banner 汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車
 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東海 静岡(しずおか)駅 JR-Tokai Shizuoka Station
2022(令和4)年4月訪問 GoogleMap「静岡駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線ひかり号で1時間。静岡市は静岡県の中部に位置する、人口約69万人の城下町で県庁所在地。駿河湾から南アルプスまで静岡県を南北に縦貫する広大な市域を持つ。駅弁は明治時代からの駅弁屋が、新幹線ホーム上や改札外コンコースで古風な品揃えを持つ。1889(明治22)年2月1日開業、静岡県静岡市葵区黒金町。

【掛紙】幕の内弁当(880円)Makunouchi Bento
2020年10月29日に静岡駅の改札外コンコースの駅弁売店で購入

掛紙 中身

2020(令和2)年10月29日に購入した、静岡駅弁のふた。駿河凧の絵柄が2020年に38年ぶりに新調された。それ以外は、2019年のものと同じ。絵柄はなぜか2023年に元へ戻されてしまった。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
株式会社 東海軒 静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 054(287)5171

【掛紙】祝東海道新幹線開通お弁当(930円)Syuku Tokaido Shinkansen Kaitsu Obento
2022年10月9日に静岡駅の改札外コンコースの駅弁売店で購入 Oct. 9, 2022

掛紙 中身

2022(令和4)年10月9日に購入した、静岡駅弁の掛紙。日本鉄道構内営業中央会の鉄道開業150年記念復刻駅弁企画により、同月から期間限定で販売された31社34駅弁のひとつ。10月8日から23日までの予定で、静岡駅にて販売された。掛紙の絵柄に、1964(昭和39)年10月の東海道新幹線開通時のものを取り入れた。それ以外は普段の上記「幕の内弁当」と同じ。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
株式会社 東海軒 静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 054(287)5171

【掛紙】幕の内弁当(880円)2019年7月13日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Makunouchi Bento

掛紙 中身

2019(令和元)年7月13日に購入した、静岡駅弁のふた。昭和時代から変わらない絵柄は健在。法令の強化で食品表示がまた増えた。調製元が日本鉄道構内営業中央会に復帰したようで、掛紙に同会の駅弁マークが付くようになった。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
株式会社 東海軒 登呂工場 静岡県静岡市駿河区登呂六丁目五番三五号 054(287)5171

【掛紙】幕の内弁当(800円)2015年1月11日に京王百貨店駅弁大会で購入
Makunouchi Bento

掛紙 中身

2015(平成27)年1月11日に購入した、静岡駅弁の紙ぶた。絵柄は下記の2002年3月のものと変わらないが、掛紙が厚紙のふたに変わり、消費期限の捺印がシールに変わった。いずれも駅弁収集の世界では改悪とされる。また、駅前再開発にかかった調製元の移転により、所在地や電話番号が変わった。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
株式会社 東海軒 登呂工場 静岡県静岡市駿河区登呂六丁目五番三五号 054(287)5171

【掛紙】幕の内弁当(710円)2002年3月16日に静岡駅のコンコースの駅弁売店で購入
Makunouchi Bento

掛紙 中身

2002(平成14)年3月16日に購入した、静岡駅弁の掛紙。20年前の1982年のものと比べて、値段の変化、国鉄と「エキゾチックジャパン」の消滅、原材料名表記の追加くらいしか変わらない。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
株式会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町九ノ十二 054(253)5171

【掛紙】毎月0のつく日は駅弁の日(820円)1999年1月10日調製
Maitsuki Zero No Tsuku Hi Wa Ekiben No Hi

掛紙

1999(平成11)年1月10日18時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。清水から豊橋までの駅弁屋六社の共通掛紙に、食品表示ラベルに加えてJR東海が長野県に作ったスキー場の宣伝シールを貼る。この駅弁は豊橋駅以外で現存しているのだろうか。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 054(253)5171

