banner 汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車
 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

2003(平成15)年の駅弁に関するニュースを、ここに記録します。

三角駅弁のおさふねが駅弁から事実上の撤退(2003.12)

三角駅弁「鯛の姿すし」

熊本県のJR三角線三角駅で駅弁を販売するおさふねが、2003(平成15)年8月で駅弁から事実上撤退した模様。健康上の理由と案内されている。2004(平成16)年1月の時点で、駅弁の予約による販売と駅弁大会への出品は続けている模様。
(参考:2004年1月3日駅弁資料館談話室)


新潟駅で期間限定の駅弁「食の陣特製弁当」発売(2003.12)

新潟県新潟市が2003(平成15)年12月から2004(平成16)年3月まで実施する観光キャンペーン「にいがた冬食の陣」に合わせて、新潟駅で12月20日(土)から3月31日(水)まで、期間限定の駅弁「食の陣特製弁当」(1,350円)が販売される。中身は新潟の素材にこだわったもの。調製元は駅弁屋でもJR子会社でもなく、地元のホテル「万代シルバー」とのこと。
(参考:2003年12月22日駅弁資料館談話室など)

久留米駅の駅弁業者が鳥栖駅弁の業者に吸収(2003.12)

久留米駅弁「香草物語」

福岡県のJR鹿児島本線久留米駅で駅弁を販売する久留米鉄道構内営業有限会社(久留米中央軒)が、2003(平成15)年11月30日(日)限りで、駅弁工場を佐賀県のJR鹿児島本線鳥栖駅で駅弁を販売する中央軒に譲渡した模様。久留米駅の駅弁は「愛菜べんとう」と「香草物語」を除いて終売、久留米駅には中央軒の売店が建ち、鳥栖駅の駅弁が販売されている。
(参考:2003年12月21日駅弁資料館談話室など)


仙台駅弁2種の容器を専門学校生がデザイン(2003.12)

仙台駅弁「とりめし」

宮城県のJR東北本線仙台駅など東北地方各地で駅弁を販売する伯養軒は、2003(平成15)年12月20日(土)に仙台駅の駅弁「とりめし」と「牛舌(たん)づつみ」のパッケージを、仙台市宮城野区の専門学校「仙台カレッジオブデザイン」ビジュアルデザイン科の生徒がデザインしたものに変更。同科で調製元の社員が講師を勤めており、授業で製作した作品を社内投票で選択し製品化したもの。
(参考:2003年12月20日河北新報)


札幌駅で一日8個限定の駅弁「天然寒ブリカマ弁当」発売(2003.11)

北海道のJR函館本線札幌駅で駅弁を販売する札幌駅立売商会は、2003(平成15)年12月12日(金)に、新作の駅弁「天然寒ブリカマ弁当」(880円)を発売。駅弁の名前のとおり、内容は御飯の上に天然寒ブリのカマがひとつ載るもの。一日8個の販売で、予約は不可とのこと。
(参考:2003年12月16日駅弁資料館談話室と札幌駅立売商会公式サイト)

横浜駅に季節限定駅弁冬版「おべんとう冬」初登場(2003.12)

横浜駅弁「おべんとう冬」

神奈川県のJR東海道本線横浜駅などで駅弁を販売する崎陽軒は、2003(平成15)年12月1日から翌2004(平成16)年1月31日まで、季節限定の駅弁「おべんとう冬」(580円)を発売。春と夏と秋の発売はあったが、冬のものは初めて。中身は雪と正月のおせち料理をイメージしたもの。
(参考:2003年12月閲覧の崎陽軒公式サイト)


テレビの旅番組で登場の幻の駅弁が三週間で本当に幻に(2003.12)

2003(平成15)年11月26日(水)にテレビ東京で放送されたテレビ番組「いい旅夢気分」で、地元の食堂の持帰り釜飯「子持ち鮎釜めし」「きのこ釜めし」が、静岡県のJR飯田線上市場駅の駅弁として紹介された。しかし調製元のあい川が食堂を閉じることになり、12月17日(水)限りで発売終了となった。
(参考:2003年12月6日駅弁資料館談話室)

長野原草津口駅の駅弁販売状況(2003.12)

長野原草津口駅弁「砦の釜めし」

過去に時刻表上で駅弁販売駅とされたことがないと思われる、群馬県のJR吾妻線長野原草津口駅に駅弁があるという。岩井洞が駅舎内の自社売店で発売する「砦の釜めし」(900円)がそれ。各地の釜飯駅弁と同じく、茶飯の上に鶏や栗や椎茸や筍などを載せ、釜型陶製容器に入れて掛紙をかけるもの。
(参考:2003年12月3日駅弁資料館談話室)


新津駅で地元の中学生が自作の駅弁を販売(2003.12)

2003(平成15)年12月6日(土)、新潟県のJR信越本線新津駅で橋上駅舎の完成を祝い、新津第一中学校の生徒がオリジナル駅弁50個を販売した。全校生徒によるコメ作り体験で苗から育て収穫した、減農薬コシヒカリ840kgを使用、生徒自ら中身や掛紙をデザインした。
(参考:2003年12月2日新潟日報)

二戸駅で新作の駅弁「北の勇将『九戸政実弁当』戦国の穣り」発売(2003.11)

宮城県のJR東北本線仙台駅など東北地方各地で駅弁を販売する伯養軒は、2003(平成15)年12月1日に新作の駅弁「北の勇将『九戸政実弁当』戦国の穣り」(1,100円)を、二戸駅の物産館と盛岡駅で発売。10月に発売した「蔵しっくかしわ飯」と同じく、調製元と二戸市の「楽しく美しいまちづくり推進委員会」との共同開発。
(参考:2003年11月25日岩手日報)

札幌駅で冬季限定の駅弁「冬の天然寒ブリご出世弁当」発売(2003.11)

札幌駅弁「冬の天然寒ブリご出世弁当」

北海道のJR函館本線札幌駅で駅弁を販売する札幌駅立売商会は、2003(平成15)年12月1日に冬季限定の駅弁「冬の天然寒ブリご出世弁当」(880円)を発売。瀬棚の天然寒ブリ、サロマ湖のカキ、日高のホド芋など、北海道産の食材で構成。翌2004(平成16)年2月29日(日)まで、一日250個を販売。
(参考:2003年11月23日駅弁資料館談話室と札幌駅立売商会公式サイト)


米沢駅で「焼肉弁当バカ一代」など新作牛肉駅弁3種類を発売(2003.11)

米沢駅弁「Wで旨いカルビ丼」

山形県のJR奥羽本線米沢駅で駅弁を販売する松川弁当店は、2003(平成15)年秋に新作の駅弁「焼肉弁当バカ一代」「Wで旨いカルビ丼」「牛肉弁当」(各1,000円)を発売。前2者は丸い加熱機能付き容器の牛飯駅弁で、後者は従来の牛棒飯駅弁「牛めし」に松茸を加えたもの。今シーズンの各地の駅弁大会に投入されるものと思われる。
(参考:2003年11月23日駅弁資料館談話室と松川弁当店公式サイト)


