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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 柏原(かいばら)駅 JR-West Kaibara Station
2018(平成30)年1月訪問 GoogleMap「柏原駅(兵庫)」

駅名標 駅舎 駅構内

大阪駅から特急列車で約1時間15分。兵庫県丹波市は、2004年11月に氷上郡の6町が合併して誕生した、人口約6万人の市。柏原駅は公式な駅弁販売駅ではないが、駅舎に併設された観光案内所の一角で、過去に駅前の弁当屋が作る釜飯が販売されたり、今は食堂で「豚めし」を作って売り、これが駅弁と紹介されることがある。1899(明治32)年5月25日開業、兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端。

豚めし(1,080円)Butameshi
2020年1月25日に柏原駅のレストラン山の駅で購入 Jan. 25, 2020

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2017(平成29)年の7月末に発売。柏原駅の横長な駅舎に入居する「レストラン山の駅」で注文販売されるお弁当。だから買えば必ず出来立てとなるほか、10分前後の待ち時間を要す。店内で食べることもできる。

白御飯を丹波ポークのロース肉の豚焼肉で覆い、焼きナスあるいは季節の野菜と大根漬を添える。薄くてもボリューム感がある豚肉にはタマネギやモヤシも混じり、たっぷりの青ネギをかけて、その風味は豚丼というよりは豚肉の野菜炒め丼。胡麻か胡麻油かの風味もあり、味と手作り感がとてもおいしい駅弁。価格は2017年の発売時で1,000円、2020年時点で1,080円、同年中に1,100円、2021年時点でまた1,080円。過去には780円の小サイズもあった。

※2022年4月補訂:値下げを追記
※2021年3月補訂:値上げを追記
販売駅
福知山線 柏原(かいばら)駅 1899(明治32)年5月25日開業 兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端
調製元
レストラン山の駅 兵庫県丹波市柏原町柏原1146−1 0795(72)4402 https://www.butameshi.com/

【終売】織田釜めし(850円)Oda Kamameshi (end of sales)
2010年1月23日に柏原駅観光案内所物産店で購入 Jan. 23, 2010

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2004(平成16)年か、それ以前から販売された模様。青森駅弁「帆立釜めし」に近い感じの、赤く平べったいプラ製の釜飯型容器を使用、商品名その他数言を書いたボール紙の箱に詰める。中身はサバの素焼きを炊き込んだ五目飯の上を、シイタケ、山菜、カマボコ、黒豆、クリ、レンコン、業務用錦糸卵で覆うもの。手作りの味。ここは丹波なので豆や栗に見るべきものがありそうだが、いずれも甘く甘く味付けされていたため、品質はよく分からなかった。

この弁当は柏原(かいばら)駅のキヨスクではなく、駅舎に併設された観光案内所の一角を占める物産店、つまり土産物店で販売された。調製元は柏原駅前の弁当屋。どうも駅の売店が2016(平成28)年4月に閉店したらしく、その翌年7月に駅弁「豚めし」(1,000円)が誕生し、その際にこの駅には駅弁がなかったというので、この弁当も売店が閉店した頃までに消えたらしい。

柏原駅の駅舎は、まるでテーマパークの中にでも建っていそうな、屋根が高く窓が少なく塔を載せた木造建築物。これは1990年4月から9月まで大阪府の鶴見緑地で開催された万国博覧会「国際花と緑の博覧会」において、JR西日本が出展したパビリオン「SL義経(ドリームエキスプレス)」で使われた「山の駅」が移築されたもの。「風車の駅」駅舎は福井県の小浜線若狭本郷駅で使われている。

※2017年9月補訂:終売を追記
販売駅
福知山線 柏原(かいばら)駅 1899(明治32)年5月25日開業 兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端
調製元
有限会社 イッサフーズ 兵庫県丹波市柏原町柏原1102−14 0795(72)0660