東京と日本の中央駅。東海道・山陽・東北・上越・山形・秋田・北陸の各新幹線、東海道・中央・総武・東北の各線、山手線や京浜東北線などの電車が、一日あたり3000本以上行き交い、100万人以上の利用者で終日賑わう。駅弁はJRの子会社が調製するもので100種類以上とも、エキナカの商品を含めて400種類以上とも、デパ地下の弁当を含めて1000種類以上ともいわれる、世界一の駅弁販売駅。1914(大正3)年12月20日開業、東京都千代田区丸の内1丁目。
2023(令和5)年7月27日に、東京、上野、新宿、大宮の各駅で発売、2万個を販売。2022年10月の「大人のお子さまランチ」、2023年3月の「Suicaのペンギン春の彩りちらし」に続く、オレンジページプロデュースの駅弁第3弾なのだそうな。第3弾といわず、過去にもいろいろあった気がするけれど。
今回は使い捨ての紙容器に、Suicaペンギンが絵柄の表面にも、おしながきの裏面にもいる掛紙を巻く。この紙容器に白飯を詰め、Suicaペンギンの表情を印刷した海苔とかつおふりかけで覆い、サーモントラウト塩焼、魚肉ソーセージ磯辺揚、鶏唐揚、パプリカ揚、きんぴらごぼう、れんこん、だいこんを載せる。東京で売られる海苔弁としては標準的な、千数百円の価格に抑えられたキャラクター弁当。ジャガード織のゴムタイプのランチベルトの青か緑のいずれかを添付するので、他の海苔弁よりお徳か。あくまでも東京駅で買える海苔弁の値段として。
2020(令和2)年10月8日に1,500円で発売。鹿児島県の出水駅や鹿児島中央駅の駅弁屋による、キャラクターのライセンス商品。主に東京など大都会の駅弁売店や百貨店催事、各地のスーパーの駅弁大会で販売されるものと思われるため、鹿児島でなく東京駅のページに収蔵する。ネット通販でも販売。2021年の秋までに中身を変えて1,280円に値下げ。
見た目はご覧のとおり。世界中で知られる有名キャラクターを見間違えようがない、ド直球の出現に驚かされる。プラ容器の中身は、チキンライスに海苔を置いて、海老フライとハンバーグとミックスベジタブルとさつまいもレモン煮とケチャップを添え、ピクルスとポテトサラダを張り出すもの。なお、このキャラクターが東京駅弁になることは、下記のとおり初めてではない。
上記の駅弁「GO!GO!ランチBOX」の、2020(令和2)年の発売当時の姿。名前と容器は変わらないが、中身と価格が異なる。薄焼き卵に海苔でキャラクターのシルエットを描き、耳の部分に2種のサラダ。薄焼き卵をめくると、ケチャップ風味のイカ御飯とカレー風味のそぼろめしが左右に出現する内容で、値段が220円高かった。
※2022年3月補訂:新版の収蔵で解説文を手直し2023(令和5)年3月16日に、東京、上野、新宿、大宮の各駅と鉄道博物館で発売、1万個を販売。2022年10月の「大人のお子さまランチ」に続く、オレンジページプロデュースの駅弁第2弾なのだそうな。第2弾といわず、過去にもいろいろあった気がするけれど。石川県の山中塗の漆器風の弁当箱とする、真っ白で角張った容器には、JR東日本のICカード乗車券「Suica」のキャラクターであるペンギンと、そうでない子ペンギンのような何かが弁当とレジャーシートを広げてピクニック。中身は酢飯をウナギ、ホタテ、エビ、タケノコ、フキなどで覆う「彩りちらし寿司」と、ひじき煮と桜餅。東京の高級折詰もびっくりの高価格も、キャラクター駅弁としてかわいらしいと評判だったようだ。5月までの販売か。
商品名は「Suicaのペンギン弁当」とも。2022(令和4)年10月1日から、東京、上野、新宿、大宮の各駅で、20,000個を販売。鉄道開業150年にちなんだ商品群のひとつとして、オレンジページがプロデュース、日本ばし大増が調製し、JR東日本クロスステーションが販売した、JR東日本の100%子会社のタッグ。同月からのJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2022」にもエントリーした。
