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 旅の友「駅弁」。実際に食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 塩尻(しおじり)駅2017年10月15日訪問Googleマップ「塩尻駅」
JR-East Shiojiri Station

駅名標 駅舎 駅構内

新宿駅から特急列車「あずさ」で約2時間40分。塩尻市は長野県の中部で松本盆地に位置する、人口約7万人の宿場町。ワインの生産や精密機械工業で知られるほか、空港があり幹線鉄道と高速道路が通る交通の要衝でもある。駅弁は1907(明治40)年からの調製元が健在。松本駅の駅弁も買える。1902(明治35)年12月15日開業、長野県塩尻市大門。

小さな信濃路(680円)2011年6月19日に岡谷駅キオスクで購入
Chiisana Shinanoji

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

塩尻駅の季節駅弁。小さく平たい長方形の容器に、駅弁の名前と春夏秋冬を描いた掛紙をかける。白いプラ製トレーに収まる中身は、山菜御飯というより梅御飯に、フキやコゴミなどの煮物、玉子焼とかまぼこ、サバ焼と馬肉しぐれ煮、小ナスなどの漬物とわさび漬けとワインゼリー。安いだけにおかずと容器と見栄えはチープだが味は確かで、山菜御飯と書かれたゆかりめしがクールだった。9〜11月はきのこ御飯、12〜2月は栗御飯、3〜5月はタケノコ御飯になるそうで、別の季節も食べてみたいところ。価格は購入時で630円、2015年時点で680円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234 https://www.ohtaki-gp.jp/brand/post_1/

サンドイッチ(500円)2011年4月15日に特急「スーパーあずさ」車内販売で購入
Sandwiches

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

塩尻駅の駅弁屋のサンドイッチ。白いプラ製トレーにタマゴサンド2切れ、ツナサンド2切れ、ハムカツサンド1切れを詰めて透明なふたをかけた、容器も中身も普通の惣菜としてのサンドイッチに、食品表示ラベルを使わず調製元名称や食品表示を印刷した専用の掛紙を巻く。最近のコンビニやJRCPあたりの商品とは一線を画す、見た目に堅い性格のサンドイッチ。駅では売らない車内販売専用商品であるかもしれない。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234 https://www.ohtaki-gp.jp/brand/post_1/

アルプス道づれおむすび弁当(900円)2008年4月6日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入
Alps Michizure Omusubi Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

2006(平成18)年に発売か。竹皮を編んだ長方形の容器に、駅弁の名前と山並みを書いた掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。容器の中で竹皮柄の紙に包まれた中身は、梅干しおにぎりと山菜おにぎりが1個ずつと、タケノコやニンジンの煮物、マス塩焼、鶏肉、玉子焼、山菜煮付け、ポテトサラダときゅうりなどの生野菜、リンゴ1切れ、など。手作り感と駅弁感のある、食べ甲斐と山の風情もある、値段もお手頃なピクニックランチ。価格は購入時で840円、2015年時点で900円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234 https://www.ohtaki-gp.jp/brand/post_1/

アルプスの四季(1,080円)2008年1月1日に松本駅の駅弁売店で購入
Alps no Shiki

掛紙 外観 外観 中身 中身

塩尻駅の幕の内駅弁。なんとなく広めな長方形の容器に、アルプスの四季を描いているのかどうかよく分からないデザインの掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身はトレー2枚に収まり、1枚は日の丸俵飯、もう1枚はおかずで、有頭海老、塩マス焼、玉子焼、蒲鉾、ビーフカツ、ワカサギ甘露煮、高野豆腐、コゴミ胡麻和え、野沢菜炒め、ぜんまい、ワサビ漬け、ワインゼリーなど。

白いトレーに機械的に詰めるおかずは、見栄えでも種類でも風味でも平成時代に生き残れない古き悪しき幕の内駅弁と感じられる。しかし考えてみれば、こんな商品はコンビニやホカ弁で絶対に買えないため、在来線特急が各方向に発着する駅では実需があるのだろう。価格は購入時で1,050円、2015年時点で1,080円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234 https://www.ohtaki-gp.jp/brand/post_1/

