旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
【掛紙】おたのしみ弁当(600円)Otanoshimi Bento
1988年8月5日調製 Aug. 5, 1988
1988(昭和63)年8月5日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。幕の内弁当の掛紙。「江戸時代の熱海(名勝八景・熱海夕照)」として、歌川豊国二世が天保年間の1830年頃に現在の東海道本線の川崎付近から清水付近までの8箇所を描いた「名勝八景」のひとつ「熱海夕照(熱海ヶ濱より大嶋の真景)」を転記した。熱海は鉄道が開通するまでは、街道筋から外れた入江の秘湯だったはずで、絵から感じるような賑わいがあったかどうか。国鉄分割民営化で熱海駅がJR東日本とJR東海の境界となった頃の掛紙なのに、国鉄の旅行キャンペーン「エキゾチックジャパン」のロゴマークが残るなど、国鉄時代の雰囲気を残す。
- 販売駅
- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】小鯵押寿司(600円)Koaji Oshizushi
1986年7月25日調製 Jul. 25, 1986
1986(昭和61)年7月25日12時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。1974年1月のものと比べて、価格は倍以上だが掛紙のデザインは変わらない。翌年の国鉄解体を先取りしたのか、「国鉄構内営業中央会会員」の表記がなくなっている。
- 販売駅
- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】稲荷すし(350円)Inarizushi
1986年3月3日調製 Mar. 3, 1986
1986(昭和61)年3月3日8時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。そのデザインは現行品と同じ。下部に「熱海・湯河原・真鶴駅構内」と書かれ、調製元の所在地が静岡県熱海市。このように小田原駅弁と熱海駅弁の掛紙上での区別が当時には存在したが、現在はない。
- 販売駅
- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】鯛めし(400円)Taimeshi
1982年2月1日調製 Feb. 1, 1982
1982(昭和57)年2月1日11時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。価格が上がったり、「いい日旅立ち」のロゴマークが付いたりと、小さな変化はあるが、デザインは変わらない。
- 販売駅
- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8番2号 0557(81)9117
【掛紙】ちらし弁当(450円)Chirashi Bento
1982年2月1日調製 Feb. 1, 1982
1982(昭和57)年2月1日11時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。「小鯵押寿司」「鯛めし」の昔の掛紙はたくさん出てくるが、それ以外の駅弁の昔の掛紙はあまり出てこないと思う。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8の2 0557(81)9117
【掛紙】小鯵押寿司(500円)Koaji Oshizushi
1982年2月1日調製 Feb. 1, 1982
1982(昭和57)年2月1日11時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。価格が上がったり、「いい日旅立ち」のロゴマークが付いたりと、小さな変化はあるが、デザインは変わらない。
- 販売駅
- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】稲荷ずし(180円)Inarizushi
1974年2月28日調製 Feb. 28, 1974
1974(昭和49)年2月28日8時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。白いキツネのお面をかぶり、温泉マークのうちわをあおぎ、あたみと書かれた半被を着る人は、何を描いたのだろうか。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8番2号 0557(81)9117
【掛紙】小鯵押寿司(250円)Koaji Oshizushi
1974年1月3日調製 Jan. 3, 1974
1974(昭和49)年1月3日8時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。1973年1月のものと比較して、さらにまた価格が50円値上げされた。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
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- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】特製おたのしみ弁当(300円)Tokusei Otanoshimi Bento
1973年5月25日調製 May 25, 1973
1973(昭和48)年5月25日18時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。下記の掛紙「特製おたのしみ弁当」から12日しか経っておらず、絵柄はまったく同じ。熱海港を出港する客船は、1967(昭和42)年から熱海と大島を結んだ東海汽船の客船「はまゆう丸」か。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】特製おたのしみ弁当(300円)Tokusei Otanoshimi Bento
1973年5月13日調製 May 13, 1973
1973(昭和48)年5月13日7時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。団体客で発展が続いている頃の熱海市街の全景写真は、時が経過するにつれ史料としての重みが増すはず。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】鯛めし(200円)Taimeshi
1973年4月3日調製 Apr.3, 1973
1973(昭和48)年4月3日7時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。これも小田原駅弁と同じ掛紙に見えて、「熱海駅構内」の文字や調製元の所在地で区別されている。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8番2号 0557(81)9117
【掛紙】小鯵押寿司(200円)Koaji Oshizushi
1973年1月2日調製 Jan. 2, 1973