ふたで密封できるプラ製の小さな弁当箱では、JR東日本のICカード乗車券「Suica(スイカ)」のキャラクターであるペンギンが旗で列車に信号を出し、これを緑色のスリーブに収める。中身は御飯の部分にトマト風味ライスおむすび、ライスコロッケ、玉子焼、塩トマト甘納豆。おかずの部分にスパゲティナポリタンとポテトフライ、鶏マスタード焼、ウインナー、海老フライ、チーズポテトサラダ、ハンバーグ。子供向けの容器と洋食弁当の内容に、大人向けの味付けをした感じ。11月中には売り切れか。
※2023年7月補訂:終売を追記JR東日本のICカード乗車券「Suica」(スイカ)の20周年を記念した、Suicaのペンギンオリジナル商品のひとつとして、2021(令和3)年12月の発売を予告し、翌2022(令和4)年1月20日に東京、品川、上野、新宿、大宮の各駅で発売。キャッチフレーズは「Suica20周年を記念し、20品目の食材をSuicaのペンギンの顔を描いた容器に盛り込みました。」。
黒く丸いプラ容器に白く目と鼻と口を記し、黄緑色のスリーブに収める。中身は3区画に仕切り、真ん中で酢飯を錦糸卵、イクラ、鮭フレーク、れんこん、ペンギン型にんじん、Suicaペンギンの海苔で覆い、その両脇を煮玉子、鶏マスタード焼、マカロニ、ヤングコーン、なす素揚、豆のごま和えなどで固める。今回のSuica弁当は1種類の販売に見えて、海苔の顔が両目ぱっちり、右目(左側)ウインク、うれし涙、この両目つぶりの4種類あるようで、これはとても集められない。3月15日まで販売。
Suicaは2001(平成13)年11月18日に、JR東日本の東京近郊区間424駅の相互駅間でサービスを開始。当時はJR東日本の首都圏の、片道乗車券と定期券としてのみ使えた。以後は使えるエリアを漸次拡大、2004(平成16)年3月から電子マネー機能を備え、2007(平成19)年3月以降は相互利用できるICカードを増やしていった。今では発行数1億枚以上(モバイルSuicaを含む)、駅での乗車券としての利用率9割以上、電子マネーとしての利用件数が月に2億件以上(全国相互利用サービスのICカード乗車券9種類の合計)と、世界有数の規模と表現できる公共交通カードまたは決済手段に成長した。キャラクターのSuicaペンギンのグッズ展開も続けられ、JR東日本の主要駅であればいろんな小物をどこでも買える。
JR東日本の「JR東日本キン肉マンスタンプラリー目指せ全駅制覇!編」の実施に合わせて、2019(平成31)年1月10日から2月28日まで、東京、品川、新宿、上野の各駅で販売。スリーブにはゆでたまごの漫画「キン肉マン」に登場する主要なキャラクターである、キン肉マン、テリーマン、バッファローマン、ラーメンマン、ミートくんが描かれる。
中身は牛丼と肉丼とゆで卵と付合せ。キン肉マンを金粉を載せた牛ごぼう煮、バッファローマンを網焼きカルビ、テリーマンを鶏照焼(とりてりやき)、ミートくんをミートボールで表現。加えてラーメンマンをチャーシューやナルト、作者のゆでたまごをゆで卵で表現したようだ。黄色いしおりに中身の理由を書いて分かりやすいイベント商品で、そうでなくても強力な肉駅弁。次の巻は出るのだろうか。
JR東日本の「JR東日本キン肉マンスタンプラリー目指せ全駅制覇!編」の実施に合わせて、2019(平成31)年1月10日から2月28日まで、東京、新宿、上野の各駅で販売。金粉を載せたミニ肉まん5個を、プラ製トレーごと密封パックし、キン肉マンを描いた紙箱に収めるのは、金の肉まんでキン肉マンという駄洒落か。大正11年創業の「山水樓」の肉まんの使用をうたうが、形状はその駅弁でない実物とはまるで異なり、つまり小淵沢駅の駅弁屋がつくるという意味。
キン肉マンは、漫画家ペアのゆでたまごが1979(昭和54)年から1987(昭和62)年まで週刊少年ジャンプで連載した漫画。超人の主人公が敵と戦うギャグ漫画ないしプロレス漫画は、1980年代の子供たちに大人気となった。
2018(平成30)年8月1日に東京駅で発売。調製元はなんと兵庫県は新神戸駅などの駅弁屋。同社の「ひっぱりだこ飯」などの主な駅弁は東京駅でも毎日売られ、リラックマの駅弁も来たことがあるが、ここでは「JR東京駅 淡路屋」とパッケージに明記し、さらにびっくり。