横浜駅で人気の駅弁「シウマイ弁当」がリニューアル(2003.11)

神奈川県のJR東海道本線横浜駅などで駅弁を販売する崎陽軒は、2003(平成15)年11月1日に「シウマイ御弁當(シウマイ弁当)」(710円)をリニューアル。1954(昭和29)年4月の発売以来、今回で11回目のリニューアル。といっても蓮根を玉子焼に変更しただけだが、これで幕の内駅弁で三種の神器とされる「焼き魚・蒲鉾・玉子焼」が揃い、神奈川新聞で記事となった。
(参考:2003年11月23日駅弁資料館談話室と崎陽軒公式サイト)

富山駅で新作の駅弁「富山湾弁当」発売(2003.11)

富山駅弁「富山湾弁当」

富山県のJR北陸本線富山駅で駅弁を販売する源(みなもと)は、2003(平成15)年11月11日(火)に新作の駅弁「富山湾弁当」(800円)を発売。正方形の容器を四分割し、ますのすし+ぶりのすし、ズワイガニ、ホタルイカ、ぶり照焼、えびかき揚げなどを収める。
(参考:2003年11月23日駅弁資料館談話室と源公式サイト)


今治駅弁の二葉が公式サイトを開設(2003.11)

今治駅弁「瀬戸の押寿司」

愛媛県のJR予讃線今治駅で駅弁を販売する二葉が、インターネット上に公式サイトを開設。URLは「http://www4.ocn.ne.jp/~futabab/」。開設当初の内容はパンフレット程度の駅弁や駅うどんの紹介だけであったが、まめな更新でコンテンツが急速に増大中。
(参考:2003年11月19日駅弁資料館談話室)


岡山で路面電車の駅弁が期間限定で登場(2003.11)

瀬戸内海放送・山口朝日放送・愛媛朝日テレビ・広島ホームテレビの各局が共同で制作し、2003(平成15)年11月3日(月祝)に放送した特別番組「ふるさと駅弁大賞」内で、岡山代表として製作された駅弁「フルーツ王国デザート弁当」(1,050円)が、11月4日(火)から12月3日(水)まで、一日20個を岡山電気軌道岡山駅前電停で販売。製作及び調製は、岡山駅弁の三好野本店。
(参考:2003年11月15日閲覧の番組公式サイト等)

廃線間近の可部線三段峡駅で2日間だけ駅弁を販売(2003.11)

同上「ふるさと駅弁大賞」内で広島代表として製作された駅弁「可部線あき浪漫弁当」(1,050円)が、2003(平成15)年11月7日(金)と8日(土)の2日間だけ、同年11月30日限りで廃止の可部線三段峡駅で販売された。広島駅では11月4日(火)から30日(日)までの販売。
(参考:2003年11月15日閲覧の番組公式サイト等)

テレビ番組の企画による新作の駅弁が他にも3種類登場(2003.11)

新山口駅弁「鉄道伝説」

同上「ふるさと駅弁大賞」内で製作された、香川代表「さぬきのおごっつぉ鬼の金棒」(1,050円)が高松駅で、愛媛代表「愛媛の洋風炊き込み御飯・みかんパエリア」(1,050円)が松山駅で、山口代表「新山口駅弁〜鉄道伝説」(1,050円)が新山口駅で、それぞれ2003(平成15)年11月4日(火)に発売。
(参考:2003年11月15日閲覧の番組公式サイト等)


新潟県内初の日本酒付き駅弁を新潟駅で発売(2003.11)

新潟駅弁「酒楽弁当」

新潟県のJR信越本線新潟駅で駅弁を販売する新発田三新軒は、2003(平成15)年12月6日(土)に新作の駅弁「酒楽(しゅらく)弁当」(1,250円)を、新潟駅と上越新幹線車内で発売。調製元が新潟県新発田市の酒造メーカー「菊水酒造」と協力し、全国の日本酒ファンからアンケートを集め、酒に合う県産食材に新発田の地酒「ふなぐち菊水一番しぼり」100mlを付けた。
(参考:2003年11月13日新潟日報)


静内駅の駅弁が駅弁催事専用商品として復活か(2003.11)

「うにいくら黄金鮭弁当」

スーパーマーケット大手の「ダイエー」の関東地区の大型店舗で、2003(平成15)年11月8日(土)と9日(日)に実施された駅弁催事で、北海道の日高本線静内駅の駅弁を名乗る弁当4種類が、突然に出現した。「西谷辨當店」の調製で、掛紙やスリーブには日本鉄道構内営業中央会が定める駅弁マークが印字される。かつて静内駅で駅弁を販売し、現在は駅で立ち食いそば店を営業する「西谷弁当店」とは、社名の漢字と電話番号が2番異なる。
(参考:2003年11月9日の実見)


直江津駅で新作の駅弁「日本海浜やきめし」発売(2003.11)

直江津駅弁「日本海浜やきめし」

新潟県のJR信越本線直江津駅で駅弁を販売するホテルセンチュリーイカヤは、2003(平成15)年10月13日(月祝)に新作の駅弁「日本海浜やきめし」(950円)を発売。海鮮スープで炊いた御飯の上にタコ・イカ・カニ・貝などが載るもの。発売日には信越本線の長岡駅〜直江津駅で、34年ぶりのSL列車「SLえちご日本海号」が走った。
(参考:2003年11月8日駅弁資料館談話室)


松江駅で「出雲おくにのかしわめし」など新作駅弁2種類を発売(2003.11)

松江駅弁「出雲おくにのかしわめし」

島根県のJR山陰本線松江駅で駅弁を販売する一文字家は、2003(平成15)年10月1日(水)に新作の駅弁2種類を発売。「出雲おくにのかしわめし」(950円)は、島根県産の食材のみを用いた鶏飯駅弁。「大和しじみのもぐり寿し」(850円)は、同じ名前で既存の駅弁の別バージョン。
(参考:2003年11月8日駅弁資料館談話室)


「じゃらん北海道発」とのタイアップで8種類の期間限定駅弁を発売(2003.11)

札幌駅弁「桜ます押し寿司」

リクルートが北海道内で発行する月刊旅行情報誌「じゃらん北海道発」2003年10月号が、今年も駅弁業者とタイアップして、北海道内の8駅で各1種類の「新・ローカル駅弁」を用意。札幌駅「桜ます押し寿司」(1,000円)、小樽駅「おたる海の輝き」(1,250円)、留萌駅「にしん親子めし」(890円)、深川駅「すずらん号弁当」(870円)、名寄駅「牡蠣帆立弁当」(940円)、苫小牧駅「秋味覚弁当」(800円)、登別駅「のぼりべつ洋寿し」(650円)、函館駅「とん唐釜めし」(900円)の8種類が、2003(平成15)年9月20日(土)から12月19日(金)まで販売される。
(参考:2003年11月8日駅弁資料館談話室)


