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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本・JR東海 東京(とうきょう)駅 JR Tokyo Station
2024(令和6)年4月訪問 GoogleMap「東京駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京と日本の中央駅。東海道・山陽・東北・上越・山形・秋田・北陸の各新幹線、東海道・中央・総武・東北の各線、山手線や京浜東北線などの電車が、一日あたり3000本以上行き交い、100万人以上の利用者で終日賑わう。駅弁はJRの子会社が調製するもので100種類以上とも、エキナカの商品を含めて400種類以上とも、デパ地下の弁当を含めて1000種類以上ともいわれる、世界一の駅弁販売駅。1914(大正3)年12月20日開業、東京都千代田区丸の内1丁目。

【終売】O−bento牛すき焼き風弁当(680円)O-bento Gyu Sukiyaki-fu Bento (end of sales)
2001年9月1日に東京駅の総武線改札付近の駅弁売店で購入 Sep. 1, 2001

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2001(平成13)年7月17日に「牛すき焼き風弁当」「鶏ごぼう照り焼き弁当」「鮭ちらし弁当」を大600円、小330円で、東京駅など首都圏の各駅で発売。調製元のアメリカ子会社の工場で製造し、冷凍して輸入し、電子レンジで解凍し加熱して販売する、史上初の丸輸入駅弁。発売初日は5,000個を売り切った。

薄手のボール紙製パッケージに、フィルムで密封されたコンビニ弁当風のプラスティック製容器が入る。中身は白御飯をビーフジャーキーのような硬い牛肉と、玉葱・人参・椎茸・春雨・絹さやと赤パプリカで覆うもの。発売当初は600円であったが、2002年から680円に値上げ。この「牛すき焼き風弁当」は、2003(平成15)年12月からの米国産牛輸入停止と前後して終売の模様。

O−bento当初商品の6種類の中では一番売れ行きが悪かったようで、いつも最後まで残っているのはこれだった。O−bentoは冷凍製品を販売前にまるごと解凍するため、味はまあまあだが食感はべったりしてよろしくない。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bentoミニ牛すき焼き風弁当(390円)O-bento Mini Gyu Sukiyaki-fu Bento (end of sales)
2001年11月4日に品川駅の駅弁売店で購入 Nov. 4, 2001

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2001(平成13)年7月17日に東京駅などで全6種が発売された「O−bento(オーベントー)」シリーズのひとつ。これは牛肉の小さいほうで、薄手のボール紙製パッケージに、フィルムで密封されたコンビニ弁当風のプラスティック製容器が入る。中身は白御飯をビーフジャーキーのような硬い牛肉と、玉葱・人参・椎茸・春雨・絹さやと赤パプリカで覆うもの。発売当初は330円であったが、2002年には390円に値上げ。この「牛すき焼き風弁当」は、2003(平成15)年12月からの米国産牛輸入停止と前後して終売の模様。

O−bentoは、デフレの時代に高価な国産を避けて丸ごと輸入した格安弁当という見解をもって、食品を、特に国産で賄わなければならないコメを輸入するとは何事かと、国内の農業団体を激怒させた。これが発売時にテレビなどで大いに紹介されたことで、商品の宣伝に役立ち、駅弁としては大ヒット商品になった。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bento鶏ごぼう照り焼き弁当(680円)O-bento Tori Gobo Teriyaki Bento (end of sales)
2001年11月4日に品川駅の駅弁売店で購入 Nov. 4, 2001

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2001(平成13)年7月17日に東京駅などで全6種が発売された「O−bento(オーベントー)」シリーズのひとつ。これは鶏肉の大きいほうで、中身は白御飯をサクッとした食感のアメリカンな鶏肉と、牛蒡・人参・椎茸・絹さや・赤パプリカ・錦糸玉子・いりゴマで覆うもの。発売当初は600円であったが、2002年から680円に値上げ。2005年7月のリニューアルで終売。