1973(昭和48)年1月2日14時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。1972年1月のものと比較して、さらに価格が50円値上げされた。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】特製おたのしみ弁当(300円)Tokusei Otanoshimi Bento
1972年4月14日調製 Apr. 14, 1972
1972(昭和47)年4月14日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。これも上記の1973年5月のものとまったく同じ。小田原駅や熱海駅の東華軒の駅弁掛紙は、なぜか異様にたくさん残されていると思う。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】特製おたのしみ弁当(300円)Tokusei Otanoshimi Bento
1972年3月21日調製 Mar. 21, 1972
1972(昭和47)年3月21日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。上記の1973年5月のものと、まったく同じ。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
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- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】小鯵押寿司(150円)Koaji Oshizushi
1972年1月28日調製 Jan. 28, 1972
1972(昭和47)年1月28日15時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。下記の1968年1月のものと比べて、50円高く、イメージをそのままに掛紙のデザインがだいぶ変化している。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
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- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8−2 0557(81)9117
【掛紙】ぼーぼ焼き椎茸弁当(200円)Booboyaki Siitake Bento
1970年6月30日調製 Jun. 30, 1970
1970(昭和45)年6月30日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。調製元の社史によると、熱海市泉地区伝来の料理「ぼーぼ焼き」にヒントを得て、1967(昭和42)年10月6日に熱海駅と湯河原駅で150円にて発売したという、シイタケの炭火焼きの駅弁。栽培技術の確立で外国産を含め全国各地で安く買える椎茸は一応、現在でも伊豆名産の末席に座る。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8番2号 0557(81)9117
【掛紙】特製おたのしみ弁当(200円)Tokusei Otanoshimi Bento
1968年8月19日調製 Aug. 19, 1968
1968(昭和43)年8月19日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。新幹線に駅前展示の軽便鉄道用蒸気機関車、お宮の松に海と初島という具合に、熱海にちなむイラストがしっかり描かれている。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8の2 0557(81)9117
【掛紙】小鯵押寿司(100円)Koaji Oshizushi
1968年1月30日調製 Jan. 30, 1968
1968(昭和43)年1月30日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。小田原駅弁と同じ掛紙に見えて、「熱海駅構内」の文字や調製元の所在地で区別されている。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市田原本町8番2号 0557(81)9117
【掛紙】おたのしみ弁当(100円)Otanoshimi Bento
1963年6月17日調製 Jun. 17, 1963
1963(昭和38)年6月17日17時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。熱海駅や小田原駅でおたのしみ弁当といえば、つまり幕の内駅弁。「宮に似た うしろ姿や 春の月」は、明治30年代に小説「金色夜叉」を新聞連載した尾崎紅葉の門下であり、紅葉の死により未完となった同作品の続きを「終編金色夜叉」として記した小栗風葉(おぐりふうよう)の句であり、熱海湾で貫一お宮之像の隣に句碑が建つ。その像も掛紙に描かれたように見える。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 静岡県熱海市熱海145−2 (8)2557、(8)6011
【掛紙】鯛めし(30銭)Taimeshi
1941年5月21日調製 May 21, 1941
1941(昭和16)年5月21日5時の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。下記の掛紙「鯛めし」から1か月しか経過していないが、絵柄は異なり、構図が小田原駅や国府津駅の鯛めしに似てきた。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 熱海駅構内 連絡先の記載なし
【掛紙】鯛めし(30銭)Taimeshi
1941年4月19日調製 Apr. 19, 1941
1941(昭和16)年4月19日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。海と赤いタイを描き、向こうの火山島は伊豆大島か。東華軒は当時も国府津駅と小田原駅と熱海駅の駅弁屋であり、鯛めしも各駅で売られていたが、このように掛紙の絵柄は熱海駅と熱海駅以外では、まるで異なった。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 熱海駅構内 2557番、2777番
【掛紙】御壽司(20銭)Osushi
1941年4月19日調製 Apr. 19, 1941
1941(昭和16)年4月19日の調製と思われる、昔の熱海駅弁の掛紙。カモメ、縞模様の魚、タコ、イワシか何かの魚を描き、熱海が海とあることを示す。
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- 東海道本線 熱海(あたみ)駅 1925(大正14)年3月25日開業 静岡県熱海市田原本町
- 調製元
- 株式会社 東華軒 熱海駅構内 2557番、2777番