札幌駅弁の札幌駅立売商会が公式サイトを開設(2003.11)

札幌駅弁「石狩鮭めし」

北海道のJR函館本線札幌駅で駅弁を販売する札幌駅立売商会が、2003(平成15)年11月までにインターネット上に公式サイトを開設していた。公式サイトを持たない最大手の駅弁業者と言われていた。手作り感あふれる内容で、URLは「http://www.ekiben.to/」。最新情報がページの片隅にこっそり埋め込まれていることも。
(参考:2003年11月6日駅弁資料館談話室)


テレビ朝日系列「タモリ倶楽部」に松阪駅弁の歌が登場(2003.11)

三重県のJR紀勢本線松阪駅で駅弁を販売する新竹商店が、2002(平成14)年9月に新作駅弁の販売促進向けに製作販売した曲「カントリー」が、関東地区では2003(平成15)年10月24日(金)に放送された、テレビ朝日の深夜番組「タモリ倶楽部」の「マイナーキャンペーンソング大賞」で取り上げられた。ここで大賞を獲得した日本ブレイク工業の社歌はネット上で爆発的に広まり、12月にCD化されオリコンデイリーチャートで7位を獲得。
(参考:2003年11月3日駅弁資料館談話室等)

新庄駅で山形駅の駅弁を発売(2003.10)

2003(平成15)年9月発売の、JR時刻表2003年11月号によると、山形県のJR奥羽本線新庄駅で山形駅の駅弁が販売されることになった模様。新庄駅の駅弁は、1999(平成11)年12月の山形新幹線の延伸開業時以来、久々の復活。ただし駅弁の販売は、正午頃の限られた時間帯だけの模様。
(参考:2003年10月28日駅弁資料館談話室)

日田駅弁の三咲屋が駅弁から撤退(2003.10)

日田駅弁「鮎すし」

大分県のJR久大本線日田駅で駅弁を販売する三咲屋が、2003(平成15)年9月30日(火)限りで駅弁から撤退した模様。その後、日田駅前の料理店「寶屋」が、日田駅のキヨスクで3種の弁当の販売を開始した模様。
(参考:2003年10月25日駅弁資料館談話室等)


鉄道ジャーナル2003年12月号で駅弁特集(2003.10)

2003(平成15)年10月21日(火)発売の、鉄道ジャーナル社発行の月刊誌「鉄道ジャーナル」2003年12月号は、特集「鉄道旅行の〔食〕事情」。分量のある駅弁特集で、内容は著名牛肉駅弁の食べ比べや、駅弁業界や駅弁業者への取材記事など。
(参考:雑誌の実物)

新潟駅で新作の駅弁「磐越SL弁当」発売(2003.10)

新潟駅弁「磐越SL弁当」

新潟県のJR信越本線新潟駅で駅弁を販売する新潟三新軒は、2003(平成15)年の秋に新作の駅弁「磐越SL弁当」(1,200円)を発売。黒いSL型の陶製容器を使用、中身はのり御飯の上に数の子やにしんや帆立などの具を載せるもの。各地の駅弁大会に出品される見込み。
(参考:2003年10月19日駅弁資料館談話室及び駅弁屋公式サイト)


かつての津山駅の駅弁が観光センターで健在(2003.10)

2002(平成14)年9月の調製元の火災により失われた、岡山県のJR姫新線津山駅の駅弁「しいたけ弁当」が、津山市観光協会が運営する観光案内所「津山観光センター」内にある、以前の駅弁業者である吉野館が運営する食堂で存続しているという。
(参考:2003年10月19日駅弁資料館談話室)

高知駅で新作の駅弁「ジローと柚子のよさ恋寿司」発売(2003.10)

高知県のJR土讃線高知駅で駅弁を販売する安藤商店は、2003(平成15)年10月16日に新作の駅弁「ジローと柚子のよさ恋寿司」(950円)を発売。柚子酢のちらし酢飯の上に、高知県の地鶏「土佐ジロー」を用いたつくねなどを載せて、荷札風の掛紙をつける。
(参考:2003年10月18日駅弁資料館談話室)

小倉駅で加熱機能付き新作駅弁2種類を発売(2003.10)

福岡県のJR鹿児島本線小倉駅などで駅弁を販売する北九州駅弁当は、2003(平成15)年10月14日(火)の鉄道の日に、新作の駅弁「伝統継承の味あなご蒸し寿司」(1,200円)と「あっちっち無法松」(1,000円)を発売。いずれも加熱機能付き容器を使用、酢飯の上に、前者は切り穴子と刻み穴子等を載せて昭和初期の蒸し売り駅弁を再現し、後者は「無法松べんとう」の具を載せる。
(参考:2003年10月16日駅弁資料館談話室及び駅弁屋公式サイト)

和歌山駅の駅弁屋が紀勢本線電化25周年の記念弁当を販売(2003.10)

和歌山県のJR紀勢本線和歌山駅で駅弁を販売する水了軒(和歌山水了軒)は、2003(平成15)年10月12日(日)に「紀勢本線電化25周年記念弁当」(1,000円)を販売。紀勢本線の新宮駅〜和歌山駅の電化開業25周年を記念して、天王寺駅〜新宮駅で運転されたリバイバル急行列車「きのくに」の車内で販売されたもので、和歌山の食材25種を詰めた豪華駅弁だったとか。
(参考:2003年10月15日駅弁資料館談話室)

日本テレビ系列「スーパーテレビ」で駅弁特集(2003.10)

2003(平成15)年10月13日(月祝)に日本テレビ系列で放送されたテレビ番組「スーパーテレビ」は、特集「秋を味わう絶品駅弁超豪華列車の旅」。日本全国の人気駅弁や、東京駅の3,800円駅弁の登場の舞台裏に、豪華寝台特急列車の食堂車の厨房などを紹介した。
(参考:2003年10月13日放送の同番組)

松阪駅で新作の駅弁「モー太郎寿司」発売(2003.10)

松阪駅弁「モー太郎寿司」

三重県のJR紀勢本線松阪駅で駅弁を販売する新竹商店は、2003(平成15)年10月9日(木)に新作の駅弁「黒毛和牛モー太郎寿司」を発売。明治時代の駅員を模した調製元のキャラクター「モー太郎」をパッケージに描いてシールを封入、中身は黒毛和牛のしぐれ巻寿司。発売日にはデビューイベントを実施した。
(参考:2003年10月9日駅弁資料館談話室及び調製元公式サイト)


日経ホーム出版社「日経おとなのOFF」2003年11月号で駅弁特集(2003.10)

