banner 汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車
 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本・JR九州 博多(はかた)駅 JR-West and JR-Kyushu Hakata Station
2017(平成29)年2月訪問 GoogleMap「博多駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約5時間。福岡市は福岡県の西部で玄界灘に面する、人口約160万人の城下町かつ港町。政令指定都市かつ福岡県の県庁所在地で、九州の鉄道や経済の中枢である大都市。駅弁は主に新幹線ホーム、新幹線コンコース、改札外の東西自由通路の売店で、地元や九州一円や西日本のものが多種売られる。1889(明治22)年12月11日開業、福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目。

極上福巻(1,200円)Gokujo Fukumaki
2023年3月27日に博多駅の改札外コンコースの駅弁売店「駅弁当」で購入 Mar. 27, 2023

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2022(令和4)年の夏までに、博多駅で発売か。太巻きが1本、8切れにカットされ、細長い箱に収まり、掛紙を巻かれる。中身は掛紙の写真にあるとおり、酢飯と玉子焼とごぼうとかんぴょうを、シイタケや紅生姜などとともに海苔で巻いたもの。飯が薄く、玉子焼が厚く、たとえれば饅頭に対する薄皮饅頭のような高級品に思える。玉子焼がメインなので、味も柔らかく、極上な福巻という名に合う。高価な材料でないので、お値段は控えめ。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 島川本店 福岡県福岡市南区日佐2丁目2番11号 092(589)3737 https://www.shimakawa-honten.co.jp/

さば寿司(1,500円)Sabazushi
2023年3月25日に博多駅の改札外コンコースの駅弁売店「駅弁当」で購入 Mar. 25, 2023

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

昭和時代から売られる清広食品のさば寿しが、博多駅では2023年に1,500円の「さば寿司」と「炙りさば寿司」へリニューアルか。大葉を混ぜたり載せた酢飯に、しめさばを貼り、とろろ昆布を巻いた、焼かないサバの棒寿司を1本、8切れにカットして密封し、竹皮に包んでひもでしばり、中身の写真が両面とも美しい掛紙を巻く。高価で身厚でおいしくなったサバ寿司。2日間以上の日持ちがある商品のようで、日暮れ時に博多駅改札外の駅弁売店で商品が品薄になると、「さば寿司」と「炙りさば寿司」のみが売り場を埋める光景となる。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
有限会社 清広食品 福岡県粕屋郡須恵町上須恵989−5 092(932)8588 https://kiyohiro.com/

炙りさば寿司(1,500円)Sabazushi
2023年3月25日に博多駅の改札外コンコースの駅弁売店「駅弁当」で購入 Mar. 25, 2023

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

昭和時代から売られる清広食品のさば寿しが、博多駅では2023年に1,500円の「さば寿司」と「炙りさば寿司」へリニューアルか。大葉を混ぜたり載せた酢飯に、しめさばの炙りを貼った、焼きサバの棒寿司を1本、8切れにカットして密封し、竹皮に包んでひもでしばり、中身の写真が両面とも美しい掛紙を巻く。高価で身厚でおいしくなった焼きサバ寿司。2日間以上の日持ちがある商品のようで、日暮れ時に博多駅改札外の駅弁売店で商品が品薄になると、「さば寿司」と「炙りさば寿司」のみが売り場を埋める光景となる。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
有限会社 清広食品 福岡県粕屋郡須恵町上須恵989−5 092(932)8588 https://kiyohiro.com/

【終売】博多鯖寿司(1,620円)Hakata Sabazushi (end of sales)
2020年9月27日に博多駅の駅弁売店「駅弁当」で購入 Sep. 27, 2020

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

福岡市内の日本料理屋の、通販対応な棒寿司が、2000年代かそれ以前に博多駅へ、2004年頃までに福岡空港へ、それぞれ進出したもの。白ごま混じりの酢飯と酢締めのマサバを、緑色の昆布を重ねて巻いた棒寿司を1本、10切れにカットして内容器に密封し、竹皮柄の紙箱に収めて掛紙を巻く、こだわりの焼きサバ寿司。過去には博多てら岡が福岡で調製していたと思うが、今回は「監修」となり、大阪の業者が宮崎で製造した商品になっていた。2020年で終売か。