山菜釜めし(860円)2003年2月15日にユニーの駅弁大会で購入
Sansai Kamameshi

掛紙 外観 中身

陶製の釜飯容器にプラスティックのふたをして、信州の山村風景を連想させる絵を描く掛紙をかけて、ひもでしばる。中身は茶飯の上に「わらび・ふき・こごみ・うど・竹の子」の山菜と鶏肉などを載せるもの。私が購入したものには1切れながら、普通の松茸駅弁より厚くて大きい松茸も入っていた。山菜の入る駅弁はまだまだ多いが、資源の枯渇か単なる人気薄か、かつては全国の内陸部で見られた山菜駅弁も現在はだいぶ少なくなったと思う。価格は購入時で820円、2015年時点で860円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234 https://www.ohtaki-gp.jp/brand/post_1/

【掛紙】山菜釜めし(250円)1972年5月10日調製
Sansai Kamameshi

掛紙

1972(昭和47)年5月10日15時の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。おそらく現在と変わらないだろう、焼き物の釜を使う駅弁。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ弁当部 長野県塩尻市大門8番町6の1 (2)1234

ワインランチ(1,000円) 
Wine Lunch

1982(昭和57)年12月25日発売。駅弁容器の中にワインのミニボトルを入れた駅弁は、東海道本線神戸駅と中央本線大月駅にもあるが、こちらが元祖。海老フライ・生野菜サラダ・鶏唐揚・サンドイッチ・ゼリーとともに場違いの感がある細巻き寿司が入っているが、常磐線原ノ町駅「いなり天ざる」と同様、駅弁の条件を満たすために御飯物を入れたと思われる。ワインは地元のワイン業者4社の赤・白・ロゼが交代制で入るそうだ。2003(平成15年時点で950円、2019(令和元)年時点で1,000円か。購入には3個以上3日前までの予約が必要だとか。

※2019年8月補訂:値上げを追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234 https://www.ohtaki-gp.jp/brand/post_1/

【終売】信濃の四季(880円)2017年10月15日に松本駅の改札内コンコースの駅弁売店で購入
Shinano no Shiki (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

塩尻駅の幕の内駅弁か。信濃の風景を描いた専用のボール紙製容器を使う。中身は白御飯、焼鮭、かまぼこ、玉子焼、エビ天、鶏照焼、ヒメタケ、煮物、山菜、わさび漬けなど。上等幕の内弁当という感じの、日の丸御飯と多様なおかず。2019年頃までの販売か。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234 https://www.ohtaki-gp.jp/brand/post_1/

【終売】ものぐさ太郎の出世丼(900円)2008年4月6日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入
Monogusa Taro no Syussedon (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

JR20周年の記念駅弁の塩尻駅版として、2007(平成19)年10月に東京駅の駅弁大会で発売か。ふたも本体もプラスティック製の釜飯容器に、おしぼりと香の物を載せて、ものぐさ太郎に関する物語と駅弁の名前などを書いた茶色い掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。

中身は2層構造。容器には普通に、御飯の上に桜麩(さくらぶ)や桜肉(馬肉)や糸こんにゃくや松茸や錦糸卵やネギなどを載せた丼が詰まり、その上にビニールシートをかけて海苔を敷き、白御飯とゴマと山菜を置く。

風味は上段も下段もクセがなく、構造的に食べにくくもなく、それでいて駅弁の名前や内容に演出が効いた個性の塊。地元の駅弁屋が駅で売る駅弁としての基本性能の高さを感じる。なお、掛紙に書かれているとおり、塩尻駅弁は最近、松本駅でも常に販売されている模様。この駅弁は2009年頃までの販売か。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234

【終売】栗ごはん(630円)2002年11月10日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
Kurigohan (end of sales)

掛紙 外観 中身

ボール紙のパッケージにトレーを入れて、紙ひもでしばる。栗型の窪みに敷き詰められた鶏そぼろ付き栗御飯は、見た目では栗が1個ちょっとしか見えないものの、食べれば食べるほど中から栗が湧いてくる、甘みが強いことを除けばなかなかのもの。パッケージの絵には趣があるし、なんといってもこの内容でこの価格が嬉しい。2005年頃までの販売か。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234

【終売】岩魚(いわな)ずし(900円)2001年10月28日に品川駅コンコース駅弁大会で購入
Iwanazushi (end of sales)

掛紙 外観 中身

1972(昭和47)年に発売。岩魚の駅弁は高崎と京都と塩尻にある。細長く敷いた酢飯に岩魚と板昆布を載せ押して竹皮に包んで四角い紙容器に入れている。いわなっ!と主張するパッケージがかわいらしい。おみやげにも向きそう。価格は購入時で740円、2015年時点で900円。2015(平成27)年までの販売か。

塩尻駅は東京からの中央本線が篠ノ井線を分ける駅であったが、名古屋方面と長野方面を列車の方向を変えずに結ぶために1982(昭和57)年に現在の位置に移転、篠ノ井線が東京方面と名古屋方面の中央本線に分かれる配置となった。

