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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 大船(おおふな)駅 JR-East Ofuna Station
2022(令和4)年10月訪問 GoogleMap「大船駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から電車で約45分。大船駅のある鎌倉市は、神奈川県の東部で相模湾に面した、人口約17万人の古都。13世紀に幕府と呼ばれる武家政権がここを拠点とし、農漁村に戻るも明治時代に別荘地や観光地として再興、文人や要人が好んで住んだり訪れた。東海道本線が横須賀線を分岐する大船駅では、1898(明治31)年から大船軒が駅弁を販売、鎌倉の文人や駅前の映画撮影所の関係者に親しまれた。1888(明治21)年11月1日開業、神奈川県鎌倉市大船1丁目。

おてがる幕の内弁当(700円)Otegaru Makunouchi Bento
2022年1月21日に藤沢駅の駅弁売店で購入 Jan. 21, 2022

掛紙 中身
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2021(令和3)年10月に大船駅などで「牛肉としらす二色盛弁当」とともに発売。梅干しと白飯の日の丸御飯に、牛肉煮にだいこんやタケノコなどの煮物、かまぼこと玉子焼、鯵マリネとポテトサラダとミニ大福を添える姿は、3年から5年くらい前に売られた大船駅の幕の内弁当に似る。普段使いの幕の内弁当の基本を押さえ、価格を抑え、鯵を入れて大船駅や大船軒の駅弁らしさが表れ、漬物を入れず甘味を入れた変化も現れる。JR東日本の方針でこの年の3月に寿司以外の駅弁が全滅した大船駅に、なぜか再びこのような駅弁が戻ってきた。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 https://www.ofunaken.co.jp/

【終売】駅辨幕の内(1,100円)Ekiben Makunouchi (end of sales)
2019年5月5日に新宿駅の駅弁売店「駅弁屋 頂」で購入 May 5, 2019

掛紙 中身
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2019(平成元)年1月に発売。おそらく従前の幕の内弁当のリニューアルだろう。大船駅よりはむしろ東京都内の駅弁売店で手広く売られる。幕の内駅弁らしくなく、松花堂タイプの4区画に仕切られた中身は、日の丸御飯、エビフライと鮭塩焼とごぼうそぼろ、肉団子と煮物、紅白のかまぼこと玉子焼にひじき煮と漬物。そんな御飯に三種の神器(焼き魚、かまぼこ、玉子焼)という内容は幕の内駅弁らしい、普段使いの駅弁。過去の大船軒のこのタイプの駅弁よりは、味と盛付に立体感が出たと思う。

JR東日本グループ会社の事業再編という不思議な理由により、2021年3月25日限りで終売。以後は東京駅の幕の内弁当が売られる模様。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】湘南鎌倉大船軒の幕の内(1,000円)Shonan Kamakura Ofunaken no Makunouchi (end of sales)
2017年4月19日に東神奈川駅の駅弁売店で購入 Apr. 19, 2017

掛紙 中身
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2016(平成28)年の夏までに、従前の「列車の幕の内弁当」を改称のうえ一部リニューアルか。幕の内駅弁として、日の丸御飯に焼鮭、かまぼこ、玉子焼、サトイモとタケノコとシイタケの煮物という基本と、マグロ唐揚、牛肉ごぼう煮、アサリ蒸し、シラスのごま油炒めとサクラエビという応用がある。幕の内駅弁としては、少量でコンパクトなつくりだと思う。2017年の5月頃に掛紙を中身の写真入りのものに変更、2018年にはこれを元に戻し、2019年1月に松花堂弁当タイプの「駅辨幕の内」(1,100円)へリニューアルした模様。

※2022年2月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】列車の幕の内弁当(950円)Ressha no Makunouchi Bento (end of sales)
2017年3月11日に特急「スーパービュー踊り子」車内で購入 Mar. 11, 2017