※2023年7月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 山福 大阪府大阪市北区曽根崎2−10−13 06(6867)2111

【終売】たかな寿し(870円)Takanazushi (end of sales)
2022年4月24日に新幹線博多駅の駅弁売店で購入 Apr. 24, 2022

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

駅では1980年代に発売か。商品の名前どおりのたかな寿しが、玉子焼と鮭フレークを貼り付けたコシヒカリの酢飯を、高菜の漬物で巻いて、8切れにカットして透明な袋に密封し、竹皮で包んで掛紙を置き、ひもで縛りラップを巻く。駅弁として紹介されることはなくても、在来線特急「有明」が走り車内販売があった頃から、この地におなじみの存在。「いわしずし」「さばずし」とこれの3種類が、姿を変えずに売られる。福岡空港の空弁と紹介されることもある。価格は2010年時点で840円、2015年時点で870円。2022年に廃盤か。

※2023年4月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
有限会社 清広食品 福岡県粕屋郡須恵町上須恵989−5 092(932)8588

【終売】うまか!博多鯛しゃぶ穴子弁当(1,280円)Umaka! Hakata Taishabu Anago Bento (end of sales)
2021年11月27日に京王百貨店の地下食品売り場で購入 Nov. 27, 2021

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

秋冬の駅弁大会シーズンに向けた、2020(令和2)年秋の新商品か。中身の写真と商品名を描くスリーブに収めた、正八角形の容器に酢飯を詰め、錦糸卵で覆い、鯛しゃぶ、焼き穴子、酢れんこん、生姜酢漬を散らし、とびっこで彩る。これははたして、博多や九州の味や料理なのかどうか。アナゴやタレの味と、錦糸卵やとびっこの食感で、食べ進めるお弁当。2シーズンの販売か。

※2023年4月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 松栄軒 鹿児島県出水市上鯖渕532−5 0996(62)0617

【終売】海老・蟹わっぱ(800円)Ebi Kani Wappa (end of sales)
2020年9月26日に博多駅の駅弁売店「駅弁当」で購入 Sep. 26, 2020

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年の発売か。同年のJR九州の駅弁キャンペーン「九州駅弁グランプリ(第8回)」に、新作駅弁としてエントリー。楕円形の容器に酢飯を詰め、ボイル海老、カニほぐし身、刻み椎茸、山菜で覆うもの。マヨネーズを添付。九州や福岡の味を感じられずとも、ふんわりしてよいお食事。あるいはマヨネーズの添付が、この土地の食文化なのかどうか。2022年に終売。

※2023年4月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
有限会社 清広食品 福岡県粕屋郡須恵町上須恵989−5 092(932)8588

【終売】島川本店祭りちらし弁当(840円)Shimakawa Honten Matsuri Chirashi Bento (end of sales)
2013年7月15日に博多駅の駅弁売店「驛辨當」で購入 Jul. 15, 2013

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2013(平成25)年夏の新作か。長方形の木製エコ容器を、博多祇園山笠の写真を掲載した掛紙で覆う。中身は酢飯に錦糸卵を敷き、アナゴや山菜や刻みシイタケなどを載せ、焼サバ、鶏唐揚、レンコンやニンジンなどの煮物、出汁巻き玉子、水菓子などを添える。内容に特段の個性はなくても、なんとなく駅弁屋の駅弁とも、コンビニその他市販の弁当とも、異なるつくりをしているような気がする。この年限りの販売か。

※2021年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 島川本店 福岡県福岡市南区日佐2丁目2番11号 092(589)3737

【終売】博多っ子弁当(1,030円)Hakatakko Bento (end of sales)
2010年8月28日に博多駅の改札外コンコースの駅弁売店で購入 Aug. 28, 2010