【掛紙】幕の内弁当(600円)1984年4月30日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1984(昭和59)年4月30日21時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。そのデザインは現在と同じで、二年前と比較すると、東北新幹線開業の文字が取れて、国鉄キャンペーンのロゴマークが差し替えられている。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】まくのうち弁当(600円)1983年7月30日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1983(昭和58)年7月30日21時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。写真は駿府城跡(駿府公園)に立つ徳川家康像と、上から時計回りに久能山東照宮、臨済寺、駿府城跡なのだとか。今や政令指定都市の静岡は、いまだに「のぞみ」が停車せず「ひかり」の半分が通過する、新幹線沿線で最も列車に恵まれない大都市だと思う。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】幕の内弁当(600円)1982年6月23日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1982(昭和57)年6月23日0時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。調製日は国鉄東北新幹線大宮〜盛岡間の開業日で、掛紙でこれを祝っているが、静岡とはあまり関係のないことだとは思う。この絵柄は2019年時点でも、静岡駅の幕の内弁当に使用されている。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】<まくのうち>弁当(500円)1981年2月14日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1981(昭和56)年2月14日13時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。ストレートに静岡県内の名所を教えてくれる、とても分かりやすい内容だ。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】<まくのうち>弁当(500円)1980年9月13日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1980(昭和55)年9月13日12時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。絵柄は上記の1981年2月のものと、まったく同じ。まくのうちに括弧<>を付けたのは、何か意味があるのだろうか。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】まくのうち弁当(500円)1980年3月30日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1980(昭和55)年3月30日9時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。同年4月1〜5日の静岡まつりを紹介する、この頃の静岡駅の幕の内駅弁で毎年恒例だった記念掛紙。静岡まつりそのものは、1957(昭和32)年から今も毎年4月の第1金土日曜日を中心に駿府城公園などで開催される、駿府で徳川家康公が家臣を連れて花見をしたという故事にならい大御所花見行列などを実施する、静岡市内で最大級のイベントである。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】特製お弁当(300円)1973年11月3日調製
Tokusei Obento

掛紙

1973(昭和48)年11月3日16時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。絵柄は1971(昭和46)年7月のものと同じ。調製元に「合名会社」の表記を加え、電話番号が記載された。調製印の欄も新設。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】あおい弁当(200円)1973年5月29日調製
Aoi Bento

掛紙

1973(昭和48)年5月29日7時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。静岡にゆかりの深い徳川家康の三つ葉葵紋が、掛紙に描かれ、駅弁の名前になった。しかしこの名の駅弁は、あまり長くは売られなかった模様。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 0542(53)5171

【掛紙】特製まくのうち(200円)1971年11月10日調製
Tokusei Makunouchi

掛紙

1971(昭和46)年11月10日17時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。絵柄は1970(昭和45)年10月のものと同じ。これに「DISCOVER JAPAN」のロゴマークが入り、注意書きや調製元の文字がやや変わっている。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 (53)5171

【掛紙】特製お弁当(300円)1971年7月25日調製
Tokusei Obento

掛紙

1971(昭和46)年7月25日15時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。掛紙が駿河の名所のイラストマップになっている。地元の方でないと、どれが何を表すか、ほとんど分からないかもしれない。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 連絡先の記載なし

【掛紙】特製まくのうち(200円)1970年10月28日調製
Tokusei Makunouchi

掛紙

1970(昭和45)年10月28日16時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。描かれているのは富士山に登呂遺跡か。戦中1943年の発見、戦後1947年の総合的発掘調査により、弥生時代の集落や水田が多数の出土品によりよみがえり、観光名所として一世を風靡した遺跡も、今は静かなもの。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 (53)5171

【掛紙】特製まくのうち(200円)1969年4月1日調製
Tokusei Makunouchi

掛紙

1969(昭和44)年4月1日8時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。静岡市政80周年記念「静岡まつり」の記念掛紙で、そのためか調製印がベストポジションに押されていると思う。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 (53)5171

【掛紙】しずおかまくのうち(150円)1963年8月31日調製
Shizuoka Makunouchi

掛紙

1963(昭和38)年8月31日22時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。波浪と富士山を描く、普通の駅弁のための普通の掛紙。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 (52)0308