正八角形の容器と、駅弁の名前のとおりリラックマと山手線を描くスリーブは、JR山手線の色であるウグイス色(黄緑色)をしている。中身はマーガリン飯、目玉焼き、とんかつ、ペンネ、鶏つくね、ブロッコリー、エビフライ、ポテトサラダなどのお子様ランチ。山手線の環状運転にちなみ、丸い食べ物を多用したそうな。2020年1月までの販売。
サンエックスはキャラクター「リラックマ」の15周年を記念して、2018(平成30)年8月1日から15日までJR山手線でリラックマのラッピング電車を運行、電車や乗務員とこのキャラクターを使う雑貨を販売するなどの商業展開を実施した。
※2020年12月補訂:終売を追記2018(平成30)年4月21日に東京駅と埼玉県大宮の鉄道博物館で発売。日本ではフジテレビが版権を持つイギリスのテレビアニメ「チャギントン」がテーマの駅弁。東京駅の名駅弁「チキン弁当」と同じような構造を持つバスケット型の紙箱には左から、アニメの機関車型キャラクター「ブルースター」「ウィルソン」「ココ」の顔が描かれる。
中身は白御飯に鶏と卵のそぼろと、キャラクターを描いた海苔を載せ、うぐいす豆を添えるトレーと、鶏肉海苔巻の串、鶏唐揚、グラタン、りんごゼリー、スパゲティ、さつまいも、玉子焼などを詰めるトレーのセット。外観も中身も楽しくした鶏飯駅弁。東京駅で売るので当然、調製元はチキン弁当のNRE大増かと思ったら、水戸駅の駅弁屋であるしまだフーズで驚いた。水戸駅では売られない模様。期間限定とはされなかったが、8月までの販売か。
※2019年8月補訂:終売を追記2017(平成29)年10月14日から、東京、新宿、上野、大宮の各駅と鉄道博物館で2万個を販売。JR東日本の子会社の広告代理店と出版社が、2015(平成27)年12月から展開するキャラクターのお弁当。東京駅弁「ポケモン弁当」の最近5年間くらいの姿と同じような、レモンイエロー色のきんちゃく袋には、そのキャラクターがたくさん描かれる。
バスケット型の発泡材トレーに収まる中身は、わかめふりかけ、赤かぶ青菜ふりかけ、ツナマヨ茶飯で3個のミニ三角おにぎりと、鶏唐揚、ポテトフライ、サツマイモ、ポテトサラダ、ブロッコリー、カニカマの玉子巻き、りんご煮を少しずつ詰めたお子様ランチ。2018(平成30)年限りで終売か。
とれたんずは、JR東日本の鉄道車両の前面形状に、目と鼻と口とパンタグラフ風のツノを付けたキャラクター。最初は東北新幹線E5系電車「E5はやぶさくん」、秋田新幹線E6系電車「E6こまちちゃん」、北陸新幹線E7系電車「E7系かがやきくん」、電気・軌道総合試験車「Dr.イーストアイ」の4種でデビュー、後に山形新幹線E3系電車「E3つばさくん」や特急や山手線を追加している。JR東日本の駅の売店ではどこでも、そのキャラクターグッズに出会える。どれだけ知られているか、売れているかは、よくわからない。
※2019年6月補訂:終売を追記JR東日本のイベント「ウルトラマンスタンプラリー」の実施に合わせて、その実施期間である2016(平成28)年1月12日から2月26日までに、東京、新宿、品川、上野の各駅で1.5万個を販売。中身は日の丸御飯に焼鮭、かまぼこ、玉子焼と、昆布巻、シイタケやインゲンなどの煮物、とんかつ、ひじき煮、きんぴらごぼう、大根桜漬など。
そんな中身は、古風なタイプの幕の内駅弁で、かつて東京駅で「駅弁の日記念弁当」などの名で売られた記念駅弁と、だいたい同じ。掛紙と、3種類のうちひとつがついてくる添付のめんこに、怪獣絵師の開田裕治が描いた、ウルトラマンシリーズのイラストが使われた。
2015(平成27)年8月までに発売か。JR東日本リテールの東京駅、上野駅、大宮駅、品川駅、蒲田駅の弁当売店「膳まい」と、東京駅構内の土産物店「東京百貨」での販売。これらの売店で取り扱われる新幹線容器の駅弁と同じ構造をした、プラ製の折り畳み式容器には、サンリオのキャラクター「ぐでたま」が、鉄道の制帽や旅先で食べる表現を取り入れて描かれる。