2003(平成15)年10月6日(月)発売の日経ホーム出版社「日経おとなのOFF」2003年11月号の、第二特集「グルメの秋を彩る「老舗駅弁」の旅」で駅弁特集。全国各地の老舗駅弁に、立ち売りの風景を紹介した。
(参考:2003年10月9日駅弁資料館談話室と雑誌の実物)

東海テレビ「ぴーかんテレビ 元気がいいね!」で駅弁特集(2003.10)

2003(平成15)年10月7日(火)に東海テレビが放送したテレビ番組「ぴーかんテレビ 元気がいいね!」は、特集1「厳選!秋の味覚満載 お弁当最前線」で駅弁特集。ウェブサイト「駅弁資料館」館長のおすすめ駅弁7種や、松阪駅の牛肉駅弁が紹介された模様。
(参考:2003年10月閲覧の番組公式サイト)

二戸駅に新たな駅弁「蔵しっくかしわ飯」誕生(2003.10)

二戸駅弁「蔵しっくかしわ飯」

宮城県のJR東北本線仙台駅など東北地方各地で駅弁を販売する伯養軒は、2003(平成15)年10月2日(木)に新作の駅弁「蔵しっくかしわ飯」(800円)を二戸駅の物産館と盛岡駅で発売。二戸駅にも名物駅弁をと、地元の街づくり班と伯養軒が共同で開発したもので、地元業者のみちのく赤鶏、酒粕、五穀こんにゃくなどを使用した鶏飯駅弁。なお、二戸駅でも取り扱われる一戸駅の駅弁「ロースカツ弁当」は、二戸駅のキヨスクで売られる。
(参考:2003年10月7日駅弁資料館談話室など)


東京駅で3,800円の高額駅弁「極附弁当」発売(2003.10)

東京駅弁「極附弁当」

東京駅や上野駅など首都圏の主要駅で駅弁を販売する日本レストランエンタプライズ(NRE)は、2003(平成15)年10月3日(金)に新作の駅弁「極附(きわめつき)弁当」(3,800円)を発売。同年6月にNREが買収した幕の内弁当の老舗「日本ばし大増」の協力のもと、経木の二段容器にこだわりの食材を満載した。一日30個(後に70個に増産)を東京駅で販売するほか、事前の予約によりJR東日本の新幹線の指定席へ配達するサービスがある。
(参考:2003年10月5日駅弁資料館談話室及び調製元の公式サイト)


東海道新幹線品川駅開業でJRCPが品川駅へ進出(2003.10)

品川駅弁「貝づくし」

東海道新幹線の主要駅や列車内で弁当などを販売するJR東海パッセンジャーズ(JRCP)は、2003(平成15)年10月1日(水)に新幹線品川駅での弁当の販売を開始。同日の東海道新幹線品川駅の開業に伴い、新幹線改札内コンコースに売店を3箇所設置したもの。取り扱う商品は東京駅と同じだが、品川駅限定の駅弁「品川名物貝づくし」(900円)と「品川駅御弁当」の2種を発売した。東京駅と品川駅で共通する駅弁も、11種の新製品が誕生。
(参考:2003年10月頃の駅弁資料館談話室や後日の訪問など)


東海道新幹線品川駅開業でNREが駅弁売店を改装新設(2003.10)

東京駅や上野駅など首都圏の主要駅で駅弁を販売する日本レストランエンタプライズ(NRE)は、2003(平成15)年10月1日(水)の東海道新幹線品川駅開業に合わせ、品川駅で従来のそば屋兼駅弁カウンターを閉鎖し、在来線改札内の南側乗換通路脇に新たな駅弁売店を設置した。取り扱う商品は東京駅と同じで、種類はやや少なめ。
(参考:2003年10月頃の駅弁資料館談話室や後日の訪問など)

東海道新幹線品川駅開業で常盤軒が新作の駅弁3種類を発売(2003.10)

品川駅弁「山彦伝説こだま」

東京都の東海道本線品川駅で駅弁を販売する常盤軒は、2003(平成15)年10月1日(水)に新作の駅弁「山彦伝説こだま」(800円)、「鯛ちらし」(700円)、「三宝物語」(1,200円)の3種類を発売。ただし、新幹線の品川駅では常盤軒の駅弁は販売されない。
(参考:2003年10月頃の駅弁資料館談話室や後日の訪問など)


姫路・福山・徳山・新山口の各駅で「のぞみ」停車記念駅弁を発売(2003.10)

姫路駅弁「一国一城」

JRグループの2003(平成15)年10月1日(水)ダイヤ改正に伴い、姫路・福山・徳山・新山口(9月30日まで小郡)の各駅に「のぞみ」が新たに停車した。これを記念する駅弁が、同日に各駅で発売されている。姫路駅「一国一城」(1,050円)、福山駅「福山幕の内双六弁当」(1,100円)、福山駅「福山ばら寿司」(1,000円)、徳山駅「祝のぞみ号停車記念弁当」(950円)、新山口駅「希望(のぞみ)弁当」(950円)の5種。徳山駅のもののみ、1週間に限定して販売。
(参考:2003年9月24日交通新聞ニュースなど)


東海道・山陽新幹線の車内売店「サービスコーナー」営業終了か(2003.10)

2003(平成15)年10月1日(水)の東海道・山陽新幹線ダイヤ改正と同時に、市販の時刻表からサービスコーナーの記号と営業案内が消えた。300系電車と500系電車を使用する「ひかり」「のぞみ」で1992(平成4)年3月から営業が開始された車内売店「サービスコーナー」の営業がなくなった模様。車内販売は継続中と思われる。
(参考:2003年9月20日発売のJR時刻表2003年10月号)

横浜駅に大人の休日駅弁第2弾「大人の休日 錦秋」登場(2003.9)

横浜駅弁「大人の休日錦秋」

神奈川県の東海道本線横浜駅などで駅弁を販売する崎陽軒は、2003(平成15)年8月29日に新作の駅弁「大人の休日 錦秋」(1,300円)を発売。前年の「大人の休日よこはま弁当」に続く、横浜駅の大人の休日駅弁の第2弾で、特製シウマイを入れた秋色たっぷりの高級駅弁。一日25個を横浜駅売店などで発売する。
(参考:2003年9月20日購入の実物および駅弁屋公式サイト)


特急「懐かしの雷鳥」号で特製記念駅弁を販売(2003.9)

北陸本線ボンネット型特急電車の引退を記念して、2003(平成15)年9月20日(土)と21日(日)に大阪駅〜富山駅で運行された特急「懐かしの雷鳥」号の車内と富山駅で、「特急「懐かしの雷鳥」号特製記念弁当」(1,050円)が販売された。調製は大阪駅弁の水了軒と富山駅弁の源。
(参考:2003年9月22日駅弁資料館談話室)

KKベストセラーズ「別冊一個人」で駅弁特集(2003.10)

