banner 汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車
 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR四国 高松(たかまつ)駅 JR-Shikoku Takamatsu Station
2024(令和6)年6月訪問 GoogleMap

駅名標 駅舎 駅構内

岡山駅から快速列車「マリンライナー」で約1時間。高松市は四国の北部、香川県の中部で瀬戸内海に面する、人口約41万人の城下町かつ港町で県庁所在地。県庁の設置と国鉄宇高連絡船の就航で、行政都市として発展した。駅弁は明治時代の末期から宇高連絡船とともにあり、名前や経営を変えながら2014年5月に廃業、以後は岡山駅の駅弁屋の弁当がJR四国の子会社の売店で売られる。1897(明治30)年2月21日開業、香川県高松市浜ノ町。

げんき100ばいアンパンマン弁当(1,350円)Genki 100-bai Anpanman Bento
2015年11月15日にピアゴの駅弁大会で購入 Nov. 15, 2015

掛紙 中身
掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2013(平成25)年3月20日の発売。アンパンマンの顔あるいは頭だけを抜き出したプラ製の容器を、その顔が見えるようにくり抜いたボール紙の箱に詰め、アンパンマンやアンパンマン列車などを描いた専用のビニール袋に入れる。中身は中央にアンパンマンの顔を模したチキンライスを、ハンバーグ、オムレツ、チキンナゲット、ゼリー、焼売、サツマイモ煮、カボチャ煮、ミニトマトで囲む。

冷凍食品の味がするお子様ランチという感じも受けるが、発売当初の500円のものから格段の進化を遂げたものだと思う。当初の調製元は高松駅弁。2014年5月の同社の廃業により、同じくJR四国100%子会社の駅ビル会社が販売を引き継ぎ、調製は瀬戸内海の向こう側の駅弁屋である岡山駅の三好野本店が担当する。発売から3年間で9万4千個が売れたという。価格は2013年の発売時や2015年の購入時で1,240円、2016(平成28)年10月から1,300円、2021年時点で1,350円。

※2021年3月補訂:値上げを追記
※2016年7月補訂:値上げと販売個数を追記
販売駅
予讃線 高松(たかまつ)駅 1897(明治30)年2月21日開業 香川県高松市浜ノ町
調製元
株式会社 ステーションクリエイト東四国 香川県高松市浜ノ町8−24 087(823)2014 http://www.jr-shikoku.co.jp/stc-shikoku/

【掛紙】げんき100ばいアンパンマン弁当(1,200円)Genki 100-bai Anpanman Bento
2014年1月19日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 19, 2014

掛紙 掛紙

2014(平成26)年1月19日に購入した、高松駅弁のパッケージ。箱も容器も中身も、上記の翌年2015年のものと変わらない。この年の5月までは、商品の愛称ではなく調製元が高松駅弁であったため、パッケージの右上の表記がやや異なる。

販売駅
予讃線 高松(たかまつ)駅 1897(明治30)年2月21日開業 香川県高松市浜ノ町
調製元
株式会社 高松駅弁 香川県高松市浜ノ町8−12 087(851)7711

アンパンマン弁当(1,250円)Anpanman Bento
2018年5月4日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Mar. 4, 2018

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2005(平成17)年3月20日に、従前の同じ名前の駅弁「アンパンマン弁当」を大きくリニューアル。アンパンマンとアンパンマン列車を描いた白いプラ袋に、アンパンマンのプラ製弁当箱が入る。中身はアンパンマン顔のチャーハンにウインナー、玉子焼、鶏唐揚、えびフライ、枝豆、プチゼリー。袋の中のアンパンマンは空の水筒で、消費後の使い回しのためにある。

リニューアル前よりさらに中身が減少し、その分量は子供向けでも寂しい。しかし容器を買う駅弁として四国一の人気を続けていくと思うし、実際に現地では売り切れで買えなかった。旧作と同じく、高松駅、徳島駅、松山駅、高知駅の、四国すべての県庁所在地の駅で販売。価格は2018年の購入時で1,200円、2020年時点で1,250円。

当初の調製元は高松駅弁。2014年5月の同社の廃業により、同じくJR四国100%子会社の駅ビル会社が販売を引き継ぎ、調製は瀬戸内海の向こう側の駅弁屋である岡山駅の三好野本店が担当する。リニューアル発売から11年間で81万8千個が売れたという。