中身はケチャップライスにハンバーグ、鶏唐揚、ポテトフライ、卵とじ、ゆで卵スライス風、ブロッコリー、ポテトサラダ、ミックスベジタブルを載せたもの。これもキャラクター仕様か、見た目の半分をタマゴが占め、そのために食べた感じはガッチリ冷凍食品というものでもなし。2018年までの販売か。
調製元は成田空港の機内食調製業者で、販売元は駅弁大会などの百貨店催事業者。駅弁催事業者の社名を駅売りの弁当で見たのは初めてで、今後にスーパーやデパートの駅弁催事で売ることを視野に入れているのだろうか。
※2019年8月補訂:終売を追記2012(平成24)年12月28日に東京駅の売店「東京百貨」でデビューか。ウルトラマンが必殺技であるスペシウム光線を放つ時の姿を描いたパッケージに、その姿をデフォルメしたプラ容器を収める。中身はチキンライスにオムレツ、ハンバーグ、鶏唐揚、スパゲティ、ミックスベジタブルを添える、冷凍食品を多用した感じのお子様ランチ。この容器で千円を切るのは、キャラクター駅弁としては安価。2015年までの販売か。
東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で2013(平成25)年3月18日から27日まで開催された「交通系ICカード全国相互利用開始記念駅弁大会」で売られた記念弁当。JR東日本のICカード乗車券「Suica」のキャラクターであるペンギンの丸い顔で風呂敷と掛紙と容器を揃えた。
中身は東京をイメージした深川めし、東海をイメージしたみそカツ、関西をイメージしたタコ焼き、九州をイメージした明太子ごはん、Suicaのペンギンの好物とされる魚肉ソーセージ炒め、スイカ柄のロールケーキなど。この日は同じ弁当を一気に3個も食べたが、内容も分量も風味も軽い感じで、かつて「さよなら出雲記念弁当」を食べ続けた悲壮感はない。でも、kitacaの北海道はどこへ行ってしまったのだろうか。
2013(平成25)年3月20日に購入した、東京駅弁の包装。水色、緑色、桃色の3色の展開は広報どおりで、掛紙のペンギンの表情が異なるのはシークレットだった。この年の3月23日に、JR東日本の「Suica」、JR北海道「Kitaca」、関東私鉄の「PASMO」、中京エリアの「manaca」、JR東海の「TOICA」、JR西日本の「ICOCA」、福岡市地下鉄の「はやかけん」、西日本鉄道の「nimoca」、JR九州の「SUGOCA」と関西地区の「PiTaPa」で、ICカード乗車券の相互利用が始まった。PiTaPaを除く9種では電子マネーの相互利用もOK。
2013(平成25)年3月20日に購入した、東京駅弁の包装。3色とも中身はまったく同じ。風呂敷も単なる色違いではなく、キャラクターの位置や大きさや表情を変えていた。
JR東日本のICカード乗車券「Suica(スイカ)」の運用開始10周年を記念し、2011(平成23)年11月18日から東京、品川、新宿、上野、大宮の各駅で数量限定にて販売した記念駅弁。ふたにそのICカードと同じ絵柄を印刷した発泡材製の長方形の容器を、JR東日本の緑色とイメージキャラクターの顔で作ったきんちゃく袋に詰める。中身は白御飯にキャラクターの顔を印刷した海苔を載せ、鶏唐揚、豆サラダ、魚肉ソーセージ、ニンジンやタケノコなどの煮物、かぼちゃコロッケ、ひじき煮などを添えるもの。
弁当ととらえれば容器も中身もしょぼい感じだが、記念駅弁、キャラクター駅弁ととらえれば楽しい内容。ビニールタイプのきんちゃく袋にも様々な表情の丸顔を描く様は、駅弁趣味者として記録と手元に残しておく必要がある。実際に発売がネット上で告知ないし紹介されると話題になり、売り切れが早くなかなか買えなかった模様。
Suicaは2001(平成13)年11月18日の登場当初、国有鉄道の地図記号で地球儀あるいはスイカを描いたシンボルマークが前面に出ており、ペンギンはTVCMでのおじさんの被り物でしかなかった。しかしキャラクターのペンギンが人気だと気が付いたJR東日本が、その後のイメージ展開を素早く差し替えた。2003年に旧カードの全数交換を伴う電子マネーへの対応も含め、旧国鉄のような年度予算と入札制度と議会にしばられる公有や公営の鉄道事業者ではとてもできない、柔軟な商業対応だと思う。
