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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 八戸(はちのへ)駅 JR-East Hachinohe Station
2022(令和4)年10月訪問 GoogleMap「八戸駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から東北新幹線はやぶさ号で約3時間。八戸市は青森県の南東端で太平洋に面する、人口約22万人の港町。かつて水揚げ日本一を誇った漁港と、県内一の工業地帯を誇る産業都市。駅弁は明治時代からの駅弁屋の駅弁が売られ、東京や北海道など東日本の各地でも盛んに売られる。1891(明治24)年9月1日開業、青森県八戸市尻内町。

焼き鯖の赤酢ずし(980円)Yakisaba no Akazu Zushi
2023年9月1日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Sep. 1, 2023

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秋冬の駅弁大会シーズンに向けた、2023(令和5)年秋の新商品か。商品の名前のとおり、焼き鯖の赤酢ずし1本を、赤酢とポン酢で茶飯のようになった酢飯に、ガリと焼きサバを貼り付けて5切れにカットしたものを、長方形の紙箱に据えて奈良漬を添えるもの。食べれば普通の焼きサバ寿司で、八戸駅弁でこの内容は久々か。小柄で安価でもある。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/
催事駅弁

【終売】大間のマグロ丼(2,300円)Oma no Magurodon (end of sales)
2021年1月30日に鶴屋百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 30, 2021

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2021(令和3)年1−2月の鶴屋百貨店の駅弁大会で実演販売。駅弁大会で、駅弁でなく「特別弁当」として、1,980円の「赤身」と、この2,300円の「赤身と中トロ」が売られていた。スリーブには駅弁マークがあり、見た目には駅弁。丸い容器に酢飯を詰め、マグロと玉子焼とガリで覆い、わさびを添える。切り立て、詰めたての大間のマグロの製造販売なので、とろけるうまさだった。専用のスリーブを用意したくらいだから、駅や他の駅弁催事でも売られるかと思ったが、続報はまったくない。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】三陸産いわしの蒲焼き弁当(880円)Sanriku-San Iwashi no Kabayaki Bento (end of sales)
2021年1月22日にさいか屋藤沢店の駅弁大会で購入 Jan. 22, 2021

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秋冬の駅弁大会シーズンに向けた、2020(令和2)年秋の新商品か。白飯を海苔で覆い、「いわしの蒲焼き」なるイワシの開きの揚げ物2枚を載せ、玉子焼とガリと柴漬けを添える。そんな内容も風味も、かつてファンが多かったと思う八戸駅弁「いわし蒲焼風弁当」の、復刻や復活に見えた。2021−2022年シーズンで終売か。

※2023年4月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】平目の漬け丼(1,200円)Hirame no Zukedon (end of sales)
2019年7月13日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Jul. 13, 2019

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2019(令和元)年7月の発売。下記のとおり、似たような駅弁は過去にもいろいろ出ている。今回は円形の容器に酢飯を詰め、ヒラメの白醤油漬で覆い、半熟風玉子を置き、しそキュウリ酢和えとガリとタレ袋を添える。ヒラメを名乗る駅弁は、新潟駅でも仙台駅でも八戸駅でも美味なものばかりだと思うが、これはなぜかそうでもないかと。すえた感じで、脂の乗りがなかった。1年弱の販売か。

※2021年3月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】津軽海峡平目のこぶ締めとえんがわのお重寿司(1,380円)Tsugarukaikyo Hirame no Kobujime to Engawa no Ojuzushi (end of sales)
2018年1月24日にさいか屋藤沢店の駅弁大会で購入 Jan. 24, 2018

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2017(平成29)年9月までに発売の、駅弁大会シーズンに向けた秋の新作か。黒い容器に白い酢飯を詰めて、白くつやつやした魚の切り身たちで覆い、ガリを添えて、イクラで彩る、モノトーンの世界。えんがわはエンガワの味がして、平目はまるでイカか何かのように、しっとりしてクリーミー。2018(平成30)年の春先まで、スーパーの駅弁大会や東京駅へ出荷された模様。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】とろサーモン炙り寿司(1,000円)Toro Salmon Aburizushi (end of sales)
2017年11月4日に八戸駅の新幹線改札内コンコースの駅弁売店で購入 Nov. 4, 2017