【掛紙】まくのうち辨當(100円)1958年7月11日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1958(昭和33)年7月11日9時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。昔も今も静岡を代表する観光名所の富士と、当時の静岡を代表する観光名所であった登呂遺跡を描く。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡駅構内 (2)0308

【掛紙】まくのうち辨當(100円)1956年7月21日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1956(昭和31)年7月21日0時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。フキの葉を持ったカエルが練り歩き、唄はちゃっきり節 男は次郎長、と続く「ちゃっきり節」の歌詞を記す。1927(昭和2)年に当時の静岡鉄道電気が開園した狐ヶ崎遊園地のCMソングであり、北原白秋作詞の民謡。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡駅構内 (2)0308

【掛紙】しずおか特製辨当(150円)1956年4月4日調製
Shizuoka Tokusei Bento

掛紙 掛紙

1956(昭和31)年4月4日12時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。富士とミカンなどを描く。幕の内駅弁の相場が100円だった時代に、150円も取る文字通りの特製弁当だったのだろう、御飯とおかずのそれぞれに掛紙が付いていたと思われる。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡駅構内 (2)0308

【掛紙】まくのうち辨當(100円)1954年4月6日調製
Makunouchi Bento

掛紙

1954(昭和29)年4月6日16時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。上記の1956年7月のものと同じ絵柄。調製元の電話番号に市内局番がないことと、「他県産等外米精選製品」の文字が入ることが異なる。1952(昭和27)年頃から1955(昭和30)年頃までの駅弁は、等外米という規格外の米を使うことで、外食券なしに買えるものがあった。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡駅構内 (2)0308

【掛紙】幕の内御辨當(50銭)1941年8月4日調製
Makunouchi Obento

掛紙

1941(昭和16)年8月4日20時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。下記の1941年4月の「まくのうち御辨當」と、同じ読みと価格を持つので、同じ駅弁なのだろう。平時の絵柄は消え、武運長久の灯籠と3行ほどの標語を記す。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡駅構内 連絡先の記載なし

【掛紙】まくのうち御辨當(50銭)1941年4月17日調製
Makunouchi Obento

掛紙

1941(昭和16)年4月17日11時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。下記の1940年頃の特製御辨當(50銭)と、同じ絵柄と価格を持ち、名前が異なる。1939(昭和14)年9月の価格等統制令に基づく価格停止品を示すマル停マークが付き、四隅に「國民精神總動員」「守る公コ輝く文化」「廢品還元」「消費節約」を加え、平時から戦時に変わったことを示す。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡駅構内 308番、2434番

【掛紙】御辨當(30銭)1939年11月4日調製
Obento

掛紙

1939(昭和14)年11月4日17時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。絵柄は下記の1938年6月のものと同じだが、サイズが小さくなり、四隅に「國民精神總動員」「守る公コ輝く文化」「廢品還元」「消費節約」と、戦時を思わせる標語が追加された。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
東海軒 所在地の記載なし 308番、2434番

【掛紙】特製御辨當(50銭)調製年月日不詳
Tokusei Obento

掛紙

1940年頃、昭和10年代のものと思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。価格の50銭は、戦前の駅弁としては破格の高値。雪廼舎閑人「汽車辨文化史」によると、1938(昭和13)年5月に静岡駅弁の東海軒にのみ、50銭の特製辨當の販売が認められたという。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡駅構内 308番、2434番

【掛紙】御辨當(30銭)1938年6月7日調製
Obento

掛紙

1938(昭和13)年6月7日17時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。絵柄は下記の1935年5月のものと同じ。絵柄を注意書きの紙片で隠したのは、1932年6月のものと同じ。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
東海軒 所在地の記載なし 308番、2434番

【掛紙】御辨當(30銭)1935年5月12日調製
Obento

掛紙

1935(昭和10)年5月12日13時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。浅間神社、三保松原、久能山、安倍川のイラストに、静岡駅からの距離の矢印を投げる。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
東海軒 所在地の記載なし 308番、2434番

