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 旅の友「駅弁」。実際に食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 横川(よこかわ)駅2017年8月27日訪問Googleマップ
JR-East Yokokawa Station

駅名標 駅舎 駅構内

高崎駅から信越本線の普通列車で約30分。碓氷峠の前の終着駅。首都圏と日本海側を結ぶ幹線鉄道が急勾配を登る麓にあり、機関車を付けたり外す鉄道の要衝として、1997年に新幹線が開通するまで約百年間も栄えた。ここで売られた駅弁「峠の釜めし」は、あまりにも有名。1885(明治18)年10月15日開業、群馬県安中市松井田町横川。

峠の釜めし(1,100円)2019年9月21日におぎのや富岡製糸場前店で注文
Touge no Kamameshi

掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身 中身 中身

公式には1958(昭和33)年2月の発売。前年12月に非公式発売とする文献もある。今さら説明することもない、日本で最も有名な駅弁の一つ。焼き物を容器とした初めての駅弁でもある。益子焼の釜の中に茶飯を詰め、その上に鶏肉、タケノコ、ゴボウささがき、椎茸、栗・、ンズ、うずらの卵、紅生姜、グリーンピースを載せる。ふたも陶製で、掛紙をかけて紙ひもでしばり、釜型プラ製の別容器で5種の漬物を添付して出来上がり。

1997(平成9)年10月の長野新幹線開業により、横川駅では軽井沢への路線が廃止され峠の前の終着駅となり、碓氷峠越えの機関車を連結・開放する約5分間にホーム一杯に客と釜めしが並ぶ光景は失われた。駅前の国道18号の賑わいも1993(平成5)年3月の上信越自動車道藤岡IC〜佐久IC間の開通で失われ、横川駅弁の販売拠点は横川駅と駅前のドライブインから新幹線と高速道路サービスエリアへと移り変わった。

1995(平成7)年12月に累計販売1億個、2009(平成21)年10月に累計1億5千万個を達成。年間400万個ないし450万個を売り上げるという駅弁の王様だが、廃棄物減量が叫ばれる現在では、その数百万個もの釜の行方が気にかかる。駅弁屋さんで使われたり返された釜は、益子の土に帰しているそうだ。価格は長らく(過去15年間)900円であったが、2012年10月に1,000円へ値上げ。2018年12月から1,080円、2019年10月の消費税率改定でイートインに限り1,100円、2020年1月頃から持ち帰りでも1,100円。

※2021年3月補訂:値上げを追記
※2019年11月補訂:写真を更新し一部値上げを追記
※2018年11月補訂:値上げを追記
※2012年11月補訂:値上げを追記
※2012年5月補訂:写真を更新
※2010年3月補訂:写真を更新
販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 https://www.oginoya.co.jp/

峠の釜めし(食堂版)(1,100円)2013年8月12日に横川駅前の食堂で注文
Touge no Kamameshi

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身 中身

上記の駅弁「峠の釜めし」を、横川駅前で駅弁屋が営業する食堂で食べたものが、この写真。駅やドライブインで売られる「峠の釜めし」そのものに加えて、お茶が付いて、テーブルで食べられて、価格は同じである。駅弁は列車内で食べることが最上とされているが、こうやって食堂で食べることも悪くない。

※2014年12月補訂:解説文と写真を更新
※2012年11月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 https://www.oginoya.co.jp/

峠の釜めし(1,100円)2019年6月29日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Touge no Kamameshi

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身

2014(平成26)年の秋までに登場していた模様。名駅弁「峠の釜めし」について、陶器を紙製に変え、掛紙に代えたボール紙の枠にはめる。これで見栄えと重量は通常のものと大きく異なるが、中身と味は同じ。発売当時は価格が通常版より100円安かったが、2016(平成28)年頃に通常版と同じ1,000円へ値上げし、以後の価格は通常版と連動。通常版より1年遅れて2019(平成31)年から、スリーブの絵柄を「峠の釜めし」発売60周年記念に変更した。

羽田空港では2013年3月20日に、荻野屋が監修し日本エアポートデリカが調製する空弁「大空の釜めし山の幸」「大空の釜めし海の幸」(各980円)が登場、これにサトウキビの絞りかすを素材とした今回の釜が使われ、日本デザイン振興会の2013年度の「グッドデザイン賞」を受賞している。

この駅弁のボール紙の枠には『「益子焼の器が重い。」というご意見を受け』制作したとあるが、客の捨て釜が来る鉄道会社と空港管理会社とバスツアー会社を除いて、そんな意見を本気で言う人がいるのだろうか。名物の駅弁と同じ味を安く食べられる利点と同時に、この駅弁を名物にした大切なものを省いた寂しさを感じた。2017(平成29)年10月のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2017」に、この紙容器版がエントリーされ、峠の釜めしの容器が紙になってしまったと、ネット上がざわついた。

※2021年3月補訂:価格の変更を追記
※2019年8月補訂:値上げとスリーブの絵柄変更を追記
※2018年6月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 https://www.oginoya.co.jp/