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2012(平成24)年秋の新作か。駅よりむしろ、スーパーやデパートの駅弁催事で主に売られる商品。中身はパッケージの写真のとおり、円形の容器に白い酢飯を詰め、サーモンの切り身の炙りを4枚貼り、イクラと鮭フレークで彩り、シイタケとニンジンと柴漬けを付合せ。メインのサーモンはやや薄く、もっと肉厚のものが欲しいと思ったが、この分量が飯のおかずに丁度良かった。2019年までの販売か。

※2020年12月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】田酒の粕漬け二種の焼魚弁当(1,250円)Denshu no Kasuzuke Nisyu no Yakizakana Bento (end of sales)
2016年9月18日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入 Sep. 18, 2016

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2015(平成27)年8月1日の仙台駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」のオープンに伴い、同売店で発売か。深く青いパッケージには、青森の銘酒「田酒」と、八戸駅弁の調製元「吉田屋」の名が記される。容器はふたつの区画を持ち、写真の左側には白御飯に載せた粕漬け赤魚焼と、イワシ蒲焼、鶏唐揚、ホタテと焼売、ナガイモの梅酢漬。右側には白御飯に載せた粕漬け鮭焼と、有頭海老、がんもどき、ホタテ煮、ニンジン、レンコン、玉子焼、白和えなど。

もはやお店で買えない幻の日本酒「田酒」は、添付ではなく酒粕として焼き魚にまとわりつく。1個でミニ弁当2個を楽しめ、味も香りも淡泊なお魚を楽しめる。これだけうまい魚の弁当に出会ったのは久々に思えた。この値段で売られる牛丼の駅弁より、良い味と充実の内容を持つと思う。2018年までの販売か。

※2019年8月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554
疑義駅弁

【終売】熟成鮃の寿司重(1,200円)Jukusei Hirame no Sushiju (end of sales)
2016年1月23日に阪神百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 23, 2016

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2016(平成28)年1月の阪神百貨店の駅弁大会で、八戸駅の駅弁として実演販売。これ以外で売られることのなかった疑義駅弁と考えられる。長方形の容器に酢飯を敷き、掛紙で「酢漬けにし、旨味を引き出した熟成鮃」と紹介するヒラメのスライスで覆い、ウニとイクラとキュウリで彩り、菜の花和えと柴漬けを添える。白く半透明なヒラメの味や香りは、蒸しウニのそれと、柴漬けの強力な臭いにかき消され、粘りのある食感だけが残った。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】熟成平目のぽん酢寿司(1,200円)Jukusei Hirame no Ponzuzushi (end of sales)
2012年1月15日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 15, 2012

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駅弁催事シーズンに向けた、2011(平成23)年秋の新作か。翌2012(平成24)年1月の京王百貨店の駅弁大会で、実演販売で大々的に売られた。踏ん付けても壊れない頑丈で真っ黒なプラスティック製容器にふたをして、中身の写真を描いたボール紙を巻く。中身は味付ぽん酢飯の上をヒラメ酢締め、蒸しウニのペースト、イクラ醤油漬、ガリ、大根漬で覆うもの。

ここでは催事場での大量調製の弊害か、具がいずれもパサパサ、ガザガザした感じで、商品名にもなる特徴の別添ぽん酢をかけても風味や潤いが出ない。熟成平目とはこういう味なのだろうか。値段も高く、おすすめできない感じ。なお、調製元は八戸駅の駅弁屋だが、この弁当は新青森駅の駅弁として売られていた。他にはJR東日本の仙台駅や東京駅などの駅弁大会で売られた模様。駅弁催事シーズン中の半年間ほどの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】炙りさばみそわっぱ飯(950円)Aburi Saba Miso Wappameshi (end of sales)
2012年1月13日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 13, 2012

