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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 横浜(よこはま)駅 JR-East Yokohama Station
2022(令和4)年1月訪問 GoogleMap「横浜駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から電車で約25分。横浜市は神奈川県の東部で東京湾に面した、人口約380万人の港町。東京の衛星都市として人口日本一の市であるほか、異国情緒とウォーターフロントで多くの観光客も集める。駅弁は、大正時代からの駅弁屋がコンコースやホーム上や駅周辺各地に駅弁売店を構え、「シウマイ弁当」は日本一売れる駅弁とされる。1915(大正4)年8月15日開業、神奈川県横浜市西区高島2丁目。

しょうが焼弁当(850円)Shogayaki Bento
2024年4月22日に横浜駅の東西自由通路の崎陽軒店舗で購入 Apr. 22, 2024

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

1983(昭和58)年に横浜駅などで発売。地味に見えても根強いファンが付く、横浜の隠れた名駅弁。直近では2013(平成25)年5月15日のリニューアルで、商品名のみを記す掛紙の色彩が緑色になった。中身は日の丸俵飯、豚ロース生姜焼き、ポテトサラダ、たまねぎ炒め、筍と高菜と鶏挽肉の炒め煮、青かっぱ(きゅうり漬)、紅生姜。

昭和時代から変わらないかもしれない、柔らかい生姜焼きはタレも焼きも淡く、薄手でも身厚でもない絶妙な歯応えで、こんな駅弁は他に見たことがない。価格は2007年時点で650円、2013年の購入時で680円、2014年4月の消費税率改定で700円、同年8月から730円、2016年9月から750円、2018年9月から780円、2022年10月から810円、2023年10月から850円。

※2024年9月補訂:写真を更新し解説文を手直し
※2023年10月補訂:値上げを追記
※2022年9月補訂:値上げを追記
※2018年8月補訂:値上げを追記
※2016年8月補訂:価格改定を追記
※2007年12月補訂:写真を更新し解説文を全面改訂
※2005年5月補訂:写真を更新
販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380 https://kiyoken.com/

【掛紙】しょうが焼弁当(680円)Shogayaki Bento
2013年5月20日に新横浜駅ビルの崎陽軒店舗で購入 May 20, 2013

掛紙 中身

2013(平成25)年5月20日に購入した、横浜駅弁の掛紙。2013(平成25)年5月15日のリニューアルで、ついに掛紙の意匠が変わったが、商品名しか書かれていない内容は変わらなかった。中身は上記の2024年のものと同じ。

販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【終売】しょうが焼弁当(650円)Shogayaki Bento (end of sales)
2010年6月27日に横浜駅の駅弁売店で購入 Jun. 27, 2010

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

公式な発表では下記の駅弁「しょうが焼弁当」を2010(平成22)年6月7日にリニューアル。しかし掛紙も価格も容器も中身も風味も、変化した感じがしない。写真を見比べると確かに、カニすり身団子とオレンジが、ポテトサラダとニンジンに差し変わっているが、この程度の変化はいつでもどこでも見られるもの。横浜駅で最も古めかしい駅弁の地位は、守られた。2013年5月に上記のものへリニューアル。

販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【掛紙】しょうが焼弁当(650円)Shogayaki Bento
2007年8月25日に横浜駅西口地下街の弁当売店で購入 Aug. 25, 2007

掛紙 外観

2007(平成19)年8月25日に購入した、横浜駅弁の掛紙。個性はあっても特徴のないこの絵柄は、2000年代かそれ以前から、この駅弁に使われた。当時の中身は、日の丸俵飯、豚ロース生姜焼き、春雨炒め、オレンジ、カニすり身団子など。

販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 045(441)0220

崎陽軒+DELI(シウマイしょうが焼)(1,100円)Kiyoken Plus Deli
2019年2月13日に横浜駅西口地下街の崎陽軒店舗で購入 Feb. 13, 2019

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2018(平成30)年12月14日の発売か。これは駅弁でなく、横浜駅西口地下街にテナントとして入居する崎陽軒の商品。この店舗でもシウマイや横浜駅弁を販売するが、加えて店内で調製する弁当も販売する。これは食品表示ラベルに「シウマイしょうが焼」と記す商品で、二段重ねの容器の下段に白飯と豚ロース生姜焼と紅生姜、上段にエビフライ、鮭塩焼、玉子焼、鶏やクラゲなどの酢の物、タケノコ煮、シウマイ3個、大根桜漬、ミニ大福などを詰めたもの。簡易な掛紙には、2018(平成30)年12月14日オープンの売店名を表記。駅弁で見慣れたおかずが、いろいろ詰まっていた。

