banner 汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車
 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東海 三島(みしま)駅 JR-Tokai Mishima Station
2022(令和4)年4月訪問 GoogleMap「三島駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線こだま号で1時間弱。三島市は静岡県の東部で伊豆半島の付け根に位置する、人口約11万人の門前町かつ宿場町。東海道が通り三嶋大社が位置する古くからの市街であり、富士の湧水を活かした工業都市でもある。駅弁は沼津駅で明治時代からの駅弁屋が、両駅で同じものを販売。1934(昭和9)年12月1日開業、静岡県三島市一番町。


JR東海 沼津(ぬまづ)駅 JR-Tokai Numazu Station
2022(令和4)年10月訪問 GoogleMap「沼津駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線こだま号と普通列車を乗り継いで約1時間。沼津市は静岡県の東部で伊豆半島の付け根に位置する、人口約19万人の港町かつ宿場町。駿河湾の水産物と水産加工業と観光で賑わう。新幹線の開業前は鉄道の要衝でもあった。駅弁は1891(明治24)年からの駅弁屋が健在で、地元財界と駅弁業界の名門企業でもある。1889(明治22)年2月1日開業、静岡県沼津市大手町1丁目。

桜姫鶏のから揚げ弁当(809円)Sakurahimedori no Karaage Bento
2023年7月23日に三島駅の北口改札内のベルマートで購入 Jul. 23, 2023

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2019(平成31)年12月18日までには三島駅のベルマートで発売か。惣菜弁当向けの平たいプラ製トレーに、日の丸御飯、桜姫鶏のから揚げ、玉子焼、煮豆、漬物を詰める。ここで使われた国産銘柄鶏ないし国産鶏肉の「桜姫」とは三島や静岡のものでなく、食肉最大手の日本ハムが2001年から各地で生産し全国で販売する商品。コンビニ弁当のようなものだが、この調製元の弁当は三島駅のJR東海グループのコンビニ「ベルマート」で、まるで駅弁のように鎮座し紹介されるので、ただのコンビニ弁当でない感じ。商品名を書いた紙帯を締める姿も、駅弁未満でもコンビニ以上のお弁当。調製元は自社公式サイトでは、静岡県三島のラーメン店チェーンとする。価格は2019年時点で680円、2023年時点で809円。

販売駅
東海道本線 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
調製元
株式会社 十八番や 静岡県裾野市佐野718−2 055(993)0853 https://www.ohakoya3.jp/

三島宿箱根山麓豚炙り焼き弁当(970円)2018年2月17日に沼津駅の改札脇の駅弁売店で購入
Mishima-Shuku Hakone-Sanroku-Buta Aburiyaki Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2017(平成29)年11月13日に下記の駅弁「ぶたのみそ仕込み弁当」をリニューアルしたというが、ほぼ似てない新作に見える。木質のエコ容器に透明なふたをして、四面に商品名や宣伝文を書くボール紙のスリーブに収める点から、旧作とまるで異なる。その容器に白飯を詰め、商品名どおりの箱根山麓豚の炙り焼きで覆い、ブロッコリー、ニンジン、山セリ、わさびを添える。冷たくても硬くなく臭くない、焦げ目で香りを引き立てた厚めの、箱根山麓豚の伊豆みそ仕立ての炙り焼きは、かなりいけた。価格は2017年の発売時や2018年の購入時で900円、2023年時点で970円。

※2023年8月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
東海道本線 沼津(ぬまづ)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県沼津市大手町1丁目
調製元
株式会社 桃中軒 静岡県沼津市千本港町24番地 0559(63)0154 http://www.tochuken.co.jp/

富嶽あしたか牛すき弁当(1,180円)2011年1月8日に沼津駅の改札脇の駅弁売店で購入
Fugaku Ashitaka Gyusuki Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

長泉旬便り 冬うらら」に続く、静岡県駿東郡長泉町の特産品を使用した駅弁の第2弾として、2009(平成21)年9月4日に発売。これもJAなんすんこと南駿農業協同組合と長泉町の協力と書かれている。薄い木に紙を貼り合わせた長方形の容器に透明なふたをして、駅弁の名前と宣伝文を描いた白いボール紙で巻く。

中身は白御飯の上に「あしたか牛」の牛すき煮と牛そぼろ煮を載せ、しらたき、煮玉子、ブロッコリー、ニンジンを添えるもの。駅弁の名前どおりのすきやき弁当。甘辛で程良い赤身と固さがある牛肉に食が進む。価格は2011年の購入時で930円、2014年4月の消費税率改定で960円、2016年時点で980円、2018年時点で1,030円、2019年時点で1,060円、2020年時点で1,080円、2022年3月6日から1,180円。