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2009(平成21)年4月、になんと羽田空港第2旅客ターミナルビル内で空弁として発売した模様。円形の容器に透明なふたをして、商品名や宣伝文を書いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上をサバのほぐし身で覆い、サバ塩焼を載せ、赤かぶ漬と甘酢生姜を添えるもの。三沢空港の空弁でも感じたが、気軽に食べられるA級ジャンクフード。御飯が少ないこともあり、味噌味のサバがたっぷり入る感じがした。2013年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】復活いわし蒲焼風弁当(800円)Fukkatsu Iwashi Kabayakifu Bento (end of sales)
2011年5月7日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 極」で購入 May. 7, 2011

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その名のとおり、2005〜6年頃に消えた八戸駅弁「いわし蒲焼風弁当」が、2010年頃に復活したもの。容器の構造や掛紙改めボール紙枠のデザインは一変したが、メインの中身は同じ。付合せが菜の花とガリになっていた。イワシの駅弁は八戸の他には、釧路と千葉くらいでしか見たことがない。この駅弁にも引き続き、一部ながら熱いファンが付いている。2013年頃までの販売か。

農林水産省の海面漁業生産統計によると、1988(昭和63)年に481万トンのピークを打ったいわし類の漁獲高は、2005(平成17)年に47万トンの底を打ち、以後は50万トン台を維持している。もっとも、1960年代にも40万トン台を続けていたので、資源変動の原因は巷の環境保護勢力が主張しそうな乱獲ではなく、地球として通常の振れ幅なのだろう。マイワシに限れば、ピークの時の449万トンが底では3万トンに激減し、2010(平成22)年度には7万トンまで少し回復した。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】平目きらぴか寿司(1,050円)Hirame Kirapikazushi (end of sales)
2010年9月4日に大宮駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入 Sep. 4, 2010

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2009(平成21)年の秋までに、空港向けの商品として発売か。小さくとても細長い容器に透明なふたをして、中身の写真と商品名をキラキラ印刷したボール紙の枠にはめる。中身は酢飯の上にヒラメのスライスとウニとイクラと大葉を散らし、キュウリを添えるもの。食べれば蒸しウニの風味しかしないものの、それはそれでおいしいもの。根拠は説明できないが、見慣れぬ商品をNRE売店で見て、ああ、これは八戸だな、と瞬時に見分けられるようになった。2011年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】三味一体八戸鯖寿し(950円)Sanmi Ittai Hachinohe Sabazushi (end of sales)
2009年9月22日に八戸駅の在来線改札内コンコースのキオスクで購入 Sep. 22, 2009

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2009(平成21)年4月1日に発売。棒状の黒い容器を使用、中身の見本写真を掲載したボール紙の枠にはめる。中身は酢飯の上に1/3ずつ、鯖味噌のたたき、しめ鯖寿司、鯖蒲焼き風を置くもの。商品のコンセプトも味も良いと思うが、三位一体という言葉が小泉政権による2003年から2006年までの流行語であり、登場時にはすでにその名前が陳腐化してしまっていた。年内で終売か。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】さば蒲焼き風弁当(900円)Saba Kabayakifu Bento (end of sales)
2009年3月25日に八戸駅の駅弁売店で購入 Mar. 25, 2009

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2008(平成20)年7月に、埼玉県の大宮駅限定の駅弁として発売。大宮駅で駅弁を売る日本レストランエンタプライズ(NRE)の営業所長が、当時存在しなかった大宮駅限定の駅弁を売るために、東北各地の駅弁業者に声を掛け、6駅7社各1種の「みちのく日和」シリーズが生まれた。掛紙には中身の写真に加えて、その6駅と大宮駅を路線図で示す、みちのく日和のロゴマークが見える。

青森県産「まっしぐら」を使ったという白御飯の上にサバの蒲焼き、というより衣を付けて揚げてタレに漬けたのではないかと思う焼きサバをどすんと載せる。蒲焼きというよりは天ぷらのような、B級にうまいサバ丼。こうやって八戸駅でも買えた。2010年頃までの販売か。

