東京駅から新幹線で約3時間。第二次大戦中に工場労働者のために開業した駅に、1972年に新幹線が乗り入れ、在来線との乗換駅となり、神戸駅の駅弁屋が進出した。1998年に西明石駅の駅弁として発売した「ひっぱりだこ飯」が、関西と日本を代表する駅弁として君臨する。1944(昭和19)年4月1日開業、 兵庫県明石市小久保二丁目。
2024(令和6)年6月22日に京阪神エリアや東京駅や通信販売などで発売。千葉県銚子市で米菓業と鉄道事業を営む銚子電気鉄道と調製元との、2023年秋から互いの土産商品を互いの販売店で取り扱う「相互乗り入れ」に続く第2弾として、「ひっぱりだこ飯」に銚子電鉄の「ぬれ煎餅」を入れた、特別仕様の駅弁を開発し、発売することとしたという。
掛紙にはいつものタコに加えて、2000年代まで運行された電車を描き、タコ壷型容器はその車体色である黒と赤に塗られた。中身は味付飯を錦糸卵で覆い、タコ煮、菜の花醤油漬、あなご、たけのこ、しいたけを載せ、さらにいわしの甘露煮とつみれ煮も載せ、なんと銚電のぬれ煎餅を仕込む。東京で買えば銚電だから煎餅が混入していても驚かないが、関西での販売ではどう思われたか。切符を買えば350円かかる銚子駅から外川駅までの乗車証が添付された。
銚子電気鉄道と煎餅については、こちらのとおり。「銚電のぬれ煎餅」の強化のため、2014年には電車のない国道126号沿いに新工場と直販店を設けた。銚子電気鉄道の2023年度の決算では、約6億円の売上のうち5億円以上を食品販売で稼ぎ1億円弱の利益を上げ、1億円強の鉄道部門の赤字を補助金収入と合わせて埋めるという、煎餅で電車を走らせる会社になっている。
2024(令和6)年3月14日に、京阪神エリアや東京駅や通信販売などで発売。掛紙には「コラボ」とあるが、調製元の発表によると自衛隊兵庫地方協力本部に協力を要請したという。ひっぱりだこ飯の陶器も掛紙も陸上自衛隊の迷彩色になり、掛紙のタコは鉄帽をかぶり、73式小型トラックとみられる車両には自衛隊兵庫地方協力本部のマスコットキャラクター「ひょうちん」が乗る。
中身は通常版の「ひっぱりだこ飯」について、春の兵庫県をイメージし、穴子煮をいかなご釘煮に変更しただけ。見た目と違い、中身はおとなしかった。
2024(令和6)年1月12日に、京阪神エリアや東京駅や通信販売などで発売。海上保安庁と調製元とのコラボ企画の3年目。2022年版や2023年版で使われた真っ青な壺型容器を、今回は白地に海上保安庁の船艇とS字章を描いたものへリニューアル。青い掛紙の絵柄も、浮き輪と艦艇と着帽のタコと明石海峡大橋を描いたものへ変更。中身は変わらず、醤油飯をタコ煮、アナゴ煮とシイタケ煮の刻み、イカ塩ゆで、タケノコ煮、にんじん煮、菜の花醤油漬、錦糸卵で覆い、丸い揚げかまぼこを底に仕込む。価格はまた180円の値上げ。3月までの販売か。
京阪神エルマガジン社が発行する月刊誌「SAVVY」と調製元のコラボにより、2022(令和4)年9月23日に西明石駅や新神戸駅などの調製元店舗で、オレンジ色またはブルー色の壺にパエリアを詰めて1,250円で発売。翌2023年9月22日には第2弾として、SAVVYロゴ入りのオリジナル壺にタイ料理「ガパオ」を詰めて、調製元店舗とオンラインストアで1,380円にて発売。今回に阪神百貨店の駅弁大会で買えたのは、その第2弾のもので、3,000個限定とされる。