販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380 https://kiyoken.com/

【終売】叉焼飯(1,180円)Charsiuhan (end of sales)
2022年11月20日にそごう横浜店の崎陽軒店舗で購入 Nov. 20, 2022

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2022(令和4)年11月15日から30日まで、崎陽軒の東京エリアと横浜エリアで、店舗を限定して販売。白飯に叉焼(チャーシュー)を並べ、煮玉子とししとうと紅生姜も載せ、麻辣鶏(マーラーチー)という辛み葱ダレ蒸し鶏と、小松菜とクラゲの中華和えを添える。うまみが締まり濃縮された中華弁当で、掛紙も本格的にデザインされて、半月で売り止めたのはもったいない。具体的な販売店が明らかにされなかったため、買うのに苦労した人がいたらしい。

販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【終売】横濱豚めし(690円)Yokohama Buta Meshi (end of sales)
2009年2月1日にみなとみらい駅の駅弁売店で購入 Feb. 1, 2009

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

横浜高速鉄道みなとみらい線の開業5周年を記念して、2009(平成21)年2月1日から3月31日まで販売された記念駅弁。横濱チャーハンと同じ、長方形の経木枠の容器を使用、ふちの付いた木目柄のボール紙でふたをして、みなとみらい線の電車の写真を掲載する掛紙を巻き、輪ゴムで留める。中身は白御飯の上に豚の味噌焼と生姜焼きを貼り付けて、タマネギやブナシメジや紅生姜などを添えるもの。

安くておいしい豚丼駅弁だが、やっぱり横浜や神奈川と豚肉が結び付かないのだろう、見た目に売れ行きは良くなかった印象。また、みなとみらい線みなとみらい駅の改札内の崎陽軒売店でも販売されたが、現役唯一の地下鉄駅弁などという紹介はされなかった。

横浜高速鉄道みなとみらい線は、横浜駅と元町・中華街駅を全線地下で結ぶ4.1kmの鉄道。バブル経済の頃に設計されたためか、各駅は日本の地下駅らしからぬ広大な空間を持ち、そのデザインが評価されている。開業前は事業費の高騰に開業の遅れが叩かれたものの、2004年2月1日に開業してみれば、横浜の観光地を貫くルートに観光客が殺到して、ダイヤは乱れて駅は入場制限をかける盛況。沿線にはタワー型マンションや高層オフィスビルが建ち並び、元町商店街や中華街への客も増加、横浜都心部の活性化に資している。

販売駅
東海道本線 横浜(よこはま)駅 1915(大正4)年8月15日開業 神奈川県横浜市西区高島2丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

横浜産はまぽーくカルビ焼肉弁当(950円)Yokohama-san Hamapork Galbi Yakiniku Bento
2013年4月13日に東海道新幹線東京駅の駅弁売店で購入 Apr. 13, 2013

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2012(平成24)年の年末までに発売。銀泉亭こと「牛めし」のイズミ食品の弁当であり、この頃には横浜駅やその周辺では買えなくなっていたと思うが、こうやってJRCPの駅弁売店では買えた。新横浜駅でも売られていた模様。中身は白御飯に、きれいな長方形に整形された横浜産はまポークのカルビ焼肉を貼り付けて、ワサビ菜と大根桜漬を添えるもの。適度に柔らかく、塩辛く焦げ目の付いたカルビが御飯に合う。

「はまぽーく」とは、2004(平成16)年販売開始の銘柄豚。神奈川県横浜市内の養豚農家が、食品循環資源(学校給食・ 事業系食品等) からできた飼料と配合飼料(小麦・トウモロコシ等)を混合給与して育て、日本食肉格付協会の評価を得た肉質良好な豚肉とのこと。市外での知名度は無だと思うが、横浜市内で弁当や惣菜を買うと、たまに目にする名前である。市街化と悪臭苦情で、横浜市内の養豚場がいつまで残れるか。

調製元
株式会社 イズミ食品 神奈川県横浜市保土ケ谷区仏向町946番地 0120-89-5551