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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR北海道 旭川(あさひかわ)駅 JR-Hokkaido Asahikawa Station
2014(平成26)年9月訪問 GoogleMap「旭川駅」

駅名標 駅舎 駅構内

札幌駅から特急列車で約1時間半。旭川市は北海道の中央部に位置する、人口約33万人の軍都。稲作や蕎麦などの農業、家具その他の工業、買物公園に代表される商業、旭山動物園などの観光もさかん。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋である旭川駅立売が店舗を持つほか、改札口付近の売店でも販売。東京など遠隔地での輸送や実演での販売もよく見る。1898(明治31)年7月16日開業、北海道旭川市宮下通8丁目。

道産彩り弁当(2,900円)Dosan Irodori Bento
2023年1月18日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 18, 2023

掛紙 中身
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2023(令和5)年1月の京王百貨店の駅弁大会と2月の鶴屋百貨店の駅弁大会で実演販売。とても上げ底で透明なふたを盛り上げた、催事用海鮮弁当向けプラ容器に、酢飯を薄く敷き、イクラで覆い、ホタテ貝柱を盛り付けて、ワカメとガリを添える。この中身ならば「彩り弁当」より、この駅弁屋グループが好んで名付ける「どっさり」がふさわしいかも。さすがにこの値付けの駅弁を北海道の駅で売ることはないだろう。商品名を記した黒い紙帯での調製元の名前は「旭川駅立売商会」とあり、法人番号から検索できる公式な会社名「旭川駅立売」との使い分けは不明。

販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190 https://www.asahikawa.ekiben.ne.jp/

【終売】大雪寿し(980円)Daisetsuzushi (end of sales)
2020年1月9日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 9, 2020

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秋冬の駅弁大会シーズンに向けた、2018(平成30)年秋の新商品か。正八角形の容器に酢飯を詰め、サーモン、かにフレーク、いくら醤油漬、錦糸卵、ガリで覆う、北海道の駅弁や空弁や催事でおなじみの内容。スリーブの絵柄を含めて何も盛らない、落ち着きのある海鮮駅弁。2020年に終売か。

※2022年4月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190
催事駅弁

【終売】旭川駅立売商会(1,728円)Asahikawaeki Tachiurishokai (end of sales)
2018年1月22日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 22, 2018

掛紙 中身
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2018(平成30)年1月の京王百貨店の駅弁大会での実演販売で購入。紙帯の「旭川駅立売商会」は駅弁の名前ではなく、様々な海鮮弁当で共通のお飾り。売り場で掲示の商品名「北海の遊膳」は、実物のどこにも記されていない。上げ底のトレーに少々の酢飯を敷き、見てのとおりカニ、イクラ、ウニ、エビ、カズノコ、ホタテ貝柱、ホッキ、サーモン、マグロ、とびっこ、わかめ、昆布、ガリを盛り、透明な上げぶたをする、見栄え重視の催事弁当。これと同じような見栄えのものが、旭川駅で駅弁として売られていることを実見している。今回は具に苦みがあり、おそらく味だけならば、同じ会場に2軒出ていた、駅弁でない海鮮弁当屋のほうが良かったかもしれない。「北海の遊膳」は2021年までの販売か。

※2022年4月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】海鮮四季味御膳(1,350円)Kaisen Shikimi Gozen (end of sales)
2017年1月21日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 21, 2017

掛紙中身
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2017(平成29)年1月の京王百貨店の駅弁大会での実演販売でデビューか。長方形の容器に、商品名を描いた掛紙ならぬ掛フィルムをかける。中身はつぶ貝とホタテ丼、昆布巻とウニ丼、ガリとイクラ丼、錦糸卵とカニ丼が、4区画のそれぞれに収まるもの。掛フィルムの絵柄から想像して、春のホタテ、夏のウニ、秋のイクラ、冬のカニで四季を表しているものだと想像する。味は物産展や駅弁大会の海鮮弁当という感じ。市販の時刻表によると、旭川駅での価格は1,180円。2019年の春までに終売か。

※2020年12月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190
疑義駅弁

【終売】大雪宝弁当(1,680円)Daisetsu Takara Bento (end of sales)
2016年1月24日に阪神百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 24, 2016