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

平たく大きなプラ製トレーの惣菜容器を、博多の名物や名所をいくつか描いた大きな掛紙で包む。中身は錦糸卵とでんぶとシイタケとレンコンのちらしずしに、玉子焼と鶏唐揚、焼売とウインナーとブロッコリー、レンコンなどの煮物、鮭塩焼、菜の花漬、ぜんまいと明太子、ゴマ団子、オレンジ。分量はなかなか。2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退、以後は鳥栖駅弁の中央軒が調製した。価格は2010年の購入時で1,000円、2015年時点で1,030円。2015年までの販売か。

※2021年2月補訂:終売を追記
※2015年10月補訂:現況を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多鉄道構内営業 有限会社 博多駅 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【掛紙】博多玄海ちらし(740円)Hakata Genkai Chirashi
1999年4月1日に博多駅で購入 Apr. 1, 1999

掛紙

1999(平成11)年4月1日14時の調製と思われる、昔の博多駅弁のパッケージ。福岡の市街地とその名所が描かれる。この絵のとおり、福岡は空港が市街地の直近にあり、新幹線や中距離特急はどうも分が悪い。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多鉄道構内営業 有限会社 博多駅 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】博多玄海ちらし(750円)Hakata Genkai Chirashi (end of sales)
2010年8月28日に博多駅の改札外コンコースの駅弁売店で購入 Aug. 28, 2010

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

昭和の国鉄時代から販売された駅弁。楕円形の容器に透明なふたをして、博多湾のイラストを描いたボール紙の掛紙をかける。中身は酢飯の上を刻み海苔と錦糸卵で覆い、アナゴ刻み、エビのボイル、ベニズワイガニのフレーク、レンコン酢漬、菜の花、シイタケ1個、生姜酢漬を散らすもの。今となっては掛紙のデザインともども古めかしい感じがするが、価格も分量も味もお手頃な感じ。2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退し、この商品も買えなくなった。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多鉄道構内営業 有限会社 博多駅 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331
催事駅弁

【終売】天然真鯛ちらし(580円)Tennen Madai Chirashi (end of sales)
2006年9月17日にワールドポーターズビブレで購入 Sep. 17, 2006

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身

2006(平成18)年秋の駅弁催事で登場した催事用商品。駅弁ではなく「駅弁屋の味」。実在の駅弁屋が作っているようだが、駅売りはないようで、パッケージにも「こちらの商品は駅では販売しておりません。」の注記もある。

約11センチ四方の容器の中に酢飯を詰めて錦糸卵で覆い、天然という真鯛の切り身を4切れほど載せて、アラレを振って彩りを添える。調製元は博多駅の駅弁売店に商品を卸しているとはいえ、本来は棒寿司が主力の福岡空弁屋という印象があり、これを博多の駅弁屋の味とされるのは大いに違和感を覚えるが、商品そのものの風味は良い。中身の見栄えも良い。

この駅弁は2009年の調製元の破産により、現在は売られていないものと思われる。

※2010年12月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 ドゥイットナウ 仕出し工房事業部 福岡県福岡市西区福重3丁目33−28 092(882)3305
催事駅弁

【終売】ふくかにちらし(580円)Fuku Kani Chirashi (end of sales)
2006年9月17日にワールドポーターズビブレで購入 Sep. 17, 2006

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身

2006(平成18)年秋の駅弁催事で登場した催事用商品。駅弁ではなく「駅弁屋の味」。実在の駅弁屋が作っているようだが、駅売りはないようで、パッケージにも「こちらの商品は駅では販売しておりません。」の注記もある。

約11センチ四方の容器の中に酢飯を詰めて錦糸卵で覆い、真フグの切れとズワイガニの脚肉を5個ずつ平等に貼る。調製元は博多駅の駅弁売店に商品を卸しているとはいえ、本来は棒寿司が主力の福岡空弁屋という印象があり、これを博多の駅弁屋の味とされるのは大いに違和感を覚えるが、商品そのものの風味は悪くないし、「ふく鮨本舗」を名乗るだけあって、フグの風味や柔らかさは駅弁を凌ぐ。中身の見栄えは、やや寂しい。

この駅弁は2009年の調製元の破産により、現在は売られていないものと思われる。

※2010年12月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 ドゥイットナウ 仕出し工房事業部 福岡県福岡市西区福重3丁目33−28 092(882)3305