掛紙 中身
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東京駅や上野駅や新宿駅を発車する列車の車内販売限定弁当として、日本レストランエンタプライズが2013(平成25)年1月11日から3月末まで販売。調製元は大船軒で、以後は東京エリアや大船軒の幕の内駅弁として販売された模様。2011(平成23)年に第1弾から第3弾まで販売された「東北二色めし」の好評を受けて開発したという、関係なさそうなことが販売元のニュースリリースに書いてあった。

今回購入したものは、レシートに「列車幕の内第2弾」とあったので、過去に第1弾が存在した模様。中身の写真を使う掛紙に、列車の停車駅案内のようにおしながきを記す。中身は日の丸御飯にアサリ時雨煮、焼鮭とかまぼこと玉子焼、蒸し鶏とマグロのコチジャンとシラス炒め、サトイモやシイタケなどの煮物と漬物。大船駅弁や大船軒らしさのない、普通の幕の内駅弁。2016(平成28)年の夏までに、上記の駅弁「湘南鎌倉大船軒の幕の内」へリニューアル。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】上等御辨當(復刻幕の内弁当)(880円)Joto Obento (end of sales)
2012年1月22日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 22, 2012

掛紙 中身
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2012(平成24)年1月の京王百貨店の駅弁大会で輸送販売された記念駅弁。大船駅で普段売られる幕の内駅弁を容器ごとそのまま使用し、掛紙を1924(大正13)年11月のものに差し替えた。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】上等御辨當(880円)Joto Obento (end of sales)
2010年10月9日に東京駅の「東日本縦断駅弁大会」で購入 Oct. 9, 2010

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2010(平成22)年10月9日から11日まで東京駅で開催された「第12回東日本縦断駅弁大会」で販売された大船駅弁の復刻商品。といっても復刻したのは掛紙だけであり、中身は普段の大船駅の並等な幕の内駅弁と同じである。掛紙裏面の解説と違い少量な日の丸俵飯に、鶏唐揚とイカ焼とわさび漬、白身魚フライとかき揚げと佃煮、ニンジンとシイタケとタケノコとちくわの煮物、焼鮭と玉子焼とうぐいす豆。掛紙の絵柄は鎌倉八幡宮と2010年3月に倒れた大銀杏。この掛紙が使われた1924(大正13)年当時に比べて、大船や鎌倉の名所はたいして変わっていない。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】かあさん弁当(680円)Kasan Bento (end of sales)
2009年6月28日に大船駅の駅弁売店で購入 Jun. 28, 2009

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

下記の駅弁「かあさんの手づくり弁当」の改訂版か。価格と全体的な雰囲気を変えないまま、名前が短くなり容器は角張り、今回の中身は日の丸御飯に漬物を添え、おかずは汐ます、豚煮カツ、えび真丈揚げ、玉子焼、きんぴらごぼう、ちくわなどの煮物。おかずの内容は時々変わる模様。コンセプトは昭和30年代のおふくろの味なのだそうな。そうかな、とは思うけれど、手作り感とお買い得感のある、地味が好ましい幕の内駅弁。2012年までに終売か。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】幕の内おべんとう(920円)Makunouchi Obento (end of sales)
2005年9月3日に大船駅の駅弁売店で購入 Sep. 3, 2005

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

大船駅の幕の内弁当のリニューアル品か。正方形の容器に木目の紙ぶたをかけて、古い湘南電車とスカ線電車のイラストで弁当名を囲む掛紙で包み、紙ひもでしばる。中身は日の丸御飯に鶏唐揚、焼赤魚、イカ焼、煮物、玉子焼など。近隣の横浜駅や小田原駅で同じ価格帯の幕の内弁当に比べて、中身でなく見栄えについて、とても安っぽく感じた。価格は2005年の購入時で880円、2015年時点で掛紙と一部の中身を変えて920円。2019年に上記の「駅辨幕の内」へリニューアル。

※2019年8月補訂:終売を追記
※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】駅のおべんとう(840円)Eki no Obento (end of sales)
2004年10月23日に大船駅の駅弁売店で購入 Oct. 23, 2004

