2015(平成27)年10月から富山県内の、新高岡駅と氷見駅との間や、高岡駅と城端駅との間で運行される観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)」の、車内で提供される食事。原則として指定券の購入後に乗車3日前までに「VISIT富山県」で予約しなければならないが、このメニュー「ぷち富山湾鮨セット」に限り、乗車後の列車内で数量限定で注文することができた。
握り寿司が5貫と「氷見はとむぎ茶」ペットボトルで2,100円。寿司は車内で握られており、これはとてもうまい。移動したり観光停車する車窓を眺めながらいただける。弁当でないため掛紙や食品表示はないが、調製元は富山市街で各種の寿司店をの回転寿司店「とやま鮨」で、この列車内営業をネット上で「とやま鮨 べるもんた店」と名乗る。
立山黒部アルペンルートの富山側の起点である、富山地方鉄道立山線の立山駅で買えた、富山名物ますのすし。調製元やパッケージに駅や立山との関連はなく、マスの身を底に敷くタイプであること以外は、駅弁と同じ構造と中身と価格。手に脂が染みるジューシーな味。
日本が世界に誇る山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」は1971(昭和46)年の全通。観光客には黒部ダムや室堂平が有名で、パンフレットやポスターでもだいたいどちらかの写真が使われるが、標高2,450mは日本最高所である室堂駅、全国でここにしか残っていない無軌条電車(トロリーバス)、支柱間距離日本一、というより駅間に支柱がない立山ロープウェイ、駅を含め全線がトンネル内にある黒部ケーブルカーと、日本一や日本唯一の交通機関を堪能できるルートでもある。沿線は世界的な豪雪地帯でもあり、12月から4月頃までは運休(通行止め)。
駅弁屋でない業者さんが作るぶりのすし。パッケージの構造に中身や価格は駅弁版と何ら変わることはない。近所のスーパーの駅弁催事で購入。富山駅では買えないと思うが、東海道新幹線の東京駅で見つかるかもしれない。
駅弁屋でない業者さんの焼鯖棒寿司。東海道新幹線のジェイアール東海パッセンジャーズが販売する富山名物ますのすしの調製元なので、駅弁に準じるだろうとここで紹介。立派なボール紙のパッケージの中に、やや貧弱な惣菜用プラ容器が入り、その中でタレにまみれた棒状酢飯の上に焼サバが載る。風味は類似品とあまり変わらないが、トレーに載るので旅先でも食べやすい。
駅弁屋でない業者さんの鯖棒寿司。東海道新幹線のジェイアール東海パッセンジャーズが販売する富山名物ますのすしの調製元なので、駅弁に準じるだろうとここで紹介。立派なボール紙のパッケージの中に、やや貧弱な惣菜用プラ容器が入り、その中に笹と昆布で巻かれた鯖棒寿司が入っている。重量も風味も価格も、駅弁の鯖棒寿司と比べて軽めなお手軽商品。駅や空港で売られているかどうかは分からない。
駅弁屋でない業者さんの鯖棒寿司。東海道新幹線のジェイアール東海パッセンジャーズが販売する富山名物ますのすしの調製元なので、駅弁に準じるだろうとここで紹介。立派なボール紙のパッケージの中に、やや貧弱な惣菜用プラ容器が入り、その中に笹で巻かれた穴子棒寿司が入っている。重量も風味も価格も、駅弁の穴子棒寿司と比べて軽めなお手軽商品。駅や空港で売られているかどうかは分からない。
富山駅から電車で20分強。魚津市は富山県の東側で富山湾に面した、人口約4万人の港町で城下町。漁業や工業そして商業で栄えた。ホタルイカ、蜃気楼、米騒動、埋没林などで知られる。駅弁は旧国鉄やJRの駅であった昭和60年代に、糸魚川駅のものが売られたらしい。1908(明治41)年11月16日開業、富山県魚津市釈迦堂一丁目。