抹茶色だと思う陶製壺型容器に、淡く薄い色の掛紙をかける。この容器にタイ米混じりの御飯を詰め、しめじとパプリカとタマネギの鶏挽肉で覆い、揚げかまぼこを仕込み、タコ煮と煮玉子を載せる。ジャスミンとバジルの香りで独特の風味を持つ感じはあまりなく、いつものひっぱりだこ飯のタコ飯の雰囲気を、だいたい持っていた。主な読者層を30代女性として1984年に創刊した、スイーツやカフェ、おでかけ・旅行などの情報誌というアプローチで、外国料理の内容を取り入れた駅弁。
2023(令和5)年12月8日に、新神戸、神戸、西明石、鶴橋駅などで発売。調製元と台湾の国営鉄道である台湾鉄路管理局との友好協定締結を記念した。既存の駅弁「ひっぱりだこ飯」の陶器が真っ黒になり、「台鐵便當 TR Bento」の文字と台鉄のロゴマークを描き、掛紙には台鉄の駅弁とそのキャラクターと特急電車のイラストがみえる。
中身は通常版のひっぱりだこ飯のうち、タコ煮と椎茸とニンジンと錦糸卵と揚げかまぼこを残し、炊込飯を白飯に替え、菜の花をごま油和えにして、台湾風の魯肉とメンマを加えたもの。台湾の駅弁の味はほとんどしないけれど、文字上では台湾の代表的な駅弁である排骨飯を意識した感じ。台鉄は2024年1月に国営鉄道から国営企業に転換されたが、略称もロゴもキャラも変わらないので大丈夫。
2023(令和5)年11月17日に、新神戸、神戸、西明石、鶴橋駅などで発売。日本鉄道構内営業中央会の「駅弁マーク」制定35周年を記念し、会員のうち29社が主に11月10日から期間限定で販売した31種類の記念駅弁のうち、神戸の駅弁屋のもの。既存の駅弁「ひっぱりだこ飯」の陶器が真っ白になり、掛紙はその正方形のサイズいっぱいに駅弁マークを描き、容器にしばった状態でも見えるよう正面にも大きめの駅弁マークを描いた。これで食品表示欄がなくなってしまい、法定の表記を周囲の枠に押し出した。
中身は通常版のひっぱりだこ飯である、醤油味の炊込飯にタコ煮、菜の花、刻み穴子、椎茸、タケノコ、ニンジン、錦糸卵を載せ、揚げかまぼこを仕込んだもののうち、タコ煮を増量したという。お値段を据え置き、各社共通で添付する記念のしおりをこの駅弁に限り正方形のカードとし、全国で最も駅弁マークを記念する駅弁に仕立て上げた。11月10日から当分の間販売。
2023(令和5)年11月10日に新神戸駅や西明石駅など調製元の各店舗や東京駅とオンラインショップで発売。2022年12月から翌年1月までインターネット上で配信されたアニメ作品「LUPIN ZERO(ルパンゼロ)」の制作元であるトムス・エンタテインメントと調製元とのコラボ。掛紙の絵柄ではアニメの主人公とタコがちゃぶ台を囲み、青いたこつぼ型陶器にはアニメの公式ロゴを描く。
中身は通常版のひっぱりだこ飯である、醤油味の炊込飯にタコ煮、菜の花、刻み穴子、椎茸、タケノコ、ニンジン、錦糸卵を載せ、揚げかまぼこを仕込んだものに、アニメ作品の舞台である昭和30年代にちなみ、ウインナーを追加した。これは東京で買ったので、調製は調製元の東京工場となり、消費期限のラベルに記される。
「LUPIN ZERO」は、モンキー・パンチの連載漫画「ルパン三世」の新作。ルパン三世の原作連載当初の昭和30年(1960年)代を舞台に、ルパン三世になる前の少年ルパンを全6話で描く。ルパン三世は1971年のテレビアニメが後の再放送で人気となり、以後にアニメの新作や映画が何度も作られ、半世紀を得て親しまれる作品となった。
2023(令和5)年7月14日に新神戸駅や西明石駅など調製元の各店舗とオンラインショップで発売。JR西日本グループの鉄道専用SNS「Railil(レイリル)」とのコラボ商品。掛紙のタコはスマートフォンを持ち、白いたこつぼ型陶器には鉄道路線図風に描いたタコがいる。中身は通常版のひっぱりだこ飯と同じく、醤油味の炊込飯にタコ煮、菜の花、刻み穴子、椎茸、タケノコ、ニンジン、錦糸卵を載せ、揚げかまぼこを仕込むもの。