【掛紙】御辨當(価格不明)調製年月日不詳
Obento

掛紙

昭和10年代、1935年頃以降のものと思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。デザインは徳川家康の墓がある久能山。鉄道に関する注意書きなどがないため、駅弁でなく市販の弁当向けの掛紙かもしれない。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合資会社 東海軒 静岡駅前 308番、2434番

【掛紙】御辨當(30銭)1934年4月7日調製
Obento

掛紙

1934(昭和9)4月7日16時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。調製元の東海軒は1934(昭和9)年3月12日から合名会社だそうで、すると合資会社のこれは1920(大正9)年の掛紙に思えるが、その頃の静岡駅弁の掛紙は「静岡停車場構内」とあり2434番の電話番号がないため、これは昭和のものと思われる。観光が多様化し、いわゆる名所旧跡の存在感が薄くなった現在では、「久能…三保…日本平へ…」と書かれても、それはどこ?などと言われそう。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合資会社 東海軒 静岡駅構内 308番、2434番

【掛紙】御辨當(30銭)1932年6月18日調製
Obento

掛紙

1932(昭和7)年6月18日の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。日本平から駿河湾や清水港越しに眺める三保の松原や富士山を描いたのに、注意書きの紙片を貼り付けてこれを隠してしまった。現代も食品表示ラベルが駅弁掛紙の絵柄を隠すことがあるので、約90年前も同じなんだなと思う。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合資会社 東海軒 静岡駅構内 308番、2434番

【掛紙】上等御辨當(35銭)1927年3月30日調製
Joto Obento

掛紙

1927(昭和2)年3月30日18時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。第二次大戦前の静岡駅弁の掛紙は、徳川家康をまつる久能山東照宮を描いたものが多く、逆に戦後にはほとんどない。一般客向け航路がないため今は見るのが難しい、海からの視点で久能山の景を描いた。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合資会社 東海軒 静岡駅構内 308番、2434番

【掛紙】上等御辨當(35銭)1925年7月27日調製
Joto Obento

掛紙

1925(大正14)年7月25日5時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。静岡市街に現存する、静岡浅間神社を描く。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
東海軒 静岡停車場構内 308番

【掛紙】上等御辨當(40銭)1921年7月30日調製
Joto Obento

掛紙

1921(大正10)年7月30日7時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。絵柄の内容や記載事項は、下記の1920年9月のものと変わらない。意見の記入欄がなくなり、注意書きが気付きの点があれば余白か裏面に書け旨となった。掛紙の裏面はもともと白紙なので、最初からそうすれば良かったと思うが、おそらく当局の、当時は国営鉄道なので政府の御指導だから仕方がない。久能山が描き直されて、鳥居が立派になる一方で、大変な階段が広くゆるやかな道に変わっている。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
東海軒 静岡停車場構内 308番

【掛紙】上等御辨當(40銭)1920年9月21日調製
Joto Obento

掛紙

1920(大正9)年9月21日7時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。1957(昭和32)年5月の日本平ロープウェイの開通で、今は日本平へ車かバスで行きロープウェイで裏から入ることが一般的な久能山。それまではこの絵柄のように、駿河湾から千段以上の階段を登る必要があった。今もこのルートは健在で、石造の鳥居もあり、手入れの行き届いた1,159段の石段を登ることができる。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
東海軒 静岡停車場構内 308番

【掛紙】折詰御辨當(12銭)調製年月日不詳
Orizume Obento

掛紙 掛紙

1890年代、明治20年代のものと思われる、昔の静岡駅弁の掛紙と箸袋。この時代の駅弁掛紙は、博物館や調製元でもなかなか見られない、とても貴重なものである。中身はおそらく、今でいう幕の内弁当だろう。林順信「駅弁ラベルにみる東海軒百年史」によると、静岡駅の弁当の価格は1889(明治22)年頃で4銭、翌1890(明治23)年頃で8銭、1897(明治30)年頃で15銭というから、その間のものだろう。箸袋に記される東海道本線の三等運賃は、1889(明治22)年7月1日改正後、1898(明治32)年3月改正前の運賃と一致するため、やはり明治20年代のものと推定できる。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
加藤店 静岡停車場内 連絡先の記載なし