カプコンのWii及びプレイステーション3向けアクションゲーム「戦国BASARA3」の駅弁企画第二弾として、2011(平成23)年11月3日から23日まで東京、品川、新宿、上野、大宮の各駅で販売。その期間内で第1弾として「松永久秀/徳川家康/石田三成弁当」が3日から9日まで、第2弾として「片倉小十郎/伊達政宗弁当」が10日から16日まで、第3弾としてこの「猿飛佐助/真田幸村弁当」が17日から23日まで、掛紙と容器と中身を変えて販売されている。
黒色と金色で二段重ねの容器を、猿飛佐助と真田幸村だというキャラクターを描いたボール紙の枠にはめる。中身は下段がごはんで玉子そぼろ御飯にタクワンとカンピョウの細巻きが各3本、上段がおかずでマイタケ天、鶏つくね、マス柚庵焼、きんぴらごぼう、カボチャやフキなどの煮物、かまぼこ、生姜甘酢、よもぎ団子串など。これは渋い幕の内タイプ駅弁。
今回の駅弁大会では、前月発売の戦国BASARA弁当が早くも復刻販売、しかも週替わりの3種類すべてが雁首を揃えるという、3週続けて買ったコレクターを嘲笑う仕打ちをしてくれていた。
カプコンのWii及びプレイステーション3向けアクションゲーム「戦国BASARA3」の駅弁企画第二弾として、2011(平成23)年11月3日から23日まで東京、品川、新宿、上野、大宮の各駅で販売。その期間内で第1弾としてこの「松永久秀/徳川家康/石田三成弁当」が3日から9日まで、第2弾として「片倉小十郎/伊達政宗弁当」が10日から16日まで、第3弾として「猿飛佐助/真田幸村弁当」が17日から23日まで、掛紙と容器と中身を変えて販売されている。
黒塗りで正方形の容器に、松永久秀と徳川家康と石田三成ということになっているゲームのキャラクターを描いた掛紙を巻く。中身は五目御飯と栗おこわ、ニンジンやサトイモなどの煮物、鶏肉味噌焼と玉子焼、締めサバと京漬物、そばの実となめこの和え物に草もちなど。松永久秀のゆかりの地である京都府と、家康と三成が戦った関ヶ原をイメージした料理を盛りこんだという。過去にここや仙台や米沢などで出た戦国武将弁当のような、総花的で多種多量な内容だった。
カプコンのWii及びプレイステーション3向けアクションゲーム「戦国BASARA3」の発売と同シリーズの5周年を記念して、2010(平成22)年8月16日から9月12日まで週替わりで各1,059個ずつが東京、上野、新宿、大宮の各駅で販売されたタイアップ駅弁。
真っ黒な長方形の容器に、そのゲームソフトにおける上杉謙信と前田慶次の姿を印刷した掛紙を巻く。中身はちらし寿司、白飯と茶飯の俵飯、有頭海老、ホタテ風味フライ、ししとう、おみ漬、笹団子、玉こんにゃく、サトイモやニンジンなどの煮物、切昆布煮など。上杉謙信の新潟県と前田慶次の山形県をイメージしたのだそうな。こちらはゲームにも戦国史にもうといので、食べ合わせとしては脈絡がないとか、朝食にはちょっと重いかなという感想。
なお、これは第3弾で、第1弾は徳川家康と石田三成、第2弾は真田幸村と猿飛佐助、第4弾は伊達政宗と片倉小十郎であった模様。中身もそれぞれの武将の土地にちなんでいたそうな。このゲームソフトをきっかけに日本の戦国時代や歴史に興味を持ち始めた人が少なくないという。
2010(平成22)年4月1日に東京、新宿、品川、上野、大宮のNRE駅弁売店と鉄道博物館内で発売。青い壷型の陶器を、キャラクターや駅弁の名前を描いたボール紙の箱に詰める形態、色や絵柄の違いを除き、下記の黄色い駅弁と同じであるから、その駅弁の後継版だろうか。
タコライスと一言で語られる中身は、白御飯の上にキャベツ煮を敷いて、挽肉炒めや野菜のトマト煮をかけて、チーズとニンジンを置くもの。今回のキャラクターは2002年に映画で登場したエイリアンで、2009年10月からは日本のテレビアニメにもなったものだそうな。年内に終売か。