購入時での八戸駅は、東北新幹線の終着駅であり、東北本線の特急との乗り継ぎ客で駅弁が奪われるように売れる状況にある。しかしそれも2010年12月に予定される東北新幹線新青森延伸までの賑わいであろう。乗換客が激減し、JR東北本線が青森県営のローカル線になり、おそらく八戸駅での駅弁販売個数が激減すると、八戸の駅弁屋はもっぱら東京・品川・新宿・上野・大宮駅へ駅弁を送り続ける調製元になってしまうのだろうか。

※2021年3月補訂:解説文の前段を手直し
※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】大間のマグロまっしぐら(1,200円)Oma no Maguro Masshigura (end of sales)
2006年10月7日にユニーの駅弁大会で購入 Oct. 7, 2006

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2006(平成18)年秋の新作か。八戸は津軽ではないけれど「津軽海峡弁当」の副称が付く。長方形の容器を、マグロとその切り身の写真を印刷したボール紙の枠にはめる。中身は味付飯の上に写真どおりのづけまぐろを3切れ貼り、錦糸卵やツナフレークに煮物数点を寂しく並べ、柴漬けや桜漬けに袋入りの醤油やワサビを添えるもの。

駅弁の名前から、1,650円の高額駅弁「大間のマグロづけ炙り丼」の廉価版だと思ったが、づけまぐろを除き別物な印象。味は悪くないが、パッケージの見栄えと比較しなくても貧弱に振れてしまった。2010年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】炙りさばみそ寿司(900円)Aburi Saba Misozushi (end of sales)
2006年2月19日にダイエーの駅弁大会で購入 Feb. 19, 2006

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2005(平成17)年の末頃に発売か。空弁ブームの発生以来、全国各地で見かける鯖棒寿司の一種と言えばそれまでの商品だが、鯖と飯を巻いたり押したりせずに、単に酢飯を敷いて鯖の味噌煮を載せているため、寿司というより定食を食べている風味や気分があり、それが個性になっていると思う。この味噌味は昼食より酒食に合う味。八戸駅の有名駅弁「八戸小唄寿司」のプラ製バチが、ナイフ代わりに収められる。2009年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】大間のマグロづけ炙(あぶ)り丼(1,680円)Oma no Maguro Zuke Aburi Don (end of sales)
2006年1月24日に京王百貨店の駅弁大会で購入 Jan. 24, 2006

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2005(平成17)年10月に発売か。正方形の材木枠の容器に透明なフタをして、マグロの写真や商品名を載せたボール紙の枠にはめて、札付きのゴムをアクセントではめる。中身は白御飯の上に少量の、赤身をたれでヅケにして表面をあぶった大間マグロを載せて、付合せを添えるだけ。

マグロなのに和菓子のような均一な食感はすごいと思い、しかし価格に対して中身の見栄えはかなり貧相だが、素材がそれだけ高価なのだろう。2006年の京王百貨店の駅弁大会では開店後十分ほどで売り切れる一番人気。その後のテレビでの紹介や現地収穫報告などを見ると、マグロが5切れから6切れになり、もっと御飯を覆うような見栄えに変わった模様。2012年頃までの販売か。

日本人が大好きで世界中からかき集めるマグロの中でも、津軽海峡で獲れて北海道戸井漁港や青森県大間漁港に水揚げされるマグロは、最高峰との評価が高い。大間のマグロは1983年の一本釣り漁法の映画化や、2000年のNHK連続テレビ小説化により、北海道側を上回る知名度と人気を得ている。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】さんまの柚香寿し(630円)Sanma no Yukozushi (end of sales)
2005年10月9日に日比谷公園「鉄道フェスティバル」で購入 Oct. 9, 2005