※2021年3月補訂:値上げを追記
※2018年6月補訂:写真を更新
※2016年7月補訂:値上げと販売個数と販売継続を追記
※2014年6月補訂:終売可能性を追記
販売駅
予讃線 高松(たかまつ)駅 1897(明治30)年2月21日開業 香川県高松市浜ノ町
調製元
株式会社 ステーションクリエイト東四国 香川県高松市浜ノ町8−24 087(823)2014 http://www.jr-shikoku.co.jp/stc-shikoku/

【掛紙】アンパンマン弁当(1,050円)Anpanman Bento
2005年11月5日にユニーの駅弁大会で購入 Nov. 5, 2005

掛紙 掛紙

2005(平成17)年11月5日に購入した、高松駅弁の袋。上記の2018年のものと、ほぼ変わらない。当時の「高松駅弁」は駅弁屋の会社名であり、食品表示ラベルでもそれが確認できる。価格は2005年の発売時や購入時で1,050円、後に1,100円、2014年4月の消費税率改定で1,140円、2016(平成28)年10月から1,200円。

販売駅
予讃線 高松(たかまつ)駅 1897(明治30)年2月21日開業 香川県高松市浜ノ町
調製元
株式会社 高松駅弁 香川県高松市浜ノ町8−12 087(851)7711

【終売】アンパンマン列車弁当(740円)Anpanman Ressha Bento (end of sales)
2007年12月31日に高松駅舎内の駅弁売店で購入 Dec. 31, 2007

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

JR四国の発足20周年を記念して、2007(平成19)年11月8日に発売。形状もデザインもアンパンマン列車を模したボール紙製容器を、アンパンマンの各キャラクターを描いた専用のビニール袋に詰める。中身はアンパンマン顔の炊込飯、アンパンマン顔の焼き印が付くいなりずしが2個、玉子焼、ウインナー、肉団子、枝豆というお子様メニュー。

添付のソース入れもアンパンマン型で、フォークや間仕切りにもアンパンマンを描く。さらに購入日にはアンパンマンのポスターカレンダーももらえた。そんなこだわりは上記の駅弁「アンパンマン弁当」と同じで、こちらは持ち帰っても容器がかさばらない簡易版という印象。これは高松駅の改札外売店2箇所のみで、一日20個を限定販売するという。

なお、調製元が会社解散を前に、2014年5月11日に高松駅の駅弁売店を閉めたため、この駅弁も買えなくなったと思われる。

※2014年6月補訂:終売を追記
販売駅
予讃線 高松(たかまつ)駅 1897(明治30)年2月21日開業 香川県高松市浜ノ町
調製元
株式会社 高松駅弁 香川県高松市浜ノ町8−12 087(851)7711

【終売】アンパンマン弁当(500円)Anpanman Bento (end of sales)
2002年3月2日にサティの駅弁大会で購入 Mar. 2, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

リニューアル特急気動車「アンパンマン列車」の登場に伴い、2000(平成12)年10月14日に発売。トレーに透明なふたという、スーパーの惣菜のような八角形の容器を使用し、ふたにシールを貼って掛紙の代わりとする。中身はアンパンマンの顔をケチャップとソースで描いた色付け御飯を正面上部に配置し、周りを唐揚げ・ウインナー・焼きそば・薩摩芋スティックと一口ゼリーなどで囲むもの。分量も内容も子供向け。先割れスプーンで食べる。

JR四国は、土讃線の特急にアンパンマンを描いて走らせたら乗客が増えたと喜んで、2001(平成13)年以降次々と同種の車両を増やしている。駅弁はこれでいいのだが鉄道が、時間や運賃や本数などの利便性向上ではなく、ドラえもんやアンパンマンで利用者が増えたと鉄道会社が喜んでいるようでは、その路線の先行きが心配される。

この駅弁は2005年3月20日に、上記の1,050円の新作「アンパンマン弁当」へリニューアルされた。同じ駅弁が高松・松山・高知・徳島の各駅で販売される。

※2005年3月補訂:リニューアルを追記
販売駅
予讃線 高松(たかまつ)駅 1897(明治30)年2月21日開業 香川県高松市浜ノ町
調製元
株式会社 高松駅弁 香川県高松市浜ノ町8−12 087(851)7711