JR西日本の100%子会社であるJR西日本イノベーションズは、2022年の鉄道の日である10月14日に、アップル社のiOS用アプリ「Railil(レイリル)」をリリース。鉄道専用SNSをうたい、鉄道写真が投稿でき、そのユーザーランキングが見られ、鉄道コラムを読めるという3つの特徴があるという。2023年6月14日にはグーグル社のAndroid用アプリもリリース。
インターネットの普及から約30年、後にSNSと呼ばれるネット上の交流サービスが広まり始めて約20年、鉄道専用SNSやその類はいくつも出てきたはずが、主にユーザー間のトラブルで、荒れや荒らしが起きて、あるいは管理者が管理できなくなり、その前のパソコン通信の時代からのサービスを除いて定着したためしがないと思う。今回の鉄道事業者大手のものは、どうなることやら。
2022(令和4)年9月15日に京阪神地区と東京駅と通信販売で発売、10月中旬までの販売を予定。調製元と兵庫県警察が協力し、秋の全国交通安全運動の期間に合わせて、西明石駅弁「ひっぱりだこ飯」の特別版を売り出した。いつもの茶色いタコツボ型の陶器が、ここでは白と黒のパトカー色となり、「兵庫県警」「POLICE」とまで記される。掛紙にはタコを取り締まる警察官を描き、この兵庫県・年末の交通事故防止運動に先行し11月29日発売で2023年1月31日まで販売予定の第二弾では「飲酒運転防止」「シートベルト着用」「特殊詐欺防止」を啓発するイラストを描き、それぞれ3種類の掛紙を用意した。
中身は通常版と同じ。醤油飯をタコ旨煮、穴子煮の刻み、錦糸卵、菜の花、椎茸煮、タケノコ煮、ニンジン煮で覆い、たこ天を仕込む。値段は通常版より280円も高いが、ネット通販で即完売するなど、とてもよく売れたらしい。
2022(令和4)年9月17日に購入した、西明石駅弁の掛紙。兵庫県警版ひっぱりだこ飯の第一弾3種類のひとつ。容器と中身と価格は、上記の第二弾を含めすべて同じ。掛紙でタコが運転するオープンカーが黄色い。
2022(令和4)年9月19日に購入した、西明石駅弁の掛紙。兵庫県警版ひっぱりだこ飯の第一弾3種類のひとつ。容器と中身と価格は、上記の第二弾を含めすべて同じ。掛紙でタコが運転するオープンカーが黒い。
2022(令和4)年9月19日に購入した、西明石駅弁の掛紙。兵庫県警版ひっぱりだこ飯の第一弾3種類のひとつ。容器と中身と価格は、上記の第二弾を含めすべて同じ。掛紙でタコが運転するオープンカーが青い。
2022(令和4)年11月12日に西明石駅と「豊かな海づくりフェスタ2022」メイン会場で発売、14日から各地とネット上でも販売。1981(昭和56)年の大分県を皮切りに年1回開催される、農林水産省の外郭団体と都道府県による式典「全国豊かな海づくり大会」の、2022年11月12・13日の第41回兵庫大会の開催にあわせ、開催地の明石市で2013年7月から「明石たこ大使」を務めるタレントのさかなクンと、西明石駅弁「ひっぱりだこ飯」がコラボした。
さかなクンが必ず被る帽子の色にちなみ、ひっぱりだこ飯の陶器を水色と黄色に塗り、掛紙もその色調に加えてタレントのイラストとタイを掲載。中身は醤油飯をタコ煮、タイ塩焼き、菜の花醤油漬け、錦糸卵、刻み穴子煮で覆い、揚げかまぼこを仕込み、タイ型のにんじんを添えるもの。明石のタイにちなんだ、ひっぱりだこ飯の特製版。容器がなくなるまで販売するといい、駅弁催事で積極的に売られる。この時点で10種類以上の「ひっぱりだこ飯」が存在すると思われる。