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身

2004(平成16)年の秋頃に、下記の駅弁「特製おべんとう」をリニューアルか。正方形の容器に紙ぶたをして、戦後直後の横須賀線電車を枠に描いた白い掛紙をかけて、紅白の紙ひもで締める。中身は日の丸御飯に鮭塩焼、鶏唐揚、玉子焼、蒲鉾、煮物その他を詰める、いわゆる幕の内駅弁。これも含め最近の大船駅弁は、容器内に無駄な空間が多く容器の底の紙がよく見える、見栄えで損をするものが多いと思う。リニューアル前のほうが良かった感じ。2006年頃までの販売か。

横須賀線の電車の色は、青い海と白い砂の色。1951(昭和26)年に国鉄が新型電車を投入した際に、前年に東海道線の湘南電車で試した橙色と緑色の塗り分けが好評だったので、その第二弾として新色を採用した。後に色調を少々変更したが、この色の組み合わせは「スカ色」と呼ばれ、房総半島や身延線や飯田線などにも広がった。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】鎌倉日和(1,200円)Kamakura Biyori (end of sales)
2003年9月20日に大船駅の駅弁売店で購入 Sep. 20, 2003

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

2003(平成15)年の秋に発売された、大船駅の大人の休日駅弁の第2弾。2002年4月10日発売の第1弾は5個以上2日前までの予約制であったため、この駅弁が事実上の第1弾。通年販売の予定だったそうだが、後に人知れず消えた模様。

大きく柔らかい木目調容器に掛紙代わりの紙帯を締める。中身は古代米の御飯に、前菜として玉子焼や蓮根煎餅など、煮物として里芋や椎茸など、焼物として鯖味噌漬焼と紅白はじかみ、揚げ物としてカニカマとかき揚げと蓮根が入る。大人の休日駅弁らしくお品書きとロゴマークを完備。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】かあさんの手づくり弁当(680円)Kasan no Tezukuri Bento (end of sales)
2002年7月28日に大船駅の駅弁売店で購入 Jul. 28, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

従来の「里の味おべんとう」に代わり、2002(平成14)年5月1日に発売された、大船駅の普通幕の内駅弁。価格を買えずに容器が小さく簡素になり、中身は揚げ物がなくなり鮭塩焼と煮物類となった。つまり事実上の値上げ。食べる前には量の割に高価な印象を受けたが、味にまったく妥協がなく、掛紙のデザインと中身の御飯や具の配置が手作り感たっぷりな良い駅弁だった。2006年頃までの販売か。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】里の味おべんとう(680円)Sato no Aji Obento (end of sales)
2002年4月29日に大船駅の駅弁売店で購入 Apr. 29, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

大船駅の普通の幕の内弁当。掛紙をかけて湘南電車の色の紙ひもでしばる長方形の容器の、半分は白御飯、半分はおかずで揚げ焼売・鶏唐揚・白身魚フライ・焼鮭に椎茸等の煮物が入る。御飯は美味く、おかずも身の締まった良い食感。神奈川県、特に大船駅の幕の内弁当は本当に美味い。これを購入した直後の2002年5月に「かあさんの手作り弁当」へリニューアルされた。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【終売】特選おべんとう(840円)Tokusen Obento (end of sales)
2001年10月27日に大船駅の駅弁売店で購入 Oct. 27, 2001

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

大船軒の幕の内弁当。厚手の紙の掛紙をかけた正方形の容器は5区画に仕切られ、梅干しを載せた俵飯が5つ、鮭に鶏唐揚、揚げ物煮物各種に付け合わせと、品名「幕の内弁当」のとおりの正統派の幕の内弁当。赤と白の外観が印象的で、しっかりした内容物も好感が持てた。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541