2003(平成15)年9月発売のKKベストセラーズ「別冊一個人 のんびり列車の旅」(定価本体762円)が、21ページ分の駅弁特集「魅惑の駅弁ランキング」を掲載。入江織美氏による駅弁ベスト50など、全国の駅弁をカラー写真で紹介。ただし、鉄道を中心に内容の誤りが多数見られる。
(参考:書籍の実物)

四国の車内販売が2003年9月限りで全廃(2003.9)

JR四国の特急列車の車内販売が、2003(平成15)年9月30日(火)限りですべて廃止される。四国内の駅弁業者の出資により1961(昭和36)年に設立した車内販売会社「四鉄構内営業」が、営業不振により解散するため。列車内で駅弁やおつまみなどを買えなくなる。その代わりにJR四国は、年度内に車内へ飲料の自動販売機を設置する予定。
(参考:2003年9月12日愛媛新聞など新聞各紙)

仙台駅で新作の駅弁「あなごめし」発売(2003.9)

宮城県のJR東北本線仙台駅で駅弁を販売するこばやしは、2003(平成15)年9月1日(月)に新作の駅弁「あなごめし」(950円)を発売。小判型容器に宮城米ひとめぼれの御飯を敷き、宮城県金華山沖で捕れた牡鹿町水産公社推奨品の穴子を蒸焼で載せる、県産品にこだわった駅弁。「大人の休日」マーク付き。
(参考:2003年9月6日駅弁資料館談話室および駅弁屋公式サイト)

高千穂鉄道に駅弁が誕生する予定(2003.9)

高千穂駅弁「トロッコ神楽弁当」

宮崎県の高千穂鉄道に駅弁が誕生する。2003(平成15)年3月21日(金祝)に運行を開始したトロッコ列車「トロッコ神楽号」にちなみ、10月1日(水)から「トロッコ神楽弁当」(700円)を予約販売するというもの。発売に先立ち9月10日(水)から16日(火)まで、東京都の日本橋高島屋での宮崎物産展で一日100個の先行発売を実施した。竹の輪切りをそのまま容器に使う。
(参考:2003年9月1日駅弁資料館談話室および駅弁の実物)


多治見駅弁のびいどろやが駅弁から撤退か(2003.9)

岐阜県のJR中央本線多治見駅で駅弁を販売するびいどろやが、2003(平成15)年3月に駅弁から撤退した模様。多治見駅での駅弁の販売はそれ以前からなくなっており、特急「しなの」の車内販売に駅弁を積み込んでいた。駅前の食堂は営業中とのこと。 (参考:2003年9月駅弁資料館談話室など)

留萌駅に駅弁が復活(2003.09)

北海道のJR函館本線旭川駅などで駅弁を販売する旭川駅立売は、2003(平成15)年8月30日(土)に留萌本線留萌駅で「にしん親子めし」(890円)を発売。駅構内の立ち食いそば店で販売する。留萌駅での駅弁の販売は、1987(昭和62)年に古川立売商会が駅弁の販売を止めて以来16年ぶり。初日は10個を販売した。
(参考:2003年9月3日日刊留萌新聞)

静岡駅にヘルシー駅弁が誕生(2003.08)

静岡駅弁「しずおかふる里弁当」

静岡県の東海道本線静岡駅で駅弁を販売する東海軒は、2003(平成15)年8月11日(月)に新作の駅弁「しずおかふる里弁当」を発売。中身のヘルシーさをコンセプトに、毎日80個が完売しているという。
(参考:2003年8月21日交通新聞ニュースなど)


沖縄県に駅弁が初登場(2003.08)

壺川駅弁「海人がつくる壺川駅前弁当」

沖縄県の那覇市沿岸漁業協同組合壺川直売店は、2003(平成15)年8月10日(日)に「海人(うみんちゅ)がつくる壺川駅前弁当」(800円)を発売。同年1月の京王百貨店新宿店の駅弁大会で先行発売した駅弁について、その中身と価格を変更して、沖縄県で第二次大戦後初めて営業する旅客軌道交通「ゆいレール」の開業と同時に売り出したもの。壺川駅などモノレールの駅では売られず、直売店で数量を限定して注文販売する模様。
(参考:2003年9月の現地訪問)


仙台駅で期間限定のアート駅弁を販売(2003.07)

宮城県の東北本線仙台駅で駅弁を販売するこばやしは、2003(平成15)年7月25日(金)に新作の駅弁「スター駅弁★おりひめ&ひこぼし★」(1,000円)を発売。仙台七夕と仙台の街を現代アートで活性化しようというアートプロジェクト「TANABATA.org」の一環として、同社とJR東日本と美術家の間島領一氏が共同開発した、星になった織姫と彦星を食べて願い事を聞いてもらうというコンセプト駅弁。8月31日(日)までの販売。
(参考:2003年8月6日閲覧の「TANABATA.org」公式サイト)

富山駅で485系ボンネット車引退記念駅弁を販売(2003.07)

富山県のJR富山駅で、485系特急電車ボンネット型車両の引退を記念した駅弁が、2003(平成15)年9月20日(土)と21日(日)の両日に販売される予定。価格は1,050円で、特急雷鳥号をデザインした専用の掛紙をかけて限定発売される見込み。
(参考:2003年7月17日JR西日本ニュースリリース)

高崎駅で夏季限定のミニ駅弁を発売(2003.07)

群馬県のJR高崎駅などで駅弁を販売する高崎弁当は、2003(平成15)年7月20日(日)に新作の駅弁「たにがわ」(380円)を発売。同年4月に発売した同じ名前の駅弁の夏バージョンで、味噌の風味と香りでさわやかさを演出し夏バテを吹き飛ばそうと、田楽味噌やネギを添えた白身魚フライを入れた。一日35個を販売。
(参考:2003年7月20日駅弁資料館談話室・東京新聞群馬)

日本テレビ系列「おすぎとピーコの金持ちA様×貧乏B様」で駅弁特集(2003.07)

関東地方では2003(平成15)年7月15日(火)22時54分から放送された、日本テレビ系列のテレビ番組「おすぎとピーコの金持ちA様×貧乏B様」は駅弁特集。駅弁ベスト10を紹介しながら、成功した駅弁屋と倒産した駅弁屋のどこが違ったかを再現映像で比較していた。
(参考:2003年7月15日放送の同番組)

小田原駅でミニ駅弁シリーズが新発売(2003.07)

小田原駅弁「ミニ駅弁鯛めし」

神奈川県のJR東海道本線小田原駅などで駅弁を販売する東華軒は、2003(平成15)年7月にミニ駅弁シリーズ4種類を発売。「ミニ駅弁こゆるぎ」「ミニ駅弁鯛めし」「ミニ駅弁じゃこめし」が各400円、「ミニ駅弁小鯵押寿司」が420円。いずれも同じ掛紙と八角形の容器を使い、それぞれの名前に対応する小田原駅の駅弁を、中身はそのままに少量で小型にしたもの。
(参考:2003年7月15日駅弁資料館談話室・東華軒公式サイト)