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おそらく、東北新幹線の八戸駅までの延伸開業の2002(平成14)年の末頃に発売か。食べるとユズの香りがする、サンマの小さな棒寿司を一本、容器に詰めて縁付きのフタをして、駅弁の名前を描いた掛紙を巻いて、紙ひもでしばる。安価で美味いと購入者には評判の一品。極めて趣味的に、食品表示ラベルを使う調製元の新作駅弁の掛紙に、調製印を押す場所がわざわざ設けてあるのは興味深い。2006年頃までの販売か。

※2016年11月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】紅鮭はらこめし(1,000円)Benizake Harakomeshi (end of sales)
2004年11月14日にユニーの駅弁大会で購入 Nov. 14, 2004

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2003(平成15)年の春頃に発売か。細身な長方形の容器に木目調の紙のふたをして、中身の美しい写真を載せたボール紙の枠にはめる。中身はその写真のとおり、茶飯の上に焼鮭とイクラを散らしたもの。つまり仙台駅で有名になった駅弁「鮭はらこめし」と同じ中身だが、風味は断然にこちらが上。脂の乗った紅鮭ハラスと大粒なイクラが茶飯の中に口で溶けていく。数年間の販売か。

2002年12月の東北新幹線の八戸駅までの延伸開業以来、調製元は従来の12倍のペースで新作駅弁をリリースしているという。じゃあ今までは何だったんだという批判はともかく、一社独占の無風区から一転して四社競合の激戦区となった八戸駅で、最も元気で勝ち組に入っていそうな業者さんだと思う。

※2016年10月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】いわし蒲焼風弁当(630円)Iwashi Kabayakifu Bento (end of sales)
2002年11月16日にユニーの駅弁大会で購入 Nov. 16, 2002

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1998(平成10)年頃に発売。あるいはJR東日本の観光キャンペーン「LOOK EAST」のオリジナル駅弁131種類のひとつとして、1989(平成元)年3月に発売か。日本有数の漁港都市・八戸が生んだ庶民の味。白御飯の上に、うなぎの蒲焼のような姿をした油揚げイワシがふた切れ載って630円。車内など密閉された場所で食べるには匂いが出るので不向きと思われるが、味はとても良好。容器は惣菜弁当容器だし、掛紙も中身もシンプルで価格が安い、現在のいわしのイメージをそのまま体現しているが、近年の漁獲高は2桁も減少しているため、そう遅くない時期に高級化するかもしれない。

八戸市の中心地は八戸線本八戸駅周辺で、八戸駅は八戸の町外れだったはずが、2002年12月の東北新幹線の八戸駅までの延伸開業で一帯は変貌した。この駅弁は、2000年10月1日放送のTVバラエティ番組でアイドルグループ「TOKIO」の城島クンが絶賛してから売上が急増したとか。

※2020年1月補訂:過去情報を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】いわし蒲焼風弁当(850円)Iwashi Kabayakifu Bento (end of sales)
2002年1月26日にサティの駅弁大会で購入 Jan. 26, 2002

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八戸駅で人気の駅弁「いわし蒲焼風弁当」の、加熱機能付き容器版。つまり加熱機能付き容器の費用と増加コストが約200円ということか。中身は白御飯の上に、うなぎの蒲焼のような姿をした油揚げイワシが載る、やはり上記の駅弁「いわし蒲焼風弁当」と同じもの。発熱剤が市販の真空パック御飯のような体裁で入り、単に液体と石灰の袋を重ねるタイプのものと比較して安定した発熱が実現している。味については、臭くないのに脂が載るいわしが絶品。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554

【終売】鮭ずし(1,050円)Sakezushi (end of sales)
2002年1月8日に高島屋横浜店の駅弁大会で購入 Jan. 8, 2002

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長方形の容器の中に、笹を敷いた鮭ずしが横たわる、駅弁の名前と中身が一致したシンプルな駅弁。しかし鮭は脂がまったくない上に非常に薄く、まるで紙を食べているよう。酢飯がそこそこ美味いので、内容は酢飯弁当。「八戸小唄寿司」で定評のある調製元が送るとは思えない内容が残念。新幹線開業の頃までの販売か。

※2016年10月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554