banner 汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車
 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 飯山(いいやま)駅 JR-East Iiyama Station
2022(令和4)年10月訪問 GoogleMap「飯山駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から北陸新幹線はくたか号で2時間弱。飯山市は長野県の北端で千曲川が流れる、人口約2万人の城下町。江戸時代まで街道と河川の物流で栄え、明治以降は鉄道や道路に恵まれず衰え、2015(平成27)年に北陸新幹線の駅ができた。駅弁は2016年に突然出現するも、2018年頃に消えた。1921(大正10)年10月20日開業、長野県飯山市大字飯山字舛ノ浦。

【終売】信州いいやま謙信笹ずし(1,000円)2016年11月19日に飯山駅のコンビニで購入
Shinsyu Iiyama Kenshin Sasazushi (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2016(平成28)年10〜11月のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2016」へのエントリーに合わせて発売か。駅弁の名前や笹寿司の絵柄などを記した、笹の葉柄のボール紙の箱に、5枚の笹寿司と、サラダや漬物を詰める。

容器での説明によると上杉謙信ゆかりの合戦食で郷土食である、信越地方の郷土料理である笹寿司は、ここでは小判状の飯に山菜味噌漬と錦糸卵と紅生姜を貼る。かつての長野駅などで、細長い溝に各種の笹寿司を詰めた駅弁があったが、これは同じものを平たいまま重ねて置く。買う前から食べた後まで、きれいな見栄えと味を持っていた。

飯山駅の売店やコンビニやカフェでの、駅弁としての販売は、2018年頃までか。この笹ずしの中身そのものは、飯山市街の寿司屋「ぜにがめ堂」で買うことができる。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
北陸新幹線 飯山(いいやま)駅 1921(大正10)年10月20日開業 長野県飯山市大字飯山字舛ノ浦
調製元
一般社団法人 信州いいやま観光局 味蔵 月あかり 長野県飯山市飯山1110 0269(67)0188

【終売】ゼニガメ堂の笹ズシ弁当(1,300円)2016年11月19日に飯山駅のコンビニで購入
Zenigamedo no Sasazushi Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身 中身

2016(平成28)年10〜11月のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2016」へのエントリーに合わせて発売か。上の「信州いいやま謙信笹ずし」とは調製元が異なるが、同じボール紙箱を共有し、これに商品名を書いた掛紙をかける。

中身は笹ずし4枚に、牛肉巻と鶏肉巻と豚角煮や煮物類などを詰めたもの。笹ずしのうち2枚はサーモンとイクラと刻み玉子、もう2枚も錦糸卵と紅生姜が細かく刻まれていて、上の駅弁とは似て非なる感じ。調製元は個人宅で営業する飯山市内の笹寿司専門店。

日本の地方は歴史や田舎を売りにすることが多いと感じているが、ここ飯山は、この笹ずしを駅のおしゃれなカフェで提供したり、駅レンタサイクルにファットバイクがあったりと、新しさも売る感じ。欧米に行かず、車に頼らなくても山岳リゾートを楽しめそうに思い、新たな駅弁にもそんな方向性が反映されている気がした。

飯山駅の売店やコンビニやカフェでの、駅弁としての販売は、2018年頃までか。この笹ずしの中身そのものは、飯山市街の寿司屋「ぜにがめ堂」で買うことができる。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
北陸新幹線 飯山(いいやま)駅 1921(大正10)年10月20日開業 長野県飯山市大字飯山字舛ノ浦
調製元
信州いいやまぜにがめ堂 長野県飯山市南町10−4 050-3786-3303