O−bentoが輸入格安駅弁、安いが悪いか不安な駅弁というという世の、あるいはメディアや農業利権の見解に対して、調製元の言い分は異なった。駅弁のパッケージに印字される「FRESH&HEALTHY(フレッシュ&へルシー)」を掲げて、駅弁に自然食材を使おうにも、国産では必要量を賄えない、例えば東京都尾久で年間300トンの米を使うのに国内産の有機米は20トンしか確保できないことから、有機米あきたこまちを使う駅弁の販売などと並行して、アメリカでオーガニックの認証を受けた食材を弁当で輸入し販売することにしたもの。ただ、デフレの時代に価格でファストフードに勝てない駅弁を安価に提供するねらいも、あったという。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bentoミニ鶏ごぼう照り焼き弁当(390円)O-bento Mini Tori Gobo Teriyaki Bento (end of sales)
2001年7月20日に東京駅の総武線改札付近の駅弁売店で購入 Jul. 20, 2001

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2001(平成13)年7月に登場した輸入弁当。薄手のボール紙製パッケージに、フィルムで密封されたコンビニ弁当風のプラスティック製容器が入る。中身は白御飯をサクッとした食感のアメリカンな鶏肉と、牛蒡・人参・椎茸・絹さや・赤パプリカ・錦糸玉子・いりゴマで覆うもの。発売当初は330円であったが、2002年には390円に値上げ。2005年7月のリニューアルで消滅。

コメを輸入すると、1995年のウルグアイ・ラウンド農業合意によるWTO協定で、無税のミニマム・アクセス米以外は1kgあたり341円、実質的に500%近い関税がかかる。ここで、国の関税率表第16類に分類される肉・魚介類調製品は、他のものと組み合わせた場合でも肉・魚等が全重量の20%を超えるもので容易に分離できなければ、6%や21.3%の関税で済む。

O−bentoはこれを適用し、お米の弁当をお徳に輸入した。ここで米の輸入に反対する農民運動全国連合会は、駅でO−bentoを買って計量し、肉・魚等の重量が20%以下のものがあったとして、翌8月までに財務省と農林水産省に厳重な調査と関税の徴収を要請した。同月の横浜税関の抽出検査でもそんな個体が出て、調製元は約370万円の関税を支払ったという。

調製元
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【終売】O−bento鮭ちらし弁当(680円)O-bento Sake Chirashi Bento (end of sales)
2001年10月5日にどこかで購入 Oct. 5, 2001

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2001(平成13)年7月17日に東京駅などで全6種が発売された「O−bento(オーベントー)」シリーズのひとつ。これは鮭弁当の大きいほうで、白御飯の上にふわふわした不思議な食感の鮭が載り、鮭フレーク・人参・椎茸・絹さや・赤パプリカ・錦糸卵で御飯を覆う。発売当初は600円であったが、2002年から680円に値上げ。2005年7月のリニューアルで消滅。

O−bentoの6種類の中で、この鮭ちらし弁当の売れ行きが最も良いようで、たしかに発売当初は午前中に売り切れていた。牛・鶏・鮭では鮭が最も好まれる、ということだろうか。

調製元
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【終売】O−bentoミニ鮭ちらし弁当(390円)O-bento Mini Sake Chirashi Bento (end of sales)
2001年11月4日に品川駅の駅弁売店で購入 Nov. 4, 2001

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2001(平成13)年7月17日に東京駅などで全6種が発売された「O−bento(オーベントー)」シリーズのひとつ。これは鶏肉の小さいほうで、白御飯の上にふわふわした不思議な食感の鮭が載り、鮭フレーク・人参・椎茸・絹さや・赤パプリカ・錦糸卵で御飯を覆う。発売当初は330円であったが、2002年には390円に値上げ。2005年7月のリニューアルで終売。

O−bentoの発売時は、すべての種類で味付け御飯を使用していたが、発売から数か月後になぜか「お客様の声に応えて」白御飯の使用に変更された。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bentoスパイシー焼き肉弁当(680円)O-bento Spicy Yakiniku Bento (end of sales)
2001年11月18日に東京駅の駅弁売店で購入 Nov. 18, 2001

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2001(平成13)年11月に発売された、O−bentoシリーズの新作。薄手のボール紙製パッケージに、フィルムで密封されたコンビニ弁当風のプラスティック製容器が入る。中身は白御飯の上に柔らかいと称した固い牛ステーキが、人参などの炒め野菜とともに載り、スパイシーなソースがかかるが、そのソースは炒め野菜にすっかり染み込み、ステーキは普通の味で野菜は激辛となっている。2005年7月のリニューアルで終売。

