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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 新神戸(しんこうべ)駅 JR-West Shin-Kobe Station
2017(平成29)年2月訪問 GoogleMap「新神戸駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で3時間弱。神戸市は兵庫県の南東部で大阪湾に面する、人口約150万人の港町。古代からの湊は1868年の開国開港で関西を代表する港湾都市となり、異国情緒や夜景で有名な観光地でもある。駅弁は第二次大戦後に神戸へ移転した駅弁屋の、肉や洋食や新幹線型など、様々な駅弁が賑やかである。1972(昭和47)年3月15日開業、兵庫県神戸市中央区加納町。

柿の葉寿司(1,200円)Kakinohazushi
2022年3月に通信販売で購入 Mar. 2022

掛紙 中身
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この姿と名前では、2021(令和3)年の11月に発売。小さな酢飯にさけを貼り、柿の葉で包んだものを4個、同じくさばのものを4個、箱詰めしてスリーブに収める、ごく普通の柿の葉寿司。味もつくりも見た目も、落ち着きのある感じ。「柿の木と猿」と題された、ふたのイラストが印象的。

販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682 https://www.awajiya.co.jp/

かに寿し(1,200円)Kanizushi
2019年10月26日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Oct. 26, 2019

掛紙 中身
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2019(平成31)年4月10日の発売。昭和時代から兵庫県の山陰本線浜坂駅で駅弁として売られ、調製元の駅弁撤退後も駅前商店で売られ、この年の1月で廃業により終売となった名物駅弁を、神戸の駅弁屋が継承し復刻した。掛紙の絵柄は浜坂駅弁を踏襲、酢飯をカニの酢漬けのほぐし身や錦糸卵やシイタケやグリーンピースで覆い、紅生姜と昆布佃煮と奈良漬を添える中身も、やはり浜坂駅弁を踏襲した。容器は踏襲されなかったほか、風味も現地の当時とはなんとなく異なるような気はした。価格は2019年の発売時や購入時で1,100円、2022年3月から1,150円、2023年時点で1,200円。

※2023年10月補訂:値上げを追記
※2022年4月補訂:値上げを追記
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682 https://www.awajiya.co.jp/

二種のお揚げのきつね寿し(800円)Nisyu no Oage no Kitsunezushi
2019年9月19日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Sep. 19, 2019

掛紙 中身
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2019(令和元)年7月27日の発売。長方形の容器に詰めたゴマ御飯を、四角く刻んだ濃淡の油揚げで市松模様に覆い、クルミ、小松菜、梅干しを添付。これはなかなかのアイデア商品。おかずのない弁当なのに、稲荷寿司のようにそのまま食べられる。

販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682 https://www.awajiya.co.jp/

【終売】あなごの天ばら寿し(1,200円)Anago no Ten Barazushi (end of sales)
2021年1月16日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 16, 2021

掛紙 中身
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2021(令和3)年1月の京王百貨店の駅弁大会で輸送販売。「たこの天ばら寿し」と同時に発売か。明石海峡大橋とは明らかに異なる吊り橋とアナゴと中身の写真を印刷したスリーブには「明石駅弁」と書いてあり、しかしJR明石駅や山陽明石駅では駅弁は売られていないはずで、催事の駅弁リストでは西明石駅の駅弁としていた。中身は酢飯にアナゴ天とエビ煮を散らし、イクラ、焼き海苔、山菜で彩り、甘酢生姜を添えるもの。酢飯と常温により、風味が独特な天丼。2022年までの販売か。

※2023年4月補訂:終売を追記
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】たこの天ばら寿し(1,200円)Tako no Ten Barazushi (end of sales)
2021年1月16日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 16, 2021

