旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
【終売】大阪七菜味(ななみ)すし(1,200円)Osaka Nanami Sushi (end of sales)
2010年1月23日に阪神百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 23, 2010
2009(平成21)年9月頃に発売され、同年10月の農林水産省近畿農政局「地産地消駅の弁当メニューコンテスト」で近畿農政局長賞を受賞した8作品のうちひとつ。和歌を描いた雅な容器を使用、駅弁の名前と宣伝文を書いた茶色い掛紙を巻き、ラップでまるごと包む。中身はれんこんすし、きんぴら錦糸すし、しろないなり、タケノコの細巻き、タマネギの酢漬け、高野豆腐やシイタケや鶏肉などの煮物、シシトウ。
四季の地場野菜を使ったという奇抜な野菜寿司は、高価で少量だし、食べてうまいものではないかもしれないが、不思議と雅な感じが漂う気がする。この駅弁は駅弁業者の事業停止により、2010年4月19日までに失われてしまった。
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 株式会社 水了軒 大阪府大阪市淀川区野中北1丁目16−16 06(6150)4137
【終売】大阪すし(750円)Osaka Sushi (end of sales)
2007年8月12日に新大阪駅の在来線改札内コンコースの駅弁売店で購入 Aug. 12, 2007
大阪駅で伝統の駅弁。経木枠の箱の中に太巻き4切れと伊達巻1切れ、それにアナゴ、エビ、タイ、鮭、昆布の箱寿司がそれぞれ1切れずつ入る。関西の伝統的な食文化の一端を詰めて、地味に地道に郷土の味を伝える、駅弁の鑑。この内容で売られ続けることを願いたい。単に食事としても機能的だし、常温で普通にうまい。
この駅弁は駅弁業者の事業停止により、2010年4月19日限りで失われてしまった。
※2010年4月補訂:終売を追記
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 株式会社 水了軒 大阪府大阪市淀川区野中北1丁目16−16 06(6150)4137
【掛紙】大阪寿し(500円)Osaka Sushi
1983年1月23日調製 Jan. 23, 1983
1983(昭和58)年1月23日15時の調製と思われる、昔の大阪駅弁の掛紙。大阪市章、大阪城、通天閣の絵柄が、スタンプのように描かれる。中身は巻き寿司4個に伊達巻き1個、アナゴや白身魚の押し寿司4個ということで、上記の2007年のものとほぼ同じだった模様。
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 合資会社 水了軒 大阪府大阪市北区芝田一丁目一三番八号 06(372)2391
【終売】鯛すし(820円)Tai Sushi (end of sales)
2003年1月21日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 21, 2003
1933(昭和8)年の発売という、隠れたロングセラー駅弁。細長いボール紙の容器に、酢飯に塩気と酸味のあるタイを合わせて白板昆布を貼った、タイの棒寿司が1本8切れ入る。酢飯もタイもくせのない、ほど良い堅さと柔らかさを持つうまさ。この駅弁は駅弁業者の事業停止により、2010年4月19日限りで失われてしまった。
※2010年4月補訂:終売を追記
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 合資会社 水了軒 大阪府大阪市淀川区野中北1丁目16−16 06(6150)4137
【掛紙】大阪名物活小鯛すし(1,300円)Osaka Meibutsu Iki Kodaisushi
1987年11月4日調製 Nov. 4, 1987
1987(昭和62)年11月4日15時の調製と思われる、昔の大阪駅弁の紙箱の一部。昭和時代で1,300円もするのは、なかなかの高級品だと思う。
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 合資会社 水了軒 大阪府大阪市北区芝田1−13−8 (372)2391
【掛紙】大阪名物鯛すし(600円)Osaka Meibutsu Taisushi
1980年9月27日調製 Sep. 27, 1980
1980(昭和55)年9月27日17時の調製と思われる、昔の大阪駅弁の紙箱の一部。その絵柄は、下記の10年前の小鯛すしと同じ。
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 合資会社 水了軒 大阪府大阪市北区芝田1−13−8 (372)2391
【掛紙】大阪名物小鯛すし(250円)Osaka Meibutsu Kodai Sushi
1970年10月26日調製 Oct. 26, 1970
1970(昭和45)年10月26日の調製と思われる、昔の大阪駅弁の掛紙。大阪万博の年の駅弁掛紙。個性的なデザインとともに、その紙の形状も個性的。
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 合資会社 水了軒 大阪府大阪市北区芝田町34 (372)2391
【掛紙】大阪名物小鯛すし(170円)Osaka Meibutsu Kodai Sushi
1963年9月7日調製 Sep. 7, 1963
1963(昭和38)年9月7日14時の調製と思われる、昔の大阪駅弁の掛紙。タイを描かないタイ駅弁の掛紙は、珍しいかもしれない。
- 販売駅
- 東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 合資会社 水了軒 大阪府大阪市北区鶴野町28 (371)0261
嵯峨野(価格不明)Sagano
2003年11月3日におそらく新大阪駅で購入 Nov. 3, 2003
正八角形の容器を薄い掛紙で覆い、マジックカットと食品表示ラベルで留める。中身は穴子・鮭などの寿司に伊達巻、煮物が少々、鶏唐揚に蒲鉾など、コンセプトを感じられない組み合わせ。少量かつ見栄えがせず、味は悪くないが、容器の密閉で水気が逃げられず、食感はいまいち。これで価格が安くなければがっかり系駅弁となるが、この商品も「紅がら御膳」と同じく、これははたして駅弁なのかどうか。
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
- 調製元
- 株式会社 吉野 大阪府大阪市東淀川区東中島1−9−15 06(6379)0151
【掛紙】助六すし(200円)Sukeroku Sushi
調製年月日不詳 1970's
昭和40年代、1970年前後の、10月29日13時の調製と思われる、昔の大阪駅弁の掛紙。助六寿司の名前の由来となった、歌舞伎の助六由縁江戸桜に登場する、左から花川戸助六こと曽我五郎、三浦屋揚巻、髭の意休を描いたものか。
- 販売駅
- 東海道新幹線 新大阪(しんおおさか)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目
東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 合資会社 水了軒 大阪府大阪市北区芝田町34 (372)2391
【掛紙】御壽司(20銭)Osushi
1936年9月23日調製 Sep. 23, 1936
1936(昭和11)年9月23日8時、あるいは1922(大正11)年の調製と思われる、昔の大阪駅弁の掛紙。大阪の市章である澪標(みおつくし)と工場でデザインされた。
- 販売駅
- 東海道本線 大阪(おおさか)駅 1874(明治7)年5月11日開業 大阪府大阪市北区梅田3丁目
- 調製元
- 水了軒 大阪駅 640番