2022(令和4)年10月14日に京阪神地区と東京駅で発売。鉄道開業150年を記念し、調製元は第一弾「むかしの驛辨當」、第二弾のこれ、第三弾「鉄道開業150年記念箸置き」の記念商品を発売した。西明石駅弁「ひっぱりだこ飯」で近年激増する記念商品のひとつ。
掛紙には新橋駅か横濱駅の150年前の駅舎と、戦後昭和の北九州に特徴的な蒸気機関車の列車を描いた。タコツボ型の陶器は、厚みとざらつきと濃淡を備え、通常版より高級感がある。中身は、揚げかまぼこを仕込んだ茶飯に、タコ煮と刻みアナゴと錦糸卵と菜の花などを載せる普段の姿に、アワビ煮とタイの塩焼きを加えたもの。内容と価格で、豪華版の記念駅弁になった。
日本の鉄道は、明治5年9月12日(1872年10月14日)に、東京府の新橋駅から神奈川県の横濱駅までの区間が公式に開業した日に始まるとした。1922(大正11)年に国の鉄道省が10月14日の「鉄道記念日」を制定し、1994(平成6)年に運輸省が「鉄道の日」に改めた。2022(令和4)年がそれから150年であることにちなみ、同年秋におそらくJRグループ各社の主導で、この駅弁の掛紙にはないが共通のロゴマークを使い、様々な記念の企画が実施された。
2020(令和2)年1月1日に発売。西明石駅や神戸や関西や日本を代表する駅弁「ひっぱりだこ飯」の、ハローキティ版。ピンク色のタコにキティちゃんが載り、リボンが舞う。陶製の壺型容器もピンク色になり、ここでもキティはタコを抑える。タコやシイタケを混ぜた醤油飯をタコ煮、菜の花、刻み煮穴子で覆い、揚げかまぼこを仕込むのは、通常版と同じ。これにキティ顔のかまぼこを添えた。価格は2020年の発売時や購入時で1,400円、2023年時点で1,500円。
※2023年8月補訂:値上げを追記東宝の映画「ゴジラ」とのコラボレーション企画で、2019(平成31)年1月5日に発売。同月9日からの京王百貨店駅弁大会と、23日からの阪神百貨店の駅弁大会でも販売された。見た目や内容はおおむね、通常版の「ひっぱりだこ飯」と同じ。タコツボ型の陶器が真っ黒になり、容器と掛紙にゴジラを描き、映画の世界観に基づいてタコを焼いたりウズラの卵を入れ、値段は220円増しに1,300円。味に特段の変化はない。この特別版は、過去に出た下記の特別版よりも、話題を集めたと思う。価格は2019年の発売時や購入時で1,300円、2023年時点で1,350円、同年夏の時点で1,380円。
※2023年8月補訂:値上げを追記2019(令和元)年6月29日に購入した、西明石駅弁の掛紙。上記の駅弁「ゴジラ対ひっぱりだこ飯」について、アメリカ映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の公開を記念して、日米での公開日である2019(令和元)年5月31日から8月31日まで、掛紙の絵柄に鳥や芋虫や八岐大蛇、ではなくラドンとモスラとキングギドラを加えた。
2023(令和5)年1月7日に京阪神エリアや東京駅や通信販売などで発売、2万個を販売する予定。調製元や海上保安庁による紹介では新発売の扱いだが、前年の1月から1万個を売った下記の「海の「もしも」は118番ひっぱりだこ飯」の再販に見える。醤油飯をタコ煮、アナゴ煮とシイタケ煮の刻み、イカ塩ゆで、タケノコ煮、にんじん煮、菜の花醤油漬、錦糸卵で覆い、丸い揚げかまぼこを底に仕込む中身は、前年のものとまったく同じ。青い掛紙の絵柄と、真っ青なタコ壷の絵柄を少し変えて、120円の値上げ。5月のゴールデンウィークの頃までの販売か。
