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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 相生(あいおい)駅 JR-West Aioi Station
2004(平成16)年8月訪問 GoogleMap

駅名標 駅舎 駅構内

新大阪駅から新幹線で約1時間、または新快速で約1時間半の、山陽新幹線と山陽本線の接続駅で赤穂線を分ける駅。相生市は兵庫県南西部に位置する人口約3万の造船業の街だが、産業構造の変化で経済停滞や人口流出に悩む。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が2007年11月に倒産し、現在は売られていない。1890(明治23)年7月10日開業、兵庫県相生市本郷町。


JR西日本 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 JR-West Banshu-Ako Station
2020(令和2)年1月訪問 GoogleMap「播州赤穂駅」

駅名標 駅舎 駅構内

新大阪駅から新快速電車で2時間弱。赤穂市は兵庫県の南西端で瀬戸内海に面する、人口約5万人の城下町。赤穂藩2万石ないし5万石の城下町、北前船の港町、牡蠣の産地、そして江戸時代から昭和時代まで塩田で栄えた。江戸時代の赤穂事件に基づく仮名手本忠臣蔵で、国内で広く知られる。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が2007年11月に倒産し、現在は売られていない。1951(昭和26)年12月12日開業、兵庫県赤穂市加里屋。

【終売】おむすびランチ(800円)Omusubi Lunch (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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新幹線100系電車を描いたボール紙の箱を使用、白いトレーに詰めた中身は、俵型のおむすびが三個、ポテトフライにハンバーグに白身魚フライに肉団子にウインナー、スパゲティにパインとさくらんぼ。おにぎりでなくおむすび、三角でなく俵型で、密かに関西を演出するおむすびの塩加減が絶妙で、プレーンでも食が進む。

1985(昭和60)年10月に新幹線史上初のフルモデルチェンジ車として華々しくデビューした100系電車も、1992年3月の「のぞみ」登場で早くも花形から転落、2005年当時で16両編成から二階建て車両などを抜かれた4両編成や6両編成が、山陽新幹線内を各駅停車で往復する日々。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】ヤングかつ弁当(950円)Young Cutlet Bento (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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山陽新幹線開業30周年を記念して、その開業当時の駅弁を復刻し、2005(平成17)年1月23日から9月30日まで販売された、沿線全11駅弁の相生駅版。これは1975年から1981年頃まで販売されていた駅弁だそうな。正八角形の容器に透明なフタをして、そのすべてに三十年前を感じるデザインの紙箱に収める。中身は御飯の上をキャベツで覆い、ヤングに一口サイズのトンカツを五個配置し、中心に缶詰みかんとさくらんぼを添える。

現代風の柔らかさがないカツや蛍光色のキャベツも当時を再現したのだろう。風味ではなく雰囲気で味わう、懐かし駅弁。今回の復刻駅弁について、他駅では主に当時主力の幕の内を再現していたが、その中でもこの駅弁の存在は強烈だった。そのおかげか、キャンペーン終了後の販売継続が決定している。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】とりそぼろめし(960円)Tori Soboro Meshi (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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経木枠の正方形の容器に木目調の紙ぶたをかけて、駅弁の名前を枠型に描いた掛紙で包み、紙ひもでしばる。中身は御飯の上を鶏そぼろに焼き鶏と錦糸卵のストライプで覆い、鶏肉団子やひじきなどを添える。他駅の同価格帯な鶏飯駅弁はもっと盛り沢山のような気がするが、甘辛な鶏そぼろと、焼いた風味が香ばしくよく締まった鶏照焼が、白御飯によく合っている。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】ほろ酔ひ忠臣蔵(1,500円)Horoyoi Chushingura (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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日本で何番目かの酒入り駅弁。それほど大きくないほぼ正方形の容器に、忠臣蔵を文字や背景で描いたボール紙のフタをして、ビニールひもでしばる。中身は穴子と海老とたぶんママカリの寿司、大根の酢の物、海老やシシトウなどの天ぷら、焼き魚・蒲鉾・玉子焼・煮物。中央にデンと座る清酒「忠臣蔵」を呑むための内容だろう。要予約。