※2019年8月補訂:終売を追記
※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ 長野県塩尻市大門8−6−1 0263(52)1234

【掛紙】信濃路料理弁当(300円)調製年月日不詳
Shinanoji Ryori Bento

掛紙

1970年代頃の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。どこでもありそうな日本の田舎の風景に、この地域にありそうな日本アルプスの山々、そして今でも長野県民の誰もが歌えるとされる県歌「信濃の国」の歌詞が描かれる。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
株式会社 カワカミ弁当部 長野県塩尻市大門八番町6の1 (2)1234

【掛紙】上等御辨當(30銭)調製年月日不詳
Joto Obento

掛紙

第二次大戦前の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。塩尻からは見えないと思う富士山に、松竹梅や鶴を描く、明るく目出度い絵柄。「甲府運輸事務所管内構内立売賣營業者組合 塩尻駅 川上」の調製元表記がスタンプなので、複数の駅弁屋で使われた掛紙かもしれない。甲府運輸事務所とは、当時の鉄道省に置かれた国有鉄道の地方管理組織。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
川上 塩尻駅 連絡先の記載なし

【掛紙】御辨當(30銭)1930年8月6日調製
Obento

掛紙

1930(昭和5)年8月6日6時の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。諏訪湖と富士と御野立所なる現在の塩嶺御野立公園と、白馬やツバクラやヤリやホタカの北アルプスの稜線を、強引に重ね合わせた感じ。下部の路線図のうち塩尻峠を経て下諏訪に至る道路かバスのルートは、後の1983(昭和58)年に鉄道がトンネルで通ることとなる。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
川上 中央線塩尻駅構内 連絡先の記載なし

【掛紙】御辨當(30銭)1930年8月6日調製
Obento

掛紙

1920年代、大正時代末期か昭和時代初期の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。上記の1930年8月のものと、絵柄は同じで、右上の注意書きのみ異なる。こちらのほうが記述が少ない、ごみを腰掛の下に置くか持ち帰れ旨の内容がないので、上記の掛紙より少し古いものかもしれない。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
川上 中央線塩尻駅構内 連絡先の記載なし

【掛紙】御壽司(20銭)1922年頃調製
Osushi

掛紙

1922(大正11)年の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。同年に上野公園で開催された平和記念東京博覧会で英国の皇太子殿下が来日されたことを記念して、全国各地の駅弁屋が同じデザインの記念掛紙を使用したもの。周囲に日本と英国の国旗を配し、右に駅弁の名前、左下に調製元、下部に日英の歓迎文、上部の2枠は広告枠。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
川上 塩尻駅 連絡先の記載なし

【掛紙】上等御辨當(40銭)1920年5月16日調製
Joto Obento

掛紙

1920(大正9)年5月16日11時の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。列車中より見たる日本北アルプスほたか岳と式内阿禮神社のイラストを描き、駅弁屋の主人が名所案内を格調高く語る。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
洗纓軒川上 所在地の記載なし 長12番

【掛紙】御蕎麦饅頭(10銭)調製年月日不詳
Osoba Manju

掛紙

1920年代、大正時代の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。下記の掛紙「御蕎麦饅頭」と同じもの。調製印の欄ができ、そこに2月21日と捺印される一方で、年の表記が省略され、後年に時期を特定できなくなってしまった。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
川上 所在地の記載なし 12番

【掛紙】御蕎麦饅頭(10銭)1920年5月16日調製
Osoba Manju

掛紙

1920(大正9)年5月16日の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。「御蕎麦饅頭」なので、生地か餡にそば粉かソバの実を入れたまんじゅうか。調製元は塩尻駅の駅弁屋。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
川上 所在地の記載なし 12番

【掛紙】御辨當(15銭)調製年月日不詳
Obento

掛紙

1910年前後、明治40年代前後のものと思われる、昔の松本駅弁の掛紙。収集者は1908(明治41)年のものとしていた。明治天皇御野立地塩尻嶺と式内阿礼神社のイラストを描き、箇条書きでなく文章で名所案内を記す。調製元の洗纓軒川上は、かつて中山道塩尻宿の脇本陣であり、1907(明治40)年4月に塩尻駅の構内営業者となり、今も塩尻駅で駅弁を売るカワカミのことだろう。

販売駅
中央本線 塩尻(しおじり)駅 1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
調製元
洗纓軒川上 塩尻駅前 長12番