※2023年8月補訂:値上げを追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
東海道本線 沼津(ぬまづ)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県沼津市大手町1丁目
調製元
株式会社 桃中軒 静岡県沼津市千本港町24番地 0559(63)0154 http://www.tochuken.co.jp/

桃中軒とり重(760円)2008年8月9日に三島駅前の弁当売店で購入
Tochuken Toriju

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身

2008(平成20)年に下記の駅弁「地鶏どん」をリニューアル。中身の構成は同じだが、丸い容器が四角くなり、ボール紙枠の大きさは倍くらい、鶏照焼の分量は3倍くらいになり、価格は20円の値上げ。名前負けしているけれど、味はおいしいので、庶民的に良質な鶏飯駅弁として、もうちょっと名が広まってもよいと思う。価格は2008年のリニューアル時や購入時で700円、2014年4月の消費税率改定で720円、2018年時点で740円、2020年時点で760円。

※2023年8月補訂:値上げを追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
東海道本線 沼津(ぬまづ)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県沼津市大手町1丁目
調製元
株式会社 桃中軒 静岡県沼津市千本港町24番地 0559(63)0154 http://www.tochuken.co.jp/

【終売】ぶたのみそ仕込み弁当(830円)2017年4月1日に沼津駅の改札脇の駅弁売店で購入
Buta no Miso Jikomi Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2012(平成24)年7月15日の発売。2014(平成26)年9月1日のリニューアルというが、変化はほぼなかった模様。長方形の容器に白御飯を詰め、伊豆みそを原料とした特製のタレに漬けてから焼いた、三島育ちの「恵比寿豚」の肉で覆い、漬物などを添える。食べれば味噌味な普通の豚丼駅弁。静岡ないし伊豆の名産とされるワサビを、練りワサビとワサビ漬で、容器も袋も使わずに入れており、東京駅で買える駅弁とは違うことをアピールしたような感じ。価格は2012年の発売時や2014年のリニューアル時で780円、2017年の購入時で830円。2017(平成29)年11月に上記の「三島宿箱根山麓豚炙り焼き弁当」へリニューアル。

※2018年6月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
東海道本線 沼津(ぬまづ)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県沼津市大手町1丁目
調製元
株式会社 桃中軒 静岡県沼津市千本港町24番地 0559(63)0154

【終売】赤ワイン漬け特撰とんかつ弁当(1,180円)2008年8月9日に三島駅前の弁当売店で購入
Aka Wine Zuke Tokusen Tonkatsu Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2008(平成20)年1月までに発売か。正方形の黒い専用ボール紙箱に白ゴマ振り白御飯、静岡県富士宮市を中心に飼育されているという朝霧ヨーグル豚(トン)を使用した白身魚フライのような形状をしたトンカツ1本、コールスローと柴漬け、八丁味噌やゴマなどを入れた自家製ソースを詰める、シンプルな内容。

どろソースのような添付のソースはうまいし肉にも合う。しかし昔のトンカツのような脂肪塊の多さと、そこも加えた肉の柔らかさ、つまり脂が豊かすぎる風味には賛否がありそうな印象。それ以前にこの価格のトンカツ弁当に売店で手が伸びるかどうか。発売1年くらいで終売か。

※2015年10月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
東海道本線 沼津(ぬまづ)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県沼津市大手町1丁目
調製元
株式会社 桃中軒 静岡県沼津市千本港町24番地 0559(63)0154

【終売】地鶏どん(680円)2006年5月20日に沼津駅の改札脇の駅弁売店で購入
Jidori Don (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2005(平成17)年の末頃のリニューアル発売か。楕円形の容器に透明なフタをして、三日月型の窓が開くボール紙の枠にはめる。中身は鶏炊込飯の上に鶏そぼろ、鶏照焼、炒り卵を載せて、海苔を振りかけて紅生姜と野沢菜を添える鶏丼。

駅弁として見れば、地域色は感じないし、見栄えや容器こそ素っ気ない。しかし鶏照焼スライスと鶏そぼろに締まりがあり、飯もうまく、炒り卵も手作り感いっぱい。鶏飯駅弁として定評のある、高崎駅、大館駅、折尾駅などとは違う方向でうまい駅弁。2008年に上記の駅弁「とり重」へリニューアル。

※2009年3月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
東海道本線 沼津(ぬまづ)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県沼津市大手町1丁目
調製元
株式会社 桃中軒 静岡県沼津市千本港町24番地 0559(63)0154