銚子電鉄で駅弁を販売か(2003.07)

千葉県の銚子電気鉄道は、2003(平成15)年7月5日(土)と6日(日)に開業80周年の記念イベントを実施した。その中で特製駅弁が販売された模様。詳細は不明。
(参考:2003年7月5日毎日新聞ニュース)

仙台駅で新作の駅弁「南三陸石巻海鮮常長弁当」発売(2003.07)

仙台駅弁「南三陸石巻海鮮常長弁当」

宮城県のJR東北本線仙台駅など東北地方各地で駅弁を販売する伯養軒は、2003(平成15)年7月5日(土)に新作の駅弁「南三陸石巻海鮮常長弁当」(1,000円)を発売。宮城県石巻産業振興事務所が運営するネット上の商店街「いしのまき旬鮮市場」との共同開発で、中身に石巻産や出店者提供の食材が13品含まれるという。1日50個での発売が好評で、土休日は一日140個に増産されたとか。
(参考:2003年6月27日河北新報)


古川駅で5年ぶりに駅弁が復活(2003.06)

古川駅弁「みちのく古川まなむすめ弁当」

宮城県のJR東北本線仙台駅で駅弁を販売する日本レストランエンタプライズ(NRE)仙台調理センターは、2003(平成15)年6月に新作の駅弁「みちのく古川まなむすめ弁当」(880円)を、仙台駅に加えて古川駅でも発売。調製元がJR東日本仙台支社に要請されたもので、中身に古川や鳴子の食材を取り入れた。仙台駅の駅弁2種類も古川駅も発売する。東北新幹線と陸羽東線が接続する古川駅では、1996(平成8)年3月までに2社の駅弁屋が撤退して以来、駅弁のない駅であった。記事では駅弁が「5年ぶりに復活」したとする。
(参考:2003年6月21日河北新報)


山陰線の観光臨時列車向けに3,000円の記念弁当を販売(2003.06)

兵庫県のJR山陰本線豊岡駅などで駅弁を販売するたで川は、2003(平成15)年の7月と8月に豊岡駅〜浜坂駅で10往復が運行される観光客向け臨時快速列車「日本海夕涼み列車」の乗客向けに記念の弁当「漁り火旅情」(3,000円)を販売する。乗車日の3日前までの予約が必要で、当日に豊岡駅または城崎駅で受け渡す。
(参考:2003年6月20日JR西日本ニュースリリース)

崎陽軒の工場見学が大人気(2003.06)

神奈川県のJR東海道本線横浜駅などで駅弁を販売する崎陽軒は、横浜市都筑区の自社工場を2003(平成15)年3月にリニューアル、工場内に見学用通路を新設し、5月から毎週火土曜の午前と午後に5〜40名の範囲で工場見学を実施している。所要時間は90分。一週間前までの予約が必要で、料金は無料。シウマイの製造風景や昭和30年当時の駅販売風景などを見ることができ、約1か月先まで予約が埋まる人気ぶり。工場は第三京浜港北インター付近にあり、駅から歩いて行ける場所ではない。
(参考:2003年6月17日毎日新聞神奈川・崎陽軒公式サイト)

東京駅等で期間限定駅弁「駅弁東北味メッセ」発売(2003.06)

東京駅弁「駅弁東北味メッセ」

JR東日本の管内の駅や列車内で弁当を販売する日本レストランエンタプライズは、2003(平成15)年6月12日(木)に新作の駅弁「駅弁東北味メッセ」(1,300円)を発売。同年6〜7月のJR東日本の観光キャンペーン「東北味メッセ2003」の開催に伴うもので、東北各地の食材を弁当に詰め込む。駅弁の名前に「駅弁」が入るのは珍しい。キャンペーン期間中に、東京駅、上野駅、品川駅での駅弁の即売も実施した。8月20日(水)までの販売。
(参考:2003年6月10日駅弁資料館談話室・JR東日本公式サイト)


東京都内の中央線沿線で新作の駅弁「新宿弁當」発売(2003.06)

新宿駅弁「新宿弁當」

JR東日本の管内の駅や列車内で弁当を販売する日本レストランエンタプライズは、2003(平成15)年6月11日(水)に新作の駅弁「新宿弁當」(1,000円)を発売。中央線(中央本線)の塩山駅〜甲府駅〜韮崎駅の開業100周年を記念したもの。鶏飯の御飯に煮貝やさくら肉など、中央線沿線の食材を詰めた。新宿駅など東京都内の中央線沿線の駅弁売店で販売される模様。
(参考:2003年6月12日交通新聞ニュースと駅弁の実物)


日本レストランエンタプライズが日本ばし大増を買収(2003.6)

東京駅や上野駅など首都圏の主要駅で駅弁を販売する日本レストランエンタプライズ(NRE)は2003(平成15)年6月、東京都の料亭で惣菜業の日本ばし大増を買収した。2月にニチレイから同社の株式を取得していた。子会社の日本レストラン調理センターと合併し、社名を「NRE大増」とする。NREが首都圏で販売する駅弁などを調製する。
(参考:小林祐一・小林祐子「駅弁革命」交通新聞社(2010)など)

東京駅などでペーパークラフト付き駅弁「汽車弁」発売(2003.04)

東京駅弁「汽車弁」

JR東日本エリアの各駅で売店を運営する東日本キヨスクは、2003(平成15)年4月25日(金)から新作の駅弁「汽車弁」を発売。群馬県などで運行される蒸気機関車「D51498」の復活15周年を記念したもの。SLをモチーフにした紙箱に握り飯やおかずを詰め、ペーパークラフトを添付。東京駅などの駅弁売店で、1万個限定で販売される。
(参考:2003年5月6日交通新聞ニュースなど)


甲府駅で開業100周年記念駅弁を発売(2003.04)

山梨県のJR中央本線小淵沢駅などで駅弁を販売する丸政は、2003(平成15)年4月5日(土)に新作の駅弁「甲府駅開業100周年記念弁当」(1,200円)を甲府駅で発売。中央本線の塩山駅〜甲府駅の開業100周年を記念するイベントの一環で、ふたを引き抜くタイプの木製容器を使用した記念駅弁。6月30日(月)までの販売。
(参考:2003年5月25日などの駅弁資料館談話室)

台湾での駅弁立売の現況(2003.04)

台湾では、2003(平成15)年1月の京王百貨店新宿店での駅弁大会で大人気だった台湾鉄路管理局の駅弁とは別に、福隆駅、池上駅、貢寮駅、頭城駅、関山駅、鳳林駅の6駅で合計4社の駅弁屋による、ホーム上での駅弁の立ち売りが存在するそうだ。ひとつ50元(約180円)の弁当が一日千個も出る「オイシイ商売」も、鉄道事業者に支払う権利金の落札価格が400万元(約1,400万円)まで高騰したため、参入は事実上大手業者に限られ、駅弁の多様性の維持が危惧されているとか。
(参考:2003年4月25日発行のメールマガジン「台湾の声」)