【掛紙】特製御弁当(200円)Tokusei Obento
1973年5月13日調製 May 13, 1973

掛紙

1973(昭和48)年5月13日7時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。1964(昭和39)年8月に開園し2002(平成14)年2月に閉園した横浜ドリームランドの汽車と観覧車と英国衛兵、県立フラワーセンター、当時の神奈川県立フラワーセンター大船植物園で現在の日比谷花壇大船フラワーセンターの、ハスかスイレンとユリを描く。いずれも大船駅からバスで行く観光地。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本295 0467(44)2005

【掛紙】特製御弁当(200円)Tokusei Obento
1972年6月18日調製 Jun. 18, 1972

掛紙

1972(昭和47)年6月18日17時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。駅名の表記と、国鉄の旅行キャンペーン「DISCOVER→JAPAN」のロゴマークの位置を除くと、上記の1973年5月の掛紙「特製御弁当」と、同じ絵柄である。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本295 0467(44)2005

【掛紙】御茶付御辨當(45銭)Ocha-Tsuki Obento
1941年8月10日調製 Aug. 10, 1941

掛紙

1941(昭和16)年8月10日6時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。

お茶付き弁当とは、1939(昭和14)年頃から第二次大戦中までの駅弁にみられたもの。当時30銭の駅弁と10銭のお茶を合計45銭で販売したのは、当時は鉄道省が決めていた駅弁やお茶の値段を、国家総動員法に基づく価格等統制令により1939(昭和14)年9月18日の価格に凍結されてしまったため、これを回避するため新たな商品を出したものらしい。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 大船駅 5番、215番

【掛紙】御辨當(価格不明)Obento
1939年5月7日調製 May 7, 1939

掛紙 掛紙

1939(昭和14)年5月7日19時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。鉄道に関する記述がないため、仕出し弁当向けの掛紙かもしれない。日の丸と旭日旗を対面されて何かを記念するように見えて、何を記念したのかは分からない。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
大舩軒 所在地の記載なし 大船5番

【掛紙】上等御辨當(30銭)Joto Obento
1939年1月8日調製 Jan. 8, 1939

掛紙

1939(昭和14)年1月8日7時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。その絵柄は下記の1938年2月のものと同じはずが、大船軒の船の漢字が舩になるなど、不思議と文字の形や位置が微妙に異なる。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
大舩軒 大船駅 大船5番

【掛紙】上等御辨當(30銭)Joto Obento
1938年2月19日調製 Feb. 19, 1938

掛紙

1938(昭和13)年2月19日7時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。富士を背景に大船駅から鎌倉や江ノ島などの行楽地への交通案内を描く絵柄は、下記の1932年8月のものと共通するが、その構図は変えられ、藤沢駅からの江ノ島電車や小田急のルートが図に加わった。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
大船軒 大船駅 大船5番

【掛紙】上等御辨當(30銭)Joto Obento
1932年8月8日調製 Aug. 8, 1932

掛紙 掛紙

1932(昭和7)年8月8日4時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。おかずの掛紙には、富士、箱根、伊豆を背景に、大船駅から鎌倉や江ノ島などの行楽地への交通案内が描かれる。大船駅と鎌倉山と江ノ島口と長谷を結ぶ実線には「日本最初ノ自動車専用道路」と付記。御飯の掛紙は鉄道省の東京鉄道局管内の各社で共通のものと思われ、無砂搗(むさつき)御飯の判を押したうえで「海へ!!」「山へ!!」として管内の観光地30箇所以上を列記する。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
大船軒 大船駅 大船5番

【掛紙】上等御辨當(35銭)Joto Obento
1925年4月14日調製 Apr. 14, 1925

掛紙

1925(大正14)年4月14日6時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。35銭の価格から1939(昭和14)年でないと考えたが、紙質の悪さから昭和の戦時の駅弁掛紙かもしれないし、1929(昭和4)年4月開通の小田急江ノ島線は未開通か描画省略か。上半分の絵柄は、鶴岡八幡宮の本宮(上宮)と大銀杏か。下半分には大船、鎌倉、江ノ島エリアの鉄道路線図を描く。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
大船軒 富岡周蔵 大船駅 連絡先の記載なし