掛紙 中身
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2016(平成28)年1月の阪神百貨店の駅弁大会で実演販売。翌2017(平成29)年1月の阪神百貨店の駅弁大会でも実演販売。他では売られたことがない疑義駅弁と考えられる。上げ底で上げぶたの惣菜容器に、北海道物産展向け容器に、茶飯を敷き、カニ脚、カニブロック、カニほぐし身、ガリ、菜の花漬、ウニ、イクラ、帆立貝柱で覆う海鮮弁当。デパートの駅弁大会や北海道物産展でいつでも買えるタイプの商品だと思うが、購入時には催事場に類似の出展がなかったためか、テレビで紹介されたのか、売り場には最後尾が見えないくらい長い行列が形成されていた。2018年以降は出ていない模様。

※2019年8月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】駅むす 旭川駅 かき(170円)Ekimusu Asahikawaeki Kaki (end of sales)
2014年9月13日に旭川駅の駅弁売店で購入 Sep. 13, 2014

掛紙 中身
掛紙 掛紙 外観 中身 中身

2009(平成21)年に「稚内駅 うに」「根室駅 炒りズワイ蟹」「洞爺駅 ほたて」「釧路駅 炒りズワイ蟹」の4種が誕生した、旭川駅立売グループの駅弁おにぎりの、その後の追加バージョンか。小柄なおむすびを1個、竹皮柄なプラ製の袋に詰めていた。コンビニおにぎり並みの値段なので、カキはエキスだけのひじき飯おにぎりだった。2015年頃までの販売か。

販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】まんざいどん(1,680円)Manzaidon (end of sales)
2013年1月27日に阪神百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 27, 2013

掛紙 外観
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デパートの駅弁催事や北海道催事で、駅弁あるいは海鮮弁当として人気を得ている商品。浅く平たく赤い容器に酢飯を敷き、カニ、ウニ、イクラ、サーモン、イカ、エビ、ホタテ、ホッキ、トビッコなどを山と盛り付け、透明な上げフタを輪ゴムで留めて、商品名と宣伝文を印刷したボール紙の帯にはめる。

JR北海道の車内誌「TheJRHOKKAIDO」2013年7月号によると、2012年の発売で「道外の催事用として誕生した駅弁だが、7月だけ毎日5個の限定販売」だというが、昭和の頃からのブランドネームだと思うし、2014年の年始にも現地での販売を確認しており、秋冬の駅弁催事シーズンにも旭川駅にてこの姿で販売されるのだろう。味は見栄えと一致し、駅弁にしてはとても豪華。この名前で催事や現地の駅弁が売られたのは、2018年までか。

※2020年12月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】番屋めし(1,080円)Ban-ya Meshi (end of sales)
2013年1月13日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 13, 2013

掛紙 中身
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2012(平成24)年12月の発売。円形のプラスティック製容器に醤油飯を詰め、ニシン甘露煮、ヤリイカ煮、カズノコ白醤油漬、イクラ醤油漬、ズワイガニ酢漬、菜の花醤油漬、ホタテ煮、ニンジンなどで覆い尽くす。見栄えや味やそのメリハリは良い感じ。ただ、隣の駅弁販売駅である深川駅でまったく同じ名前の駅弁が先に登場して人気を得ている。こことの関係はいかに。価格は2013年の購入時で1,000円、2014年時点で1,080円。2015年までの販売か。

旭川駅は、北海道と旭川市が1992年から検討し1996年に事業を始めた「北彩都あさひかわ整備計画」の一環で、610億円かけて2010年に高架化された。駅の周りでは233億円の土地区画整理事業と約200億円の街路事業(道路の整備)も終盤を迎えている。これにより改札内の売店は消えたが、駅弁売店は無事に改札外の高架下駅舎内で待合室に隣接して存続した。都市の規模や駅の利用者数を思うと、あまりにも巨大な構造物を構えた気がしないでもないが、これは今後どう活用されていくのだろうか。

※2017年4月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】まんざいどん(1,365円)Manzaidon (end of sales)
2010年1月24日に阪神百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 24, 2010

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2010(平成22)年1月の阪神百貨店の駅弁大会で実演販売されていたお弁当。百貨店のチラシでは「どんぶり子三種盛」と、会場での掲示では「三種盛りどんぶりっ子」と書かれていた。プラ製の小さな円形の容器にふたをして、「まんざいどん」と書かれたボール紙の箱にこれを3個詰める。中身は御飯の上に、蒸しウニと緑色の着色料に漬かった海藻、カニほぐし身とガリ、サーモンとイクラと同じ海藻がそれぞれ載っている。