沼津駅と三島駅で地元協賛の新作駅弁「沼津あじ寿司」発売(2003.04)

沼津駅弁「港あじ鮨」

静岡県のJR東海道本線沼津駅などで駅弁を販売する桃中軒は、2003(平成15)年4月22日(火)に新作の駅弁「沼津あじ寿司」(850円)を発売。「沼津あじ寿司」を沼津のブランド商品にするための普及活動を進めるため、2002年11月に官民合同で設立した「沼津あじ寿司のれん会」の、公認商品第1号。3種8個の創作鯵寿司に生ワサビが付く。三島駅と沼津駅の駅弁売店で販売。現物には「港あじ鮨」とある。
(参考:2003年4月18日静岡新聞地域経済ニュースなど)

長岡駅で三社共同の新作駅弁「古志のこころ」発売(2003.04)

新潟県のJR信越本線長岡駅で駅弁を販売する、長岡浩養軒、池田屋、野本弁当店の3社は、2003(平成15)年4月17日(木)に共同で新作の駅弁「古志のこころ」(1,700円)を発売。NHKの連続テレビ小説「こころ」の放送を受けて、同年1月にJR東日本新潟支社が各調製元に販売を要請したもの。一日10個程度が、新幹線乗り場の売り場でのみ発売される。
(参考:2003年4月18日新潟日報・駅弁資料館談話室)

新潟駅で新作の駅弁「朱鷺めき弁当」登場(2003.04)

新潟駅弁「朱鷺めき弁当」

新潟県のJR信越本線新潟駅で駅弁を販売する新発田三新軒は、2003(平成15)年4月17日(木)に新作の駅弁「朱鷺めき弁当」(1,000円)を発売。前年の12月に上越新幹線の列車名が「あさひ」から「とき」に変更されたことを記念し、JR東日本新潟支社などが企画したもの。佐渡米コシヒカリに一夜干しイカや笹団子など、佐渡の食材を多く使用する。
(参考:2003年4月17日時事通信・駅弁資料館談話室)


しなの鉄道がゴールデンウィーク期間中に駅弁を立ち売り(2003.04)

長野県のしなの鉄道は、2003(平成15)年4月27,29,5月3〜5日の5日間、軽井沢駅と小諸駅で駅弁の立ち売りを実施。軽井沢駅や群馬県の横川駅などで駅弁を売る荻野屋から、駅弁の立ち売りに使用する法被と木箱を借用し、社員が自らホームに立ち駅弁「峠の釜めし」を、一日合計400個を販売するもの。
(参考:2003年4月5日読売新聞ニュース)

八戸駅弁の吉田屋がSL列車運転記念で昔の幕の内駅弁を復刻(2003.04)

青森県のJR東北本線八戸駅で駅弁を販売する吉田屋は、2003(平成15)年4月1,4,5,6日の4日間限定で「SL復刻弁当」(800円)1,000個を販売。八戸線のSL列車「SLうみねこ号」の運行に合わせて、容器や掛紙や中身で昭和時代初期の駅弁を再現し販売するもの。駅弁の一部は、昔懐かしいホーム上での立ち売りで販売される。
(参考:2003年3月27日デーリー東北ウェブサイト)

札幌駅弁の札幌駅立売商会がテレビ番組とのタイアップ駅弁を発売(2003.04)

北海道のJR函館本線札幌駅で駅弁を販売する札幌駅立売商会は、2003(平成15)年4月1日(火)に新作の駅弁「のりゆきのトークDE北海春弁当」(1,090円)を発売。UHB北海道文化放送のテレビ番組「のりゆきのトークDE北海道」の視聴者のアイデアを、札幌グランドホテルの調理長と駅弁業者が共同で駅弁化。旬の北海道を二段重ねの容器に詰めて、「トーク」にかけた価格を付けた。2か月間販売する予定。
(参考:2003年3月25日毎日新聞ニュース及びUHB公式サイト)

成田駅弁の桑原が2003年3月31日限りで駅弁から撤退(2003.03)

成田駅弁「とんかつ弁当」

千葉県のJR成田線成田駅で駅弁を販売する桑原が、2003(平成15)年3月31日(月)限りで駅売店の営業を終了し駅弁から撤退。これで千葉県内でJR時刻表に掲載される駅弁屋は、千葉駅の万葉軒と安房鴨川駅の南総軒の2社のみとなった。
(参考:2003年3月29日の現地訪問など)


大館駅弁の花善が2003年3月28日に公式サイトを開設(2003.03)

大館駅弁「鶏めし」

秋田県のJR奥羽本線大館駅で駅弁を販売する花善が、2003(平成15)年3月28日にインターネット上に公式ウェブサイトを開設した。主力の駅弁「鶏めし」の紹介や、駅弁の予約や購入方法の紹介に、過去の駅弁掛紙や大館周辺の鉄道写真も掲載する。
(参考:2003年3月28日閲覧の花善公式サイト)


双葉社が駅弁300種類を紹介するムック「駅弁王」を発売(2003.03)

東京都新宿区の出版社である双葉社は、2003(平成15)年3月19日(水)にムック「駅弁王」(本体933円)を発売。トラベルジャーナリストで駅弁の女王と呼ばれる小林しのぶ氏の監修により、日本全国300種の駅弁を10のジャンルに分けてオールカラーで紹介する。
(参考:2003年3月25日閲覧の双葉社公式サイト)

仙台駅で石ノ森章太郎キャラクターの駅弁を発売(2003.03)

仙台駅弁「萬画の国まんが弁当」

宮城県のJR東北本線仙台駅で駅弁を販売するこばやし、伯養軒仙台支店、日本レストランエンタプライズ(NRE)仙台調理センターの3社は、2003(平成15)年3月22日(土)に宮城県出身の漫画家である石ノ森章太郎の作品を用いた新作の駅弁を、仙台駅で一斉に発売した。同日のJR仙石線でのラッピング電車「マンガッタンライナー」の、運行の開始に合わせたもの。

こばやしの「マンガッタンライナー弁当」(600円)は、「がんばれ!!ロボコン」を描いた容器の中に、チキンライスやソーセージなどでロボコンの姿を再現。伯養軒の「マンガッタンDEトラベルランチ」(650円)は「仮面ライダー」をイメージ。NREの「萬画の国まんが弁当」(900円)は、鳥そぼろ・海苔・チキンナゲットで「仮面ライダー1号」の顔を表現した。
(参考:2003年3月25日駅弁資料館談話室など)


鳥栖駅弁の中央軒が昭和30年代の味を再現した焼麦を発売(2003.03)

