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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東海 静岡(しずおか)駅 JR-Tokai Shizuoka Station
2022(令和4)年4月訪問 GoogleMap「静岡駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線ひかり号で1時間。静岡市は静岡県の中部に位置する、人口約69万人の城下町で県庁所在地。駿河湾から南アルプスまで静岡県を南北に縦貫する広大な市域を持つ。駅弁は明治時代からの駅弁屋が、新幹線ホーム上や改札外コンコースで古風な品揃えを持つ。1889(明治22)年2月1日開業、静岡県静岡市葵区黒金町。

鯵押寿し(1,050円)2010年8月22日に静岡駅の改札外コンコースのコンビニ型キヨスクで購入
Aji Oshizushi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

静岡駅のコンビニ型キヨスク「ベルマート」で買えた、アジの棒寿司。とても浅く細長い容器に、白板昆布をかけたアジの棒寿司を1本、8切れにカットして置き、透明の上げぶたをして「静岡名物」のシールを貼り、商品名と調製元名を書いた掛紙を巻く。味はプリプリ感はゼロで、魚の身が粒状に溶ける柔らかさは同日に買った「鯖棒寿し」や以前に買った「鯵の押寿司」と同じ。おそらくこの地域ではこういう味が好まれるのだろう。分量は多め。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
千代田吉野鮨 静岡県静岡市葵区川合2丁目1−17 054(261)9830

鯖押寿し(1,050円)2010年8月22日に静岡駅の改札外コンコースのコンビニ型キヨスクで購入
Saba Oshizushi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

静岡駅のコンビニ型キヨスク「ベルマート」で買えた、サバの棒寿司。とても浅く細長い容器に、白板昆布をかけたサバの棒寿司を1本、8切れにカットして置き、透明の上げぶたをして「静岡名物」のシールを貼り、商品名と調製元名を書いた掛紙を巻く。味はプリプリ感はゼロで、魚の身が粒状に溶ける柔らかさは同日に買った「鯵棒寿し」や以前に買った「鯵の押寿司」と同じ。おそらくこの地域ではこういう味が好まれるのだろう。分量は多め。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
千代田吉野鮨 静岡県静岡市葵区川合2丁目1−17 054(261)9830

【終売】ますの押し寿司(880円)2008年7月26日に静岡駅の改札外コンコースの駅弁売店で購入
Masu no Oshizushi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

1962(昭和37)年に発売。昭和時代には富士山麓の養鱒場のマスを使う高品質な押寿司として、狭く深く知られていた。細長い長方形の容器に、駅弁の名前や調製情報などを書いた掛紙を兼ねるボール紙のふたをして、割りばしを乗せて輪ゴムで留める。中身は駅弁の名前どおりのマスの押寿司で、ばってらを9切れ詰める。

下の「ますずし」とともにいつまでも知名度が出ないが、食べればうまいと評判らしい。中身の見栄えこそ、他の駅の同じような駅弁に比べて雑然とするが、マスの身の厚さと脂の乗りが、しつこくない程度に良く、食事でもつまみでも使える。価格は2008年の購入時で780円、2014年4月の消費税率改定で800円、2018年時点で880円。2019年までの販売か。

※2021年3月補訂:終売を追記
※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
株式会社 東海軒 静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 054(287)5171

【終売】ますずし(1,260円)2004年8月28日に静岡駅の駅弁売店で購入
Masuzushi (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身

富山駅弁「ますのすし」に似たパッケージに、富山に似ない正方形の木製押寿司容器を入れる。酢飯の上にマスの身を載せて笹で包むスタイルは富山に似るが、その身に脂と厚みがあり、量がやや少なく価格がやや高い。2010年頃までには、なくなっていた模様。

富山の駅弁が偉大なので、静岡駅でマス寿司とは意外に思えるが、静岡県はシェア2割で日本一、その8割が富士宮市で占めるというニジマスの名産地。1933(昭和8)年に静岡県営富士養鱒場が開設され、今も富士山の豊富な湧水を利用したニジマスの卵や稚魚の生産に試験研究が行われている。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
株式会社 東海軒 静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 054(287)5171

【掛紙】えびすし(200円)1971年6月10日調製
Ebisushi

掛紙

1971(昭和46)年6月10日22時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。クルマエビのような赤いエビが青地に描かれる。中身は上記の「ますの押し寿司」の、マスをエビに変えたものだったらしい。1970〜1980年代の販売か。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 (53)5171

【掛紙】ます寿し(100円)1963年8月31日調製
Masuzushi

掛紙

1963(昭和38)年8月31日22時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。下記の駅弁「ます寿し」から1か月しか経っていないので、掛紙はまったく同じ。平成時代まで365日24時間、駅前で駅弁が買えた駅なので、22時の調製という駅弁の掛紙が出てきても驚かない。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 (52)0308

【掛紙】ます寿し(100円)1963年7月18日調製
Masuzushi

掛紙

1963(昭和38)年7月18日14時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。富士川をニジマスが遡る、というほど練られた絵柄かどうかは分からない。4時間以内に御召上り下さいという表記は、その内容そのものは変わったものではなく、国鉄時代の駅弁は調製から販売まで4時間以内とすることが、駅弁屋に指導されていたという。

販売駅
東海道本線 静岡(しずおか)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
調製元
合名会社 東海軒 静岡県静岡市紺屋町9の12 (52)0308