付属のしおりにはお品書きではなく、大石内蔵助「掟の盃」五戒とその解説が記される。戦後の世の中も大きく変わり、誰もが忠臣蔵を常識や教養として知っているわけでもなくなってきたが、世の中に組織と不条理がある限り、みんなのヒーローとして活字と観光の世界で生き続けると思う。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】元禄勝鬨べんとう(1,050円)Genroku Kachidoki Bento (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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経木枠の正方形の容器に木目調の紙ぶたをかけて、昭和末期風マンガ柄の掛紙で包み、紙ひもでしばる。中身は御飯の上をキャベツで覆い、グリーンピースで彩ったロースカツを載せ、スパゲティなどを添えるもの。カツは硬く、キャベツを蛍光色に染める着色が気になったが、それも含めて全体で、昭和50年代頃の駅弁を体現していると思う。一日200個限定と紹介されるが、現地でそんなに売れるのかどうか。

日本鉄道構内営業会の加盟業者のうち、JR西日本エリアの会員が所属する西日本地区本部は、2004年12月から公式サイト上で宅配サービス(ネット通販)を開始した。従前もいくつかの駅弁屋が公式ないし非公式に、主に寿司などの保存の利く商品について、駅弁の取り寄せ注文に応じることがあったが、組織的にやり始めたのはおそらく初めて。この駅弁のような、現地でしか入手できなさそうな駅弁も、その対象に入っている。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】早駕籠弁当(800円)Hayakago Bento (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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この手のものとしてはかなり背が高い竹皮編みの容器を、駅弁の名前どおり駕籠(かご)を意識した絵柄のボール紙枠にはめる。中身は梅干し、ゆかり、鮭と三種の三角型押しおむすび、焼き魚に高野豆腐に蒲鉾団子など。内空の大きな容器を、専用のプラ台まで使う上げ底。でカバーして、軽食と一食の中間に位置する、ややお手軽駅弁。

注文先の駅弁図鑑によると「松の廊下の異変と、それに続く主君切腹家名断絶の一大事を、二組の使者が早駕篭で急報した道中弁当を摸した作品」だそうな。ここの忠臣蔵関係の駅弁はすべて、そんなストーリーが付いてきて、しかし駅弁だけを見てどこまで気付くかどうか。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】美味うなぎめし(1,050円)Bimi Unagimeshi (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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経木枠の長方形の容器に木目調の紙ぶたをかけて、うなぎと何ら関係のなさそうなデザインの掛紙で包み、紙ひもでしばる。中身は駅弁の名前そのままの、うなぎめし。鰻の品質は並だったが、蒲焼と御飯に浸みるタレの風味は、掛紙での文句どおり美味だと思った。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】深山榊の松茸べんとう(1,050円)Miyama Sakaki no Matsutake Bento (end of sales)
2005年10月に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Oct. 2005

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経木枠の正方形の容器に木目調の紙ぶたをかけて、松茸を漢字とイラストで描いた掛紙で包み、紙ひもでしばる。中身は松花堂風に四分割され、それぞれに松茸御飯、松茸ちらし、玉子焼・蒲鉾・焼き魚・煮物など、フルーツ四種と和菓子のデザート。

この価格で松茸三昧は無理な注文だが、松花堂にした成果か、全体的な見栄えや風味は、他駅の同価格帯な松茸駅弁より優れている感じ。10月から11月まで、または9月から12月までの限定発売と案内される。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】播州室津あなごめし(950円)Banshu Murotsu Anagomeshi (end of sales)
2005年7月31日に相生駅の改札外の食堂で購入 Jul. 31, 2005