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身 中身

2021(令和3)年1月の京王百貨店の駅弁大会で輸送販売。「あなごの天ばら寿し」と同時に発売か。明石海峡大橋とは明らかに異なる吊り橋とタコと中身の写真を印刷したスリーブには「明石駅弁」と書いてあり、しかしJR明石駅や山陽明石駅では駅弁は売られていないはずで、催事の駅弁リストでは西明石駅の駅弁としていた。中身は酢飯にタコ天とエビ煮を散らし、イクラ、焼き海苔、山菜で彩り、甘酢生姜を添えるもの。酢飯と常温により、風味が独特な天丼。京王以外で売られたかは不詳。

※2022年4月補訂:終売を追記
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】虎の威を借るきつね寿し(800円)Torano Iokaru Kitsunezushi (end of sales)
2020年7月に通信販売で購入 Jul. 2020

掛紙 中身
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2020(令和2)年のプロ野球ペナントレースの開幕を前に、同年6月17日に発売。同時発売の「虎のベストナイン弁当」とともに、阪神タイガースの球団公認弁当。黒い掛紙には、球団のシンボルマークがふたつ、その創設85周年記念のシンボルマークがひとつ掲載された。

中身は「二種のお揚げのきつね寿し」と同じで、長方形の容器に詰めたゴマ御飯を、四角く刻んだ濃淡の油揚げで覆い、クルミ、小松菜、梅干しを添付するもの。飯の覆い方を、市松模様からタイガースのユニフォームにある縦縞模様にして、球団を応援した。掛紙にもちゃんと、黒と白の縦縞模様がある。8月または7月で売り止めてしまったように見える。

虎の威を借る狐とは、阪神タイガースと関係なく、約2000年前もの中国の書物「戦国策」を出典とする故事成語で、他人の権威の陰に隠れていばる小人物という意味。とはいえ、きっと語呂や語感で駅弁の名前にしたのだろう。

販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】神戸夜景海鮮ちらし(1,250円)Kobe Yakei Kaisen Chirashi (end of sales)
2019年1月12日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 12, 2019

掛紙 中身
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2019(平成31)年1月の京王百貨店の駅弁大会で輸送販売。2016(平成28)年12月に発売し、ルミナリエ期間中に売られる「神戸夜景弁当」の、名前とスリーブを変えて催事に持ってきた模様。黒い容器に酢飯を敷き、炒り卵、タコ、レンコン、イクラ、エビで覆い、ガリを添える。不思議に見える具の選定は、夜景の演出を目的にしたのだろうか。柔らかな風味が良好な印象に加え、4枚のレンコンそれぞれにタコとエビとイクラをていねいに載せており、実は具を散らしていないつくりもまた輝いていた。この駅弁大会以外で売られたかどうかは分からない。

※2020年4月補訂:終売を追記
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】有馬山笹すし(880円)Arima-yama Sasa Sushi (end of sales)
2017年5月12日に新神戸駅の新幹線ホームの駅弁売店で購入 May 12, 2017

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2008(平成20)年までに発売か。竹皮を模したボール紙の箱の中に、中身を書いた紙帯を締めた笹巻きのブロックが6個並ぶ。中身はあなごが1個、小鯛が1個、さけが2個、さばが2個、きゅっときっちり詰まった握り寿司タイプの押寿司がそれぞれに収まるもの。分量はとてもとても少ない。柿の葉寿司の地域で笹寿司とは、珍しいのではないかと思う。2017年までの販売か。

※2019年8月補訂:終売を追記
※2018年8月補訂:写真を更新
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【掛紙】有馬山笹すし(840円)2010年5月2日に新神戸駅の駅弁売店で購入
Arima-yama Sasa Sushi

掛紙 掛紙 中身

2010(平成22)年5月2日に購入した、新神戸駅弁の掛紙。上記の2017年のものと、まったく同じ。製造委託記号も同じものが付いている。

販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】平清盛たこしゃぶちらし(1,050円)Tairano Kiyomori Tako Shabu Chirashi (end of sales)
2012年1月17日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 17, 2012