調製元の公式サイトでは「実演催事」の枕詞が付いているが、一緒に実演販売していた上げ底上げぶたの明らかな催事商品と異なり、これならば駅で売られていてもおかしくはないかなとも思う。味は北海道物産展に出てくる各地の海鮮丼と変わらないうまさ。なお、「まんざいどん」は調製元の実演販売弁当全体のブランドネームであり、特定の商品を指しているものではないと思う。この名前で催事や現地の駅弁が売られたのは、2018年までか。

※2020年12月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】まんざいどん(ミックス)(1,480円)Manzaidon Mix (end of sales)
2005年1月15日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 15, 2005

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2004(平成16)年秋の駅弁大会シーズンに向けての投入か。デパートの駅弁大会や北海道物産展での実演販売に適した、上げ底の経木枠の容器に透明な上げ蓋をして、掛紙を回して輪ゴムで留める。中身は御飯の上にウニやカニやイクラやホタテやカズノコを載せるもの。1,680円の「蟹づくし」「三色」も一緒に販売されていた。

駅でも予約すれば買えるらしいが、事実上の催事専用商品だろう。同じく催事用っぽい釧路駅弁「釧路駅 釧祥館」は、ただ掛紙を変えただけな商品の模様。この名前で催事や現地の駅弁が売られたのは、2018年までか。

※2020年12月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】元祖けっから飯(950円)Ganso Kekkara Meshi (end of sales)
2004年11月14日にユニーの駅弁大会で購入 Nov. 14, 2004

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1999(平成11)年には登場していた模様。帆立貝を模した白いプラ容器を深緑色のボール紙パッケージに収める。中身は帆立の炊込飯の上に山くらげやひじきをまぶし、大小の帆立を7個ほど載せるもの。食べたものは帆立の中に多量の塩がすり込まれていて口が痛くなったが、それを除けば美味かった。山くらげのコリコリ感が良い刺激となる。2007年頃までの販売か。

パッケージの記述によると、けっからとは北海道の浜言葉で貝殻の意だそうな。となると、内陸の盆地である旭川では聞かれないのではと思う。

※2017年4月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】海鮮てんこめし(1,470円)Kaisen Tenko Meshi (end of sales)
2003年2月15日にユニーの駅弁大会で購入 Feb. 15, 2003

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ふたが透明な円形のプラスティック容器を、その中身が見えるように窓を開けたボール紙の枠にはめている。中身は御飯の上にカニほぐし身と錦糸卵と海草を敷き、ニシン・かずのこ・ホタテ・カニ足・イクラをなんとも見栄えのする大きさと配置で載せるもの。1,470円という高価格は気になるが、味は間違いなく良い。主に駅弁大会向けの駅弁かもしれない。2015年頃までの販売か。

※2017年4月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】海鮮いか壷(1,050円)Kaisen Ika Tsubo (end of sales)
2001年11月8日に東急ストアの駅弁大会で購入 Nov. 8, 2001

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球形に近い壷型の焼き物を容器に使用、掛紙を取るとまずはカニ・イクラ・錦糸卵・磯わかめを酢飯の上に敷いたものが現れ、その容器を取ると今度はその下に、いかめしとゆで卵が入ったイカがひとつずつ隠れている。これだけ内容に凝った駅弁のため量は少なめ。旭川駅では一日10個限定販売のため、内地の駅弁大会で入手しよう。2006年頃までの販売か。

※2017年4月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 旭川(あさひかわ)駅 1898(明治31)年7月16日開業 北海道旭川市宮下通8丁目
調製元
旭川駅立売商会 株式会社 北海道旭川市2条通22丁目1−64 0120-323-190

【終売】北の幸海鮮づくし(590円)Kita no Sachi Kaisen Zukushi (end of sales)
2007年2月14日に横浜市内のファミリーマートで購入 Feb. 14, 2007

掛紙 中身
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2007(平成19)年1月23日から、全国のファミリーマートで販売された、駅弁屋が監修したコンビニ弁当。他に米沢駅松川弁当店監修の「牛肉番長」(650円)、福井駅番匠本店監修の「かにめし」(580円)、その他駅弁屋以外の商品がある模様。

惣菜用トレーをボール紙の枠にはめる。中身は旭川の駅弁というかより、秋冬のデパートやスーパーでよく見る北海道弁当タイプで、酢飯の上にホタテ、錦糸卵、鮭フレーク、カニほぐし身、イクラ醤油漬、ワカメ柴漬、菜の花漬けが整然と入るもの。北海道と結び付きやすい内容で、風味は特に旭川駅立売のものという感じでもない。

販売元
ファミリーマート