118番は、2010年5月1日の誕生。国の電気通信事業法に基づく省令「電気通信番号規則」による緊急通報に関する電気通信番号として、警察の110番、消防の119番に続き、海上保安機関への通報のため、海の事件事故を通報するために定められた。当時も現在も、年間で40万件以上の通報の99%が無言や間違いの電話だといい、海上保安庁はこうやって周知に努める。
2021(令和3)年11月5日から1,000個を販売。商品名は「パパたこ版ひっぱりだこ飯」。現在の農林水産省水産庁が所管する公益社団法人全国豊かな海づくり推進協会が、1981(昭和56)年から毎年開催するイベント「全国豊かな海づくり大会」の、2022(令和4)年1月の第41回兵庫大会の開催に向けて、調製元と明石観光協会とのコラボレーションにより、同協会のキャラクター「明石観光PR隊長パパたこ」を使う駅弁を作った。いつもの名物駅弁「ひっぱりだこ飯」のタコツボ型陶器がやや赤くなり、掛紙にパパたこも描き、見出しを「〜第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会記念〜」とした。
中身は茶飯をタコ煮、アナゴ煮とシイタケ煮の刻み、タケノコ煮、にんじん煮、菜の花醤油漬、錦糸卵で覆い、丸い揚げかまぼこを底に仕込むもの。内容そのものは、普段の「ひっぱりだこ飯」と変わらない。タコに不漁で稀少という明石ダコを使い、掛紙をよく見るとそう書いてある。初回販売分はコラボ記念のノベルティバッグを添付。翌2022年2月からの再販では、値段を据え置き本体のみを販売。ほどなく終売か。
※2023年8月補訂:終売を追記2022(令和4)年1月14日に京阪神エリアや東京駅や通信販売などで発売、1万個を販売する予定。名物の駅弁「ひっぱりだこ飯」と海上保安庁とのコラボレーション。海をイメージした青色の陶器には、神戸市に所在し兵庫県から和歌山県までと四国の太平洋側を所管する海上保安庁の管区海上保安本部「第五管区海上保安本部」の名称に巡視船「せっつ」(PLH07)と明石海峡大橋を描き、青くした掛紙に制帽と巡視艇の絵柄を追加して「海の「事件・事故」は118番」と呼び掛け、タコ壷の底と掛紙に「自己救命策3つの基本」を記した。
中身は醤油飯をタコ煮、アナゴ煮とシイタケ煮の刻み、イカ塩ゆで、タケノコ煮、にんじん煮、菜の花醤油漬、錦糸卵で覆い、丸い揚げかまぼこを底に仕込むもの。つまり通常版にイカを追加。食べた感じは通常版とほぼ変わらなくても、イカの存在で爽やかに思えた。海上保安庁のツイッターではこの商品を「第1弾」と位置付けたため、第2弾以降の発売を考えているのかもしれない。2月までに完売か。
※2023年2月補訂:終売を追記2019(令和元)年9月4日に発売。西明石駅や神戸や関西や日本を代表する駅弁「ひっぱりだこ飯」について、その調製元とサントリーの緑茶飲料「伊右衛門(いえもん)」がコラボレーション。掛紙のタコは抹茶色になって伊右衛門のペットボトルを持ち、そのテレビCMに出てくるのれんをくぐろうとしている。陶製の壺型容器も抹茶色になった。タコやシイタケを混ぜた醤油飯にタコ煮、菜の花、刻み煮穴子で覆い、揚げかまぼこを仕込むのは、通常版と同じ。醤油飯と揚げかまぼこに緑茶を混ぜ、伊右衛門と同じ絵柄のマル茶の焼き印をした真っ白なかまぼこを追加した。味は通常版とあまり変わらない。緑茶の伊右衛門は別売り。2021年春までに終売か。
※2022年4月補訂:終売を追記