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2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」の放送に合わせて、2011年12月15日から2012年12月31日までの期間限定駅弁として発売。しかしその販売は半年程度で打ち切られた模様。丸い桶形の容器を、商品名と中身の写真などと、底面に神戸市内の平清盛関連箇所を描いたボール紙の枠にはめる。中身は酢飯の上にタコしゃぶ、イイダコ、アナゴ、シイタケなどを詰めるちらしずし。冷たい状態で食べても、タコの身に適度な柔らかさがあった。

井戸敏三兵庫県知事は放送初日翌営業日の2012年1月10日の定例記者会見で、汚く薄汚れた画面でチャンネルを回す気にならないだろうからNHKへ改善を申し入れる旨の発言をして物議を醸した。有名な歴史上の人物を派手に華やかに描いて兵庫の観光振興に役立つべきという、地元のためにNHK大河ドラマを誘致し撮影に協力する全国各地の自治体と同じ主義主張を、いわゆる震災チャンス発言など3期11年で数々の放言を残してきた自治官僚出身の相乗り知事の口を通すと、こうなるのだろう。あまりにも古い時代の人物を取り上げたためか、視聴率が過去と比較し低迷する今回の大河について、良くも悪くも宣伝になったとは思う。

販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】あなご寿司(700円)Anagozushi (end of sales)
2010年5月2日に新神戸駅の駅弁売店で購入 Mar. 2, 2010

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竹皮を模したボール紙の箱に、商品名だけを書いた橙色の掛紙を巻く。中身は箱に直接、バッテラ型の柔らか煮穴子を6切れ収めるもの。宮島口や高松や姫路などと異なり、神戸駅弁の穴子寿司は評判が聞かれず、そもそも紹介例や収穫報告さえ見られないところだが、味はなかなか負けていない。現在は販売されていない模様。

※2013年5月補訂:終売を追記
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】花緑(はなみどり)(1,000円)Hanamidori (end of sales)
2007年2月18日に「駅弁図鑑」宅配サービスで購入 Feb. 18, 2007

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

2007(平成19)年1月12日に発売か。樽の断面型な容器は、装飾付きのふたが枠にきれいにはまり、これに駅弁の名前を書いた掛紙を巻いてテープで留める。中身は酢飯をほどほどに詰め、その上と横に玉子焼、鮭みそ漬、タコ旨煮、はじかみ生姜、煮穴子、椎茸など19種類もの具を添えるもの。

これは小さな玉手箱。その風味も加え、どこからも繊細さや緻密さが醸し出されている。指名買いや催事受けはなくても、このような駅弁に偶然に出会うことで、駅弁に対する印象がとても良くなるのではないかと思う。この名前は調製元が1996年2月に商標登録を出願しており、その頃にも商品があったのだろうか。現在は販売されていない模様。

※2013年5月補訂:終売を追記
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【終売】あなご三昧(950円)Anago Zanmai (end of sales)
2002年7月14日に新神戸駅の駅弁売店で購入 Jul. 14, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

ボール紙のふたをかける廃棄物減量包装。中身は酢飯の上に錦糸卵を敷き穴子蒲焼を6切れ載せるもの。メインの穴子は鰻に負けない風味と味と食感が出ており、少量でもこの価格で納得。現在は販売されていない模様。

※2013年5月補訂:終売を追記
販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682

【掛紙】お寿司(価格不明)Osushi
1994年4月23日調製 Apr. 23, 1994

掛紙

入手状況から1994(平成6)年4月23日6時の調製と思われる、昔の新神戸駅弁の掛紙の一部。絵柄はまるで昭和中期。この調製元の名称に駅名が併記されていないため、駅弁でなく市販か仕出しの弁当向けの掛紙かもしれない。

販売駅
山陽新幹線 新神戸(しんこうべ)駅 1972(昭和47)年3月15日開業 兵庫県神戸市中央区加納町
調製元
株式会社 淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3丁目6番18号 078(431)1682