とぶなしめじと鮭の炒め煮とシウマイ2個、銀ダラの麹味噌焼と彩り野菜の白和え、真丈のいがぐり揚げとスイートポテトで、内容は昨秋とほぼ同じ。
2018(平成30)年6月1日から8月31日までの販売。こんどの調製元のプレスリリース「「懐石料理」を意識し、内容にこだわった「松花堂弁当」シリーズの第四弾」は、下記の秋や冬や春(花)と違い、「松茸ごはん弁当」「蟹ごはん弁当」「蛤ごはん弁当」という、前年まで主に東京地区で販売した季節弁当に相当するものがない、穴子ごはん弁当。
引き続き松花堂弁当を名乗りながら、田の字の4区画でなく6区画で仕切る容器の中身は、あなご御飯、白御飯、カボチャやタケノコやレンコンの煮物とナスの揚げ浸しと玉子焼、花わさびとちりめんじゃこの和え物とシウマイ2個、銀ダラの麹味噌焼と彩り野菜の白和え、三色野菜の真丈と梅きゅうりと水まんじゅう紫芋。
これで崎陽軒の松花堂弁当シリーズの季節が一周。「おべんとう*」(700円)「*のかながわ味わい弁当」(930円)「松花堂弁当*」(1,200円)で、季節の弁当が三本立てとなった。
2018(平成30)年3月1日から5月31日までの販売。こんどの調製元のプレスリリースによると「「懐石料理」を意識し、内容にこだわった「松花堂弁当」シリーズの第三弾」は、従前のこの時期にこの価格で売られた「蛤ごはん弁当」の後継か。名前は「春」でなく「花」ときた。
引き続き松花堂弁当を名乗りながら、田の字の4区画でなく6区画で仕切る容器の中身は、ハマグリ御飯、白御飯、カボチャやタケノコやレンコンとニンジンの煮物とナスの揚げ浸しと玉子焼、菜の花と姫竹と鶏ほぐし身のカツオ風味和えとシウマイ2個、銀ダラの麹味噌焼と彩り野菜の白和え、サクラエビ入り真丈とタラの芽の天ぷらと抹茶大福。
2017(平成29)年12月1日から2018(平成30)年2月28日までの販売。こんどの調製元のプレスリリースによると「「懐石料理」を意識し、旬の味覚や崎陽軒自慢のご飯、おかずを詰め合わせたシリーズ「松花堂弁当」の第二弾」は、従前のこの時期にこの価格で売られた「蟹ごはん弁当」の後継か。
引き続き松花堂弁当を名乗りながら、田の字の4区画でなく6区画で仕切る容器の中身は、カニ御飯、白御飯、カボチャやタケノコやレンコンの煮物とナスの揚げ浸しと玉子焼、春菊と根菜とぶなしめじのお浸しとシウマイ2個、銀ダラの麹味噌焼と彩り野菜の白和え、カニ爪入り真丈と大福。
2017(平成29)年9月1日から11月30日までの販売。調製元のプレスリリースによると「旬の味覚や崎陽軒自慢のご飯、おかずを詰め合わせた新たなシリーズ「松花堂弁当」の第一弾」は、従前のこの時期にこの価格で売られた「松茸ごはん弁当」の後継か。
松花堂弁当を名乗りながら、田の字の4区画でなく6区画で仕切る容器の中身は、松茸御飯、白御飯、カボチャやタケノコやレンコンの煮物と小ナスの揚げ浸しと玉子焼、小松菜とマイタケと鮭の炒め煮とシウマイ2個、銀ダラの麹味噌焼と彩り野菜の白和え、海老真丈とスイートポテト。横浜駅で最高級の季節弁当シリーズが誕生した。