O−bentoの発売当初は、解凍した商品を他の駅弁と同じように陳列して販売していたが、最近はイートイン商品として、その場で解凍して提供するスタイルの店舗が増えてきた。そのうち駅弁のジャンルでは紹介しづらい弁当になるかもしれない。

調製元
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【終売】O−bentoミニスパイシー焼き肉弁当(390円)O-bento Mini Spicy Yakiniku Bento (end of sales)
2001年11月18日に東京駅の駅弁売店で購入 Nov. 18, 2001

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2001(平成13)年11月に発売された、O−bentoシリーズの新作。薄手のボール紙製パッケージに、フィルムで密封されたコンビニ弁当風のプラスティック製容器が入る。中身は白御飯の上に柔らかいと称した固い牛ステーキが、人参などの炒め野菜とともに載り、スパイシーなソースがかかる。そのソースは炒め野菜にすっかり染み込み、ステーキは普通の味でも野菜は激辛となっている。ただ、2002年11月購入のものはタレの粘度が上がり、ちゃんと肉にだけ残っていた。2005年7月のリニューアルで終売。

O−bentoシリーズは各種類で大と小の2サイズがあるが、大を売る売店では小が買えず、小を売る売店では大を扱わない。冷凍物なのに品切れが多く、全種類を集めようとすると何軒も売店を巡らなければならない。

調製元
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【終売】O−bento優良うなぎ(880円)O-bento Yuryo Unagi (end of sales)
2002年5月2日に新宿駅の駅弁売店で購入 May 22, 2002

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2002(平成14)年4月21日に発売された、O−bentoシリーズの新作。薄手のボール紙製パッケージに、フィルムで密封されたコンビニ弁当風のプラスティック製容器が入る。中身はアメリカ産あきたこまちの白御飯の上に錦糸卵を敷き、温泉で抗生物質や成長ホルモンを投与せず育てたというウナギの蒲焼きを2切れ載せる。

東京駅では1,300円程度が相場のウナギ駅弁が、880円で食べられるのはありがたく、食材の質は良さそう。しかし柔らかい鰻には風味が足らず、解凍御飯の食感の悪さはいかんともしがたい。駅弁愛好家としては、あと20円足せば絶品の豊橋駅「うなぎ飯」が食べられるなとも思ってしまう。東京駅でも50円安い穴子駅弁「深川めし」のほうを勧めたい。2004年までに終売となった模様。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bento豚肉の生姜焼き弁当(680円)O-bento Butaniku no Shogayaki Bento (end of sales)
2002年11月17日に時刻表検定試験東京会場で購入 Nov. 17, 2002

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2001(平成13)年12月21日に発売された、O−bentoシリーズの新作。薄手のボール紙製パッケージに、フィルムで密封されたコンビニ弁当風のプラスティック製容器が入る。中身はアメリカ産あきたこまちの白御飯の上を豚生姜焼、というより豚ロースのソース和えをぺたぺたと載せて覆う。2005年7月のリニューアルで終売。

今やO−bentoを駅弁とみなすのはビジネス誌のみ。現在はどの程度売れているのかは定かではないが、調製元の社員のボーナスがO−bentoで出たと噂されたり、駅構内の軽食店で生姜焼きを注文したらO−bentoが出てきたとか、必ずしも売れ行きが好調ではないように言われていた。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bentoジャンバラヤ弁当(680円)O-bento Jambalaya Bento (end of sales)
2004年4月3日に上野駅の駅弁売店で購入 Apr. 3, 2004

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2003(平成15)年10月に発売された、O−bentoシリーズの新作。聞き慣れない料理名は、フランス料理とアメリカ南部料理が混在した「ケイジャン料理」の代表的なメニューだそうで、「チキンと魚貝のスパイシーピラフ」と副題が付いている。パッケージは他のO−bentoと同じ構造、中身はチリソース御飯の上に鶏肉や海老や椎茸や帆立貝柱がやはりスパイシーになって載るもの。刺激物は解凍弁当の味付けにピッタリだと思った。2005年7月のリニューアルで終売。