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相生駅と播州赤穂駅の穴子駅弁の廉価版。長方形の経木枠の容器に木目調の紙のふたをかけて、割りばしを置いて掛紙ですっぽり包んで、紙ひもでしばる。中身は見た目に、ちょっと穴子が少ない感じの穴子蒲焼重。しかし、タレがしっかり染みた焦茶色の御飯、手作り感たっぷりの錦糸卵、タレもおこげも色鮮やかな穴子、その三点の色彩や風味の調和には、見るべきものがある。

室津は相生駅から南南東へ約6kmの、瀬戸内海に面する小さな漁港。奈良時代あるいは神武天皇の頃から歴史が始まる天然の良港で、江戸時代には西国大名の参勤交代における陸海交通の中継点として繁栄し、明治以後は鉄道や道路に見放されて衰退した。今は残存ないし再現された古い街並みや6つもの本陣跡などが、伝統や伝説とともに残る。バス便は山陽電鉄網干駅から。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】瀬戸のしゃこめし(小)(860円)Seto no Shakomeshi (end of sales)
2004年8月28日に相生駅の新幹線コンコースの売店で購入 Aug. 28, 2004

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1971(昭和46)年に発売し、2000年前後にリニューアルされた模様。ボール紙のパッケージに舟型の薄手なプラスティックの容器が入る。中身は五目飯の上に錦糸卵を敷き詰めて、しゃこの酢味噌あえ・えび・ゆで卵・ひめ貝にグリーンピースやさくらんぼを配置するもの。全体的にふわりとした食感を持つ駅弁。

駅弁大会では「瀬戸のじゃこめし」とよく誤記される。実際に広島駅には「瀬戸のじゃこ飯」という駅弁があるのでややこしい。価格は2001年11月時点で860円、2004年現在で900円。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁で、応募には大と小のどちらか一方を買えばOKだった。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
※2004年10月補訂:写真を更新し解説文を一部変更
※2004年5月補訂:現在の価格と「駅弁の達人」対象などを追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】瀬戸のしゃこめし(大)(1,050円)Seto no Shakomeshi (end of sales)
2004年8月12日に相生駅の通路脇のそば店で購入 Aug. 12, 2004

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相生駅弁「瀬戸のしゃこめし」2種類のうち、大きいほう。正方形の経木枠の容器に木目調の紙ぶたをして、掛紙をかけて紙ひもでしばるので、容器は(小)より駅弁らしい。中身は濃い茶色の茶飯の上に錦糸卵や小海老などとともにしゃこが4匹載るしゃこめしに、天ぷらや酢の物やソース和えにデザートが付いてくる。(小)より一食分という性格が増すように見えるが、絶対に食べたいというおかずもないので、しゃこめしを味わいたければ(小)で充分かと思う。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】播州室津あなご弁当(1,050円)Banshu Murotsu Anago Bento (end of sales)
2004年8月12日に相生駅の改札外の食堂で購入 Aug. 12, 2004

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内部を十字に仕切った田の字型の正方形経木枠の容器を使用、木目のボール紙でふたをして、広重「山海見立相撲・室津図」風に室津の港を描いた掛紙をかけて紙ひもでしばる。中身は穴子飯、穴子鮨、穴子ちらしと穴子づくしで、デザートとしてフルーツと地元の銘菓を添える。

薄手の穴子はタレと焼きで香ばしく、見栄えも味もコンセプトも良い駅弁。能書きが垂れてあればなお良かった。播州赤穂駅と相生駅の駅弁では、ナンバー2の存在。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】元禄大名道中御膳(1,200円)Genroku Daimyo Dochu Gozen (end of sales)
2004年1月24日に阪神百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 24, 2004

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2001(平成13)年に発売か。黒いボール紙で組み立てた駕篭型の二段重ね容器を使用、中身は下段に梅花型日の丸御飯がふたつと松型のゆかり御飯に酢飯、上段は帆立、穴子巻、焼鮭、蒲鉾、松茸小芋など19種のおかず。盛り付けが整っており、もちろん味も良い。