※2015年10月補訂:終売を追記2009(平成21)年12月11日に東京、新宿、品川、上野、大宮のNRE駅弁売店と鉄道博物館内で発売。黄色い壷型の陶器を、キャラクターや駅弁の名前を描いたボール紙の箱に詰める。中身はキャロットピラフに鶏肉のはちみつ照焼、クマ顔型のポテトフライ、スクランブルエッグ、トマト煮、ニンジンの形をしたかまぼこ、星型人参コンソメ煮。
このクマのキャラクターが好きな食材を詰めた感じ。分量はとても少ないが、この内容で常温なのに生きる味はさすがだし、このキャラクターも活躍するテーマパークへの乗換駅で販売されていることに大きな意義がある。舞浜駅でも場内でも売れば、もっと全国的な話題になるのではと思うが、さすがにそうはいかないのかも。これも半年ほどで終売か。
※2015年10月補訂:終売を追記2008(平成20)年11月までに発売したと思われる、駅弁では初めて見たパーツ組み立て式ハンバーガー。販売箇所は東京駅と上野駅の「膳まい」だろうか。2003年に登場したサンエックス株式会社のキャラクター「リラックマ」を大きく描いた、ボール紙製で大きめな正方形の専用容器を使用、これをやはりこのキャラクターの顔で結んだ太いゴムの帯で留める。
透明なふたが付いた黒いプラ製トレーに収まる中身は、バンズの上下が1組と、ハンバーグ1個、鶏照焼3切れ、鶏唐揚2個、スパゲティとフライドポテト3個、トマトケチャップとマスタード。肉類の分量はけっこうあり、これらを組み合わせてハンバーガーを作ってもよし、すべて挟み込んでスペシャルバーガーをこしらえてもよし、単品で食べてもよし。そんな高カロリーで健康に悪そうな内容がどうであれ、このキャラクターを知らない人はまず買わないであろう、知っている人は買わずにはいられない商品だと思う。ゴムバンドを弁当箱用などに流用してもよし。2009年のうちに終売か。
※2015年10月補訂:終売を追記2009(平成21)年4月に発売か。平たく言えば3切れしか入っていない太巻寿司であるが、酢飯に青のりを混入し、カツ1本にチーズ2本を巻くことで掛紙に描かれるキャラクターを模し、カップ入りゼリーと紅生姜を添えてプラ製の惣菜容器に詰めて、掛紙で巻いているもの。見た目も味もとっても楽しい感じ。該当のテーマパークへの乗換駅で売られることで、駅弁への注目をより集める役回りを演じてくれる。年内に終売か。
※2015年10月補訂:終売を追記2008(平成20)年12月15日に発売。ネズミの男女のキャラクターを描いたり模したボール紙の容器を使用、その中にはキャラクターのシールとその台紙が入っている。プラ製トレーに収めた中身は、ケチャップライスにミートボール、チキンナゲット、コーンサラダ、ブロッコリーなどで、もものゼリーを別添。見るからにお子様弁当で、キャラクターを買って楽しむ駅弁。通常のNRE駅弁の販売駅と異なり、これは東京駅と新幹線車内販売と鉄道博物館で売られている模様。なお、京葉線舞浜駅前のテーマパークは弁当の持ち込みを禁止している。半年ほどで終売か。
※2015年10月補訂:終売を追記2004(平成16)年7月から12月まで販売された、サンリオのキャラクター「ハローキティ」30周年記念駅弁。キティ柄の円形三段重ねプラ容器を、やはりキティ柄の紙箱に収める。中身は下段がキティ顔のいなりずしに玉子とコーンとブロッコリーとニンジン、中段にエビフライとスパゲティと星形のニンジンやコロッケなど、上段にオレンジと飴とミニゼリーなど。キティ顔のプラ製フォークも付いてくる、中身ではなく容器を買う駅弁。購入時で販売期間は過ぎていたが、なぜか取り扱いがあった。2005年内には終売か。
※2015年10月補訂:終売を追記東京駅の子供向け駅弁。JR東日本の各新幹線車両のキャラクターを掲載した紙箱の中にトレーを入れる。中身はオムライスにハンバーグ・エビフライ・コロッケ・ウインナー・鶏唐揚・ポテトフライなどが入り、デザートはミニゼリー。かわいらしいフォークやキャラクターのステッカーが入っているその名や姿とは裏腹に、ピクルスが入っているなど分量も品質も価格も実は大人向けである。2005年頃までの販売か。
※2015年10月補訂:終売を追記