【掛紙】峠の釜めし(1,000円)2018年11月10日に新宿駅の駅弁売店「駅弁屋 頂」で購入
Touge no Kamameshi

掛紙 掛紙

2018(平成30)年11月10日に購入した、横川駅弁のスリーブ。下記の3年半前と、構造や絵柄は変わらないが、アイコンや注意書きがいろいろ増えている。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311

【掛紙】峠の釜めし(900円)2015年4月17日に新宿駅南口駅弁売店「駅弁屋 頂」で購入
Touge no Kamameshi

掛紙 掛紙

2015(平成27)年4月17日に購入した、横川駅弁のスリーブ。紙容器版「峠の釜めし」の発売時から2018(平成30)年までは、平成時代の通常版に似た色彩と絵柄のスリーブを使用した。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311

峠の釜めし(SL釜めし)(1,800円)2018年1月14日に京王百貨店駅弁大会で購入
SL Kamameshi

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高崎でのSL列車の運行にちなんで、2014(平成26)年5月3日に高崎駅で発売。7月までの販売予定が、その後も時々出現している。著名な駅弁「峠の釜めし」の益子焼の容器を真っ黒に塗り、掛紙も蒸気機関車の車体色と同じく真っ黒。その不思議な車番「S330201」は、峠の釜めしが昭和(S)33年02月01日に発売されたことにちなむ。

中身は横川のドライブインやサービスエリアで売られる季節の釜飯に似る。イカスミの黒飯を、ローストビーフと、SLの火室の色彩を取り入れたアスパラやパプリカやカブなどの野菜炒めで覆う。普段は漬物を入れるプラ容器には、アンズと煮豆を入れた。温かく暖かい峠の釜めしとは正反対の、クールで明るい味。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 https://www.oginoya.co.jp/

峠の釜あいす(540円)2013年8月12日に横川駅前の食堂で注文
Touge no Kama Icecream

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2005(平成17)年かそれ以前の発売か。駅では売らず、上信越自動車道横川サービスエリアが主戦場。駅弁の今の「峠の釜めし」そっくりで、4割くらいの大きさのとても小さな陶器の釜にバニラアイスを詰めて、駅弁の具に見えなくもない色彩でクリーム、くり、チョコレート、パイナップル、あんず、サクランボを載せる。

食べるだけなら質も量も、市販の100円アイスを上回ることはないと思うが、横川ならではの楽しい商品。価格は購入時で525円、2014年の消費税率改定により540円。製造者は埼玉県熊谷のイタリアンジェラート屋で、販売は横川の駅弁屋。

調製元
有限会社 ジェラートマリノ 埼玉県熊谷市広瀬650−1 048(525)2044 http://www.gelato-marino.com/
販売元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 https://www.oginoya.co.jp/

峠の抹茶あいす(540円)2013年8月12日に横川駅前の食堂で注文
Touge no Maccha Icecream


掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2005(平成17)年かそれ以前の発売か。駅では売らず、上信越自動車道横川サービスエリアが主戦場。駅弁の昔の「峠の釜めし」そっくりで、4割くらいの大きさのとても小さな陶器の釜に抹茶アイスを詰めて、あずきとクリームを載せる。

食べるだけなら質も量も、市販の100円アイスと同じようなものだが、横川ならではの楽しい商品。価格は購入時で525円、2014年の消費税率改定により540円。製造者は埼玉県熊谷のイタリアンジェラート屋で、販売は横川の駅弁屋。

調製元
有限会社 ジェラートマリノ 埼玉県熊谷市広瀬650−1 048(525)2044 http://www.gelato-marino.com/
販売元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 https://www.oginoya.co.jp/

峠の釜めしおにぎり 鶏ごぼう(204円)2017年8月27日に上信越自動車道横川サービスエリアで購入
Touge no Kamameshi Onigiri Torigobou


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上信越自動車道の横川サービスエリアで買えたおにぎり。横川駅の駅弁「峠の釜めし」の掛紙と同じような色と絵柄を持つ袋に、鶏肉とごぼうの混ぜ御飯を使う、小さな三角おにぎりがひとつ入っていた。ここの営業者は横川駅の駅弁屋。峠の釜めしと似た味がしたと思う。

調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 連絡先の記載なし https://www.oginoya.co.jp/

峠の釜めし夏(1,800円)2017年8月27日に上信越自動車道横川サービスエリアで購入
Touge no Kamameshi Natsu


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峠の釜めしの販売55周年を記念して、2013(平成25)年の春から横川のドライブインとサービスエリアで売られる商品。四季の変化を織り込んだプレミアムな釜めしという位置付けで、春夏秋冬の4種類を毎年回している。今回買えたのは5年目の「夏」。横川駅弁「峠の釜めし」と同じ益子焼の容器に、おしながきを置き、抹茶色の包装紙を載せて、「夏」と描かれた掛紙を巻く。

今回の「夏」の中身は、鮎の炊込飯を鳥照焼、ドライトマト、ズッキーニやカボチャや紫タマネギなどの夏野菜、茄子の揚げ浸し、うずらの卵、紅生姜で覆うもの。見栄えも価格もどの駅弁や弁当にも似ない、色も味も鮮やかな丼ものだった。土休日限定で販売。

調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 連絡先の記載なし https://www.oginoya.co.jp/