鳥栖駅弁「焼麦」

佐賀県のJR鹿児島本線鳥栖駅で駅弁を販売する中央軒は、2003(平成15)年3月6日に「焼麦(しゃおまい)」(525円)を発売。1956(昭和31)年に発売し、1990(平成2)年に長持ちする気密性容器入りにリニューアルした「焼麦(しゃおまい)」を元の姿に戻し、名物のホタテ入りシュウマイの味や食感を再現したもの。一日20〜30個が、鳥栖駅の売店と駅前の本社で販売される。
(参考:2003年3月14日毎日新聞佐賀ニュースなど)


伯養軒が北上駅限定の駅弁「きたかみ牛めし」を発売(2003.03)

北上駅弁「きたかみ牛めし」

宮城県のJR東北本線仙台駅など東北地方各地で駅弁を販売する伯養軒は、2003(平成15)年3月1日(土)に新作の駅弁「きたかみ牛めし」(900円)を、北上駅限定で発売。北上産米ひとめぼれの白御飯の上に、北上牛すき焼きを載せ、北上市名産の二子イモやアスパラガスを添えるもの。一日30〜40個を、北上駅の新幹線コンコースの店舗で販売する。
(参考:2003年3月13日毎日新聞岩手ニュース)


高知駅の駅弁業者が中央食堂から「仕出しのあんどう」に交代(2003.03)

高知駅弁「うなぎめし」

高知県のJR土讃線高知駅で駅弁を販売する中央食堂は、2003(平成15)年1月25日(土)限りで駅弁から撤退した。その翌日から高知市内の仕出し料理屋である安藤商店(仕出しのあんどう)が、日本鉄道構内営業中央会が定める駅弁マークを付けた駅弁を、高知駅で販売している。
(参考:ニッポン放送ウェブサイト内「新米ライター望月の駅弁膝栗毛」2003年3月)


福山駅に三原駅弁の浜吉が進出(2003.03)

2003(平成15)年1月14日の駅弁業者の破産により、駅弁の販売がなくなっていた広島県のJR山陽本線福山駅で、三原駅や糸崎駅で駅弁を販売する浜吉が、3月1日(土)から駅弁の販売を開始。取り扱う駅弁は三原駅などと共通で、加えて福山駅限定の幕の内弁当を発売した模様。
(参考:2003年3月3日駅弁資料館談話室)

横川駅弁の荻野屋の社長が事故死(2003.02)

群馬県のJR信越本線横川駅などで駅弁を販売する荻野屋で社長を務める高見沢忠顕(たかみざわ ただあき)氏(61)が、2003(平成15)年2月11日(火)に研修先のサイパンで水死。スキューバダイビングに出たまま戻らず、警察の捜索により海中で発見され、病院に運ばれたが快復しなかったという。
(参考:2003年2月14日読売新聞ニュースなど新聞各紙)

今年も小倉井筒屋が駅弁大会を開催(2003.02)

福岡県北九州市の百貨店である小倉井筒屋では、2003(平成15)年2月11日(火祝)から18日(火)まで、駅弁大会「第40回有名駅弁と全国うまいもの大会」を開催。催事の目玉は「武蔵特集」。NHK大河ドラマ「武蔵MUSASHI」の放映に合わせ、新登場またはリニューアルした岡山駅と下関駅と小倉駅の駅弁や、武蔵や小次郎にちなんだ銘菓を販売。厚岸駅と米沢駅と小倉駅と富良野駅と宮古駅の復刻駅弁も販売。その他100種類以上の駅弁を揃える。
(参考:2003年2月閲覧の井筒屋公式サイト)

高松駅で新作の駅弁「サンポート高松幕の内弁当」発売(2003.01)

高松駅弁「サンポート高松幕の内弁当」

香川県のJR予讃線高松駅で駅弁を販売する高松駅弁は、2003(平成15)年1月に新作の駅弁「サンポート高松幕の内弁当」(1,000円)を発売。従来の幕の内弁当(1,050円)をリニューアルしたもので、パッケージには「サンポート高松」こと高松駅前で事業中の高松港頭地区総合整備事業再開発地区のイラストを描き、中身はおかずを一新し種類と分量を増やしたとのこと。一日30個程度の販売。
(参考:2003年1月20日毎日新聞香川ニュース)


福山駅弁の鞆甚が1月14日に自己破産(2003.01)

福山駅弁「鯛寿司」

広島県のJR山陽本線福山駅で駅弁を販売する鞆甚(ともじん)が、2003(平成14)年1月13日(月)限りで駅弁から撤退した。翌14日(火)に広島地方裁判所福山支部に自己破産を申請し、破産宣告を受けたため。明治20年代から売られた福山駅の駅弁は、突然に消滅した。京王百貨店新宿店で開催中の駅弁大会では「取引先の都合により」15日以降の福山駅弁の入荷がなかった。3月に三原駅や糸崎駅で駅弁を売る浜吉が、福山駅の駅弁売店を引き継いだ。
(参考:2003年1月15日山陽新聞など)


ミニチュア駅弁付きお菓子「『幸せの駅弁』フィギュア」発売開始(2003.01)

東京都渋谷区の株式会社フェイスは2003(平成15)年1月27日(月)、実際の駅弁を小さくリアルに再現したラムネ菓子「幸せの駅弁」を発売。森駅「いかめし」、美濃太田駅「松茸の釜飯」、高崎駅「だるま弁当」、人吉駅「鮎ずし」、宮古駅「いちご弁当」、小田原駅「小鯵(あじ)押寿司」の6種類に、シークレットを2種類用意した。1月9日からの京王百貨店の駅弁大会で先行販売。
(参考:2003年1月フェイス公式サイト)

JRCPが東海道新幹線で世界三大珍味の駅弁を発売(2003.01)

東京駅弁「世界三大珍味の食卓」(

東海道新幹線の主要駅や列車内で弁当などを販売するJR東海パッセンジャーズ(JRCP)は、2003(平成15)年1月9日に新作の駅弁「世界三大珍味の食卓」(1,500円)を発売。キャビア・フォアグラ・トリュフの世界三大珍味を詰めた洋風弁当。東京駅と新横浜駅の直営売店で一日150個を販売する。懐石風弁当「懐石御膳味百華」も発売。
(参考:2003年1月16日閲覧のJRCP公式サイト)


今年の「京王」は貝対決&台湾駅弁(2002.12)

駅弁大会の甲子園と呼ばれる、京王百貨店新宿店の駅弁大会「第38回元祖有名駅弁とうまいもの大会」の、今回の開催概要が明らかになった。今回の目玉は「対決 貝三昧」。再復刻の渚滑駅「帆立めし」(840円)、初登場の洞爺駅「洞爺のホッキめし」(1,050円)、新商品の広島駅「瀬戸の牡蛎めし」(1,000円)が実演販売される。また、2001年復刻の台湾の記念駅弁「懐舊便當」(1,450円)が初登場。2003年1月9日(木)から22日(水)まで(16日(木)は店休日)の開催。
(参考:2002年12月27日駅弁資料館談話室)

画面上部へ戻る