JR東日本横浜支社の「「桜木町駅」「二代目横浜駅」誕生100周年」記念イベントの一環として、桜木町駅の高架下の商業施設「CIAL桜木町」の惣菜店が販売したお弁当。この店舗で普段から販売している牛丼弁当に、イベント専用のロゴマークを記した「記念弁当」の紙帯を巻いた。持ち手と注ぎ口と思われる穴と欠けがある赤い陶器にプラ製のカップを納め、白御飯を敷き、タマネギ混じりの牛肉煮で覆い、きんぴらごぼうを添える、つまり牛丼。甘めで繊細な口当たりだった。
上記の記念弁当の、普段の姿と思われる。販売箇所は桜木町駅に限らないだろう。容器と中身と価格は同じで、掛紙が異なる。中身が見えないこちらのほうが、駅弁らしく見える気がした。丼の色が赤と黒で異なるが、売り場で分け隔てなく使われていた。2020年現在で、この容器を使う商品は見あたらなかった
※2021年3月補訂:終売を追記JR東日本横浜支社の桜木町駅・二代目横浜駅誕生100周年記念に伴い、2015(平成27)年8月15・16日と9月12・13日に桜木町駅で販売された記念駅弁。横浜駅弁の崎陽軒の記念弁当は1か月間売ったが、これは4日だけ。さらに9月の販売は異なる掛紙を使った模様。
大船駅の駅弁「伝承鯵の押寿し(小鯵)」「「鯵の押寿し(中鯵)」「小鯛の押寿し」を2個ずつ詰めて、鉄道開業当時の横濱駅、現在の桜木町駅の写真を使う掛紙で包んだ。味はもちろん、いつもの大船駅弁。普段は大船駅弁を桜木町駅で売らないので、今回は東京駅弁の日本レストランエンタプライズが通路に台を出して、弁当はこれのみを、鉄道グッズとともに販売していた。
根岸線桜木町・磯子間の開業40周年を記念して、2004(平成16)年5月15日から31日まで桜木町駅や大船駅などで販売された記念駅弁。崎陽軒のテリトリーなのに調製販売は大船軒が担当したが、だからといって大船駅弁とするのはしっくりいかないため、ここに掲載。
根岸線磯子延伸時にブルーの103系電車と一緒に走っていた旧型国電クハ79形の写真と根岸線路線図を描いた掛紙を使用、中身や価格は大船駅季節駅弁2004年版「ちらし弁当鎌倉春だより」と同じ。折角の記念駅弁なので、何らかのひねりは欲しかった気がする。
根岸線は、横浜駅と大船駅を海回りで結ぶ。東海道線から分かれると横浜の昔の中心部を抜け、山手の丘をトンネルで抜けると昭和40年代に海を埋め立てた工業地帯が出現し、新杉田で進路をぐっと変えると昭和40〜50年代に丘陵を開発した大住宅団地群を突き抜ける、時刻表上では全列車各駅停車の純通勤路線にしか見えないが乗ってみると意外に変化のある車窓を持つ路線。貨物輸送もさかんで、日中でもおおむね毎時2往復の貨物列車が設定されている。