まもなく発売3周年のO−bento。2003年には年に200万個を販売したという。定着したのか飽きられたのか、発売時には日本を揺るがしたのに、今ではもう新作が出ても話題にもならない。しかし、発売当時の調製元との紙上対立でまったく世間の支持を得られなかった農業利権について、その後は生産者団体のみの維持と保護を目的とした伝統的な圧力活動から、消費者や個々の生産者の利益も考慮に入れた営業活動へと徐々にシフトしてきている感があるから、O−bentoはその転換の一翼として日本農業史に名を刻むかもしれない。

調製元
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【終売】O−bentoシーフードジャンバラヤ弁当(680円)O-bento Seafood Jambalaya Bento (end of sales)
2004年10月11日に東京駅の駅弁売店で購入 Oct. 11, 2004

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2004(平成16)年に発売された、O−bentoシリーズの新作。容器の構造は他の商品と変わらないが、パッケージのデザインが新しくなった。中身は上記の「O−bentoジャンバラヤ弁当」の具が、サーモンと小海老とミニ帆立貝柱に変わったもの。御飯が大阪風お好み焼きな形状に固まっていたものの、コンビニチャーハンを電子レンジで加熱よりは美味いと思う。高品質で健康的なジャンクフード。2005年7月のリニューアルで終売。

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株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bento五目ちらし弁当(680円)O-bento Gomoku Chirashi Bento (end of sales)
2005年3月27日に新宿駅の駅弁売店で購入 Mar. 27, 2005

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2004(平成16)年12月に発売された、O−bentoシリーズの新作。今度は「エビ・ホタテ・穴子の海の幸と、錦糸玉子・グリーンピース・椎茸の彩り豊かな具だくさんの五目ちらし」が売り文句で、確かにそれと中身は一致するのだが、エビやホタテがカップラーメンに入るあのタイプでは「五目ちらし」らしくない。御飯が酢飯ではなく茶飯であることも違和感を演出し、販売箇所には酢飯でない旨の注記もあった。悪い商品ではないけれど、名前のイメージと中身が大きく異なる感じ。2005年7月のリニューアルで終売。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bento穴子弁当(680円)O-bento Anago Bento (end of sales)
2005年3月27日に新宿駅の駅弁売店で購入 Mar. 27, 2005

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2005(平成17)年2月に発売された、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上に、一見して不味そうなアナゴの蒲焼きを1切れ載せる。白御飯の使用で冷凍弁当のマイナス面が露骨に出て、具体的には円柱形平板の円周部が餅か煎餅のように固く硬い感じがした。穴子とタレの風味はよくできているので、もったいないと思う。O−bentoだからといって単純に批判するのは良くないと思いながら、今回同時購入の二品には落第点を。2005年7月のリニューアルで終売。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都港区高輪2−19−13 03(5798)8075

【終売】O−bento赤魚柚庵焼き弁当(500円)O-bento Akauo Yuzuan-yaki Bento (end of sales)
2005年7月24日に新宿駅の駅弁売店で購入 Jul. 24, 2005

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2005(平成17)年7月1日に再出発した、O−bentoシリーズの新作。アメリカ産有機米を使った、まるごと電子レンジで加熱の冷凍輸入弁当というコンセプトは変えずに、旧タイプに比べて容器がコンパクトな長方形に変わり、大680円・小390円の商品構成が500円均一となった。

白御飯の上にタレをかけて、2切れの赤魚にニンジンとタマネギ、というかキャロットとオニオンを添える。御飯の風味は以前と同じだが焼き魚の風味は駅弁に劣らない。自宅の冷凍庫に詰めれば良い夜食になると思うが、最近は通販カタログから消えている。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都新宿区新宿3−38−1 03(3340)2629

【終売】O−bentoさわら柚庵焼き弁当(500円)O-bento Sawara Yuzuan-yaki Bento (end of sales)
2005年7月24日に新宿駅の駅弁売店で購入 Jul. 24, 2005

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2005(平成17)年7月1日に再出発した、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上にタレをかけ、2切れのサワラ柚庵焼にグリーンピースとパプリカを添える。御飯の風味は以前と同じだが、焼き魚の風味は駅弁に劣らない。安くもないが美味くもないジャンクフードな平板弁当という、かつてのイメージを払拭できていると思う。2007年中にシリーズそのものがなくなった。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都新宿区新宿3−38−1 03(3340)2629