調製元の公式サイトによると、元禄大名とは江戸城で吉良上野介を斬った赤穂藩主の浅野内匠頭長矩で、道中とは参勤交代での江戸往復で容器は駕篭型となり、中身は赤穂の味を美しく盛り付けたとのこと。そんな情報は駅弁本体のどこにも書かれておらず、これがあれば忠臣蔵関連でもっと売れるかも。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】討入太鼓寿司(980円)Uchiiri Daiko Zushi (end of sales)
2004年1月24日に阪神百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 24, 2004

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ボール紙を立体に組んだパッケージには平時と討入時の赤穂浪士を描き、その中に吉良邸討入時に使用されたとされる大石内蔵助の家紋「二つ巴」の山鹿流陣太鼓を模した薄く赤い円形プラスティック容器を入れる。中身は岡山駅弁祭ずしのようなちらしずし、酢飯に錦糸卵を敷いてママカリ、鰆、海老、穴子、しゃこ、あさり、椎茸、人参、蓮根を載せ、調製元の他の駅弁の具材がオンパレード。駅弁の名前が商標登録されているためか、パッケージのデザインが長い間変わってなく、今となっては注意書きも含めやや古めかしい。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】瀬戸内の味ままかり寿司(800円)Setouchi no Aji Mamakarizushi (end of sales)
2004年1月19日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 19, 2004

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掛紙 外観 外観 中身

古風な形と大きさの経木枠の容器を、大きな掛紙で包み紙ひもでしばる。中身はつややかなママカリのにぎり寿司が6個、そのひとつひとつにレモンのかけらを載せて入り、その皮混じりの切干大根等が添えられる。岡山駅の同種駅弁と比較して、その駅や街の大きさが格段に小さい分だけ知名度で分が悪いが、品質はまったく劣らない。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】しゃこ舟ずし(900円)Shako Funazushi (end of sales)
2004年1月12日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 12, 2004

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掛紙 外観 外観 中身

しゃこ漁に使う舟を模したという舟形の白いトレーに、透明なふたをして輪ゴムでしばり、青地に瀬戸大橋としゃこを描いたボール紙のパッケージに収納する。中身はしゃこ押寿司としゃこちらしずしとしゃこの河童巻。しゃこづくしながら、なかなかシンプル。言い換えるとやや地味か。新製品ではなく時刻表に掲載があるのに知名度はかなり低く、過去の紹介例がほとんどない模様。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【終売】かきめし(900円)Kakimeshi (end of sales)
2002年1月19日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 19, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

駅弁らしい経木枠の長方形の容器を使用、カキの煮汁で炊いたと思われる味付け御飯の上に錦糸卵や海苔に紅生姜が敷かれ、煮ガキと焼ガキとカキフライで合計6個のカキが載る。それを駅弁らしく掛紙をかけて紙ひもでしばる。瀬戸内のカキ駅弁で最も著名な広島駅「しゃもじかきめし」より150円ほど安い分、150円分くらい安い味がするがそんな比較はナンセンス、美味しく仕上がった駅弁だ。11月から3月までの冬季限定発売。

この駅弁は2007年11月の調製元の破産により終売となった模様。

※2007年12月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 えのき 兵庫県相生市本郷町1−7 0791(23)2736

【掛紙】Deluxe瀬戸のしゃこめし(1,100円)Deluxe Seto no Shakomeshi
1993年11月23日調製 Nov. 23, 1993

掛紙

入手状況から1993(平成5)年11月23日の調製と思われる、昔の相生駅弁のパッケージの一部。上記の2004年に購入した「瀬戸のしゃこめし(小)」と、同じような箱だったと想像する。

販売駅
山陽本線 相生(あいおい)駅 1890(明治23)年7月10日開業 兵庫県相生市本郷町
赤穂線 播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅 1951(昭和26)年12月12日開業 兵庫県赤穂市加里屋
調製元
有限会社 エノキ 兵庫県赤穂市駅前町32−5 07912(3)2736