【終売】O−bentoピリ辛豚味噌弁当(500円)O-bento Pirikara Butamiso Bento (end of sales)
2005年8月13日に品川駅の駅弁売店で購入 Aug. 13, 2005

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2005(平成17)年7月1日に再出発した、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上にタマネギとパプリカと豚味噌焼を載せてコショウを振る。一般的なピリ辛のイメージより、かなり辛さを抑えているというか出せていないと思うが、これで冷凍弁当の欠点を隠すというか利点を出す味になったと思う。購入時は確実にアツアツなので、冷めないうちに消費する。ほどなく売り止めた模様。

食品表示ラベルに注記が一部隠れたが、O−bentoのすべての商品には、消費期限と賞味期限で異なる日付が記される。容器の透明フィルムにある年月日は冷凍状態での賞味期限を指し、パッケージの年月日時は解凍後の消費期限を指す。2003年7月の東京都港区の保健所からの指摘を受けて、表示を明確化したもの。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都新宿区新宿3−38−1 03(3340)2629

【終売】O−bento豚生姜焼き弁当(500円)O-bento Buta Shogayaki Bento (end of sales)
2005年8月13日に品川駅の駅弁売店で購入 Aug. 13, 2005

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2005(平成17)年7月1日に再出発した、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上にタマネギ、パプリカ、コーン、ピーマン?と豚生姜焼を載せてコショウを振る。

上の「ピリ辛豚味噌弁当」と内容が被るが、リニューアル前にも同じ種類と名前の商品が存在したので、売れ行きが良かったのだろう。価格が下がり豚肉は減ったが、味はたぶん同じ感じ。米国産牛輸入停止の長期化により、世の中全体で豚肉料理に創意工夫が注がれバリエーションが増えたと思う。2007年中にシリーズそのものがなくなった。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都新宿区新宿3−38−1 03(3340)2629

【終売】O−bento焼き鳥丼(500円)O-bento Yakitori Don (end of sales)
2006年3月10日に東京駅の駅弁売店で購入 Mar. 10, 2006

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2005(平成17)年9月に発売された、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上に串のない焼き鳥を散らして、タレとゴマとグリーンピースを振りかける。脂身の少ないあっさりした味は、高齢者向けでも大丈夫そう。同時投入の上記商品とは名前の長さも中身も対照的。2007年中にシリーズそのものがなくなった。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都千代田区丸の内1−9−1東京駅構内 03(3212)1889

【終売】O−bentoカレー風味チキン照り焼き弁当タンドリー風(500円)O-bento Curry-fumi Chicken Teriyaki Bento Tandoori-fu (end of sales)
2006年3月10日に東京駅の駅弁売店で購入 Mar. 10, 2006

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2005(平成17)年9月に発売された、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上にカレー風味の鳥照焼スライスをけっこうたっぷり載せ、パプリカを添えてグリーンピースをまぶす。どっさり、ぐっちゃりの具は、学生の昼食としていけそうな味。また、文字数で日本一の駅弁かもしれない。2007年中にシリーズそのものがなくなった。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都千代田区丸の内1−9−1東京駅構内 03(3212)1889

【終売】O−bento鶏唐あげ弁当(500円)O-bento Tori Karaage Bento (end of sales)
2006年5月4日に東京駅の駅弁売店で購入 Mar 4, 2006

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2006(平成18)年4月24日に発売された、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上に鶏唐揚というか、焼き鳥のあんかけというか、衣も身もぷにょっとした肉団子が無数に散り、人参と2色のパプリカが載る。駅弁にもコンビニ弁当にもないタイプの不思議な風味なので、意外に固定ファンが付くかもしれない。

この時点でのO−bentoは「豚生姜焼き」「ピリ殻豚味噌」「マス西京焼き」「焼き鳥丼」「カレー風味チキン照り焼き」とこれの6種類。JR東日本の新幹線の一部車内でも販売されているそうで、座席で食べたら車内へ盛大に臭いを振りまきそうな気がするが、まだ目撃できていない。2007年中にシリーズそのものがなくなった。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都千代田区丸の内1−9−1東京駅構内 03(3212)1889

【終売】O−bentoチキンカレー(500円)O-bento Chicken Curry (end of sales)
2007年1月16日に新宿駅南口コンコースの駅弁売店で購入 Jan. 16, 2007

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2006(平成18)年12月に発売された、O−bentoシリーズの新作。価格や容器の構造あるいはコンセプトを変えないまま、紙枠のデザインがまた新しくなった。中身は鶏肉も野菜も意外にたくさん入っている、まるごとチキンカレー。悪評の量が勝るO−bentoの一種であるから色眼鏡がかかるが、電子レンジで加熱する冷凍カレーライスと考えればかなりうまくできた商品で、冷凍御飯の食感上の欠点もこの味であれば大丈夫。駅弁売り場ではなく、スーパーの冷凍食品売り場に置くべき商品。2007年中にシリーズそのものがなくなった。

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株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都新宿区新宿3−38−1 03(3340)2629

【終売】O−bentoアジア風チキン弁当(500円)O-bento Asia fu Chicken Bento (end of sales)
2007年4月7日に東京駅の駅弁売店で購入 Apr. 7, 2007

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2006(平成18)年12月に発売された、O−bentoシリーズの新作。同時に発売の上記の駅弁「チキンカレー」と違い、紙箱のデザインは従来タイプ。公式サイトによると『アメリカの中華定番メニュー「チキン甘酢ソース味」をO−bento仕立て』にしたそうだが、O−bento仕立てとは何だろうか。

中身はおそらく「カレー風味チキン照り焼き弁当タンドリー風」のソースを甘酢ベースに変え、グリーンピースをブロッコリーとコーンに入れ替えただけ。味は並より上だと思うが、商品開発の安易さも感じる。こういう商品に東京駅や上野駅で伝統の駅弁の名前を含めてはいけないし、それと同じ売店で売ってはいけない。

この駅弁を購入した前日の2007(平成19)年4月6日、調製元はアメリカ・カリフォルニアでO−bentoを製造していた子会社「NRE World Bento、Inc.」を売却し、O−bentoの販売を年内で打ち切ると発表した。販路を駅弁売店から駅構内軽食店、通信販売、飛行機の機内食、長距離フェリーの船中食などに広げたり、当館収蔵のとおりリニューアルや新作投入をしていたが、販売個数は2003年度の約200万個から、2006年度で約55万個まで減少していたという。しばらくは駅や通販で買えていたが、2007年中にひっそり消えてしまった。

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【終売】O−bento豚角煮弁当(500円)O-bento Buta Kakuni Bento (end of sales)
2007年8月10日に新宿駅南口コンコースの駅弁売店で購入 Aug/ 10, 2007

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2006(平成18)年9月21日に発売された、O−bentoシリーズの新作。白御飯の上に、見た目は崩れてしまった豚角煮が半分、タマネギ炒めが1/4、ごぼうと人参の炒め物が1/4。豚肉のこういう商品なので、臭いか固いかと思ったらそうではなく、意外にいける味。少なくともこの時のO−bentoの現行品は、見栄えと食感を除けば不味いわけではなく、駅弁でない場所に生き残る道があるような気がした。しかし上記のとおり、2007年中にシリーズそのものがなくなった。

調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 東京都新宿区新宿3−38−1 03(3340)2629

【終売】O−bento豚味噌弁当(500円)O-bento Buta Miso Bento (end of sales)
2007年8月10日に新宿駅南口コンコースの駅弁売店で購入 Aug. 10, 2007

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発売の時期は分からないが、O−bentoシリーズ最後の新作商品か。白御飯の上に、やや乾燥気味の豚味噌焼が敷かれ、ネギとニンジンが添えられる。豚肉のサクッとした歯触りとしっかり絡まったタレは、車内や屋外での消費形態に向くもので、同じ価格帯のコンビニ弁当や惣菜弁当より美味いのではないかと思う。

2007年中にシリーズそのものがなくなった。この弁当の購入時にはまだ普通に売られていたO−bentoも、秋口には見た目でフェードアウトしていった。販売不振の一因に、BSE騒動による米国産牛禁輸措置が響いたいう考察もある。販売が年内に終わっても、国内の駅弁と農業と食品業界の歴史にその名を刻み続けるだろう。

調製元
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